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不機嫌彼氏のさらい方

fukigennkareshi no saraikata

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表題作不機嫌彼氏のさらい方

高見沢 英,ユージンの恋人兼側近
賀神ユージン,実業家,ネコ科の豹

その他の収録作品

  • 不機嫌彼氏のさらわれ方
  • ドラマCD「不機嫌彼氏のなだめ方」アフレコレポート

あらすじ

想いが通じ合った賀神の兄・ユージンと、幼なじみで側近の高見沢。
ところがふたりの前に、高校時代の同級生・アンジェロが現れ嵐が……!?

作品情報

作品名
不機嫌彼氏のさらい方
著者
左京亜也 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
クロネコ彼氏のアソビ方
発売日
ISBN
9784403665745
4.1

(130)

(59)

萌々

(42)

(22)

中立

(1)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
12
得点
530
評価数
130
平均
4.1 / 5
神率
45.4%

レビュー投稿数12

こちらもとても萌えます!

なだめ方と合わせて神で!
萌えた〜♡
主従もので、好きなのに…っていうの。家に縛られて一度だけ許して、傷つきながらもそばに置いて離れたくなくて。
エイの執着も美味しいです。
まさかアンジェロと?拗らせ同士で…。
傷つくジーン、でも自分ももっとやらかしたから責める資格はないって、また傷ついて…。

なのにめっちゃ可愛いのがたまらん!
ジーンが繊細で拗ねたり不安になったり傷ついたりなのも、エイが嫉妬に燃えてたりあえて突き放したり、大人カップルですね!

もう許されたよきっと!この先はお互いのものだよ!
荷造りや着替えまでエイに世話されてたのか。ジーンは箱入りだなあ(笑)

0

過去とこれから。

ユージンがかなり自分の好みの受けなので、今作も楽しくドキドキ読みました。「なだめ方」でくっついた英とユージンですが、ユージンは英が一緒に寝てくれないことなど、不満に思っているところから始まります。(もちろん、作者さまらしく冒頭は美しいカラーのエッチです。)その後、英のいとこサラの結婚式を通して、二人のわだかまりが溶けるというお話。
英のセリフ「過去のことも俺はあやまらない、ジーンにも謝ってほしくない」がすごく好きです。ユージンには可愛いリオもいるわけだし、英はまさかのアンジェロと寝ていたと…いい大人ですし、過去は色々ありますよね。そんな二人がこれから一緒に歩んでいくのをこれからも見たいです。

2

あのユージンが…

あのユージンがここまで可愛くなるなんて!クロネコ彼氏シリーズでは、最後の方こそ理解を示してくれた兄のユージンですが初めの方は血筋を重んじる嫌味で冷徹なキャラだったので、一気に読むと、こんなにも英のまえでは可愛かったのねと気づきます。

前回でユージンとは両想いになり、エッチもしちゃう仲になったのに、リオの手前、一線を引いてしまっていた英。エッチのあとに朝まで隣で寝てくれないことに不満を感じているユージンが可愛すぎです。そして、学生時代に英とアンジェロに体の関係があったことに文句を言う資格は無いと言いながらも嫉妬するユージンも!もう、そんな可愛いこと言ってるの弟にばらしちゃうぞ!

そして、お約束のリオの可愛らしさ!かがみんと式にやって来た時のマント姿のどや顔がなんとも言えないです。英とダディのただならぬ仲に何かを感じて珍しくダディに甘えるかと思いきや、かがみんのナイスフォローで真悟に食いつくリオ。ドンマイ!ダディ。



3

ツンも過ぎると萌えない

アマアマなふたりが見たくて、きっとたぶんそんな感じだろうと楽しみにしていました。
なのに、高見沢のなんとも言えない病んでる部分がユージンを刺々しく突き放してしまい、スウィート感は早くもゼロ。
アンジェロの再登場にほろ苦い過去編へ突入するかと思えば、頑なに知られまいとする高見沢のせいかうやむやとなり。
サラのどたばたに巻き込まれているうちに、なし崩し的にユージンがそっと嫉妬もやりきれなさも飲み込んでしまう。
お互いに胸の内をさらけ出すのが苦手なせいか、一度こじれると半端ないダメージを与えあい、更に通り魔的にこちらまで傷つけられてばかり。
気持ちだけではままならない大人の恋愛だとしても、優しさや思いやりを感じる前にバッサリと痛め付けられてしまい回復できないまま。
フラストレーションの溜まる読後感となりました。

7

過去の因縁に納得!

 一途なのに気が強くて素直になれない受けが好きなので、私は弟編よりも賀神兄が主人公のこちらの作品の方が好きです。
 今回、高見沢のイトコでユージンの部下のサラの結婚をを機に、二人のかつての級友アンジェロと再会します。弟編でも出てきたあの映画監督のアンジェロですが、彼は高校時代、ユージンに思いを寄せながらも高見沢に抱かれていたという、このカプにとって因縁の過去があったようです。

 初恋の延長のような純愛物を好む読者さんにとっては、この過去の因縁は、一歩引いてしまう内容だったかもしれませんが、私は逆に今回の展開に納得しました。もし高見沢が、ずっと初恋の清廉潔白な感情のままでいたのなら、ユージンが結婚した時点で耐えられずに彼から離れていたような気がするし、例えそうじゃなくてもあまりに高見沢が不憫な気がするからです。
 若かりし頃に、体だけの関係とは言え、ユージンへの思いを他で発散させることができていたからこそ、ユージンの結婚後もずっと傍に居続けられたのかなと…。そして、その相手であるアンジェロが、あまり同情を誘うような健気なキャラでないこと(笑)もよかったです。家のため仕方がなかったとは言え、今回のエピソードでユージンの結婚が相殺された気がして、すっきりしました。

 エロシーンは、言わずもがなの、さすが左京先生ですね。電子でも、存分に堪能させて頂きました。

4

 

攻めのイトコのサラの結婚式をネタにずっとプチ喧嘩→イチャラブしてるだけなので話はないですw
英みたいなポーカーフェイスで何を考えてるか分からない攻めは苦手なタイプなのですが、最後先に○○しちゃって赤面してる姿はかわいかったですw
賀神×シンゴ成分はほとんどないのでシンゴ好きさんはご注意下さい

2

やっぱり大好きなカップル!(*´︶`*)♡♡♡

弟編はもういっかな〜と思ってここ暫くの左京作品は見送っていたのですが、お兄ちゃん編の第2弾とあっては買わずにはいられなかったです!
お兄ちゃんだいすき!!!!!
かわいくってかわいくってかわいくって………ほんと大好き!!_:(´ཀ`」 ∠):(←吐血)

そんなわけで、あふれ方は未読で読んでます。
当て馬役で登場するアンジェロはお兄ちゃん編の前作(なだめ方)にもちらっと名前の出てるキャラなので、あふれ方を読んでいなくてもなだめ方を読んでいれば彼らの関係性はなんとなく分かるかと思います。

お兄ちゃんが初っ端からツンデレのデレの部分をデロデロに出しまくってて、前作以上に可愛いったらない!
そんなお兄ちゃんを前にして冷静に攻めてる高見沢、尊敬しちゃうね。
それに加えて、「アナルの洗浄は挿入したものの手で行わなければならないという決まりがある」などという嘘っぱちをお兄ちゃんにちゃっかり吹き込んでたりする高見沢の抜かりのなさ、さすがであるw

お話的には今作がお兄ちゃん編のひとまずの決着になるのかな?
前作で長年の拗らせ愛をようやく実らせた2人が未来の約束を立てるまでのお話です。
最近じゃもう少女マンガでさえこんなお姫様ヒロインを描くレーベルはないよねってところを突っ走ってるディアプラスの中でも抜きん出て甘いものを描く左京さん、の中でも特に抜きん出て甘いこのカップルですから今回も吐くほど甘いです。
たまに無性に生クリームたっぷりの甘いものが食べたくなった時に私が決まって買うロールちゃんっていうロールケーキがあるんですが、左京作品は私の中でスイーツBL界におけるこのロールちゃん的存在でして、なんかこう裏切られない安心感がいいなぁとしみじみ。(ヘンな例えで申し訳ない)

高見沢の前では可憐なお姫様のジーンですが、今回のお話では垣間見れるジーンの表に出さない恋愛じゃない方の愛情にじーんときます。
これは今読み返すと前作からも弟編からも感じ取れるものなのだけど、今作を読むまでお兄ちゃんの可愛さの方にばかり目がいってしまって読み流してたなぁ。
お兄ちゃんは決して王子様にただ守られてるだけのお姫様じゃなくて、どっちかというと自分が上手く幸せになれないぶん、自分が大事にしている人達がちゃんと幸せになってほしいと願っているタイプなんだと思う。
それは時に弟編の時みたく当人達からしたら迷惑な形で出てしまうこともあるのだけど、あれはあれで(もちろん嫉妬も混じってはいただろうけど)兄の優しさだったんだろうなって。

ジーンは、高見沢がいないならいないで、鎧を纏って独りでも生きていけるタイプだと思うんだけど、それを高見沢が過保護なまでに護ってデロデロに甘やかしてあげるところが良いのですよね。
アンジェロが最後に吐露している2人を羨ましく思う気持ちってそんなところだと思います。
「ジーンになって、英のような誰かが欲しかった」
私もこのアンジェロのセリフはすごく共感します。
これに対するジーンのセリフがカッコよかったな〜。
アンジェロも幸せになれるといいね。

今回、電子版の描き下ろし特典がすごくいいのですよ!
やっと迎えられた高見沢との朝のシーン。
とてもとても幸せそうなお兄ちゃんの表情にこちらまで幸せな気持ちになれました。

お兄ちゃん編はもうちょっと読みたいな。
やっぱり大好きなカップルです♡

【電子】レンタ版:修正○、カバー下なし、裏表紙なし、電子限定特典(3p)付き
冒頭4pと最終話4pカラーで収録

7

拗らせCPのその後

「不機嫌彼氏のなだめ方」で拗らせていた恋が実った、英×ユージンの続編。
実ったはずなのに、やっぱり微妙にすれ違ってました。

今回また、アンジェロ登場です。
「クロネコ彼氏のあふれ方」に出てきたあの映画監督。
またおまえかーい!ってなりましたが、そこまで引っ掻き回す感じじゃなかったかな?
ただアンジェロ、学生時代に英と関係持ってたんですね…。
理由が何だか切なくなりますが、ユージン一筋でいて欲しかったです。

そんな事実が分かり揉めながらも、過去ひっくるめてお互いの愛情を確認する2人にジーン…。
H最中のユージンの可愛さに萌えました〜。

今回、賀神がユージン達に何かと協力的です。
ユージンは指輪を作ったから・英は真悟のハリウッド行きに付き合ったからなんですが、賀神ちゃんと借りを返すんですね〜(笑)
賀神のおかげで、愛を確かめあえる2人でした。

今回電子購入だったんですが、電子特典は書き下ろしのその後です。(3ページ)
背を向けて眠ってる英にそっと身を寄せるユージン。
気付いた英に「おはようございます」と朝からチュッチュ。
そんな英にユージンが命令する事は…といった内容です。
照れながらも可愛い命令をするんです。
も〜〜可愛いんだから!!


3

まだまだ続き読みたい

左京先生大好きなんです

3

高見沢×ユージン編、続編

『不機嫌彼氏のなだめ方』の2年ぶりの続編です。スピンオフ作の『クロネコ彼氏〜』シリーズと、前作『不機嫌彼氏のなだめ方』を読まれた上でお読みになるのが一番楽しいと思いますが、『なだめ方』を読んでいたらまあなんとなく話はわかるかな…という気がします。

主従の下克上で、黒髪ポーカーフェイスのクーデレ攻めと、金髪クールビューティのツンデレ受けというカップリングです。
スピンオフに出てくるユージンはもっとツンっぽい印象ですが、本作を読んだらかなりデレておられます。むしろクーデレ攻めの高見沢の方がなかなかデレてくれないので、さっさとデレろやコンニャロー、という気分に。
でもむっつりなのは相変わらずで、ユージンの陥没乳首を真顔でマッサージ(笑)したり、男同士の性的な知識に疎いユージンを丸め込んで好き勝手したり。彼らを見ていると、知能の高い人ほど知的詐欺に引っかかりやすい、という説が頭に浮かびます。
というか陥没吸い出されてビクンビクンするユージンエロすぎてクラクラしちゃいました。巻頭はカラーページでピンクのびーちくが堪能できます。

受け攻めのエロエロは良かったのですが、お邪魔キャラ・アンジェロにかなりイライラさせられました。
高見沢とアンジェロの関係自体も萎えるし、アンジェロが絡むときの高見沢の態度も、浮気じゃないけど浮気みたいに思えて萎えました。

7

長年拗らせCPは良いっ…!!

不機嫌彼氏シリーズ2作目。
少ーし「クロネコ彼氏のあふれ方」にリンクしてますが、未読でも大丈夫かと。

過去のわだかまり解決編とでも言いましょうか。
当て馬・アンジェロが登場し、過去の出来事なども蒸し返してゴタゴタします。

…とはいえ。
すれ違って喧嘩してても、ジーンも高見沢も執着愛し合ってますからねぇ(∩´///`∩)
そういう意味では引っ掻き回し役のアンジェロが空気になってるw

アンジェロの立ち位置が想定してものと違ってたのがすごく萌えました╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

今回感じたのは、ジーンは大人しく守られてるだけのお姫様ではないということ。
高見沢が必要以上に過保護になってるだけなんですよね。
(愛してるから心配してる、といえばそれまでなんですけど)

ジーンは世間知らずで天然の美人さんだけど、気を許してるのはごく身内だけ。
その枠外に対しては毅然としててとってもクール!!
ベタベタしてくるアンジェロに対して牽制するような冷たい眼差しを送ったり、塩対応だったり。
それは真悟たちに見せる顔とは180°違っててカッコよかったです*。゚+

そして高見沢の前では素直に甘えて可愛くなるギャップが堪らん///

高見沢は何だかスッキリしなかったです。
アンジェロがジーンに近づくのが嫌で、平然と対応してるジーンにもイライラしてる感じ?
そんでジーンに意地悪のようなことばかり言うという…(-ω-;)ウーン



(↓以下、盛大ネタバレ注意)


今回発覚したアンジェロの本音。
ジーンを好きというのは"ジーンになりたい"という意味合いもあったようです。
そして片時もそばにいて愛してくれる高見沢のような人が欲しかった、と。
前作の「なだめ方」で登場した時は純粋に惚れてる印象だったのでビックリ。

で、寄宿舎時代には高見沢とアンジェロは体の関係が…!!

これはすっっっっごく萌えました(∩´///`∩)
あの高見沢がジーン以外の男を抱いてるとは思わなかったわー。
しかもお相手はジーンに告白しようとしたアンジェロ。
ジーンとアンジェロが会うのを嫌がった理由は後ろめたさもあったのかな?

その事実に気付いた時のジーンの切なさよ…!
傷つき萌え属性持ちにはめっちゃ萌える展開( ´͈ ᐜ `͈ )

で。ジーンはメソメソ泣いて黙るタイプじゃないのが非常に良い。

高見沢を欲しがるアンジェロにはこう言い切ります。
「あいつは俺しか愛さない」
あああああ!!!ジーンめっちゃカッコいいよぉぉぉぉ!

その足で高見沢にも文句つけにいきます。
強気で命令口調なのに、言ってる内容が健気でめっちゃ可愛い(∩´///`∩)

仲直りエッチは最高ですね+゚。*(・∀・)b*。゚+
互いに執着愛しまくってるのがすごくわかる。
色気ダダ漏れで、ジーンの誘い受けも高見沢のドS攻めも煽り合戦状態w
ホンット長年拗らせCPは萌えさせてくれるわ…。

マッサージと称して陥没tkbを吸い出してるのエロかったー!
あと、なだめ方CDの特典ペーパーで触れてた
「ア……………ナルの洗浄」について言及されてたヾ(*´∀`*)ノ
相変わらず自分でさせてもらえないのねw

脇で意外だったのは、賀神がやたら協力的(ФωФ)どしたん?
大人になったね!…と感心したら裏取引があった。そうか。
スピンの賀神は終始不機嫌で性格悪そうなイケメンなのがツボる。
真悟がいなきゃニコリともしないw


巻末にはなだめ方CDのアフレコレポ収録。
15歳を演じた川原さんと平川さんは「超かわいかったです」に全力同意。
でも個人的にチュパ音の裏側は見なかったことにしたい…。


【余談追記】
ジーンの豹耳・尻尾は出ませんでした。
ケモミミ担当はリオのみ(出番少ない)
チョイ残念。

8

シリアスに見えて、実は甘々

『クロネコ彼氏』のスピンオフの『不機嫌彼氏のなだめ方』の続編。『クロネコ彼氏』シリーズ→『不機嫌彼氏』を読んでからでないと話が分からないと思います。ので、そちらを未読の方はまずそちらから読まれることをお勧めします。

『~なだめ方』で紆余曲折を経てやっとくっついたジーンと高見沢の二人。そして表紙のちょっと結婚式っぽい二人の衣装。ってことで、ラブ度MAXじゃなかろうかと思いつつ発売を心待ちにしていました。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。





1ページ目から思いっきりエチシーンです。
しかもカラーです。
美しいです!
左京さんの描かれるエチシーンはホント綺麗なんですが、カラーの色の付け方もとってもいい。肌の質感までわかるようです。

エチの途中で「マッサージを忘れてた」と言いつつジーンの陥没tkbを吸う高見沢がくっそエロいです。
すぎる快楽に泣きながらも、高見沢を全身で求めるジーンもこれまたエロい…。

甘々な二人にほっこり和むシーンから始まりますが、高見沢の従姉妹のサラの結婚式を頼まれたことでストーリーは動き出します。

両親に結婚を反対されているので、とにかく早く式だけ挙げて既成事実をつくりたい。

というサラのために、突貫作業で式の準備を始めるジーンと高見沢ですが、サラの両親が新しい結婚相手としてサラに紹介したのがアンジェロ。

ん?アンジェロ?聞き覚えがある名前だなあ。
と思ったら、『クロネコ彼氏~』でかがみんの映画の監督をしていた、あのアンジェロが再登場。

高見沢が「伝手」と彼を表現していましたが、その言葉通りアンジェロと高見沢の過去には何かがあったようで…。

というお話。

ジーンにちょっかいを出すアンジェロ。
そのアンジェロを異常なまでに警戒する高見沢。
アンジェロ、ジーンに惚れちゃってるのかなと思いつつ読み進めましたが、アンジェロと高見沢の意外な過去にちょっと衝撃を受けました。

そしてその事実を知ったジーンが可哀想で…。
ジーンはあまり自分の気持ちを表に出さない男性ですが、そのジーンが打ちのめされたのがよくわかる。でも高見沢の気持ちも理解できるので、高見沢を責める気にはなれない。というこのジレンマ。

ジーンにしろ高見沢にしろ、お互い想い合っていたのにすれ違っていた過去。
その過去にまた縛られそうになる二人ですが。

過去と違うのは、今はお互い、相手の気持ちを信頼してるっていう所なんでしょうか。

ジーンの高見沢へのゆるぎない愛情がたまらなく切なく、そして温かかった。

そして高見沢の「過去のことは謝らないし、ジーンにも謝ってほしくない」というセリフも素敵でした。
過去があったからこそ、今がある。二人の長い歴史がしっかり生きているセリフだな。と。
何もかもを捨ててお互いだけを選ぶことはできないけれど、でも、お互いのゆるぎない愛情や信頼が透けて見えるようでカッコよかった。

今回はシンゴとかがみん+リオの登場シーンはほぼほぼなし。
ないのだけれど、ジーンと高見沢の、二人への信頼感がちょっとしたことで見えてくる。そういった描きかたがとってもお上手でした。

シリアスなシーンはそれなりにあるのですが、基本的にはジーンと高見沢の相手への揺らぎない愛情がずっと見えているので、シリアスに見せて実は甘々、というとてもおいしい巻でした。

個人的にGJだったのが、高見沢がジーンに言っていた、

行為後、挿入した者の手でア〇ルを洗浄しなければならない。

というセリフ。
おいおい、高見沢さん。
あんたそんなしれっとした顔でそんなことジーンに言ってたのかい…?
と爆笑してしまいました☆

なのに、最後にジーンが高見沢に告げる、

ドレスもチャペルもいらない
リオも圭市もいなくていい
二人だけでいい
お前と誓いあえるだけでいい

というセリフに思わずウルっとしてしまいました。

とにもかくにも萌えが滾ってしまう、そんな神作品でした。

5

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