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10

口の中に甘く触れて

kuchi no naka ni amaku furete

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表題作口の中に甘く触れて

立山 遠矢
会社員
島崎 湊
美容師アシスタント

その他の収録作品

  • bonus track
  • あとがき・おまけ漫画

あらすじ

【無自覚執着な甘やかしワンコ×恋を捨てきれない傷心ゲイ】
忘れられない恋を隠したルームシェア


卒業して4年、美容師アシスタントとして働く島崎(しまざき)には
高校時代から消えない気持ちがあった。
今はカットモデルやスイーツ仲間として
“友人”関係をつづけている立山(たてやま)への恋心。

ある日、立山から就職を機に「俺をルームメイトにしてよ」と懇願される。
持ち前の甘え上手な笑顔に押し切られ、ルームシェアをすることに。

だが「いつも甘い言葉を吐くこの唇を、味わってみたい」
そう思ってしまった夜――長年の愛に飢えた欲望を
見透かしたように立山は触れ…。

作品情報

作品名
口の中に甘く触れて
著者
薄井いろは 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
電子発売日
ISBN
9784801986299

ちるちる評価ランキング

10

4.2

(95)

(39)

萌々

(42)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
25
得点
398
評価数
95
平均
4.2 / 5
神率
41.1%

レビュー投稿数25

スイーツが繋ぐ恋。

 スイーツが繋ぐ恋の話。
 攻めと受けは高校の同級生でスイーツ好きという共通点から親しくなり、社会人になってからも友達付き合いが続いていました。受けのルームメイト(兼セフレ)が出ていったため、大学を卒業したばかりの攻めが新たなルームメイトになります。
 受けは高校時代から攻めのことが好きで、気持ちを伝えてはいませんが、ゲイだとカミングアウトしています。

 酔った勢いで受けが攻めにキスをし、攻めは最初、夢だと思っていたようですが、後日、夢ではなかったと気づいてその話を持ち出します。「寂しさを埋めたくなった。男なら誰だって…」みたいなことを言って誤魔化そうとする受けに「それなら俺にしろ」と攻めが自分からキスをし、友達以上の関係になります。
 高校の頃は気づかなかったけど、実は攻めも受けのことが好きで、卒業後、受けの首にキスマークがあるのを見て、嫉妬心から好きだと自覚したようです。
 受けは攻めが同情や優しさでキスやそれ以上のことをしてくると思い込んでいます。
 最後は「同情でいいから抱いてくれ」と受けが襲い、攻めが好きだと告白して気持ちを通じ合わせます。

 会話が足りないことによる両片思いもネガティブ思考の受けも嫌いではないですが、こちらの受けは、攻めと同居するまではセフレや体だけの相手もいて一途というわけでもなく、スイーツ好きという共通点がある以外、ノンケだった攻めが同性でも好きになるような魅力を感じられなくて、切なさに感情移入できないまま読み終えてしまいました。

4

スィーツ食べたい!

なんだか久しぶりのような気がする、薄井いろは先生の新刊コミックス。
ちゃあんと有償冊子付きを予約してうきうきと受け取りに行きましたよ。

今回の攻め、立山はタレ目の優しい顔だちのイケメン。
今までの知ってる先生の攻めキャラにはいなかった新鮮さが感じられて良い!
オレ様的なのもイイけど立山は優しくてスィート、
すごく好み♡
受けの美容師見習いの島崎はこじらせゲイで、先生の作品では安定のなじみ深いキャラだと思います。

それで!
薄井先生と言えばやっぱりエロティックなシーンです、ですよね!
今まではとにかくそういうシーンがバーンッ
これでもかバーンッ
って出てくるイメージがわたしにはありました。
言い換えれば心理描写はもちろん今までもあったんですけどわりと分かりやすい、共感しやすいものでした。
今回の「口の中に甘く触れて」はちょっと違う。
sexは最後のチャプターまでないんです!
2人ともお互いまわり道して立ち止まって考え込んだり戻ろうとしたり、の繰り返しでもうじれったいっ 両思いなのに。
早い段階からキスはあります。
タイトル通りキスが繰り返され気持ちよさそー
エロくてやらしくてたまりません!
さすが薄井いろは先生、わたし達の期待を裏切らない!
あなたもぜひぜひあま〜いキス♡をご賞味ください。

紙本 白抜きだけどカタチは分かる。
有償特典12p小冊子は細めの黒短冊です。

2

ジレジレ死寸前

なにこれ…切なさと甘さが交互にやってきて
落ちたり、悶絶したり…情緒がジェットコースター!!

高校時代からの友人・立山に密かに想いを寄せている
美容師アシスタントの島崎。

クールで人付き合いを好まない島崎と人気者の立山、
正反対のタイプの二人ですが、“甘いもの好き”という共通点を通じて
高校を卒業した今も友人関係は続いていました。

友人にしては甘やかで距離の近い立山にドキドキさせられ、
諦めようと思っても恋心を捨てきれない島崎でしたが、
立山とルームシェアすることになり…。

パッと見はクールですが、その内側はどこまでも一途で繊細で、
些細なことで心が揺れてしまう島崎が乙女で可愛かったです。
無自覚に甘やかしてくる立山にときめきながらも、
自己肯定感の低さから彼が自分に恋愛感情をもっているなんて
微塵も思わず、甘やかされる度に自分で自分を否定して傷ついている
島崎が切なかったです。

そんな島崎の葛藤も知らずに、無自覚にベッタベタに甘やかしてきて
思わせぶりな発言を繰り返す立山が罪深すぎました…。
てっきり立山の方も島崎への恋心は自覚済みかと思いきや、
まさかの全て無自覚での犯行だったとは…こんなのもう有罪確定です。

3

焦れっ焦れの末に…!終盤の甘さがスイーツのようにしみる

”同級生” ”(両)片思い”(+同居)、そして”切なさ”という設定が
萌えツボの自分としては、とても刺さってしみるお話でした…!好き...(*´˘`*)♡

ランキングに上がっていてとても気になっていたのに、
今まで読まずにいたことを後悔しました;

高校時代に片想いしていた相手と、今でもスイーツを一緒に食べに行く仲で、
そんな相手から”ルームメイトになりたい”と提案されー

と始まる同級生ラブ。

お話の展開的には、かなり焦れ焦れ!!
くっつくまでに約5話分かかっていて、
互いに探り探り進んでいく…というところは
ひょっとしたら好みの分かれるところかもしれません。
(焦ったいの大好き派としては、ウェルカムな展開でした☺︎)

展開が焦れ焦れな分、
やっとやーーーっとそれぞれの正直な想いを打ち明けあった後の
最終話の幸福感、満足感がとんでもなかったです・:*+.
この景色を見たかったよー、待ってたよー!という気持ち。

そして今作で個人的にとても好きだなあ、いいなあ...と思ったのが、
キスの表現。
何度も出て来ますが一回一回がなんだかすごくエロティックで
(糸を引く様子とか)キスシーンの度にドキドキ、ぞくぞくっとしました。

さりげなく島崎(受け)の近くに行こうとしたり、
距離を空けたくなくて一生懸命スイーツのお店に誘ってる立山(攻め)、
可愛かったです。
なかなか「好き」って言えないヘタレわんこなところにも、きゅん。
(あんな男前でスマートなのに〜!!)

健気一途な島崎が立山の言動に翻弄され一喜一憂するのも、
可哀想なんですが可愛くて。。
表情の変化がとても魅力的でした。特に赤面顔。くーー、いいわー..//

本編描き下ろし最後、島崎の後ろ姿の首元に散る
いくつものキスマークに激萌えでした(ˊ˘ˋ* )
そこにまたチュッ、としてくる立山にも。✧

これでもか!!という焦れ焦れ展開の末に見える
特大スイーツ級の甘さを堪能できる一作、大好きなお話でした✨


★修正:tn発光系白抜き(電子Renta!)

0

めっっっちゃ好きィ!! となった甘やかし攻め!!

今作の攻めは、薄井先生にしてはくっきり眉が八の字で下がり気味で、若干優しそうな攻めなのかなあ、、、
と思っていたら、優しいのはもちろんですが、受けに対してとんでもなく熱い想いを秘めた攻めで、ギュンとさせられたまりあげはです。

そんなお話は、
美容師アシスタントとして働く島崎と、その島崎のカットモデルをしたり、学生時代からスイーツ仲間として仲良くしているイケメン友人の立山との、秘めたる恋のルームシェアストーリーでした。

ちなみに島崎はゲイで、立山のことを好きで。

酔った立山に、こっそりキスをし、むしろ濃密なキスを立山から積極的にリードされてしまって、、、///

というドキドキ展開でした。

翌日、そのときのキスをなかったことにしようとする島崎でしたが、、、



とにッッかく、立山が島崎を甘やかしまくっていて、島崎以外眼中にないくらい好きな気持ちが強強なのが、溺愛攻めラバーとしては終始顔が緩みっぱなしでした。

けれと、明らかに攻めは受けのことを好きで、両片想いだよねえ?!!
と分かるのですが、ずっと同情などだと思って誤解している受けが切なく、切な展開好きとしては、そのモダモダも良きでした。

受けが、めっっちゃ攻めに溺愛されていて、糖度高めなお話読みたい方には、今旬のこちらの作品を間違いなくオススメいたします♪

2

キスシーンマニアにはもってこい

高校からの友人、両片思い、同居という素晴らしい設定の3拍子
表題どおり、本当の気持ちを言えないまま、隠したまま、甘い感情だけが膨れ上がっていく2人
モダモダレベルが個人的にちょうどよかった!
酔った勢いからスタートするイチャイチャはなんかもうはよくっつけよ!ってレベルでお互い好き爆発しちゃってた
でも、まだ一線は超えていない。なんやかんやそこはちゃんと守ってるの偉いぞ立山!!

島崎の美人っぷりがなんともドンピシャ
クーデレさんやけど、照れたり恥ずかしがってる時に視線を逸らす表情だったり、スイーツの食べ方が最高
立山は優しすぎたりずるい男かと思っていたが、そこにはちゃんと島崎に対して特別な感情があるからだと思うと腑に落ちたし、肝心なところでは雄み強めホッとした
優男が嫉妬にかられた瞬間に強引になるシチュはやっぱりいいよね〜

そしてこの作品はなんといってもちゅーしながら相手を舌で味わう様子が官能的…唾液が堪らなくえちい❤️
オセッセより個人的にはちゅーのが見応えあるのでキスシーン好きな方は絶対刺さります❤️

0

No Title

大好きな薄井いろは先生の新刊。発売を知って予約してました。
全体的に柔らかく薄いベールに包まれているような雰囲気。先生の画力の上手さと相まって、じっくり読んでしまいます。
表情が自分の好みで、本当に絵も好き。
物語も少しずつ少しずつ進んでるけれど、それぞれのエピソードが可愛く感じられて愛しいです。
そして甘い!これだけ一緒にいてイチャイチャしてるのに、恋人じゃないなんて。歯がゆいけど、そこがまた読んでいて良い。いつまでもいちゃエロを見ていたいし、読めて良かったです。

1

モジモダが過ぎる。

終始薄いピンクの風が吹き抜ける、しっとり〜湿度高めの空気感。
薄井先生の作品らしい繊細でなめらか〜な曲線。めちゃめちゃ絵がキレイです。
ついついピンクな空気を感じとり、期待しすぎました、スケベを。テヘ。

ストーリーは他の方のレビュー見てください。
スケベを期待する腐女子に伝えます。
攻めが優男です。受けも割とネガティブです。つまりモダモダ期間が長いです!
いや、どう考えても両想いやん、って思うんだけど、2人ともなかなかハッキリさせません。
この成立前のモダモダにキュンキュンしちゃう方、
なかなか遅々として進まない様がリアルやん、って方は好きじゃないかな?
私はこの優男感が苦手でして、男前にグイグイ
来てハッキリ言ってくれるタイプを愛してしまうのでちょっと合わなかった。
これは、単に、個人的、癖の問題だよ!
カップル成立後の溺愛振りが最高だった故に、それをもっと見たかったんだよ、物足りないよ!とか思いました。

1

口の中に甘く触れて

甘々でとても可愛いお話でした
受けちゃんの片想いは最初からダダ漏れで、攻めくんの気持ちも最初から特別感満載
きっかけさえあればくっつきそうな両片思いの二人

ルームシェアをきっかけにより親密になっていくのに、微妙な気を使い合う複雑な関係
スイーツ好きなところも可愛い
DK二人でおしゃれなカフェでパフェ食べてるなんて、遭遇してみたいシチュエーション

受けちゃんの髪型もオシャレだし、攻めくんは体格良くてモテメンなんだろうなぁという感じ

くっついてからの二人の糖度が増すのが最高でした
甘々でした

1

ふれあい一つ一つがとても色っぽい

高校時代からひそかに思っている相手とルームシェアだなんて気持ちが落ち着かないよね。無自覚に距離をつめてくる遠矢に動揺する湊。湊のドキドキがこちらまで伝わってくるようなお話でした。いろは先生は触れ合いの描写すべてが色っぽくて好きだなぁ。髪を触れる手、キス、視線…

相手の気持ちがわからないまま深い関係になってしまうのって苦しいよね。切なかった。でも遠矢の視点もあって彼も意識していたんだなぁってわかって気持ちがつながってからの触れ合い、強く求め合う2人を見られてとても良かった

1

スイーツのような甘さが広がるハピエン

美容師アシスタントの島崎は高校の同級生立山への恋心を秘めたまま、カットモデルを頼んだりスイーツを食べ歩く仲。
立山の就職をきっかけにルームシェアをする事になり、酔った立山にキスされて想いが溢れてしまい⋯。

相手を失いたくなくて、お互いに本音を隠して体だけみたいに誤魔化す両片思いな二人。素直に伝えられないモダモダがじれったくていじらしい。
島崎の元カレへの嫉妬から一気に気持ちが爆発しちゃうけど、二人を繋いできた大好きなスイーツたちみたいな、優しい甘さが口いっぱいに広がるようなハピエンで良かった〜。

1

パフェのような作品♪

スイーツ好き男子という設定は作品の中で予想よりも大きなインパクトはなかったと正直思うのですが、この2人のストーリーの中の印象としてのスイーツの甘さはとても上手にリンクしていた気がします

特に見た目からも楽しめるパフェのような作品だな、と感じました
学生だった彼ら2人が近付くきっかけにもなったのも実はパフェで、攻めの立山のモノローグでも「島崎の層をひとつひとつ暴いてみたい」と語られてました

スイーツの中でも見た目が美しく、何が入ってるのかが器の外からも確認出来るパフェ
この作品も薄井先生という恋愛作品を抜群のセンスと技術で描いて下さる魅力を感じさせて下さいます

そして他のスイーツと違う層の中に隠されたエッセンスや仕掛けがあるのもパフェならではの楽しさ♪
そこが今回で言えば攻めの立山だったなって個人的には解釈しています

薄井先生作品は大好きなので全作品拝読していますが、その中でも今回の立山というキャラは飛び切りの甘いキャラ!!
薄井先生作品を読んで来たからこその意外性があったキャラだったな~と思う激甘さん♡

甘さが溢れる1冊でした(*´▽`*)
何となく先生作品には甘さよりも苦みを楽しむ珈琲のような印象があったので、1巻完結の今作で先生の新たな面を知れたような気がしました

2

甘くてえっちでジレジレ♡

表紙がピンクで可愛くて……お話も甘々ジレジレキュンがいっぱいで可愛かったです!
先生の描かれる攻めさんってどちらかと言うと男!!って感じの強い雰囲気の人が多めだと思うのですが、こちらの作品の攻め立山は優しい雰囲気で甘え上手なワンコタイプで新しかったです!
対して受けの島崎くんは美容師ということもあって見た目もかっこよく、ゲイである事を早々にカミングアウトして自分からそれ以上立山を好きにならないように予防線張るような本気の恋愛には臆病な子でした♡

も〜!!第1話から酔ったタイミングでキスする描写があるのですが、先生の描かれるキスシーンってとっても色っぽくて舌の照り具合にも柔らかさにもドキドキしちゃいます♡♡
立山くんの手の甲にも要所要所にThe攻めの証!血管が浮かび〜!!!こんなの、好きにならない方がおかしいよ〜!!(チョロい)
ルームシェアというシチュも甘いし、立山くんがまぁ〜島崎くんに甘々で、スイーツの甘さと相乗効果ではちみつがけの甘さです♡♡♡

攻め、受け、両視点からもわかるお話で良かったです♡
電子白塗り

0

いろいろ甘々だった

スイーツ好き同士の友人である島崎と立山がパフェを食べているところから物語ははじまります。島崎が好きな気持ちを終わらせるために「俺は男が好きだから」と伝えますが、はぐらかされて「友だち」の域を超えさせてくれない立山。これはなかなか恋人になれないふたりだと感じられます。

高校を卒業してから4年経ってもふたりの関係は変わらず。無自覚なふりをして執着のある立山は、恋心を終わらせられない島崎に「俺をルームメイトにしてよ」と遠慮なく頼み込んで元セフレが住んでいた部屋に引っ越してきます。
いろは先生の描く攻めって、最初は酷い男の場合が多いですよね。好かれているのを分かったうえで受けを惑わしてもっと好きにさせちゃう。今作の攻めの立山はちょっと違います。最初は甘い言葉やキス、そして身体を触り合いながら島崎が自分から離れないように見えますが、実は高校時代から島崎のことを好きでした。ここは読者も騙されたんじゃないかな?実は立山は最初からいろいろと甘々だったんですよね。

そんなふたりは、互いに相手から距離を取られている、恋愛対象になっていないと思い込んでいるのですれ違いばかり。ちゃんと顔をみて話せばわかるけれど、好きだから決定的な瞬間は見たくないからふたりともちゃんと相手の顔を見ないんですよね。恋をして臆病になっているのがわかるから、読んでいてめちゃくちゃ切なくなります。
だからその後にちゃんと目を見て「好きだ」と告白できた立山には、やっとやってくれた!言ってくれた!と思いながら読みました。

島崎と立山にとって苗字ではなく「湊」と名前で呼ぶこと・呼ばれることがとても重要なポイントになっています。そのことで嫉妬したり距離を取ったりと誤解していくし、好きだと伝える時やベッドで愛し合う時に愛おしさを表せていました。
ふたりが仲良くなってから6年。やっと素直に好きだと言えて名前を呼びあえて、甘々でラブラブになってほんとによかったねと思えるハピエンになっています。

0

味覚と感性が近くてお似合い

BLってこうだよねっていう定石どおりなので、初心者さんにお勧めしやすい仕上がりです。
王道ゆえに安心して読める反面、意外性や特大の萌えはなくて私には少し物足りなかったんですが、薄井先生の絵が素敵なので画力の力がブーストになっていたと思いました。
“王道”“両片思い”“ルームシェア”“キス”がお好きな人は読んでみてください。

以下がっつりネタバレなので、未読の方はご注意ください。
立山と島崎は高校生の時に甘いもの好きがきっかけで仲良くなり男二人でカフェに行く友人同士。
普通は彼女と来るよね、好きな子できた?という話の流れになり、「俺は男が好きだから…」と島崎がカアミングアウト。
島崎は立山のことが好きで、好きになりすぎて手遅れになる前に立山が逃げ出してくれればと思ったんですね。
男なら誰でも好きになるわけじゃないからという牽制もしたのだけど、それを聞いた立山は別に何も悪くないじゃんって感じで受け入れてくれた上に、天然(?)というか気を持たせるようなことを自然としちゃう人で、社会人になってもずっとその友人関係は続いている。
島崎の同居人が出て行ったため同居人探しをしていたら、立山が立候補してきて。
いや家見てからにしたら?からお家に行くんだけど、酔った立山に間接キスされたり寄りかかってこられたり抱きしめられたりしてしまい、少しだけ…とキスしてしまう。
後悔していたら、即座にキスし返されてしまい───?!
立山は昨日の記憶がないと言っていたので島崎は何もなかったことにしたんだけど、好きになっちゃダメなのにもう意識しっぱなし。
そのままルームシェアを開始するのだけど、前途多難。
そんな中、島崎が入浴後洗面所で上半身裸の下着姿でドライヤーをしていたところに立山が入ってきて、その姿を見たときに自分が島崎の服をたくし上げて背中を触った記憶がフラッシュバックする。
手を出したことを謝る立山に、自分が先にキスしたから今からでもルームメイトは考え直していいと言ったら、立山は「俺にしろ」と言ってきて。
「俺でいいなら寂しさを埋めてやりたい」───この言葉がちょっと引っかかって、どういう意図の言葉なのか疑問で。
好きなら好きとカミングアウトしてほしかったけど、長年片思いを拗らせていたから探り探りの言葉だったのかなと読み終えてから思いました。
そこからはお互いにそういう対象として接しだすようになるのだけど、ずっと友達として付き合ってきたのに、俺のことを好きになるわけがない…と島崎はとまどう。
でも、思い返してみたら昔も「俺は好きだよ」って言ってくれていたなと気づいて。
一方立山はというと、高校時代までさかのぼりその時の心情を見せてくれるので、読者は両方の気持ちの答え合わせができます。
受け攻め両視点が読める作品です。

経験値高そうでいて初心さのある島崎と、おっとりしてて甘やかしだけど甘えるのも上手なワンコ系立山、どちらもタイプの違う可愛さだったなと思います。
(立山に男らしさとかカッコよさを求めて読むとちょっと求めているものとは違うかも?帯に『無自覚執着な甘やかしワンコ×恋を捨てきれない傷心ゲイ』と書いてあるのでなんとなく察せられるかな。)
甘くて可愛いのがお好きな方向けです。
カンフル剤に島崎の元ルームシェア相手が出てくるけど、顔も分からないし即退場するのでご安心ください。

立山が島崎の感性が好きだと言っていたけど、私は立山が島崎のブリーチした髪の色を「クリームみたいで可愛い」って言った感性が可愛くて好きです。
立山と島崎、味覚も似てるけどなんだか感性も似てる気がするなぁと思います。

1

待ってました!薄井先生の新刊。

久し振りに、薄井先生の新刊が発売されて読むことが出来て本当に嬉しいです。
薄井先生、発売おめでとうございます。

薄井先生の湿り気のある、濃密な表現が好きです。
こちらは、高校の同級生から始まった2人が、時間を掛けて関係性が変容していくお話。

新社会人リーマンの立山と美容師の島崎の、ルームシェアからですね!関係がぐぐっと進むんですが、2人の表情が最高!
物言いたげな、立山の目線。
立山の言葉や行動に気持ちが、揺さぶられる島崎。
互いをつなぐキーポイントがスイーツなんです。
大人になった2人が、スイーツ、パフェとか食べるのとても良い。なんかエロスが、溢れてる。
お互いに、欠かせないパーツみたいになっているのに、気持ちを伝える勇気が出せない。
或きっかけで、キスしてしまってから、はらはら結び目がほどけてしまって戻せない。
いや…エロいわ、初恋のもやもや、どきどき、きゅんが溢れてます。
どきどきするんだよ!
薄井先生の描かれるキスってめっちゃ素敵。
本当に表情が良くて、見入ってしまいます。

ルームシェアも、最高!薄井先生ありがとうございます。初めての2人で迎えた朝なんて、えっちな夜からの対比。互いに恥じらいとか愛しさ溢れていましてね、はあ…好き!

なんかどきどきしてしまって、確実に寿命が伸びる甘さを浴びることができました。
私も、美味いパフェ食べたい…
甘々どきどき、ルームシェアの2人を堪能しました。

1

口の中に甘く触れて

湊が臆病になっていたけどルームシェアを遠矢とすことになり思わぬキスからお互いの気持ちに気づいていく。
とても2人のキスにドキドキします。ストーリーもとてもいいです。

0

もどかしい

高校からの友達である立山と島崎がルームメイトになるところから始まります。

立山を好きな気持ちを胸に秘める島崎と島崎が誰かのものだと気付いた時に自分の気持ちに気付く立山に切なさが募ります。
2人とも好きな気持ちを拗らせて、なかなか結ばれないので、見ていてもどかしかったです。

島崎の元ルームメイト兼セフレの登場で、素股をしちゃったりと友達の枠を越えるキッカケになったのは良かったです。
しかし、島崎が立山を想いつつもセフレとルームシェアをしていた心情をもっと知りたかったなと思います。

シーモアは白抜き修正です。

0

攻めの手の血管

薄井いろは先生の新刊が出る喜び…先生を含め様々な方ありがとうございます
今回も会話の間や緊張感、触れ合う温度や湿度まで感じられる描写が最高でした。特に今回攻めがふわふわ甘々で、ツン(に見える)受けがタジタジ、ルームシェアだからすぐにキスをして、素直になれない受けが蕩けちゃうのも爆最高でした‼︎首のキス描写好き病の方は必携です。
ゆるふわの立山はいつも優しげな雰囲気で情けない顔もして見せるのですが、最後の湊を求める余裕ない表情や手の血管がっ男らしくて滾ります…!
何より自分の気持ちをずっと素直に出せなかった人が報われるのはとても幸せな気分になったし、正反対な人間が同じ好きなものを通じて違う感想や言葉で時間と目線を共有するのが良かったな〜!(余韻)
Rentaの冊子付きを買いましたが、バレンタインデーにホテルでホワイトチョコを身体に垂らして…というのでしたのでお好きな方はぜひ。
欲を言えばルームシェアや元セフレなどもっとゴタゴタして良かったです。主人公達が割と毎回顔の形が似ているので、ごつい人とか丸顔の人とかも今後見たいです。エロ少なめで読者を焦らす(笑)くらいのものも読みたい。

0

官能的なキスシーンや濡れ場を堪能♡

好きな作家様。『アンダーマイスキン』が特に好きな作品。単行本派ですが、本作は我慢できずに3話まで単話で読みました。単行本化待ってました!電子199ページ。以下少々ネタバレあります。

先生の描くキスシーンや濡れ場が大変官能的で大好きなんですが、本作もそのようなシーンが多く堪能できる作品となっています♡

高校時代からの友人立山(攻)にずっと報われぬ片想いしている島崎(受)。立山の就職を機にルームシェアすることになり…というお話。

立山は優しいイケメンワンコで、島崎はクールな美人さん。時々ドキッとするような色っぽい表情を見せてくれます。島崎は立山への恋心をずっと拗らせてる感じ。

酔い潰れた立山に、島崎が出来心でキスしてしまう。1話からキスシーンがえっちです。
ルームシェア開始後、忘れていたキスのことを思い出す立山。寂しさからやったという島崎に、それなら俺にしろとグイグイ迫って来る。キスしたりフェしたり兜合わせしたりと、んもうえちえちだな〜。あと立山のねっとりとした目線がエロい!

立山はずっと島崎に溺愛モードで、絶対島崎に気があるでしょって感じなのに、島崎鈍いんかな〜。

セフレみたいになっていい雰囲気だったけど、あることをきっかけに立山が暴走!独占欲の強いワンコ、良きですな〜。
強引に触ってくる立山に、気持ちを気付かれまいと塩な島崎。立山は島崎が嫌がってると誤解。噛み合わない二人がじれったい。(でも立山の強引な責めはえちです♡)

後半にようやく攻め視点。なるほどそういうことね〜と答え合わせ。立山、自分の気持ちに鈍すぎるぞw

終盤までなかなか気持ちが噛み合わなくて、大変じれったい二人でした。どちらも拗らせまくってるというか。やっと通じ合えてよかったよかった。

ストーリーはだいたい想像通りの展開だったので、もうひと捻りほしかったような。
あと立山が下がり眉のシーンが多いんですが、執着強いワンコは好きですが、もうちょっと強気で雄みの強い攻めの方が好みかも。

でも描き下ろしとおまけ漫画で、立山が付き合ったら実は性欲強かった、ていうのは良きでした。イチャイチャな番外編読んでみたい!

(インタビュー記事によると、なるほど小冊子に濃密プレイが描かれているのですね!う〜ん、読みたい!w)

電子 ライトセーバー(白抜き)修正(カウパーなどの濡れ感はあるけど形がわかりにくくて、今どうなってる?と考えちゃうコマがあって、ちょっと煩わしいです)

2

じりじりと色気~

作家買いです。
薄井先生の絵はきれいで色っぽくていいですね。
本作も島崎の表情がエロスでした。
キスする時、立山が島崎の頭を抱くのが檄萌えポイントです。表紙にもなっているのでさすが先生!とうれしくなりました。

ルームメイトの件で立山がぐいぐい行くのは島崎との距離が縮まらないことへの焦燥感からだったんですね。
最初は強引だなと思ったのですが、立山の気持ちがわかってくるにつれ納得できました。
島崎は自分がゲイだからと最初からあきらめていて、でも立山のことが好きで友だちとしてつながっている…その憂いが色気になっていました。
長年、気持ちを押し隠してきた者同士なのでじれじれしましたが、いいハピエンでした。

ボーナストラックの立山の溺愛っぷり、島崎のかわいい甘え方がキャラにぴったりでよかったです。
あとがきでの島崎好き好き立山がツボです。
できればこんな2人をもっと見たいな~なんて思っちゃいました。

2

大人の色気には満足です(´ ˘ `*)

インタビュー記事を購入前に拝読して、編集さんの推し?押し?の一言でRenta!で今回は購入しました~!
だって、、、小冊子内容、、、‼
『超絶エロスな濃密プレイがたっぷり詰まっています!」だなんて、、、///(〃∇〃)///
そんなの読みたくなっちゃうってーーーwww

っと…小冊子内容の前に本編レビューを…٩(๑´3`๑)۶

ストーリー的には”何で大事な事をお互い話さないかな~(*´д`)ハァ…”って、読みながら焦れモダしちゃうタイプの両片思いすれ違い系かと、、、

正直言ってしまえばそこまで攻めも受けも個人的にはど真ん中な好みなタイプではないです(ゴメンナサイ~~~‼)
だけどニコイチで見たらお似合いCPだと思うので、そこはもぉ切り替えて薄井先生の醸し出すエロスな雰囲気を堪能させてもらう方向で思いっ切り楽しませて貰いました!!

尚、、、あんまり好みじゃないなぁ~、、、って思ったのは、、、
気持ちを秘め過ぎちゃって、相手の出方次第で次の一手を考えてる感じがちょっとどっちもどっちで狡いな…って思っちゃった所があんまり気持ちの良いキャラではなかったです←あくまでも個人の趣味です…(¯―¯٥)‼

あと、何でだろう、、、今回、セリフがどっちのセリフなんだか分かり難い箇所がいくつかあって、、、
作家さま買いしてるので今までこんな事を感じた事がなかった初体験で、、、ちょっとだけ読み難かったっていうのもあり、何となくキャラを身近に感じて読めてなかったのかな?と思ったのも多分キャラへの好みが反映したかな?と思ったりもしました、、、(´・ω・`)

そんな訳で、、、ストーリー的な部分ではそれ程「響いたーーー♡」ってなるようなタイプではあんまりなかったです

だけど、、、♡
薄井先生だから漏れ出るしっとり目のエロスな雰囲気はバッチリでして、、、(〃ω〃)‼これはやっぱり高い作画力やコマ割りなど含めた漫画力の高さあっての魅せるパワーだと感じまくりでした
ある意味、キャラに思い入れがそこまで無いのに楽しめるっていうのは私の下心だけでは無理なので、改めて先生の魅せるスキルあっての事‼というのを実感しまくりです⸜⸜٩( 'ω' )و //SUGOI!!

良いな( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )って思った所をいくつか、、、
例えば直接的なエロではないですが、攻めがビールジョッキを傾ける描写の奥で際立つ「喉仏」で感じる雄味!こういう表現!好きーーーー♡

意識はハッキリしていない中なのにキスから始まる流れるように相手を求める手の動き!!無意識下であるという事実が寧ろエロい!!狡いーーー♡好き!w

あとはもぉ単純にキスシーン、エロかった♡

この辺の「色っぽい描写を落ち着いて読めるという贅沢感」は薄井先生作品の私的な美徳でもあり正に求めてるもの!
なので、その点に関しては満たされたと思います٩(♡ε♡ )۶

尚、そんな下心を更に刺激してくれるのか⁈と期待して読んだRenta!の小冊子は、、、確かにエロかった!けど、、、「超絶エロスな濃密プレイ」には言い過ぎ感を感じてしまったかな~。。。
攻めの積極性は感じるけど、どうも受けがな、、、元から受けも性に対して奥手って訳じゃなかったのだから、、、何かもっとお互いタガを外しても良かったような気もしないでもないような、、、???とは思いました

あと、、、竹書房+Renta!でしたが修正が、、、完全なるライトセーバー白抜きだったのも結構残念ポイントだったなぁ~。。。(ー_ー)

先生の次回作も楽しみにしています!
あと1番は「キスとスキのあいだ」をすっごい心待ちにしております(>ω<)!!!!!

修正|情報は本文中に記載済ですが、、、ライトセーバー白抜き、、、

4

さすがの官能

待ちに待った薄井いろは先生の新作!
いつも通りの官能性が楽しめた!

恋情を抱いていたノンケクラスメイトがルームシェアしようと言ってきて…
見せないようにしてた気持ちが、ひとつのキスで溢れ出す。
…という設定も2人の雰囲気もいいんだけど、なんか2人ともどーも好きになれないというか…
特に攻めの立山。
この思わせぶりはなんだかなぁ。無邪気というよりももっと恣意的に感じてしまって、島崎にとっては悪い意味で罪だと思う。
なんかカラダを武器にするイヤな女みたい。妙な誘惑感があるんだよね。
一方島崎の方もどうも煮え切らぬ。
弱って傷つく、は当然としても、立山の思わせぶりを利用する狡さを見せる割には押しが弱いような気がするし。
結局2人ともに流れ流されて…
濡れ場は先生らしく官能的。
キスに溺れていく2人の姿は扇情的であり刺激的であり、要するに素晴らしい。
ストーリーとしては目新しさは無いけれど、構成力の勝利。
満足感はありです。

2

分かりやすいけど分かりにくい2人の恋の終着点やいかに

受けの島崎の視点をメインに物語が進んでいるというのに、はて?
どういうわけか、攻めの立山の気持ちが痛いほど伝わってくるのは何故だろう。
島崎の秘密の片想いが響くストーリーであると同時に、立山の島崎への執着が垣間見えるシーンの数々に前のめりになりながらドキドキに溺れました。


一見すると、不器用そうに見えるのは島崎だけど、実は立山のほう。
ハプニングに乗じて島崎に触れたのはそっちなのに、島崎に罪悪感を抱かせるとはなかなかの策士だと思いました。
"あの夜のキス、マジだったんだな"って。いやいや、あなたがでしょうよ、と言いたい。
何でキスした?もそう。だから、あなたも何故キスをし返したのかって話なんですがね…
"俺にしとけ"と、カッコいいこと言ってる風だけど、あくまでも選択や答えを島崎に委ねてるのがどうにも締まらない。自分の気持ちはどうなのよ?と。
既成事実のキッカケを作ったのは、元はと言えば立山なのになぁ…と思いつつ、そこを逆手にとって島崎と関係を深めようとする立山の不器用でヘタレなところが相当に拗れてるなと思いました。

そもそも論でいうと。スイーツで島崎の興味を引いたり、繋がりを持ち続けたりしているところから、立山の隠れ執着が見え隠れしていたのを私は見逃していません(笑)ここまで分かりやすい好意を向けてくる攻めも珍しいけど、この分かりやすさはある意味安心材料にもなるので、ノーハラハラで2人の関係を見届けるには最高のロケーションでした。
薄井いろは先生の吐息がかかるような艶めかしい色欲シーンがたくさんあるのは目の癒しではありますが、親友兼ルームメイト以上恋人未満の微妙な関係性の中、2人の交錯する想いだけが置いてけぼりになっていくのが、何とも焦ったい。

決定打がね……なかなかチャンスがこないんですよね。
2人とものらりくらりで、しかもすれ違いまで生まれるわで、親友期間が長いことの弊害が出ちゃっててもどかしくて仕方ありません。性欲でごまかすやり方はあまり良くないけど、こうまでして隠すことに良い未来が生まれるとも思えない。

甘いような、切ないような……不器用で臆病な2人の恋模様に注目しながら最後まで見届けて下さい。
親友だからこそ足踏みしてしまう繊細な心と心のやりとりにもぜひ。

3

さすがの繊細さ、厚さ1mmのガラスの上を歩いてるみたい

薄井先生の作品は、『息を呑む』って表現するのがいちばん良い気がします。

タイトルにある通り、(実際乗ったら秒でバリバリですが)厚さ1mmのガラスの上を割らないように慎重にゆっくり進んでる感じがします。

それだけ繊細で丁寧な描写なので、読み終わった後になんかちょっと安堵するような、そんな素敵な作品でした。
※不安要素なんて全くなく、ハピエンですのでご安心ください。

高校時代から続く仲で、ゲイの自分とルームメイトになりたいと言ってくる立山(攻)。島崎(受)は高校時代立山に彼女ができたことがある事実を知っているから、期待してはいけないとずっとずっと一線を引いています。

その一線を立山もずっと感じてたからこそ、酔いで超えてしまったあの日から、お互いに脆くなった壁をどこまで壊していいのか探り探りしていたんじゃないかと思います。

だとしても立山の触る口実かわいすぎる。『俺が温めてあげればいいんじゃない?』はもう好きじゃん。触りたいんじゃん!!!触りたいって理由がなきゃ上着50枚着させたり空調ガンガンにすりゃ済みますしね!!もう島崎も満更でもないもんだから、恋人になる前からイチャイチャは結構楽しめます。

元セフレ兼ルームメイトが家に凸って来た時なんか、もうめちゃめちゃに立山が嫉妬してるのバレバレだし、立山が遊ぶようなヤツじゃないのは分かってるんだから島崎いっちゃえヨォォォォ!!!!!!って気持ちで読んでました。その後とても素直だった島崎に拍手...ありがとう...無事に着地して幸せでした。

そして楽しみにしていた描き下ろし、キスマークずっと自分がつけたいと思ってたんだろうな〜とか、本編以上に立山が島崎のこと大好きなの伝わりまして、島崎は『こんなに性欲強かったのか』って言ってましたけど、そんなの好きが溢れちまったからに決まってるじゃねぇか!!と心でツッコミを入れていました。(島崎の性格上、そう思っちゃう子なんだろうなというところまで察した上で)

最後に、薄井先生の描かれる"舌"が私めっちゃ好きなんです。。もうたっぷり楽しめて最高でした。。薄井先生の作品全て拝読しておりますが、もう間違いなかったです...さすがでした...ぜひ読んでみてください!!

4

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