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漫画の方を先に読んでいたのですが、やっと原作も読めました!!
もう、なんというか……攻めの澄也先輩が不器用すぎて。翼を好きという気持ちを隠しながら、翼を守るためにした行動全てが翼を傷つける事になっていて。本当に不器用すぎるなと思いました。
翼は性モザイクという病気で短命、女性化という運命を受け止めながらも、テレビで見た澄也先輩の言葉を自分の中でも感じて自分の人生を自分の思うように生きようと頑張っていて、健気で強くてとっても可愛かったです。
ハイクラスとロウクラスの変えられない身分の違いを肌で感じながら、本心の見えない澄也に抱かれ続けるのも、突き放されるのも本当に辛かったと思います。
陶也に襲われてからは一体どうなってしまうの!?とハラハラしましたが、澄也先輩の隠された気持ちが判明してほっとしました。
えちえちなシーンは澄也先輩の蜘蛛の巣が触手?のような動きもしていて……とってもえっちでした♡
初めて樋口美沙緒先生の作品を読みました!
まず、むしと人間の融合という点が面白いし、花男や花ざかりの君たちへなどの学園ものの中でも1人変わった子が入学してくる話が好きだった私にとって、この展開もやはり好きでした。
私にとっても澄也くんの「幸せな人間というのは、自分の人生を生ききったヤツのことだ」という言葉は響いて、最初から魅了されました。
翼くんは、恵まれない体の性質を持ちながらも、強く生きようとする様が見た目のかわいらしい感じとはギャップに感じられて、かっこよく、困難な状況にあっても私も翼くんのように頑張りたい!と勇気づけられました。
しかし、やっぱり澄也氏、、
もっと早く翼くんを守ってくれんかね、、
翼くんはあなたを理由に何度も酷い目に遭わされて、、本当なんでこんないい子がこんな目に遭わされなきゃいけないの!という展開があり、途中何度も辛い!となりましたが、最後はやっぱり澄也氏、しっかり翼くんをホールドしてくれましたね。
よくやった。
最後の
翼くんにとっての自分の人生を生き抜くこととは、
誰かに必要とされ、自分がいることで誰かを支えられることであるという文章にもグッときました。
おそらく先の澄也くんの言葉とこの最後の翼くんの言葉には、樋口美沙緒先生の「人生に対するメッセージ」が詰め込まれているのではないかと感じます。
言葉にとても励まされた面と大好きな学園展開にむしという珍しいテーマをうまく融合されたこの作品には問答無用で神評価を押させていただきます!
やっとやっと読めた、ムシシリーズ始まりの物語であるこちら。深夜まで夢中になって読み耽ってしまいました…面白過ぎて気になり過ぎて、途中でやめるなんて出来なかった。
「神」にするかどうかものすごく迷ったのですが…
自分が今までに読んだシリーズ作の中で、とんでもなく萌えてキュンとしたのは央太×真耶兄様カプ、陶也×郁カプなので、面白さは間違いなく神なんですが、萌え度も加味して神寄りの萌2です。
個人的推しである真耶が最高に最高で(語彙力)輝いてましたね!散々泣きべそかいてた央太と後にあんなことになるなんて…!と、読む順番が逆だからこその興奮を覚えました。「愛の星をつかめ!」もじっくり読み返そう、と決意。
コミカライズ版でこちらの「愛の巣へ落ちろ!」は1巻だけ読んだことがあったのですが、小説の没入感は、やっぱりちょっと桁違いというか。主人公である翼の心情なんかがよりダイレクトに伝わってきて、ドキドキハラハラ、切なくなったりきゅんとしたり、心臓が忙しかったです。
体は小さくとも、負けん気が強く立ち向かっていく翼の姿、頼もしかった。
全てにおいて恵まれているのに本気の恋には臆病な澄也というキャラも、良くも悪くも人間味があってリアルに感じられました。色々猛省して頑張っていただきた、翼の尻に敷かれてほしい笑
このシリーズならではの、虫の特徴を生かしたえちや攻撃なんかも魅力的で、ムシワールド(?)に引き込まれてしまいました。
まだシリーズ全部は読めていないので、これから一冊ずつ攻略していきたい…!
全ての始まりの1冊、堪能しました✨
最新刊発売に合わせて再読。
もう何回読んだことか、ムシシリーズ大好きです。
虫が死ぬほど苦手な私でも全く抵抗なく読めます。
樋口先生だからこそ、虫好きだからこその知識が深く散りばめられ、うまく活かされている他にない作品だと思います。
ムシシリーズ元祖、第1巻の澄也と翼。
何度も読んでると、ああこの2人の出会いはこんなだったなとか、央太はこんな泣き虫だったかとか、陶也やばかったなとか、のちのちの続編で登場する人たちにどうしても思いをはせながら読んでしまいます。
真耶ははじめからずーっと好きです!
翼の強さには本当に心を打たれます。
生まれつき、長く生きられない身体で生まれてきた翼。
「何もしなくていい、生きてるだけでいい」という翼のお母さんの願いも、すごくよく分かるのです。
大事な人にほどそう思ってしまうものだし、けして間違っていない気持ちだと思います。
でも、翼が自由にならない身体でずっと思ってきたこと、小さくて大きな願いは、「一生懸命生きてみたい」ということでした。
ハイクラスばかりのお金持ち学園に入学して、まわりは敵だらけのような環境に置かれても、翼は負けません。
負けん気が強くて、どんな相手にも怯まないし、でも相手の優しさや弱さを繊細に感じとろうとする深い思いやりを持っています。
翼は、ロウクラスというカテゴリでひとくくりにされるのではなく、翼というひとりの人間として生きたいと思っているし、周りにもそう見ていてほしいのだけど、なかなか分かってもらえません。
憧れの澄也も、いざ会ってみれば全く翼のことを見てくれず。
「恵まれているというのはただの境遇であって、幸せとは関係ない。幸せな人間というのは、自分の人生を生ききったやつのことだ」
澄也のこれは、自虐的な発言だったんでしょうかね。
翼はこれを「恵まれていなくても、自分のやりたいことや考えたことに一生懸命突き進むことが幸せだ」と捉えたけど、
澄也は「恵まれていても幸せとは限らない。自分には一生懸命になりたくても選択肢がない」という諦めの気持ちだったのかな。
でも、この言葉が翼を変え、そののち自分を変えることになりました。
澄也に気に入られてしまったことで、次々につらい出来事が起こりますが、翼は耐え、それどころか相手の気持ちをいつも推し量る優しさを忘れないでいます。
本当に健気で強くて、常に愛を持ち続けられる子なんですよね。
澄也も早い段階からそんな翼を好きになっていたのですが、澄也をとりまく環境もがんじがらめで苦しいもので。
翼を守るために距離を置くしかなかったり、他のやつと寝て誤魔化さなきゃいけなかったり、誤解される振る舞いばかりするけど、心の根っこにはもともと愛が根付いている人だったのだなと思います。
不器用で分かりにくいのに、翼は澄也のなかにある優しさによく気づいていたなと思うんです。
性モザイクという、とても稀な身体で生まれついて、短いかも知れない一生を、懸命に生きようとする翼。
澄也もようやく自分を変える、自分で選択肢を選び取るため、強くなる決意をしました。
彼らのその後は、続編のはしばしで出てきますが、この2人がいたからこそ階級を問わずに支え合って生きる道が開かれ、たくさんのひとが「人生を生き切るように」生きる光を見つけられたのだと思います。
何度読んでも面白く、年月が経っても色褪せない素敵な作品です。
昆虫好きなら面白い、虫だらけ。
虫の生態に乗せた展開は、凄く面白い。
昆虫と人のDNAが融合した新人類の時代、
HIGH:長命
LOW:短命
ハイ系子弟が集まる星北学園、全寮制が舞台。
★夫々の生態を調べると、凄く面白くなるシリーズ。
青木翼:主人公、奨学生。シジミチョウ・燕シジミ。L 負けず嫌い。
タランチュラ族の餌食にならないように、真耶達から警告を受けるが、恋をしてしまう。
雀真耶:ヒメスズメバチ H
兜公作:ヘラクレス大カブトムシ H
白木央太:スジボソヤマキチョウ H
七雲澄也:メキシカン レッド タランチュラ。H
南雲陶也:ブラジリアン ホワイト二― タランチュラ。H 南雲本家の息子。
翼は、最初澄也に振り回されてしまうけれど、
シリーズ結末になると、澄也はすっかり尻に敷かれて、
いいパートナーというか、夫に変わってしまう。