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表題作花鳥風月 6

辻本 曜明(元暴力団平岡組幹部)
佐野 火弦(平岡組の元構成員、曜明の犬)

その他の収録作品

  • 第三十九話〜第四十四話
  • AFTERWORD
  • 続・第四十四話(描き下ろし)

あらすじ

抱いてやるよ。世界で一番可愛い、俺の犬。
火弦の想いが叶う、火弦と曜明篇ご褒美巻!

キスでもセックスでも、お前が欲しいならくれてやる。

身を挺して曜明をかばい、火弦は撃たれた。
一命を取り留めた火弦が目覚めると、曜明が褒美に温泉につれていくと言ってくれる。二人きりでの旅行を前に動揺する火弦だが……。

火弦と曜明篇感動のクライマックス&ご褒美ターンをどうぞ!

作品情報

作品名
花鳥風月 6
著者
志水ゆき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花鳥風月
発売日
ISBN
9784403665646
4.7

(248)

(201)

萌々

(36)

(8)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
28
得点
1174
評価数
248
平均
4.7 / 5
神率
81%

レビュー投稿数28

純粋な愛情によるご褒美

 火弦の想いが報われる巻。感無量でした。陽明の犬として、文字通り体を張って彼の命を守った火弦。自分の身を顧みない行動は痛ましさというより、むしろ神聖さすら感じられました。普通ならここで、守られた側は「もっと自分の身を大事にしろ」と言うと思うんです。でも、陽明は言わない。火弦はあくまで犬だから。陽明が心から欲しているのは、自分に仕える代わりに愛情を注いでやれる犬なんですよね。

 犬、だから価値が低いというわけではないところが、この2人の関係性の特殊な点だと思います。相手のために命を張れるのは、相手の存在が本人の中で何にも代えがたい最上位のものだから。そして、陽明は自分に対してそこまで想ってくれる存在にこそ、自分が与えられるものをすべて与えて可愛がってやりたいと思っている。もちろん簡単に死んで欲しくはないでしょうけれど、火弦の行動は何よりも陽明を喜ばせたのではないでしょうか。こうしてお互いの唯一無二性を確かめ合いながら、2人はより強固な絆で結ばれていくんだなと感じました。こんな尊い2人を生み出してくださった志水先生に感謝です。

0

くぅぅ〜!!

「火弦の想いが叶う、火弦と曜明篇ご褒美巻!」とあるように、ワンコ火弦の本懐がついについに!!

もうね。
良かったね(涙)としか言えないし、赤飯炊いてやりたいわ。(炊けないけど)

イッたら終わっちゃう、やっと…やっとしてもらえたのに…と泣く火弦の凶暴までな可愛さよ。
そして、鼻打って鼻血ぶーになった火弦を見て笑う曜明の笑顔。

笑っとる……!!

あの、曜明が、笑ってる……!!



そして受けちゃん同士が仲良くするの萌えるので、火弦と糸くんの様子も嬉しいわ。


まさにご褒美回だと思います。

1

曜明×火弦…萌え巻

火弦の満願成就編、良かったですね。
大型犬×小型犬(に私は見えてしまうw)の曜明×火弦は2人とも好みのタイプで、本シリーズではいちばん好きなCPです。

温泉旅行が曜明と2人きりじゃないとわかった時の火弦の顔が…www あまりにがっかり仏頂面で笑ったw

火弦の本当の望みは叶うわけはないと思いながら、曜明に促されて言えてよかった。
曜明も以前はあり得ないと言っていたけど、約束は守る、有言実行な男。
透子が、克也が言ったこと総てが正しい訳じゃない、と曜明に告げてあげたことも効いていたんでしょうね。

にしても、曜明は初めてもらった犬(火弦)が最初からかわいかったんだろうし、命をはって自分を守ろうとした姿に情がわくのは自然なんですね。
あとがきによると、言葉やどこかが少し欠けた人とあるけど、心は十分にあったかい。
火弦に触れる手がやさしいのがわかります。そこか萌えだし

火弦が望みが叶うとわかってからの曜明との見開きのキスシーンがめちゃ萌えだった。
文字はなく、2人の表情だけで伝わってくる。
うれし涙を流す火弦かかわいくてかわいくて。

ぶっきらぼうな曜明だけど、随所に火弦のことがかわいいんだなとわかる。
火弦の「すき…」を聞いての、曜明の
「俺の犬は世界一可愛い」
は最高ですね。
その後の2人のやりとりもかわいい。

こう言っては失礼かもだけど、本シリーズはフツーにおもしろいという印象で。
きれいなキャラがいい感じに動いて、いい恋愛をする。
ハマりこむほどではなく、客観的にストーリーを楽しんでいました。

が、火弦は感情移入できるかわいいキャラだし、曜明は何を考えているかわからないけど、不器用ながら人間性が伝わって、この2人の話はとても好きです。
この先も登場してくれたらうれしいです。

余談ですが、火弦を見ていると、よこ犬の菊池を思い出してしまって。
私はまだBL読んだ冊数少ないですが、火弦と菊池は、好きな不憫健気ワンコ受けのトップ2です。

0

犬の本望

神回ですね。
確実に、神回来ました。

泣けた…。
えろすなシーンで泣いたのは初めてな気がします。

火弦の退院からの、ご褒美の温泉旅行。
2人きりと思いきや…というところで、火弦の気持ちがもうぐわんぐわん伝わってきて、そこでまず泣きました。
さらに「褒美をくれてやる」という言葉に、ついに正直に自分の本当の願いを口にした直後の展開で、また泣けました。

どれだけ胸を締め付けてくるんだ…。
すでに過呼吸寸前なんですけど。
という状態で迎えたえろすに号泣ですよ。
なぜわたしは男性同士がすっぽんぽんで絡み合う絵を見ながら、こんなに泣いているのか。そう自問したくなるほどでした。

そこまでの流れも最高です。
呪縛のように曜明を縛っていた兄の言葉の数々。
それに対して透子さんが今回、曜明にかけた言葉が沁みました。
あの一言があったからあのシーンに続いたわけで、もしあの言葉がなかったら、いくら命がけで自分を救ってくれた「自分の犬」と言っても、やっぱり曜明の心は頑ななままでだめだったかもしれない。
姐さんというだけで無条件に優先される透子さんの立ち位置が、かなり疎ましかったのですが、この個人的かつ見当違いなわだかまりもスッキリしました。

ふう、大満足です。

1

火弦がかわいい

火弦がただ健気受けすぎてかわいい

それにつきます

1

神回です

まさに神回!
曜明&火弦cp、やっと結ばれて気持ちが通じ合う。
本当に火弦の気持ちが、ようやく実って良かったです。

1

「ほら」 で白目むいて倒れました

『花鳥風月』は本当に大好きな作品のひとつですがその中でもこの6巻は好きすぎてなかなかレビューが出来ませんでした。

寡黙で何を考えているのか分かりにくい陽明さんと過去に一度拒否られている火弦。この二人の関係は本当に長い間応援していた方も多いんじゃないでしょうか。火弦にとってのご褒美は私たち読者にとってもこの上ないご褒美でした。ベッドに腰かけている陽明さんが手を差しのべ、その手に引かれてキスになだれ込む一連のシーンは綺麗でため息モノでした。長いキスシーンが映画のワンシーンみたいで感動しました。そこからのエッチシーン、陽明さんは相変わらず寡黙で表情も無表情なのでそこに愛はあるの?と不安になったりもしますがやはり自分のことを命を張ってまで守ってくれた犬を愛しく思わないわけがないそうで、とても優しく火弦を抱いてくれます。

終始あまあまでご褒美ターンの予告通り大満足のエッチシーン満載でしたが個人的に一番グッと来たのは、火弦が「はしたないお願い」として陽明さんのを「口でしたい」と言うと、陽明さんが浴衣の前をはだけて仁王立ちで「ほら」と言うところ…。思わず「はうっ」て白眼むいて倒れました。

組の方の問題や疑問も謎が解けて、応援していた二人も上手くくっついてくれたので、次はあの人ですねー。

5

火弦が報われて良かったです。

火弦が本当に健気ちゃんです。
曜明さんはどっかで自分自身の心をごまかして生きている人なんでしょうね。

この巻では火弦が甘えられて良かったです。かわいいですね。
犬って言いながら人間で良かったって思ってんですから本当はすごく大切な
んでしょうけど。もし死んじゃってたら曜明さん大変だったろうに。
死ななくて良かったです。

曜明さん素直じゃないんだから。
でもそばに置きたいっていう気持ちは伝わってきたし、愛情も感じられました。
良かった良かった。

完結したときにはもう一度最初から読み返すことにします。先が楽しみ。

2

熱情。激しくも優しく。幸せな、夜。(そして朝。)

何度でも読み返さずにいられない、火弦の想い叶ってのラブシーン。あとがきに「全力で」描かれたというだけあり、とてもとても大胆にはしたなく、情熱的です。確認しましたら、204P中、何と50Pに及ぶボリュームでした。かつて、物語の中でここまで描き尽くされたラブシーンがあっただろうか、と思う程に。曜明さんは言葉が足りなく、感情的にも少し欠けているかと思います。もしかしたら、自分でも火弦に対する愛しさを分かっていないのかもしれません。
透子さんの、「自分の心がそう望むなら、義理とか立場とか関係なく 好きに行動してもいいんだってことも覚えておいてね。」と言った言葉が曜明さんの心を解放したのだと思います。また、そうであって欲しいと願います。克也さんから言われたのは、「血の繋がった親兄弟と寝てはいけない。」だったのですが、(2巻参照)曜明さんは自分の中に戒律の様に言い聞かせています。「猫は飼わない。」「寝返りは打たない。」「親兄弟とは寝てはいけない。」このヤクザの世界では杯を交わした相手とは たとえ血の繋がりはなくとも その関係は実の親兄弟に等しい、と教えられた曜明さんにとって、火弦を抱くことは禁忌だったのです。うーん、克也さんは母親と寝るのをやめさせたかっただけなんですけどね、っていう。この曜明さんの融通の利かなさよ。
とにかく、命を張って曜明さんを守ったことに対する褒美のテイで、曜明さんは火弦を抱きます。恥じらいながら乱れる火弦をよそに顔色ひとつ変えない曜明さん…火弦に「はしたないお願い」をされれば、「ほら。」と、丸出しに。(笑)最初で最期だと思い、泣き出す火弦に「して欲しいなら そう望めばいい。」と、シレっと言う曜明さん。曜明さんの精一杯の愛情表現だったのかもしれません。
「世界一可愛い」というのは、曜明さんの「愛してる」っていう告白ですものね。
激しく愛し合った夜、火弦を乗せたまま寝ていて、朝起きて驚いて落っこちた火弦の顔を見て笑う。一晩中 仏頂面だった曜明さんの、やっと恋人らしい甘い笑顔。幸せな朝。良かったね、火弦。

0

火弦~!

火弦~!
曜明がなりふり構わず火弦を助けようとしましたね。
わりとすぐに助かりますがすごくハラハラしました。
温泉はてっきり二人きりだと私も思ってたのでやっぱり兄嫁と姪の用事のついでだったのは切なかったです。

そして本の1/3は致してます。
あとがきにもありましたが火弦の満願成就ですね!良かった。火弦勇気を振り絞ってお願いして良かったね!

でも感情表現と言葉の乏しい曜明は褒美に求められたからするって感じで、でも火弦は乱れさせられてるしどう思ってるの?と不安というか不足というか。読み解けということなのかな。

褒美が何がいいかの時に期限や回数を言わなかったからしてほしいなら望めばいいって。
これってこれって!
そして火弦が曜明に好きってやっと言えて、曜明も火弦を
俺の犬は世界一可愛いって!でも本当に犬ならとっくに死んでた、人間で良かったって。

朝御飯の後の約束はどうなるのかな?
ていうか火弦の体大丈夫?

曜明が火弦を可愛い愛しい人間で良かったと思ってるのはわかりましたが、火弦と同じ想いなのかやっぱり犬としてなのか。気になります。
でも曜明は無口で無表情が標準なのでこれが最高の愛情表現なのかな?

そしてこれでこのシリーズはおしまいなのでしょうか?一見×糸くんの続きは?

小冊子や特典が手に入らず皆さんのレビューを読んでありがたくその後を知ったりできて本当にありがとうございます。

0

一段落

第6巻。
第5巻の続きで、完全に丸ごと火弦の恋のお話。

いつもは無表情の曜明が瀕死の火弦を抱えて必死になる様。
助かる火弦。
退院の後、本当に望む褒美、望みを言え、と命じる曜明。
この時、どんな思いで「寝て貰えませんか…?」とすがりついたのか。
曜明は火弦の想いなんてずっと前から知っている。その言葉が言えるかどうか試したの?
そんな風に思えるくらいなんの感情も表さず目も合わさずに、抱いてやる、付き合ってやると言う曜明。
そんな冷たさとは裏腹に、行為は甘い。
同情でも褒美という名の対価であっても、遂に曜明に抱かれる火弦はずっと泣いています。
2人のHシーンは一冊の半分くらいもある大ボリューム。
この「花鳥風月」の一大クライマックスと言っても良いですね。
曜明は淡々として、何を考え感じているのか見えづらいのですが、心でも火弦に応えてあげてほしい。
この6巻は、火弦よかったね、できれいに終わります。
第7巻は誰が中心となるのか。多分一見の過去に絡む何か、かなと予想しますが、前巻より登場の財前の存在も気になるところ。

1

大満足でした

1巻を読んで火弦と曜明のカプだけ行く末が気になっていたのでようやく読みました。この二人の行く末を心配していた人にとっては大満足の6巻だと思います。
1巻の地点では火弦の切ない片思いという感じで曜明には「そーゆー趣味は無い」とキッパリ言われてしまってますので、はたしてくっつくのか…?という雰囲気でしたが、思ってた以上にラブラブになってくれました。大満足です!
火弦はほんと…お人好し過ぎるぐらい一途ですね…。健気すぎるというか…。でもこういうめちゃくちゃ健気でかつ攻めに対して敬語の受け1番好きです!ありがとうございます!
心配になるぐらい健気すぎる受けが好きな人には火弦と曜明のカップルおすすめです。

2

切なさ№1のエチシーン!!!

 このシリーズでは、曜明×火弦のカプが一番好きなので、待ってました~という感じでした。
 火弦が一途で健気げで可愛くて、こんな愛想も慈悲もない男には勿体無いと5巻までは半分くらい思ってましたが、今回ようやく、曜明さんが、多分自分でも気付いてなさそうなその秘められた感情を垣間見せてくれました!あくまで「垣間」ってところが曜明さんらしいですけど。
 勝又の処分を火弦から取って代わったのも、撃たれた火弦を助けようとして兄の言いつけに背いたのも、火弦を死なせたくないっていう気持ちからの行動ですよね。それがやっと言葉として出てきたのが、「俺の犬は世界一可愛い」というモノローグですが、きっと曜明さんは、「好き」も「大切」も誰かに対して使ったことはなくて、だから、曜明さんにとって「世界一可愛い」は「世界で一番大切」に匹敵する言葉なんだと勝手に解釈させて頂きました。
 待望のご褒美シーンは…私が今まで読んだBLの中では、切なさ№1のエチシーンでした。これが最初で最後だと思って抱かれている火弦が、もういじらしくて…。曜明さん、気持ちの十分の一でいいから言葉にしてあげて!と思いながら読んでました(笑)。
 
 こちらのレビューを見て、Amazon特典リーフレット付きを購入したのですが、やはり皆様が書かれているように、これは是非とも本編に入れて欲しいエピソードだと思いました。他の巻の書き下ろしとかで掲載されることを切に願っております。

4

萌えすぎて燃えつきます

1巻から再読してたんですが、あぁ…この巻は今までの火弦の切なさが思いっきり払拭できる巻だな…と改めて思いました。

もう、火弦がいじらしくって可愛くって仕方ないですね!!
ご褒美をねだる時、はしたないお願いをする時、最初で最後だからイキたくないと言う時…数え切れない程、胸がキュンキュンどころの話でないって感じでした。

曜明さんは火弦を大切に想ってたんですね。
顔に出ない&口にしないだけで、ちゃんと火弦の想いは報われてます。
「俺の犬は世界一可愛い」に泣きそうになりました。
ただ曜明さん…火弦にその想いを言葉にしてやってください…。

花鳥風月はどのCPも魅力的ですが火弦編が一番好きなので、今巻は神を連打したいくらいです。

1

何度読んでも幸せな気分になります

皆さん書いておられますが、本当に「火弦が報われてよかった!」の一言に尽きます。

前巻の終わり方で、おそらく6巻で曜明と火弦の関係に何らかの進展がみられるだろうと予想はしていたのですが、これまで全く甘さを感じさせなかった曜明だけに、一体どんな風に火弦の想いに応えるんだろう…とドキドキしていました。
が、実際は予想以上に萌える展開で、久々に漫画読みながら転げまわりました。
一途な気持ちが報われるって最高ですよね!ほんっと火弦、おめでとう!

個人的に一番キュンっとなったのは、(曜明を怒らせたと思って)蹲って泣いていた火弦に、「腹の傷が痛むのか?!」と曜明が駆け寄ったところです。曜明がすごく慌てている姿に、本当に火弦のことを大事に思っているんだな~と感動しました。

私は偶々アマゾンで購入したので描きおろしのリーフレットも入手できましたが、別のお店で買った方はすごくがっかりされただろうなと思います。内容がすっごく素敵だっただけに…!

6

火弦本当によかったなぁ~!!

ヤクザ幹部:辻本曜明×ヤクザ構成員:佐野火弦です。
前回、ものすご~く気になるところで終わっていたので、めちゃくちゃ楽しみにしていました!!
もう。。。火弦よかったなぁ~!!ってめっちゃくちゃ思いましたよ!!

偶然本屋に行って見つけたので衝動買いしてしまって、曜明さんが何を考えてるか?っていうところは、密林さん限定の描き下ろしでわかるということで、買いなおしました。(気になりすぎて)
それは描き下ろしではなく、ちゃんと本編に入れた方がいいと思います!!ってめっちゃ思いました。

むしろ、何故入れない??って思うくらい・・・。
もしかしたら、「是」の「かみのほん」みたいに1冊にまとめるのかなぁ?とも思いますけど、それにしても、本編に入れるべきと本気で思いましたね。

正直、私も本編ではご褒美が旅行と思っていたので、透子と羽美と一緒とか、曜明さんマジで鬼かよ!!って思ったのですが、本当に良かった!←語彙力なくてすみません・・・

次巻はどのCPの話なのかなぁ?と思って、マジで楽しみです。

5

俺の犬は世界一かわいい

前巻はヤクザ前組長殺害のオトシマエをつけるキナ臭い話でしたが、6巻は一転して、命を張ってご主人・曜明を守った犬・火弦へのご褒美あまあまな一冊です。

退院したら曜明と一緒に温泉!と期待したら透子と羽美も一緒でガッカリしたり、曜明に「お前自身が望むものを言え」と迫られ、やっとの思いで「抱いて欲しい」と声を絞り出したのに置き去りにされ…
もう、焦らされまくりです!

それも火弦の勘違いで、曜明はしっかり火弦の願いを叶えてあげるわけですが、曜明の唇や手に敏感に反応する火弦がほんとうにかわいかった!
火弦はおねだりまでしてエロいのはエロいけど、いま命をかけた望が叶ってるって歓喜いっぱいで、「よかったね!」とお祝いしたくなるシーン。

火弦にとって命より大事な曜明、でも死んだら会えなくなるとやっと気付き、これからは曜明も自分も大事にしながら一緒にいるんだろうなと思える6巻でした。

本編は火弦視点で語られ、あとがきに「曜明が火弦を大事に思っているか不安にさせてしまった。その辺はAmazon限定リーフレットに描きました」とありました。
曜明が寝ている火弦に本音を語る、その重要なエピソードがいち書店の特典にすぎず本編から削られてしまったことは残念ですが、瀕死の火弦を抱えて「死なせない」と高速道路を歩き、ご褒美は一度きりじゃないと言いきり、「俺の犬は世界一かわいい」と思う本編の曜明からも十分すぎるほど火弦への愛着が感じられました。
一人の男によって大事な人を亡くし人生の歯車を狂わされた人たち。それに火弦は「だったら今度はみんなで幸せになればいい」と思う。火弦がこんな風に人の幸せも願えるのは、ご褒美をもらう前から曜明の愛情を受取っていたからじゃないかな。

それにしても『花鳥風月』は焦らしますね…
一見×一人は寸止めなまま、沢斗は記憶を失くした大輝も受け入れたっぽいけど恋人としては関係が結べてないし。
曜明×火弦にケリがついて、次は誰にスポットが当たるんだろう?
個人的には、過去にこだわってる吉利谷と、一見さえもやり込める財前弁護士が気になります。きっとアダルトで素敵な話になるはず。

2

待ちに待ったご褒美

瀕死の火弦の安否よりも、曜明がどう動くのか。
語らず、示す態度もどこか方向性が違って見えるせいか。
火弦が理解できる形で愛情を知らしめることが出来るのか。
そんな瞬間をじっと待ち続けました。
心の声では徐々にタガが外れ始め、匂わせる甘い感情に今か今かと前のめりになっていきますが素っ気ない態度は変わらず。
体を張ったご褒美に見合う願いを、と恐る恐る告げる火弦の切なさに、背を向ける曜明。
分りにくいにもほどがあると毒づきながらも、その後の丁寧な愛撫。
曜明のマイペースさを憎らしく感じてしまいます。
火弦だけがほんの少しの優しさと変化に一喜一憂ししているようにも見え、手放しでは喜べないわだかまりが残り、曜明の変化を見届けたような、そうでもないような複雑さ。
甘い展開を期待していた分微甘すぎて、まだまだ満足とはいえませんでしたが。
最後の笑顔にいろんなものが吹っ切れた感もあり、あとがきにあるようにこれからの曜明に期待してしまいます。

3

一安心

ヤクザカプがやっと結ばれた~っ! 長かった、長かったよう。 だけど曜明さん言葉が少なすぎて所々で切ないよ…。 火弦の目が覚めてる時に、もっともっと言葉で愛情表現してやってください。 さて、これでようやくどのカプも「幸せになったよね!」と、言いたいところですが残ってましたね…ドSの一見さんのところが。 あの一見さんが最後までたどり着くことのできない相手天然一人くん。長いことお預けにした分、一見さんにいじめられて、いじめられて、イカされてしまえーっ!と、最近一見さんを応援したくなってきてる。

2

ご褒美

弦の甘々ご褒美ターンで大満足巻でした!
エッチシーンも綺麗でドキドキしちゃいますvvv
ぜひ限定リーフレットも手に入れて頂きたい!

2

最高!

やっときましたご褒美ターン!!
曜明火弦カップルが一番気になってまして、結ばれてほしいな…と心の底から思っておりました。

初めて志水先生の本を読んだとき、濡れ場が丁寧で綺麗だなって思ってました。それを裏切ることなく、今回も本当に綺麗で丁寧でした…
火弦くんが積極的でとても可愛かったです(*^.^*)
曜明さんも最初なに考えてるのか分からなかったんですが、最後に俺の犬は世界一可愛いって言ってたのが私的に、はあああああ///って感じでした(笑)

花鳥風月って攻めが受けにデレデレってのが多いと思うんですが、こちらは受けが積極的にいくって感じですよね(^-^) たまらんです(^-^)♥
いつか曜明さんがガバッと男らしく火弦くんを襲ってほしいです♥(笑)

最後に一人くんが火弦くんにおかえりー!って抱きついてるのめっちゃ萌えました。

2

確かにご褒美巻でした〰!

5巻のあとがきでの告知通り(笑)火弦くんへの甘々ご褒美てんこ盛りの巻でした〰!

無表情で口数の少ない曜明の想いが今一つハッキリとせずもやもやしていましたが、火弦が大怪我を負ったことがきっかけとなり、自らも気づかすにいた火弦を失うことの怖さや、先代組長・克也の言葉に縛られ胸の奥深くに秘めていた本当の気持ちを受け入れるよう曜明を突き動かしたことで、今まであまりよくわからなかった曜明の気持ちが明らかになりほっとしました。

そして、何より語らなければいけないのは、なぜ火弦くんのおねだりはあんなに可愛いく、そしてエロいのかです‼

テンパってキスしてほしいと言っちゃたときも、なかなか抱いて欲しいと言えないときも、遠慮しいしい〈はしたないお願い〉する時も…くぅ〰
濃厚なキスも、敏感に反応する身体も、照れながらくわえる顔も、膝を抱えて待つ姿も、イキたくないって泣く姿も…あぁ萌えポイントが多くて書ききれない‼なんてエロいんでしょう〰たまりません!

一人エッチを見られたり、興奮して鼻血をだしたりちょっとお茶目な火弦くんですが、がんばって耐えてきた分、これからはいっぱい幸せにしてもらってますますエロく成長して欲しいです!

とりあえず火弦くんは嬉しくなる程満喫できたので(笑)次巻では腹黒美人攻の一見先生に本領発揮して頂き、天然たらし系の糸くんにたっぷり〈おしおき〉という名の愛を注いで欲しいと思います‼


12

しっぽりv

火弦よかったねぇ( ノД`)号泣。

曜明さんのためなら犬として死ぬことなんかこわくない。
むしろ曜明さんのためにと思っていた火弦。
いざその立場になると~な展開からのその後。
死んでしまえばもう顔を見ることすらできなくなってしまう。
なにより、自分を大事におもってくれている人が
多いことにも気づく回でございました。

なにより、おまちかねのご褒美ですよw

温泉?ご褒美に?嬉しい。
ちょっとしたことが嬉しくてハフハフの火弦が可愛い。
自分のために怪我をした火弦を見つめる曜明さんの視線も萌えた。
自分から望んでセックスしたいと思ったことはないといった曜明さん。
男のケツを掘る趣味はない。
そう言い放った過去があるためにためらう火弦に~からの展開がいいのです。
もゆ。

ただ、本編とおして
「お前がのぞむのなら」というスタンス。
本当の気持ちの面ではどうなのよ。なんて思っていたんですが
限定小冊子のラスト!!!

(/ω\)きゅんv

もう少し先の甘いところを思う存分拝みたい。

8

萌えが滾って仕方ない

『花鳥風月』の中で、曜明さん×火弦のCPが一番好きなので、6巻の発売を心待ちにしていました。

今までの巻は描き下ろしは「小冊子」という形で付いてきていましたが、6巻は最初からコミックに収録されてます。電子書籍を買われる方への配慮なのかな、と思ったりしたのですが。

でも、声を大にして言いたい!
これから買われる方はAmazonさんの限定リーフレット付きを購入することをお勧めしたい。理由は後程。



ではレビューを。

曜明さんの兄であり、平岡組の前組長である今は亡き克也さんの死の真相。
勝又さんが、自身の命を懸けて救い出したかった愛娘の忘れ形見であるお孫さんの存在。
そして何より、5巻の最後で窮地に立たされた火弦。

そういったものが前巻から引き続き描かれていて、ストーリーに引き込まれて仕方なかった。

曜明さん×火弦のCPは、火弦視点で描かれていることに加え、曜明さんがめちゃめちゃ寡黙な男性なので曜明さんの気持ちが分かりづらい。6巻でも、「褒美をやる」という言い方をするので、ちゃんと火弦のことが好きで抱くんだよね…?とちょっと心配になったり。

けれど、克也さんの言ったことが絶対で、そしてすべてだった曜明さんにとって、自分に忠誠を誓い尽くしてくれる「飼い犬」という存在は唯一無二の存在なんじゃないかな。そう考えると「犬」の存在である火弦は、曜明さんにとって大切な存在なんだと。
で、言葉は足りないけれど、火弦の頭にポンと手をのせるそのしぐさが、曜明さんの火弦への愛情表現なんですね。

曜明さんの言葉が足りないゆえに、温泉に連れて行ってくれた時も透子さんと二人で出かけたときも、火弦が切なくなるシーンに胸が痛くなり。

かと思えば糸くんとの友情にほっこりしたり。

萌え心を的確に押してくる志水さんに翻弄されっぱなしの巻でした。

二人がようやっと結ばれるシーンが、これまたエロかった…。
これが最後だと思っているからなのか、はたまた曜明さんへの愛情が深すぎるからなのか。火弦の貪欲までの曜明さんを求める姿が、エロいし可愛いし、でも切なくもあり。
何度でも褒美をやると告げる曜明さんにようやく安心する火弦に、ほっとしました。

で、ですよ。
口でしたいと頼む火弦に、「ほら」と仁王立ちでtnkをポロリと出す曜明さんが…!男らしすぎました☆

Amazonさん限定リーフレットですが。
本編の最後で「これから」を期待しすぎて赤い顔をしていた火弦ですが。
熱があるんじゃないか、安静にして寝ておけと曜明さんに言われ、透子さん親子と出かける予定をキャンセルする火弦ですが。
そこに曜明さんも残ってくれることになり…。

というお話なのですが。
ストーリー自体もとってもほほえましい内容ではあるのですが、注目すべきなのは曜明さんが、一番の優先事項だった透子さんと羽美ちゃんと出かけず、火弦と一緒に部屋に残ったこと。

6巻の序盤で克也さんの言葉を思い出す曜明さんですが、今まで何をおいても兄の言葉を忠実に守ってきた曜明さんが、初めて兄の言葉を無視した行動だったんじゃないかと。

今まで曜明さんの『一番』だった存在を火弦が越えたってことだと思うんですよね。

そういう意味でも、ぜひともAmazonのリーフレットを読んでほしいな、と思ったりしました。

19

ああああ最高のご褒美ターンがここに!

もう、ついに、やっと、ご褒美がきましたよ!!!!

火弦と曜明
この2人のCPが好きだったのでようやく
結ばれたときには拍手と涙が(笑)

長い長いときを火弦くんは我慢して
健気に頑張って命まで張って;;;

曜明さんは表情では感情が読みとるのが難しいけど
一つ一つの動作やしぐさには優しさが溢れてました。
 正直な気持ちを吐露したとき離れてしまったとこには待って!と私もそんな気持ちにw

ようやく繋がって、イったらこの時が終わってしまうと必死にイかないようにする火弦には萌えました…

最高に可愛かったです!!!!!

曜明さんの笑顔が眩しくて
これからは曜明さんの色々な表情がもっとみたいなと(^q^)引き出してくれるのは火弦しかいないので
2人には幸せに暮らしていってほしいです!!

最高のご褒美をありがとうございました!!
おめでとう火弦くん!!!!!!!

8

まさにご褒美ターン

火弦と曜明さんの完結編

火弦はもう一貫して曜明さんが好きで、曜明さんの為ならいつでも死ねると思っていたけど、今回撃たれて危ないめにあって曜明が必死で火弦が死なないように手を尽くしたおかげか助かって本当に良かった。
死んじゃったらもう曜明さんに会えないし、命を懸けた火弦に曜明さんはご褒美をあげると言ってもらえて、危ない目にはあったけどきっとこんなことがなかったらご褒美もらえなかったかもしれない。

温泉宿に行って、欲しいものをなんでもいっていいと言われるけど、もじもじ恥ずかしがってる火弦がかわいくて。

曜明さんは割と無表情なので、何考えてるかわかりにくいけど火弦を俺の犬といいつつずっとかわいがってきていて、ついに火弦の願い通り二人が結ばれて、今まで辛い展開が多かったけど、報われて良かった。

もういちいち顔を赤くして恥ずかしがってる火弦がかわいいし、曜明さんも存分にかわいがってくれて、熱を出したり、のぼせた火弦の看病してくれたり、まさにご褒美ターンでした。

ちょこっとだけど、糸くんと一見さんも出てきて嬉しい巻でした。
次はどのCPの話が始まるのか楽しみ。

3

良かったね、火弦

一冊丸ごと曜明と火弦の話です。
今の所、花鳥風月のCPの中では一番好きなので火弦の願いが叶えられて感慨深いものがありました。
曜明は常にポーカーフェイスで、淡々としていましたが、火弦の命を救おうと必死になっている姿はこれまでのどんな表情より素敵でした。意識をなくしていた火弦にも見せてあげたい。
愛情をよく分かっていない曜明は、分かりやすい言葉で火弦に愛を囁いたりはしないです。それどころか、わりと相手を不安にさせていることの方が多い…。
でも、火弦のことを“俺の犬は世界一可愛い”と言っていたから、それが現在の曜明にとって最大限の愛情表現なんじゃないかと思いました。

初◯も良かったけど、私は曜明に桃を食べさせてもらってる火弦が好きです!“甘いのは曜明さんです”のときの火弦の表情が可愛すぎる!!

アマゾンで購入すると限定リーフレットがつくというのを、読んだ後知りましたのでもう一冊注文しました…。


〜〜以下、アマゾン限定リーフレットのレビュー追記〜〜
※ネタバレ注意!!


リーフレットの曜明が甘いです。上記の本編レビューで曜明は愛を囁いたりはしないと書きましたが、ちゃんと囁いてました!!
寧ろ告白をすっ飛ばしてプロポーズしてやしないかい?頼むから火弦が起きている時に言ってあげて。
ゲットしてよかったです。

10

ご褒美の時。

ご褒美のターン!
と作者自らが書いている通り、火弦にとってもご褒美、
読者にとってもご褒美の1冊でした。

前巻の最後で、曜明を庇って瀕死の重傷を負った火弦……
しかし運悪く高速道路はトラックの荷崩れにより通れない!
そんな絶体絶命のシーンから始まったこの巻。

亡き克也の言葉が絶対だった曜明が、その台詞を頭によぎらせながらも
「そんなこと言ってられるか!」と死にかけの火弦の為に取ろうとした行動……
そんな彼の思いにいきなり胸がキューッとしながら読み進む。

勿論火弦は助かる訳なのだけれど、意識を取り戻すときの台詞、
曜明の為ならいつでも喜んで死ねる…と思ってた火弦だが
「死にかけて分かった。死んだらもう二度と会えないんだ、死ななくてよかった、
曜明さんのところに帰って来れてよかった」……
そんな火弦の健気さに涙が滲む……

山王町に帰る前に、ご褒美に二泊温泉に行くという曜明。
でも、フタを開けてみるとその旅行は、透子達も一緒で、
期待したり、欲張っちゃいけないと自らを戒めたり、アップダウンの火弦。
すぐに甘々とはいかないけれど、結局その温泉で二人は……

なかなか自分の望みを口にできない火弦なのだけれど、
冷たく見えて情に厚い曜明は何度も問い、そして約束は守ると言うが、
やっと火弦が「抱いて欲しい」と口にした直後、曜明は一度部屋を出てしまう。
泣き崩れる火弦。
(それには理由があったのだけれど、なんとも切ない場面!)

もともとセックスになんの感情も持てない曜明だが、
火弦の望みは叶える……と。
本当に綺麗な長いキスシーンの後、
そこからは、甘く甘い濃厚なエロが続きます。
ここからが本当のご褒美、読者も堪能です。

なんとも可愛くてエロい火弦。
夢がかない、はしたないお願いも受け入れて貰い、
幸せで幸せで、でも次なんてないから終わってしまいたくない……
そんな彼に曜明は……


書き下ろしは、朝になってもまた思い出して欲情する火弦と、
それにちょっといかにも曜明らしい反応をする話。
これも、ニヤニヤが止まりません。


実は愛を知らない曜明。
言葉も足りず、表情もいつも素っ気ない彼の
こんなに愛おしい世界一の「犬」への思いこそが、愛だと、
今はちゃんと分からないかもしれないけれど、
一途な火弦の思いに応えて、彼もまたちゃんと幸せになって欲しいと
願いながらページを閉じました。



※追記
Amazon限定特典は、ペーパー状の8ページのリーフレット、
本編の書き下ろしの最後に続くシーン「続きの朝」。
食欲がなく、どうも熱がある火弦。
透子母子は出掛けてしまうが、曜明は残り……
優しく頭に手を乗せているうちに眠ってしまった火弦を見ながら
曜明が呟く台詞に、再度キュンでした。

15

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