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表題作迷う男

滝川樹,26歳,新人インテリアコーディネーター
御園生涼司,29歳,方向音痴で優柔不断な建築家

同時収録作品Heaven

羽生 幹央(享年25歳・幽霊)
雨宮 翔(享年17歳・幽霊)

その他の収録作品

  • 明日のBL
  • 収録作品紹介(描き下ろし)
  • コンビ(カプ)考察(描き下ろし)
  • キャラクター紹介(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

あらすじ

憧れの建築家・御園生涼司と仕事することになった駆け出しのインテリアコーディネーター・滝川樹。だが実物の御園生は不遜で方向音痴、とてもじゃないが尊敬できる人格の持ち主ではなかった。しかしクリスマス・イブ当日、なぜか御園生の部屋に招待され、うっかりカラダの関係を持ってしまった滝川だったが、その裏には想像を絶する「オチ」が待ち受けていた!?麗人本誌で話題の滝川・御園生カップルが遂にコミックスで登場!!シリーズ3作と描き下ろし番外編のほか、赤裸々エッセイコミックと読み切り1編を収録した待望のコミックス。
出版社より

作品情報

作品名
迷う男
著者
鹿乃しうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
Punch↑
発売日
ISBN
9784812468760
3.8

(95)

(31)

萌々

(28)

(31)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
32
得点
363
評価数
95
平均
3.8 / 5
神率
32.6%

レビュー投稿数32

色んな意味で『迷う』男

①迷う男
受ちゃん(さん?)がとにかくぶっ飛んでます。あらゆるものが音痴というか、、行動がまるで予測できない。これはちゃんと付き合い始めても攻くん苦労するだろうなあ。振り回す系受は嫌いじゃないですが、大の大人がここまで、だと、個人的にはちょっと『オオゥ・・・』となってしまいます笑。

②Heaven
複数の意味でヘヴン・・・!新入生がユーレーにいたずらされちゃう話かと思ったら、、意外なCPでした。寺の息子のおかげで急展開です。こんな強引な話の進め方があるのか!と感心?しました。

0

だんだん受けのボケがクセになってくる

◆迷う男(表題作)
 受けの御園生のとんちんかんぶりに好みが分かれそうですが、私はそれなりに楽しんで読めました。方向音痴なだけでなく、攻めの滝川に真っ直ぐ迫られても、その想いを明後日の方向へ跳ね返らせてしまうような鈍感さ。ちょっとくどいかなと一瞬思ったりもしましたが、あくまで茶目っ気あるキャラクターとして描かれているので、そこまで苛々はしませんでした。ただ、滝川が御園生に絆されるのが早過ぎたような気も。体の関係先行なので、もう少し惚れ合うまでの過程も読んでみたかったかな。

◆Heaven
 幽霊×人間かと思いきや、まさかの幽霊×幽霊だったので驚くと同時に、斬新でいいなぁと思いました。現世に未練のある者同士、同情などから慰め合うわけではなく、ちゃんとお互いへの想いがあった上で抱き合ってくれるので、幽霊同士でもストーリーとエロさは共に満足感がありました。今まで攻め側だった方が受けに回るという展開も良かったですね。

0

トンチンカンなお茶目さん!に溺れまくりで変態化する滝川くんの覚悟‼︎

当初、「Punch↑」を読む以前にこれを読んでいたかと思うのですが、今思うと。
御園生さんの全ての元凶は牧さんだった…。というお話なんですねー。牧さんもですが、御園生さんも「Punch↑」以前と以降ではキャラがだいぶ違うので、これはスピンオフする必要あったのかなぁ。って、今更ながら思います。変態御園生が、丁度いい相手に出逢ったという話でいいような…。
御園生は道に「迷う男」ではあるものの、何だろう。「揺れる男」なのかな。自身の性癖を「探す男」??
とにかくハタ迷惑なこの男と弾みでエッチしちゃったから、滝川くんはすぐ様恋に落ちる‼︎わぁ。早っ!
ノンケの癖に早々男のモノを咥える事が出来るものかなぁ。滝川くんも素質ありまくりで、読んでる側は若干引きます。それだけ御園生さんが「魅惑の男」なんでしょうけども。
御園生さんが牧さんに憧れて、焦がれて。自分をカッコいい牧さんのオンナとしてしか見てもらえなかった事に不満で。それで牧さんの元を去ってしまった。そのくせ憧れていただけあって、牧さんの仕事そのものに影響を受けまくっている。牧さんは、本当に天才なんだなぁと思うし、カッコいいんだろう。浩太の前では形無しだけれども。
しかも滝川くんは若いけれど、牧さんに似ている‼︎ 寝ぼけた御園生さんが勘違いする程に。
自分の性癖に戸惑っていると言うものの、御園生さんの好みの大前提は牧さんなのだ。
パラレルワールドで、御園生さんと牧さんが付き合っても、それは合ってたんじゃ無いかと思わないでも無い。カッコつけの牧さんがヘンタイ出来ていればね。浩太には申し訳ないけれど、この2人が付き合っていた甘かった「あの頃」もちょっと見てみたい気もしてくるのだ。御園生さんのヘンタイっぷりを見ていると、牧さんのヘンタイなんて可愛いものだと思えてくるから不思議。
後に彼らを軽く上回る渋沢さんが出てくるのはまた別のお話。鹿乃先生の描く世界は濃ゆい。
エチはもちろんのこと濃ゆい。ご開帳エチ、すんごい。

同時収録は未練タラタラ過ぎて幽霊と化した2人が恋を成就する「Heaven」
「Punch↑」の番外編や、他にも短編であったかと思うけど、鹿乃先生は幽霊モノがお好きなようです…。私はちょっと苦手ジャンル。けれど、シュールでコミカルなこの作品はハッピーエンド。
想いの強さは死んでも失くならない、っていう鹿乃先生のロマンティックなところを垣間見た様な気もします。

他、鹿乃先生の想いの丈を描かれたコラムチックな描き下ろしも収められていて楽しい作品集です。
鹿乃先生はワンコを飼っているのに猫描写が細やか。そしてワンコ描写が雑なのは何故なんだろう??と、いつも思います。

0

楽しいシリーズ

相変わらずのシリーズですね!
牧がいかに遊んでいたかが分かります。
シリーズの中でも、滝川×御園生は好きなカップルです。

『迷う男』って、いろんな意味が込められているんですね。
道に迷う方向音痴の御園生と御園生という謎の生命体との関係に迷い込んだ滝川。
そして、自分の性癖や恋愛感情や仕事や…様々なことに迷っている。
でも、それって2人が悩んでいるほど複雑じゃないんですよね。
ただ、お互いが好きで必要としてるってこと。
色々なプレイもあり楽しめましたが、2人の恋の行方の方が気になりました。
それだけストーリーが面白いということです。

Punch↑はまだ続いていますので、いつかまた滝川・御園生CPもフューチャーして欲しいです。

1

方向音痴な受けに攻めも読者も振り回される!

年下×年上の魅力が詰まってます!仕事はデキるけど天然な不思議系受けの御園生と、それに振り回されまくるワンコ攻め樹のお話。
恋愛にも道にも性癖にも迷いまくってるふたり。

どちらも憎めないキャラで、話もいちいち可愛くて面白い。
攻めが苦労人で、本当にバタバタ振り回されるけど、それでも御園生さんのことを好きっていうところがきゅんときます。 
この作者の前作?Punch↑も好きで、その作品の攻めである牧さんと昔身体の関係にあったという設定も美味しい。
天然だけどいろいろと葛藤を抱えている御園生さんが本当に良いキャラしています。Mに目覚めたり、アオカンに目覚めたり…これからもノーマル常識人な攻めをどんどん振り回して行ってほしいです。
重度の方向音痴なところも笑ってしまいます。
鹿乃しうこ先生はギャグセンスが高いので大好き。

「Heaven」も幽霊モノもギャグでしたが、ちゃんと萌えどころがあって素晴らしかったです。黒髪短髪眼鏡キャラ大好き!

4

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