ボタンを押すと即立ち読みできます!
ちょっと地獄の様相を呈してきたというか、典彦が本性を出してきましたね。怖い。
蘭蔵を消すよう仕向けたのは典彦ではないかと思ったらやっぱりそうだった。
巻き込まれる健一が気の毒。
蘭蔵と健一には幸せになってもらいたい。
で、典彦は本多をあのように差し向けたんですよね。
育郎が妻を庇うのを見込んで。
典彦は完全に育郎を調教していますよね。
絶望させて壊して支配したい。
しかし、育郎、蘭蔵、さち子、育郎の母がこんな目に遭うのは全て育郎の父のせいでしょ。
育郎の父が諸悪の根元。
そこへ典彦がつけこんでいる。
さち子が聡明だと言われてきたのが、本当でした。
典彦に言いくるめられない貴重な人物。
さち子が気の毒だったけど、彼女なら今の境遇を打破できそうと期待します。
飯田がこの先、鍵になるんですかね。
育郎が「救われたい」と思うのは当然で。
どうなると「救われる」のか。
典彦を改心させればいいのか。
先が読めないおもしろさで、ぐんぐん読めます。
でりこ先生すごい。
ノリヒコ本当に、、キ●ガイすぎるだろ、、!
1巻も2巻も辛かったけど救いが全然見つかりません、3巻。モブ好きだけどこの流れのモブは、、キツゥ_(:3 」∠)_
相変わらずさち子が希望でさち子が正義。基本BLの女性キャラクターとかあまり気にかけない派なんですが、この本はさち子がいてくれないと辛すぎて読めません。
ラストに出てきた学友のイイダくんがこっからどんな働きをするのか知りませんが、頼むから誰か可哀想なきょうだいたちを救い出してほしい。今のところノリヒコといて幸せになれる未来など見えない。つらい。
萌ではないけどストーリーが素晴らしくてこれより低い評価はつけられません。
作者さまのインタビューを読むと、典彦は育郎に執着しているように書かれていますが、それは愛情ゆえなのか何なのか私にはよく分からないんです。
育郎が小さな頃からお世話してるから愛情はあると思うのですが、身体も心も支配して自分の思い通りにしたいという欲望だけなのではないのかな…。
カマキリの身体を乗っ取るハリガネムシのように。
最後に飯田が登場しましたね。
彼が育郎の救いになってくれるんじゃないかと、密かに思ってるわけですが、4巻どういう展開になるんでしょう。
育郎をあの昏い沼から掬い上げてくれないかな、と期待しています。
蘭蔵と健一もどうなるんだろう…。
全く先が見えなくて、こちらの2人も気になります。
典彦ー!何がしたいの?育郎のすべてをほしいの?どんな感情も飲み込みたいの?
なんだか育郎を破滅させたいみたいで。
お嫁さんが気の毒で。姑問題は無いけど、夫に相手にされず…。本気で蘭蔵の子供を?彼女だけがまともで救われます。
そしてなんと育郎の母がやらされてきたことが明らかになり。時代なの?そういうの有りな時代なの?
もう父が鬼畜すぎてそりゃあ精神を病むよ。
嫁を庇って育郎が…。これは因縁つけて育郎のお嫁さんとしたかっただけなの?
そして最後に大学時代の悪友が。
悪い予感しかないんですけど!
2巻に続いてのレビューです。
これまたカバーの演出が細かい。
本心や思惑を育郎の目に付かないよう隠している典彦と、裏カバーで手が赤く染まっていく西浦。
そして徐々に増えていく艶やかな蘭の花。
2巻で父親が蘭蔵に手渡していた蘭と蘭蟷螂を思い出す。
これはもしかして蘭蟷螂は育郎で、それに寄生するハリガネムシが典彦なのでしょうか。
またもや凄い展開になって来た3巻。
2巻ラストからの展開にも驚きましたが、前巻で典彦に堕とされてしまった育郎と典彦の関係も決して平和とは言えないもので。
典彦に全てを明け渡してしまった育郎が健気で愛らしくも不憫で、早く目を覚まして欲しい気持ちと、そのまま堕ちるところまで共に堕ちて欲しいような気持ちの間で揺らいでしまう…
典彦に抱かれ、安堵にも似たものを感じているように見えた育郎。
けれど、典彦はそんなに甘い人間であるはずがなかった。
執着攻めというか、本当に育郎を愛しているがゆえに執着しているのかどうかが分からなくなって来た。
サイコパスと言ってしまえばそれまでですが、この、キャラクターの心情が全く分からない展開の中でも、それでも心情を知りたいと思ってしまう…
なんとも言えないもやもやと気持ちの悪さの残る描き方が上手くて、早く続きが読みたくなる。
はじめに典彦は寄生するハリガネムシなのでは?と書きましたが、育郎が蘭蟷螂だとすると、タイトルの「蟷螂の檻」とは蘭蟷螂を囲う典彦の事なのかもしれない。
蘭蔵のためと自身に言い訳をしながら、手を赤く染めてしまった西浦。
彼の蘭蔵に対する執着のような歪んだ感情が育って来ていて、こちらも病んで何かしでかしてしまうのではないかと不安になる…
毎巻、蘭蔵が育郎の事をきちんと認知していて、手を伸ばして救おうとしている様子が見えるのが切ない。
唯一の救いにも思えたさち子との関係も、典彦の手によってぐしゃぐしゃに潰されていく。
ここまでするか、というほどの執着。
しかし、このさち子という女性がとても強い。
なぜかこの悲しい兄弟を救ってくれる存在のような気がしてならないのです。
全て典彦の思惑通りに進んでしまうのか、それとも?
ラストで再び登場した、育郎の同級生である飯田の姿にも希望を見出したくなる。
そんな期待も込めながら次巻へ進みたいと思います。