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表題作Fuck Buddy―ファックバディ―

赤西雄司,大学生,諒と女を共有して遊ぶ派手な男
柄本諒,ガテン系,人付き合いが苦手,性欲が強い

同時収録作品Fuck Buddy―ファックバディ―

絡んできた男たち
柄本諒,ガテン系

その他の収録作品

  • F♥ck Bae(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

ヤリチン友達にアナルを開発されてしまう!?

節操なしのプレイボーイ×セックス中毒のガテン系男子
性欲狂いの男達が、恋に目覚める。

〈あらすじ〉
人並み以上の性欲を持て余し、手当たり次第ヤレる女を抱いていた諒(りょう)。
彼の唯一の友人兼同居人・赤西とは一晩限りの女性と3Pをする穴兄弟でもある。

ある夜、プレイ中にチ●コを噛まれてしまった諒。
そんな諒に、男性器を使わずに性欲を発散する為だと言って、赤西が前立腺の開発を提案。
半ば強制的に新たな快感を覚えこまされてしまった諒は、もう普通のセックスでは
満足できなくなってしまった。
疼く体と男のプライド、そして認めたくない想いが渦巻くイビツな恋模様。

作品情報

作品名
Fuck Buddy―ファックバディ―
著者
ひなこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
ISBN
9784865894905
4.2

(521)

(279)

萌々

(133)

(69)

中立

(25)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
48
得点
2159
評価数
521
平均
4.2 / 5
神率
53.6%

レビュー投稿数48

何回読んでも本当に好き

BLに女の子が濃い目に、しかも性的に絡んでくるの嫌な腐女子って結構多いと思っていて、まさに私もそういう人なので表紙で嫌厭していたこの作品。
ここまで完全にダシとして使われ、かつ一才の熱情を向けられていないとこちらも女子に対して何の感慨も浮かんでこない笑

恋愛不信になってしまった男×愛情不信になってしまった男の素直になれない不器用執着BLです!
個人的な推しポイントは彼女ができたと嘘をつくという諒相手だと間違いなく超悪手を取った理由が諒に好きと言われたかったというやることやっときながらめちゃめちゃピュアで不器用なことやってる赤西と、赤西がウキウキしてるとは夢にも思わず自分のことを一才に大事にしない諒というテンションの差がものすごいシーンです。
あそこから赤西の粘りで上手いことまとまっていくの流れとして本当に好き。

何やかんやお互いが必要でお互いにド級の執着持ってる2人なのでまとまりさえすれば上手いこといちゃいちゃしてくれるのも良い。
拗らせたイケメンたちのBL、最高です。

0

色々と物足りなかった

クズ男も女含めての3Pもモブレも守備範囲内ですが全体的に物足りない内容でした。
基本的にエロありきなストーリーですが、シリアスな雰囲気なのでストーリーの荒さが気になってしまいました。

色々と気になるところはありますが、とにかく受けが他の男に走った時と、それを知った攻めの行動がめちゃくちゃ雑。
攻めの相談相手の存在さえ唐突で雑に感じてしまいました。

キャラクター設定自体は好きです。
二人それぞれの過去が良かった(特に攻め)。
でもだからと言って現在の二人の状況に納得出来るかと言うと微妙なところでした。

受けはそれでセックス依存症になるかな……? と思いました。むしろ嫌いになりそうな気がします。
攻めはメンヘラ執着男として良いエピソードでしたが、今の攻めが受けに対してそれを発揮しているとは思えませんでした。

要素は好きなのにイマイチ乗り切れませんでした。
個人的にはコメディに振ってくれた方が楽しめたと思います。

1

100%の気分転換成功率

最近、新作含めとっても良作に恵まれ何か”じーーーーん”っと考えさせられたりする時間を過ごさせていただいてる、私(ありがとうございます!素敵な先生方!)

そろそろ刺激BLが欲しい…な♪と思い先ずは本棚を物色

ご無沙汰してます!ひなこ先生
そして赤西と諒の2人‼(…とモブ女子さん達w)
ひなこ先生の作品の中でも抜群にイカレてる(←最大限の賛辞!)Fuck Buddy♡
好きだなぁーーーって何度読んでも思います

きっと好き嫌いが分かれる作品ではあるんでしょうけど、裏を返せば好きな人にはめちゃくちゃ刺さる!!ってコトですよヽ(´・ω・)ノ

内容はもぉ今更…だと思うので割愛しますが、、、
何が好きって2人の関係性の流れるような変化と実は変わっていなかった切ない恋心の魅せ方にただただ圧倒されてしまうんです……!

絶対に刺激と共にこの2人の世界に浸らせてくれる
必ず気分転換が出来る100%の達成率!!

エロも萌えもガッチリ摂取の出来るこの1冊、ホント気分転換にもってこいな最高の蔵書♡
そしてこの後に番外編でさらに糖度補給したいですね ٩(♡ε♡ )۶
カ ン ペ キ !

0

表紙とあらすじからは想像できない愛強めな物語

物語の設定、画力の高さや描写などとてもエロいのですが、ちゃんとストーリーがあって、かなり面白くて大好きな作品です!
ただただ性欲が強いのではなく、攻めと受けの2人ともちゃんとそのことに理由があります。受けと攻めは、好きになることに怯えやあきらめのような感情を抱いています。ヤリチン設定にちゃんとした深い背景があるって、意外でよかったです。

何よりも萌えたのが、攻めの受けへの愛強めなところです。最初は飄々としているというか、余裕があるという感じというか、そんな感じの攻めなのですが、実は結構必死で回りくどかったりします。受けが自暴自棄になって他の男とやったと知った後の攻めの表情など萌えました。

1

好きなテイストじゃないのに……

この作品、ずーーーーっと気になっていたけど、怖くて買い控えしていました。知らん男たちに犯されるシーンがあるって知って、ヤダヤダ見れない読めない。なのにこの高評価って何でって疑問でした。みんな陵辱ものが好みなんだろうか…って(^^;


ひなこ先生の別作品にハマって、ついに買おうと決めて読みました。

う〜〜…良かった。良い作品じゃないかぁぁ!

私の好みのテイストではないんです。好きな部類には入らないハズなんです。なのに、良い作品だと言うのはすっごく伝わりますし、そうだと思います!

多分、名作とか良作ってこういうことなんだろうなぁと思うんです。自分の好みの作風や内容じゃなくても、すっかり虜にするパワーがある。
私はこの作品は間違いなくそれだと思います。
すごく惹き込まれました。

ダークな感じだけど、蓋を開ければ執着攻めの甘い溺愛みたいなものでした^ ^
素直になれない2人の駆け引きや心の揺れ動きが巧みに表現されていました。切なくも哀しい、それでいて愛に溢れた心理描写がとても良かったです。


お互いに好きって言い合いながらのセックス、とても素晴らしかった!最後はラブラブのイチャイチャで締めくくってくれてホッとひと息つけて嬉しかったです♪

0

エロス

久々にガッツリのエロス読みたくて再読。
最近はかわいい系の受作品を読むことが多かったので
アダルティなエロスを堪能させていただきました((ノェ`*)っ))タシタシ

女を挟んで3人でのセックスを常習的に楽しんでいた男二人。
相手探すのめんどくせぇから俺らだけでよくね?
からの展開がエロスでよき。

攻のほうは女を挟んでするというよりも受のことが好きで
女を介して受抱いてた感も好みですね。
ここぞとばかりにガッツク感じが好き。
快楽に弱くてどんどんハマっていく受も良。

1

ツンデレの最高峰!

ずっと、二人の名前が嫌で(仲良しのアカニシとリョウってJの卒業生しか浮かばなくて…)避けてたんですが、あまりに高評価なのでクーポン利用してついに購入を決意しました…!

まず、はじめてリョウくんのおしりを弄るときのコンドームを指につける描写がエッチすぎて、、何度繰り返し見たことか、、!!あのページだけで白米3杯イケる(*´◒`*)

はじめ、アカニシのあまりのチャラさ(軽さ)に、リョウくんの無意識片想いから身体を重ねるうちにアカニシも段々情が湧いてきてハッピーエンド!という流れかな?と思いましたが、、違った、、もっとラブい話だった、、♡

もっとながーいスパンで二人を追っかけたかったなあ。この長さだからこそこれだけたくさんの萌が一冊に詰め込まれている気もしますが!

女性とのセックスや、女性と2人の3P、モブ×リョウくんがあるので、地雷な方はご注意を!個人的には女性との描写があまり好きではないですが、それを理由に読まない方が勿体無いと思います!神本です!読み終わってスグ続きの短編をカートに入れました(*´◒`*)

kzみのある攻(本当は溺愛)、意地っ張りツンデレ受、anl開発、同棲、気持ちのあるセックス最高♡あたりにピンと来る方へ!

2

意地っ張りと独占欲

一夜限りの後腐れなく抱ける女をふたりで共有している赤西と諒。
人並み以上の性欲を持て余している彼らはそんな生活を高校時代から続けていて。
ここだけみるとクズっぽいし正直3Pシーンも苦手でしたが
後に赤西はただ単純に女遊びしたいだけじゃなかったという気持ちが明かされると嫌悪感も薄れました。

ふたりともそれぞれの過去がわりと重く、最初の軽いノリからのその展開は意外だったけど
それを知って彼らの行動の意味が繋がっていくのが面白かったです。
そしてすれ違いながらも最後にはしっかりラブラブになってくれて良かったなと思いました。

5

本当に申し訳ありませんでした(詫)

読みたいものがわからず迷走してます
迷走ついでに「あの頃」いまいちハマれなかったヤツを読み漁ろうまつりでも開くか と


ひなこさんも実は作家さん買いです
ただ すきな作品と苦手な作品が二分する作家さんでもあります

アナル開発も 穴兄弟も苦手じゃない
むしろ たこ焼き・お好み焼きなみに突発的に貪りつきたくなるヤツ

なのに何故ハマれなかったのか? 検証です ←?


うん いったい今まで何をどう読んでいたんだ?
可愛いわ めっちゃかわいい

有り余る性欲を貯めこまざるを得ない状況のモンモンっぷりも
急な変化についていけずするイライラも

好きな子にしか向けない感情も
いちいち癇に障るくせに離れられないモヤモヤも

いいッ!

気づいたときにはどっぷりハマってる 自覚なく積み上げたもの

え~ なにがダメだったの?あの頃のあたし ってくらいいいんですけど


すきを自覚できない子を描くの上手いですよね ひなこさんて
想いを認めた瞬間の顔とか最高にそそる

仕向けた方向間違って 自暴自棄に走らせちゃうのも 目の前にあるものを拒むのも すべては生い立ちから

この 燻る感じいいッ!

互いが過去に苛まれてるってのも うすッ暗くていいし 
互いが抱く 欲も執着も全部いいッ 告白なんて鳥肌たつくらいよかったッッッッ!!!!!


いや~ ごめんなさい
なにがハマれなかったのか 今となってはよくわかんないです
いろいろ場慣れしたんですかね? あたし自体が

とりあえず あの頃のあたし 今すぐ詫びろッ! と言ってやりたい
いや 言おう 言う 今すぐ詫びろッッッ


え?電子に番外編ですか? 
あたし ちょっと 今すぐポチってきますッ!

3

エロエロこじらせ純愛

どんなエロエロ話かと思ったら…や、エロはエロなんですけど、途中からえらい切なくシリアスになってきて、よくこんなお話を考えられるな〜と感心してしまいました。すごい。

最初は2人のヤリ○ンぶりが描かれて、そのうち赤西が諒を好きなんだろうな〜というのはわかった。

2人の過去の出来事から今の彼らが形成されていること。
赤西目線で、諒と一緒にいること、慎重に緻密に計算して距離をつめていったこと。
がうまく構成されていて、ずっと息をつめるようにして読みました。

諒の気持ちが切ないし、赤西はもどかしいながらも気長に耐えてきたんだなと、手にとるようにわかる描かれ方で。お見事です。

諒がまさか自暴自棄になってあんなことをするまでは赤西は想定していなくて、混乱して、でももう諒は赤西を受け入れているし、受け入れるしかないと第三者に気付かされるところもとてもいいなと思いました。

そしてそして、ここまで切なく辛い展開があった上で、気持ちが通じ合う場面はぐっときました。

「もう裏切られたくない」と泣く諒がめちゃくちゃ切ない。
そんな諒を「大好き 諒」と抱きしめる赤西は、ようやくほしかったものを手に入れる時なんだなと。

この後も「嫌だ」と子どものように駄々をこねる諒は不安で怖がっていると思うし、赤西はやさしく語りかけてキスするのがめちゃくちゃいいシーンですね。

ひなこ先生はこういう感情のほとばしるさまを絵とセリフ、独白で描写されるのがほんとお上手だと思います。好きです。

その後のエロも、諒の表情や独白、赤西のセリフ、びったりくっつくとこ…どれをとっても最高です。

諒の(信じて…いいのか?)(信じられるかな)にぐっときて、2人のセリフにじーんとしました。

描き下ろしの、最中の「好き」言わせ合うのは激萌えだし、ラストの「純愛だな」にめっちゃ同意ですw

6

表紙で読まないのはもったいない!

表紙的にエロメインなのかと読んでいなかった作品でしたが、個人的にすごくささりました。
攻め、受けがお互いヤリチンでそれがきっかけでつるむようになり、3Pに興じる仲となっていくのですが、なかなか読んだことがないストーリーだったのも新鮮でした。
女性ががっつり出てきますが、個人的に苦手ではないので大丈夫でした。元々女性含めの3Pを楽しむ仲という設定なので、そんなに抵抗はないと思います。むしろ萌えました笑
だんだんと受けが3Pをしている間にも攻めのことが気になり、身体も満足できなくなってしまってという過程がすごい個人的によかったです。
終盤は少し辛い部分もありですが、最後はあまあまな部分も見れて、全体的にストーリーもまとまっています!男らしいツンデレ受けが見たい方にもおすすめです。

5

最高 今まで読んだBLトップスリーに入る

めっちゃ好き 大好きです。
どっちもノンケ(?)で女抱いてるところから始まるのが最高〜!
と思いきや女抱いてる諒をこっそりエロい目で見てる赤西最高〜!女抱きつつも女に興味なかったの!?女抱くの頑張る諒を見る為に女誘ってたの?あ〜、、、( ^_^ )

受けの諒可愛いし女にも男にも我々オタクにもモテる感じですごくいいです!ガテン系でヤンチャなのもいい、、
元ノンケ?自称ノンケ?目覚める前のノンケ?が男に毎日激しく抱かれまくってハァハァしているのエロすぎてびびりながら読んでます

切ないシーンありますがそれを超える甘さもあると思います 神本だァ、、、、

5

読んで良かった~!

気になっていたのですが、表紙の感じとあらすじで読むか少々悩ましく…皆様のレビューを参考にいざ読んでみたら、凄く面白かったです!
悩む必要無かった!


前を負傷し、気持ち良くなれる所を増やしてやると後ろを弄られてから、3Pを楽しんでいた二人の関係性が徐々に変わっていくのですが、ラストまで読むと全ては長きに渡る赤西の計画通りだったとは!
諒を手に入れる為、なかなかいい執着ぶりです。
自分の気持ちに気付いてしまった諒と、それを試そうとした赤西のすれ違いでひと悶着あり、モブにやられてしまう諒のところも良かったです…!!
そりゃまさか諒がそんな行動に出るとは思わないですよね赤西。
それぞれ過去の問題からやや闇を抱えていますが、この二人ならお互いを補いあえるので良かったです。

赤西も諒もしっかりエロいですし、受け側になっていく諒の表情とかも可愛いくて、そして切なストーリーもあって楽しめました!

赤西の友達はいい奴ですね~。

4

誰がなんと言おうと純愛ものです

 この表紙と帯の宣伝文句からは想像がつかない、純愛ものでした。表紙だけでも十分インパクトはあるので、帯はもう少しストーリーを重視した文句でも良かったんじゃないでしょうか…。ただヤりまくる話と思われていたら少し残念ですね。いつも女性を挟んで3Pをする関係だった赤西と諒。諒にとっては自棄の延長線上のような行為だったけれど、赤西にとってはちゃんと意味があって。

 終盤、赤西の過去の恋愛遍歴が明かされるのですが、ここまで重いタイプの攻めって最近は案外少ない気がします。過去の女性達も遊びだったわけではなく、当時は相手に本気で執着していたということで、BLにありがちな女性だけ蔑まれる描写がなかったところも現実味があって良かったです。赤西は自分で気付けなかったけれど、諒はそんな赤西の執着を難なく受け止めてくれる人だった。赤西に捨てられることに怯えながらも、素直に自分の気持ちを言えない諒には共感を覚えました。そりゃ3Pばかりしてて、彼女の話まで仄めかされたら、まさか自分を好きだとは思えないですよね。諒が悩んでいるシーンが多いですが、実は赤西の不器用な恋愛の仕方がメインテーマになんじゃないかと思いました。気持ちが通じ合った上でセックスする2人の幸せな空気感に、とても温かい気持ちになれました。

3

女性を挟んで

ひなこ先生の本で一番好きな作品!とても珍しい、主役2人が全裸の女性を挟む表紙。これがまた内容にぴったりで大変いいです。

人格が与えられてない(モブって意味です)女性が沢山出てきて楽しい。女性と男性の体型が似た感じの絵柄ではなく、しっかり女性が肉感的なのが良くて。たぶん主役2人は女の身体も好きなんでしょうけど、心の繋がりも身体の繋がりもあわせて互いにハマってしまったんだな〜

「女ともするし男ともする男」が大好きな上に、柄本(受け,表紙左)が赤西(表紙右)以外の男にも掘られる展開なんて私得でしかない!!!やられながら赤西のことを思い出して気持ち良くなるのも100点です。柄本みたいに素直になれない男が突拍子もなき行動をしてしまうツボもついてくれつつ、嘘で相手を動かそうとした赤西にもバチが当たってるとこ、いい構成です。
執着の塊である赤西が、人の心を操ろうとしたせいで、宝物に手をつけられちゃうわけですよ…
切なさもありつつゲスい私の心は見知らぬ男にヤられる柄本を喜んでしまう…

番外編が電子で読めます!

2

セ○レから本気に

最初から、女性との3Pがあるので地雷の方はご注意下さい。

二人で女性をナンパしてHする毎日。チャラい雰囲気の赤西と、硬派っぽいのに性欲が強くてその場限りのHばかりしているという設定の諒。
赤西という名前が某アイドルを彷彿とさせられてちょっと頂けなかったかも。。
名前の設定、大事ですね。

お互い本気なのに最初他者も交えたセ○レだったために素直になれず、いったんこじらせるけど、攻めの方ががんばってハッピーになる、というお話です。

結局お互い好きなのでよいですが、最初の頃は、二人ともナンパHばかりしている設定なので、ちょっと好みは分かれるかもしれません。

赤西も最初ヘタレてますが、諒は早く素直になりなよ~という感じ。

1

穴兄弟だった2人

諒(手当り次第女を抱いていた)と赤西(諒の友人兼同居人)とは一晩限りの女性と3Pをする穴兄弟であったが、ある夜、諒がプレイ中にチンコを噛まれ、しばらく使い物にならなくなってしまった。そんな中、性欲を発散するためといい赤西に前立腺を開発されてしまう。序盤に3P描写があり、少し抵抗がありましたが、それ以外は絵柄も好みで登場人物のエピソードも描写されキャラクターの特徴や性格がはっきりとしていて良かったです。赤西の過去のトラウマ?シーンは重かったです。しかし男らしかった諒が赤西に溺れていく所が、愛かなと心が暖かくなりました。執着タイプの赤西にはぴったりな相手、もう諒しかいない!よりあまあまな2人の続きも見てみたいです。

1

執着攻めだけど、ちょっと歪んでるタイプのやつ

性欲強めの受・諒が、攻・赤西に体から堕とされていくはなし。
最初に注意しておきますが、女モブ、男モブともにセックスあり。
純愛が好きな人は無理かもしれないです。

BL禁忌的扱いの女性とのえっちしーんが盛り込まれているが、女はカオナシモブ。女性との絡みがメインなわけではないから、あくまで諒と赤西の身体的描写が多い。女をあまり感じさせないというか、いるけど道具扱いというか。
あとで判明するが、実は赤西がずっと諒に片思いしてて、女を通して諒の感じてる顔見てるだけだった。高度だ。

相手を監禁してまで束縛したい赤西が諒に逃げていかれないように、慎重に何年もかけて諒を落とすっていう執着攻めがキラリと光る。
女とヤッても、別の男とヤッても物足りなくなるまで赤西に快楽を刷り込まれるから、すごく…えっちです……。

後半、諒が赤西へ心を開き、赤西も諒を大好きって言ったあとの想いが通じ合ったえっちは、ストーリー通してきて一番美しい体の重ね方でした。
ひなこさんの作品は攻がよくあと一歩ってとこで、尻込みするんだけど、これもそういう感じ。肝心なとこで逃げ出して、本当に好きで好きでたまらないっていう感情を再確認して受のこと抱きに来る。
今作は、全体的にエロスと昏さが覆っている作品でした。

2

推測も予測も、いい意味で役に立たない!

表紙でずっと倦厭してました。
3人いるし、真ん中に女の人だし、タイトルは「ヤリ友」だし。
これだけ分かりやすく地雷臭がぷんぷん漂いまくっている表紙って、逆に潔い。
しかも美しいじゃないですか。
何だかんだ地雷に対する耐性も出来てきた気がして、意を決して購入。

後腐れない女と性処理目的だけのセックスをする。
そんな日常を送ってきた2人が高校時代に出会って、卒業後も同居しつつ夜は赤西がナンパした女性と諒を交えて3Pという流れが習慣化していた。
あるとき、3P中に赤西の視線を感じて、売り言葉に買い言葉的に放った一言で女性を怒らせ、ムスコさん的存在を噛まれてしまった諒に赤西は…。

正直、この展開に「しまった!」と思いました。
このパターン、知ってる!
開発された方が友人を意識し始めるものの、友人はいたっていつも通り。
変わらず女性と適当に遊びまくる友人を横目に、気付かなければ変わらずにいられた想いを隠して、別の男性に体を委ねまくるパターン!!

と思ったら全然違いました。

女とヤレば一時的に癒されていた渇きがなくならない。
3人でした後に、家に帰って2人でするというのが習慣になるのは予想通り。
だけど赤西の反応が「興味本位」とか「面白がっている」という類のものじゃなくて、「あれ?」と。
そこからぐいぐい引き込まれまくりですよ。

現在の話の間に諒と赤西、それぞれの過去の話が挟まれているのですが、2人とも普通じゃない家庭環境のせいで、普通じゃない何かを心の奥に植え付けられてしまっていました。
どうせ誰にも愛されないなら、自分も愛さない代わりに相手にも求めない諒。
自分と同じだけの気持ちを返してくれないなら、もう誰もいらないと思っていた赤西。
2人に共通していたのが「相手に期待しない」ことで、適当に遊ぶだけならそのままでいられた2人のバランスを赤西が崩したのに、その後がずるいんだなあ。
ずるい手を使ったせいで拗れて、結局諒も自分も傷付いて。
だけどずるい手を使わざるを得ない臆病さが、過去の経験から染み付いてしまっているのも分かるし、やるせないんだなあ。
求めていたものは目の前にあったのに、今の関係を崩さないことに執着して気付けなかった諒と、気付いていたのに慎重になり過ぎてしまった赤西と、どっちが悪いわけじゃなくて、どちらも「気持ちを伝える」という簡単な方法を一番怖がっていただけという。

読み終わった後は「素晴らしい作品に出会ってしまった!」と感動に打ち震えていたのですが、レビューを書くために何回か読み返していたら熱が下がってしまった。
初読の感動を大切に!

0

異常性欲者の話かと思ったら…?

終始セックス三昧で美味しかったです^^
受けも攻めも、それぞれ女性とのセックスもあるのですが、そこはスパイス。(苦手な方は注意です)
というか女性を交えた3Pもあります。すごい…。

受けも攻めも、女性と悲しい過去があったり…。受けの童貞を奪ったお姉さん、なんであんなこと言うの……??

すれ違いからのラブラブは感動モノでしたあとめちゃくちゃ絵がきれいですよね。繊細な絵から紡がれるドエロは最高です。
受けが、モブ男たちにヤられるシーンが萌えました。

1

ずっと気になってたけれど逃げていた作品

個人的なことで恐縮ですが女性が出でくるのがどうも苦手でずっと読まずにいました
しかし、今回番外編を読み本編を読むことができました
女性を混じらせることで繋がるふたりそれがあることから二人で交わるように
性に奔放な二人だからこそ最初は快感だけをもとめていたがいつしか心まで欲していた
拗らせまくりな二人ですけどお互いないものを求め合うようなりやはりないもの同士が求め合うというのは一番萌えます
とにかく体が美しい。
同じ体格なんですけどなぜか受けは可愛らしくみえる 
何度も読み返しています
続編希望です

1

大好きな作品!

ハズレなしのひなこ先生作品、今作も最高でした。

表紙左が受けの諒くん、右が攻めの赤西くんです。

無自覚両思いなふたりがくっつくまでのお話だったのですが。

お互い過去にトラウマのようなものがあり、なかなか素直になれないのでエッチはするけど付き合ってはない関係が続きます。

諒くんに恋心を自覚させるために「彼女できた」とうそをつく赤西くん。

諒くんはとても傷つき、やけになり他の男を誘います。青姦レイプでは、他の男に抱かれながら赤西くんを想う諒くんが可哀想で可愛かったです。

その後めちゃくちゃにされて捨て置かれた諒くんを発見した赤西くん。

頭を冷やすためにしばらくシェアハウスを出る決意を伝えます。

この後赤西くんは幼馴染の家に転がり込むのですが、この幼馴染くんが本当にいい子で...。ベストオブモブの称号を与えたいです。

結局赤西くんの執念から話し合いに至り、期待したくないと言い裏切られることを怖がる諒くんに傷つけてごめんと謝罪し告白します。

「も...ひとりにさせんな...」は殺し文句ですね。

何だかんだ言って噛みつきながらも本気では拒めない諒くんがかわいかったです。

1

素直になりたいけど素直になれない✴︎兄弟

〖DMM電子書籍〗
修正 : 濃霧、汁あり
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : ありver.と無しver.の両方あり
裏表紙 : あり
カバーデザイン : 野本理香さん
電子限定特典 : なし
備考 :
ひと言 : ただただ3Pしまくってるだけかと思いきや、双方拗らせに拗らせまくってて切なさが大爆発した。

〖紙媒体〗
未読

0

ピュアな男の子同士の恋愛

ヤリチン×ヤリチンのノンケ同士。
攻めの赤西は大学生、受けの諒はガテンの寡黙な性格。
性に奔放な2人は高校で出会い意気投合、卒業後も2人で女を捕まえ3Pに明け暮れていますが、諒の怪我(大事なトコロ)を機に、諒の前立腺を開発するように。

タイトルとは裏腹に、ノンケからの相手を好きになるまでの展開はピュアっピュアな男の子同士の恋愛ドラマでした。
攻めの赤西から伝わる愛情に、受けの諒が期待したくない、もし相手に彼女が出来れば男の自分は捨てられてしまう、といった葛藤が見えたのがとてもグッときました。
ノンケだった受けが身体を開発され『もうアイツにしか満たせない』展開が大好物なので、とても良い作品に巡り会えました。
ただどうしてもヤリチンという設定から、モブ♀(受けはモブ♂×もあります)との絡みが多量に出てきます、苦手な方はご注意下さい。

0

受は何気にツンデレだよね?

元々ひなこ先生のコミックス大好きだったんですけど、これはやばーい!!1話から最終話まで、萌えっぱなしです!
攻めの歪んだ愛もいい!

0

2人の女への態度が好きすぎる!!!

この作品の女の扱い好きだわ
トレーニングでもしなさいって笑
ま◯汁かかった時はすごい嫌そうだったのに諒の精◯は全然気にしてなかったところよかったな〜

ストーリー
攻め…赤西 受け…諒
ただのヤリ◯ンの話かと思ったら、トラウマ持ち(両方)で片思い(攻めが受けに)してたっていう設定。
2人の子供の頃の環境があってこその今の2人なんだろうなってすんなり入ってきた!
女越しに好きな人の気持ち良さげな顔見てたってなんか、なんか、やばい


ノンケが男を好きになるってただ流されてくだけって不自然な作品も中にはあると思うんだけど、この作品はちゃんと2人の性格を作者さんがよく理解した上で作られていているんだろうなって!
受けの葛藤が良かった


個人的になんで2人は同じ部屋に住んでるんだろうなっていうのが、最後の方で明かされていたところも良かった!赤西の本気さが伝わってくるね!

1

ノンケ好きな人には刺さる作品かも?!

文章力0の雑魚文章で非常に申し訳ないのですがとても素敵な作品だったのでレビュー書かせて頂きました(;;)

自己満で偏差値2の私が読み終えて熱冷めぬうちに勢い書きしてるだけの長文の割に中身はポンコツのレビューなのでそんなもん目を通す価値無いわ!って方は飛ばしちゃってください!(笑)


---ネタバレ---

ひなこ先生の出されてる本はこれで購入するのが2冊目なのですがまず最初にこれは言わせてください。この表紙はずるいですって、、。金髪ロン毛好きだったら買うしかないじゃないですか???(血涙)

全くの個人的な趣味なのですが、女性を間に挟んでエッチするのって女性軽視と言いますかなんと言いますかそういう観点を除いて性的な目だけで見たらめちゃくちゃエッチじゃないですか???本当にこのシチュエーション好きなんですよね、、。片思い側が女性越しに相手とシてるのを想像してるとかめちゃくちゃ良くないですか???このシチュエーションが性癖すぎて脳みそのキャパが足りない(語彙力)

この作品はヤリチンノンケ✕ヤリチンノンケとかいう趣味に刺されば天国みたいな神CPです!絵もとてもお上手なので充分読む価値アリだと私は思います!

物語の終盤ら辺で、雄司が諒にずっと片想いしていたけれど恋愛に対して策士すぎる故の器用貧乏で素直に「好き」を諒に伝えられなかったせいで自分が雄司を好きかもしれないことに気がついた諒が変にカマかけられたことに気づかずにやけくそになったのちに、そこら辺のモブ集団に犯してくれと頼んで青○されるシーンがあるのですが、もうなんなのでしょうか。私がすぐ感情移入して泣くのもあるのですが、心がしんどくて泣きました(;;)
モブ集団に雑に施しをされて苦痛の中、ハッキリとは気付いていないものの好きかもしれないと気付いてしまった相手に変にカマをかけられたせいで失恋では無いですが、その狡猾な嘘のせいで自分にとっての雄司の立ち位置が友達から好きな人へ変わっていたことにハッキリと気が付いて泣きながらモブ達と雄司を脳内で置き換えて最後射○するシーンが本当にしんどくてめちゃくちゃ泣けるんですよ、、(2回目)

ああああ!語彙力と文章表現力が欲しいです!!サンタさん!!

″ストーリーも大切だけどエッチなシーンもいっぱい見たい党″の方に向けてご報告させて頂きますと、あくまでエッチ判定のハードル低めの私がこれはエッチ過ぎない??と思ったもの(挿入中とそれ以外の行為を含む)を全てカウントすると「7箇所」ありましたね、、、。(深呼吸)

中でも序盤で雄司がア○ル処女の諒のア○ル開発の為に袋に入っているゴムを自分の歯で開けて口で自分の指につけるっていう不意打ちプレイボーイムーブを見せてくるのてますがめちゃくちゃすぎませんか、、、(;;)
このあと諒は見事に開発されてしまうのでこれはエッチ判定させて頂いて先程の7箇所の内に1カウントされてます(笑)

紆余曲折はありますが最後はハッピーエンドなのでバッドエンドが苦手な方でも安心して読める作品です!!

ひなこ先生素敵過ぎる作品をありがとうございました!!(土下座)

2

めろろろん

誤字に気づいたので訂正させてください(;;)

(誤)見せてくるのてますがめちゃくちゃすぎませんか
   ↓
(正)見せてくるのですがめちゃくちゃ良すぎませんか

キーボードが打てなくなるくらいの熱量でした(^^;)
申し訳ございませんでした<(_ _)>

面白かったです

読み応えのある一冊でした
表紙がインパクトあるので、気になっていたお話です

最初から女の子との絡みもありますし、攻め以外との絡みもちょこっとあります

最初は、ギャグっぽいテイストで進むのですが中盤から一気にダークになります
その切り替わりが鮮やかで自然で、かえって深みが増す気さえしました

キャラクターが魅力的で、攻めの執着や受けの諦めた生き方が幼少期の出来事からきていることを丁寧に描かれています

だから、不幸という話ではなく
仕方ないこともあると、割り切っているところがこのお話の強さだと思いました

0

恋心の矢印

おお!高評価に違わずいいお話でした。

二人の恋心が向き合うまで遠回りしましたねえ。

赤西は束縛や独占欲が強くて。高校の頃から諒を意識してて、卒業しても疎遠にならないよう手回しして同居に持ち込んで。二人で女漁りに行っても諒ばかり見て。

諒は絵にかいたようなダメ母の元で育ち通りすがりの大学生のお姉さんに優しくされて満たされるも結局捨てられて。離れていく捨てられる恐怖と強すぎる性欲に段々素行も奔放になっていき。

赤西が諒に好きと言わせたくてついた彼女ができたって嘘。素直に諒が好きって言ってれば!諒が暴走しなかったのに。

諒には赤西の愛に包まれて溺れて欲しいな。

しかし無粋ですが風紀が乱れてますな。

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エロいだけのBL漫画ではない上質な作品

久々に素晴らしいBL漫画に出会いました。

エロだけのBL漫画というのを
目にすることがたまにありますが
この漫画においては
キャラクターの心理描写、なぜこの2人が愛し合うのか…について説得力がとてもあり、キャラクターのバックグラウンドの描き方が他のBLに見ない事細かさがあると思いました。

お互いのトラウマをお互いで補う様が
まさに相互補完されて、
バディの名にふさわしい感じ。

2人の個人の
過去話が胸を締め付けるような切なさがあり
現在に至る描写までとても自然で、この作家さんの技量が半端ないなと読んでいて思いました。

エロシーンもとても描写が細かいです。
作品の特出上、頻繁にあるのも嬉しいです。
(頻繁にあるのにもかかわらず話が濃密なのは本当に凄い)

ただ、帯のアナル開発って強調しているのはいかがかと笑笑
これだと、この作品の深みとか伝えられてないなって思っちゃいました笑笑

とにかく、エロを感じながらも深いBL漫画が
読みたい方に是非オススメです!

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エロスと純愛、最高潮

表紙に女性がいるのでクズ男同士の話かな?と思って読んでみたら…!
さすがひなこ先生、エロさもさることながらしっかりと構築された読み応えのあるストーリーでした。
ヤリチン×ヤリチンと聞くと敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、この2人は”後腐れのない関係”を求めた結果、女を取っかえひっかえしていただけなんですよね。
次第に明かされる赤西と諒の背景も切なく…
描き下ろしで新婚のような2人が見れたのはたまりませんでした。
表紙のイメージから苦手意識を持つ方もいるとは思いますが、ぜひ最後まで読んで、この2人の純愛を見届けて欲しいと思います。

0

大人な話

これは、すごいお話ですね。
暗いわ、重いわ、捻くれてるわ、拗らせてるわ…いたしてるわ…で。

ひなこ先生の作品はひと通り購読させていただいておりますが、好きな作品はめちゃくちゃ好きなのですが全く好きになれない作品もあります。
私的には同作家さんでここまで作品によって好みが分かれるのはなかなかないです…。
すごく絵が上手なのに、どうしてこんなビュジュアルのキャラ描くんだよ~。もっとイケメン描けるじゃん!!!とか、めちゃめちゃイケメンなのになんでこんなおかしなキャラなんだよ~!!!っと、残念過ぎて涙する事も……(T_T)

取りあえず…こちらの主人公CPは許容範囲内でしたので購入。
で、レビューを読ませていただいていて評価が賛否両論だったのでドキドキしながら読みましたよ~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

いや~真っ暗っす。
でも、こんな色々と幼少期に辛い思いをして闇を抱えてしまった2人が不器用ながらも本当の愛を見つけていく…めちゃくちゃいいお話ではありませんか!
私的には好きな方のひなこ先生作品になりました。

生きていると本当いろんなことがあってトラウマになる事も沢山あります。
実際 私もBL好きになったのはもう男女の恋愛なんて信じられないわ…って思うほど心の傷を負ったから…。
もう一度 人を信じられると思うまでにはかなり時間はかかるし、相手の気持ちが怖くて怖くて…臆病にもなるし、そんな経験をしていると、この2人の拗らせぶり両想いになるまでのじれったいやりとりもとてもリアルに感じられました。
そんなわけで、酸いも甘いも噛み分けてこられた方なら共感できるお話かと思われます。
でも、一般的にめちゃくちゃ好きってお話ではないことは確かです。

2

地雷と萌えが半々で

これは評価するのをかなり迷いました。
女性を交えての3Pとか、そもそも二人が知り合うきっかけになったのが高校のときのセフレが被っていたとか、導入部分からチャラいんですよね。でも、そう言う考え方にしてしまった子供の頃のエピソードを読むと彼らの周りにいた大人たちの酷いこと!だからと言うわけではないけれど、女性に対するクズっぷりとか、下半身の緩さを少し許してしまうんです。

途中から、攻めの赤西が諒に対して友情以上のものを感じていて回りくどいことをしているんだなと分かってからはなんか言うことなすこと全てが歯痒くて、素直じゃないんだからっ!とイライラしました。

最終的にはツンツンしていた諒が素直になってきたのでハッピーエンドで好評価ですが、所々の地雷も同じくらい入っていたので真ん中の評価とさせていただきます。

1

意外と純愛

そこまでしてやりたいか!と言いたくなるほどどうしようもないヤリチン同士ですが、3Pしながら実は攻めが受けのことしか見てなかったというのは、それはそれで萌えだなーと感じました。
私は女性との絡みは地雷ではないので大丈夫ですが、作中終始女性の扱いが酷いです。
攻めは意外と一途で、受けがなかなか気持ちを受け入れられなくて拗れちゃった感じです。
でも気持ちを受け入れて、また裏切られるのが怖いという受けの気持ちもよく分かって、後半はすれ違いがとても切なかったです。
最後の「好きって言いながらセックスするのってすげー純愛だな」って攻めの発言が凄く好きで、全て報われたような気持ちになりました。
問題作で好みは分かれると思いますが、これも愛の形なのかもと思いました。

0

クズ男同士の…

この作家さんは初買いになります。
表紙に女の人いるし、帯の煽りでヤリチン友達と文字があり、ああ。これはクズ同士のお話かな? と思って読んでみたら案の定。
患部(下半身)を咬まれた諒の気持ちいい場所を増やすという目的の為、赤西が触れてきたのはーー。

そんな関係からの始まり。

攻めもクズだけども受けの方がクズ度カンストしてて、途中から赤西くんの方に同情しまくりました。
だけども、諒くんの萌えポイントはつなぎを着ている所があるので、そこも是非チェックして下さい。

3

これこそ純愛!かも

個人的に好きな設定でした。

攻めは、「女好きなだらしないやつ」に見えて、好きになった相手には粘着するほど愛が深い、一途なタイプ。
そのため、相手からことごとく怖がられ、そのトラウマにより、本気の付き合いをしなくなる。

受けは、幼いころ母親が男好きで父親に捨てられる。
それでも男に依存する母親からの逃げ場所を探し、
冬の寒い公園にいたところ、一人の女子大生に声を掛けられる。
暖かさとやさしさを与えてくれる彼女に、依存していき、一線を越えてしまう。
しかしながら、彼女は哀れみから受けを受け入れていただけだということがわかってしまい、自身も母親と同じなのだと思い知る。

あとは、ほかの方のレビューにあるような流れで攻めとの関係を持つようになるのだが、過去のような思いをしたくない受けは自分の気持ちを素直に受け入れられず、
攻めも過去の経験から深く突っ込んでいくことができず、受けに誤解させてしまう。

お互いが受け入れあった後、特に、巻末描きおろしはラブ度が上がっていてキュンキュンしました。
女性との描写が出てくるのが苦手でない方や、ヤリチ〇同士の本当の意味での純愛に萌える方には、クリーンヒットだと思います。

7

クズっぷりが同レベルなバランスの良いカップル

私にはちょっと理解できないのですが、即ヤリOKお手軽女性とか、
そんなにゴロゴロ転がっているのでしょうか?
ま、それはどうでも良いことってことで。

赤西は自分に惚れさせて逃がさないように慎重に囲いたかったんですよね。
諒は気持ちよければそれでいい。ってことは、満たされる方法を
性的快楽にしか見いだせなくなってたのかしら。
赤西は諒を満たす事で自分に惚れさせようとしてたってことね。
二人ともかなりお馬鹿さんです。

だけど お互いに不器用ながらも好き合ってるみたいなんで良かった良かった。
何ていうか攻めも受けも同レベルなお馬鹿さんなのが救いです。
バランス的には良いカップルです。
この二人のこの後の甘々生活をもう少し見てみたい気がしたのでこの評価です。

1

キャラが好きになれない。

ひなこさんの作品は、BLを抜きで考えると本当にクズというか「性格悪いなコイツ!」みたいなキャラ出てきますよね…。
受の性格、悪いでしょこれ…。
BLとしては可愛い受かもしれませんが、結構嫌な奴だよコイツ?

あと攻・受共にお互い以外とヤッちゃうシーンが多く、その描写も嫌いなので…。

4

前半は地雷です笑

表紙に女性が見える時点でアウトだと思っていたけど展開が予想外でした。攻めがクズ男かと思いきやまさかの……あと強情な受けの時折見せる火照った顔が最高でした。

4

クズ野郎です。

BL作品なので、女性の描き方が雑になるのは仕方ないことだとしても、あまりにも人間性を無視した酷い扱いに、即『しゅみじゃない』をつけたのですが、それ以外の部分が気になって、手離す前にもう一度読み返してみました。

う〰️ん、何度読み返しても不愉快、とは感じるのですが…自分の気持ちに素直になれなかったり、ゲスやクズといった不器用に生きてるタイプが大好物の私としては、読めば読むほど二人のすんなりいかない関係に萌えが滾ってしまい、どう評価していいのか迷ってしまいました。

執着心の人一倍強い攻めと、過去に囚われて本気の恋愛に踏み出せない受けが女性の体を共有することから、依存し合うのような濃い関係になるなんて…う〰️っ、おいしすぎる。たまらん展開なんだよなぁ〰️。

嫌悪感はぬぐえないものの、二人のクズがあんまりにも不器用なところが可愛すぎて、不本意なからもやっぱり萌えが滾って楽しく読んでしまったので『萌』で。

2

女性がいっぱい出てきます。

かなりのヤリチ〇同士のお話です。
表紙からして女性の影丸出しだし
途中でも女性だけとの描写や3人でいたしてるところもガンガン出てくるので
ちょっと苦手な要素かぁ~って思っていたのですが
読み終わってみるととてもいい読後感でした。
かなり2人して拗らせてるし、素直じゃないし
好きって言ったら途中のしんどいシーンもなくて良かったんじゃと思うと
赤西め~と思うけど
妬いて焦ってくれる諒を見たいし好きって言ってもらいたいという赤西の気持ちも分かるので
何だから複雑だなぁって思いました。
最終的には仲良くラブラブそうなので一安心だけど
途中はちょっと辛かったです。

6

食わず嫌いはやめてみようと思います

基本的にモブ女は地雷なので表紙を見た瞬間避けていたんですが…ひなこ先生新作なので意を決して読みました。

結論、2人のバックボーンから成る心理描写がきちんと描かれていて、ハードエロ一辺倒とかではなく良かったです!!売れてるのに評価少ないのはなぜ!?

ページ数多めだったのが逆に良くて中だるみせず、内容は重いんですが最終的に圧倒的な悪者とか傷つく人とかはなくて(と言いつつ受けの母とか途中受を傷つけた人たちはダメだけど)本人たちは乗り越えてハッピーになっていた様子で一安心。

序盤は快楽に身を任せて女交えての3Pに耽る攻受というなかなか微妙な展開で受が開発されるきっかけもプークスwという感じですが、2人の関係性が少しずつ少しずつ変わっていき、攻めの一言をきっかけにいっきにこれまでの流れが崩されます。

そこからはお互いの過去の話からの人格形成、なぜ2人は今こんな関係になったかまで明らかになりまるで謎解きのタネ明かしを見せられているような鮮やかさ。割と苦しいけど、だからこそ2人それぞれの少し歪んだ愛情表現の裏付けになっていて、ああそうか、救われたかったのねと。。

最終的にはラブラブ甘すぎて酔いそうですがきちんとデレ要素も受けのツンツンとか攻めのヤンデレ風味も見れて満足!色々あったけどとっ散らからず、かといってすぐ結ばれてしまう物足りなさもなくひなこ先生さすがでした!

しかし、、、萌えとキュンはところどころあったものの神評価にできないのは、特に攻めの執拗な独占欲や執着心にはまるで共感できず…かなり個人的な好みになりますがもっとヘタレた表情とか受けの暴走によって攻めもめちゃくちゃに壊れて生まれ変わって更にヤンデレを加速させるくらいの勢いがほしかったかな。。サイコパスに振り切るわけでもなく人情寄りすぎず不思議さがありました。序盤のモブ女を引きずりすぎたのかも…とはいえ骨太な一作、今後も楽しみにしています!

2

3Pや煽り文句を理由に読まないのはもったいない

ただのエロエロにとどまらず、しっかりとした読み応えを提供してくるひなこ先生、さすがです✨

これまでの作品のイメージから、可愛らしいお話から切ないお話まで、純粋でピュア作風が印象の作者だったので、
今作の表紙とあらすじを見て、またイメージ変えてぶっ飛んできたなと思ってたんですけど、
蓋を開けてみれば!まぁ〜〜!!

確かにエロエロだし、受け攻め2人が最初は女性を軽視しすぎている気がしてあまり好きになれなかったのですが、受けの過去を見ると女性にトラウマを植え付けられて怖かったからなんだと、どんな人間の思考にも必ずそうなる原因があるものなんだと改めて気付かされました。

攻めの愛情表現も、一般的に見れば受け入れられにくいものですし、偏見の目で見られることも多いと思うのですが、相手によってはその愛情が心地よくなることもあるのだなぁ…と

2人の一般的に言うと「普通ではない」好きな人への接し方が、自分と似ていたので、人と違ってもそれを受け入れてくれる相手を見つければ良いのだと、少し勇気を貰えました。

ただのエロ漫画目的で購入したのに、色々と気付かされてしまったBL…
「Blue Lust」からファンでしたが、もっと好きが深まりました。
これからも素敵な作品楽しみにしています。

5

残念

受けのレイプ物と自暴に走る話がダメだから、この作品はダメだわ
途中までは良かったけど...
こういうの見るだけで気分悪くなってしまう

12

2015

じゃあ趣味じゃないって事で

シュウ☆

見るだけで気分悪くなってしまうとか もはや中立じゃないし批判とゆうか悪口ですね!
気分悪くなるのはそちらの勝手であって、それをこの場でズバっと言ってしまうのはいかがなものかと思います
趣味じゃないならそれなりのコメントをするべきだと思います。


クズ男たちの震えるような純愛!

ひなこ先生は最近まで男子高生のトラウマものを描いてましたが、シリアスな話も、アホエロ話も、ブラックな鬼畜話も、そのテーマにバッチリおさめてくるストーリー作りがとにかくうまいっ!

今作は帯にある通り、”節操なしのプレイボーイ×セックス中毒のガテン系男子”
女を性欲の捌け口としか思ってない二人、いきなり女を誘って3Pしてるし、スキモノクズがエロをエスカレートさせて男同士でって話なのかなと思ったけど、ひなこ先生がそんな単純なストーリーで終わらせるわけなかった!
ページが進めば進むほど、二人の気持ちが心に刺さってきて、最後は震えてました!


大学生の赤西と、ガテンの諒は、高校の時からヤリチンでヤらせてくれる女を取り合うところから始まったヤリ友ならぬ穴兄弟。
今は同居しながら、あいかわらず女を引っかけては3Pしてるクズどもです。

とある3P時、女に暴言吐いた腹いせに噛まれてしまって、諒は男としてエッチするのが難しくなってしまうw
それを赤西がおもしろがって、アナルを開発してイかせると、二人ともそれが病みつきになって、女と3Pした後に二人でセックスするのが定番になる。
このヤりたくてヤりたくてしかたがない衝動はとってもエロいです♪

それから赤西は諒を抱きしめながら眠りたがったり、エロだけの関係に”甘さ”がプラスされてくると、諒はカラダを開発されるだけじゃなくて、気持ちも動いていき、いつか赤西に彼女ができて自分から離れていくのを怖がるように。
でも諒は意地っ張りだから、赤西に素直に甘えることができない。
(そんな諒がエッチの時に赤西にギュッとしがみついたりする瞬間はたまらなくかわいい!)

そして赤西から「彼女ができた」と告げられた諒は思いっきり無茶を…


赤西がなんでそんなこと言ったか?
諒に嫉妬させて、気持ちを自覚させて、ヤリ友から甘い関係になりたいんだなって、読んでると察することができるんだけど、恋しちゃってると冷静になれなくて振り切れてしまうんだよね…

その後のシーンは辛いものがあるけど、それがあるから、おもしろがってるように見えた赤西が、じつはどれだけ諒を大事にしてたか、どれだけ気持ちをこめて諒を抱いていたかがわかるんです!
気持ちを伝えあってなくても、カラダの会話がもうじゅーぶんに両想いなんだよーーーっ。(叫びたい…)

赤西の過去と性癖、諒の過去と心の傷、そこにはトリッキーな展開もあるからネタバレは控えますが、後半の怒涛の流れは世界観に引きこまれたし、赤西と諒、それぞれの気持ちが心に刺さって震えました!
あんなエロクズ二人の話がこんな純愛ストーリーになるなんて!
もう、「ひなこ先生さすがです」って言葉しかでてきません。
すごい良い話を読ませてもらいました♪

女とのエッチシーンも、モブとのレイプめいたシーンもあるから、地雷な人も多い気がするけど、どうかめげずに最後の純愛まで読んで欲しいです。

裸体の女が載ってるBL表紙なんて初めて見たし、なんてチャレンジャーなんだって驚きますが、この表紙にクズを煽る帯でこんな純愛を描いてしまう!
もう賞賛しかないです!

紙本は修正甘くて、二人の甘いエロシーンもたっぷり楽しめたけど、電子だと真っ白なんでしょうね…
なぜ紙本はこんなに堂々としてるのに、電子はあんなに消極的なんだろう???
紙本に付く初回限定小冊子は番外編でもマンガでもなく、キャラ紹介とイラストとコメントでしたが、乳首を強調するイラストはなかなか官能的なので、ひなこ絵ファンの方は初回版があるうちに入手することをオススメします。

15

アナル開発で得たものは…

赤西君、涼君共、本当に欲しかったものが手に入って良かったです。
いやー…エロかった…本当エロかった…良かったです…

諒君の見た目が好みの受けすぎだし、お尻覚えちゃったら淫乱だしでもう最高でした。
3P中にお尻に指ツッコまれるとこなんか、もっとヤレ!チンコも突っ込んでしまえ!とエールを送ってしまうほど。

2人共に過去のトラウマがあるからこそ、2人を繋ぐものは【女を挟んだ快楽】のみ。
臆病で慎重ながら、それでも1歩踏み出した赤西君が、選択肢を間違えてしまうターンも見逃せませんでした!

一途で重いヤリチン×臆病で性欲魔人のヤリチンのお話。
すごく面白かったです!

3

ワケありヤリチン達の汚れなき愛

"後腐れない関係"を女に求めるという共通点を持つ赤西(攻)と諒(受)は3Pを楽しむヤリチン。そんな2人のヤリチンが、どうやって恋愛関係になるのだろうか…お見事でした(^^)エロにも満足でしたが、2人の抱えている背景が徐々に分かり、関係性に変化も見られ、非常に面白かったです!!

3Pで、女に急所を噛まれる諒。使い物にならないけど、快楽はまだ感じたい…そこで"気持ちいい場所"を増やすべく諒のアナルを弄り始める赤西…すごい展開だな、おいっ笑!!でも実は、時々気がついていた諒…3P中に向けられる赤西からの視線。読み始めた時は、どちらかというと諒が赤西にお熱かと思いきや、これ後々読み進めてわかるんですけど、赤西は"執着愛"が激しい人だったんですよ!!つまり、諒の感じていた視線はビンゴ!実は赤西のが先に諒にお熱でした笑!でも結構すれ違いこじれ愛はお話としては有り得るパターンですよね。私が面白いなと思ったのは"赤西がなぜそうなったのか"が丁寧に描かれていて、そこがツボでした(^^)諒も、赤西への愛に気がついたあたりで過去回想が描かれますが、こちらもきちんと描かれていて、すごく良かったです!
上っ面で流された愛ではなく、だいぶ前から築き上げられ始めていた愛情…この関係に至るまでの背景が描かれていて、面白かったです(^^)こじれとか執着とかすれ違い、大好きだわぁ。2人の表情も、話が進むにつれてかなり豊かになります(^^)泣き顔、照れ顔、怒り顔、グズグズ顔…。
エロも素晴らしかった!あとがきで、ひなこ先生も書かれていましたが、エロいっぱいでそこも大満足でした(^^)先生の作品絵が凄く綺麗ですよね!

両想いになってからの2人の甘々は、こちらもキュンキュンしちゃいますよー(〃ω〃)幸せそうな2人、嬉しいなぁ(^^)末永くお幸せに…!!

ヤリチン同士のこじれ愛は、想像以上の純愛でした(^^)ぜひ読んでいただきです♫

5

濃厚なエロスを以て描かれる純愛

チャラいヤリチン×寡黙なヤリチン。

派手な赤西と無口な諒は真逆のタイプだけど、「ヤリチン」であることが共通してつるむようになり、今では同居し、夜は適当な女を引っ掛けて3人で楽しむ仲。
ある日の3P中、女性に大事なところを噛まれてしまった諒に、赤西が前立腺をいじってやると言い出す。

長めの髪に軽薄な笑みを浮かべる赤西は、遊び人を絵に描いたようなゆるさの中に濃密な色気を内包していて、諒はあっという間に快楽に飲み込まれていきます。
前が治り再び3Pに挑むものの、秘かに入ってくる指に反応してしまう諒は、その夜から赤西に抱かれるように。

体を重ねてから恋人のように甘くなる赤西ですが、過去の経験や家庭環境のせいで恋愛に臆病な諒は、抱かれ満たされるほどに失うことを恐れます。
それでも体は赤西を求め、一人女性を抱きに行くも満足できずに帰り、寝ている赤西を叩き起こして抱かせる場面も。

赤西は、煮え切らない諒に「彼女ができた」と言うことで揺さぶりをかけますが、それを信じた諒は自棄になり、街中で絡んできた男を誘う。
見知らぬ男との苦しい行為でも、赤西を思い出せばすぐに反応し、赤西でなくてはならない体と心を持て余す。

一方、自分の言動で諒が陵辱されたことに動揺する赤西。好きだと言わせたかっただけなのに。
軽そうに見えて実は異常に独占欲が強く、相手に逃げられてばかりいた赤西は、出会った頃から諒に惹かれるも、その想いを隠してきた。
諒の負傷は赤西にとって千載一遇のチャンスで、体から陥落させて諒を手に入れようとしていました。
自分の執着が知れるより先に惚れさせようとしていた赤西もまた、恋愛に臆病だったわけです。

そんな弱さを捨てて心を決め、見えない未来を恐れて泣き崩れる諒に、真摯に想いを伝える赤西。ようやく心も体も結ばれる二人です。
体先行でエロ多めですが、話の展開に必要な説得性のある描写で、二人の心模様を描く過程は純愛の物語です。
赤西の目には最初から諒しか映っていないし、そんな赤西に吸い寄せられるように惹かれていく諒もまた同じくで、お互いしか見えていない二人の世界が繰り広げられているので、乱れた性生活も不思議と気になりません。

描き下ろしでは、赤西がキッチンに立つ諒を後ろから抱きしめたり、新婚さんみたいな甘さ。
大学の課題で2日いなかった赤西に、口でしながら「もうケツにくれ」と熱くねだる諒。
うわ言のように「好き」と繰り返し、抱かれる喜びを全身で味わい、最後は中に欲しがる諒に余裕のない表情を見せる赤西です。

諒は抱かれながらも男らしさが前面に出たままのタイプですが、そんな諒を圧倒的な攻めの熱量で掌握する赤西。自分に溺れていく諒を満足そうに見つめ、時には腕に痕が残るほど掴んだり、序盤から隠しきれない執着が垣間見え、遊び人な雰囲気とのギャップがいいです。
手負いの獣のような、痛々しく張り詰めた雰囲気の諒が溶かされ、ほどけていく様も必見。
男と男が体で求め合う濃厚な世界。でも最後はちゃんと甘い。もっとあまあまな二人のその後が見たいですね。

17

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