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表題作アラビアン・ウエディング ~灼鷹王の花嫁~

アルディーン、デルアン王国第五王子、24
晴希、王女と性別を偽っているオルジェ王国王子、22

その他の収録作品

  • あとがき
  • ◆電子書籍用SS

あらすじ

王女は、本当は男――その真実を隠し、デルアン王国に嫁ぐことになった晴希。婚姻の相手は、魅惑の美貌を持つ王子アルディーン。実は親友同士の二人は、国交のため偽装結婚することになったのだ。しかし、豪華な結婚式の後に待っていたのは、熱く激しい初夜だった! その後も毎晩、蕩けるほど甘く淫らに愛される新婚の日々。次第に彼への愛が募っていく晴希だが、自分は妃にふさわしくないと身を引こうとして!?

作品情報

作品名
アラビアン・ウエディング ~灼鷹王の花嫁~
著者
ゆりの菜櫻 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
アラビアン・プロポーズ~獅子王の花嫁~
発売日
ISBN
9784065139455
3.7

(40)

(10)

萌々

(18)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
11
得点
145
評価数
40
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数11

アラブ王子の執着と溺愛❤︎

アラビア風溺愛×執着ストーリー!

『パブリックスクールの恋』シリーズでゆりの先生を知り、他作品も読みたくなって手に取った、こちら。

実は『アラビアン・プロポーズ~獅子王の花嫁~』のスピンオフ作と知らずに読んでしまったのですが、スピン元未読でも問題なく楽しめました。

(でも多分読んでいた方がより美味しく味わえるような気がするので、これから元の方も読みます( ̄▽ ̄))

知らず知らずのうちに攻めに惚れ込まれ(それはそれはもう溺愛!❤︎)、絡みとられていく受け…たまりませんね。

王子だけが次々と亡くなるという不可解な現象が続いたことから、男であることを隠して22歳まで育てられてきた晴希。

幼い頃、晴希に偶然出会った隣国の王子アルディーンはそんな晴希に一目惚れし、自分のものにせんがため周到に準備をし手を回し、”偽装結婚”という形で彼を手に入れるー

というストーリー。

アルディーンの溺愛と執着っぷりに、もう読んでるそばからニヤニヤが止まりません。

晴希が「ただ守られるだけの受け」ではなく、腕っ節が強く、アルディーンとの結婚後に大臣に嵌められそうになった際も、取り囲んだ男達を一人でバッタバッタと薙ぎ倒していくのが最高でした・:*+.

欲を言えばこちら、二人の幼い頃の初めての出会い、アルディーンが晴希に恋をする場面が割と中盤で出てくるんですが、個人的にはこのエピソードを最初に読みたかったかも…!

アルディーンが半ば一方的に溺愛しているのは伝わってくるんですが、そのきっかけや経緯がよく分からなかったので、出会いのエピソードを読むまではなんとなく世界観に入り込めず…という感じでした。

が!出会いと一目惚れを知ってからは、俄然彼を応援する気持ちになりました…!

特に砂漠で夜の星空を見上げながら、互いの気持ちを確認し、晴希が初めてアルディーンに「愛している」と告げるシーン。

感極まるアルディーンの姿が目に浮かび、良かったねえええ!!と姉のような気持ちに…その場面のイラストも想像を掻き立てるもので、最高of最高✨

受けの晴希が、体を重ねてから「あれ…ドキドキする…もしかしてこれは恋…?」と自覚/覚醒するのはまあお約束の展開だよねと思ったり、

日本人である晴希の母が、一体どういう経緯でアラブ王に嫁ぐことになったのか…など、気になることがちょっと割愛されていて、疑問も湧いてきたりしましたが(お母さん、第三王妃だし)…

深窓の令嬢である受けが実は心も体も強い、とか、溺愛執着攻めのアルディーンの格好良さとか、愛を言葉で確かめ合った後、奥の奥まで突く濃厚セッッとか…
そんな諸々に”くーっ!”とたまらない気持ちになる、そんな作品でした✨

0

受け様が好き(*´ω`*)

"アラビアンシリーズ"2作目のこちら。
『プロポーズ』を読んでなくても大丈夫ですけど、チラッとメロメロな前作の攻め様が出できててニヤリでした。


受け様は、男なのに訳あって王女として育った晴希。
父王から見合いの話もちらちら出てきて、そろそろ男として第2の人生を歩こうか、と母達と相談していたある日。
見合いを飛び越えて結婚話が舞い込む。
それが攻め様である近隣王国の第5王子、アルディーン。

両視点で進むので、アルディーンが晴希を手に入れる為、用意周到に準備して虎視眈々と狙っていたことがよくわかります。
いや、そんな腹黒執着攻め様、嫌いじゃないよ(≧▽≦)
でも、このお話では、晴希が好きでしたわ~。
いざとなったら潔く誠実で、強くて優しくてちょい天然も入ってて。
初夜の時、2人共催淫剤を盛られた、と聞かされた晴希が「じゃあ君も男とセックスしなきゃいけないのか」には笑いました。
そうくるか~(≧▽≦)
とっても素直で純真な子を騙すように言いくるめやがって、アルディーンめ。
アルディーンの幸せを願い、伴侶としての覚悟を当たり前に告げる晴希、カッコよくて惚れ直しちゃう。

そりゃアルディーンに対して、ついトゲのある言い方をしちゃう、晴希の侍女のサーシャの気持ち、よく分かるわ~。
こんなに素敵なウチの子が、あんな腹黒王子に(҂˘̀^˘́)งてな気持ちにもなりますわね。

0

うーん

このシリーズはまだ全部読んでないのですが、みんなすれ違う設定なのかな?

女々しい攻めと深窓の令嬢鈍い受け。

なぜそこまでアルディーンは晴希を騙そうとするの?愛してるから結婚したいのに、君のためにはこうするしかないんだ!と言いくるめて、罪悪感を持たせて。

実は勝手にすべてを解決していたアルディーン。それを知らない晴希はいつまでも悩んで苦しんで。そして侍女に相談してやっとアルディーンが自分をずっと愛していて、そのためにこの計画を仕組み、自分も彼を愛しており素直に告げればよいと気がつく。

あんなに抱かれたのに?イチャイチャしてるのに?なぜ気が付かないの?
鈍い受けがすれ違うのがテーマなの?
なんか勝手に解決されたり、異常に悲壮感を感じたり、君ら話し合いなよと思いました。

そういえば一作目で攻めのシャディールが他の兄弟王子はみんなクソって言ってませんでしたっけ?

0

王族同士の婚礼

絵師買い。
兼森先生は、アラビアン風衣装の描写が上手い。

戸籍制度が女子にはない、という設定の仮想の砂漠にある王国。
日本人の第三夫人が生んだ王子は、暗殺から守る為に女子として育てられる。
女子として育てられた実は男子が、姫として他国の王子と婚礼。
その王子は、「プロポーズ」編のシャディールの兄。
シリーズの中で、一番起伏がなだらかな内容。

スピンオフのこれらの物語を書くために
「プロポーズ」編は、重版の際に書き直し修正を入れて、兄弟仲良しに設定が変更されているそう。
初版本と内容が違う「アラビアン・プロポーズ」の本はレアもの。



0

う〜ん……

アラビアンシリーズ第二弾、前編は未読でも問題なく読めます。

期待通りの溺愛執着攻めだったんだけど、気になる要素があったので心の底から萌えきることができず、萌です。

国交のために偽装結婚することになった攻めと受け。
受けは、攻めに対して罪悪感を抱いているんですね。
「攻めは国のために男の自分なんかと結婚してくれた……本当は女性と結婚するべきなのに‥‥」みたいなことを。

もちろん攻めにとっての結婚は後悔どころか、万々歳な展開なんですよ。
攻めは、受けを手に入れるべく長きに渡って策をめぐらしていた男なので、結婚こそが攻めの狙い。

両片思いなのに、攻めの真意に気づけず罪悪感にさいなまれ続けている受けの姿がかわいそーだなぁ……と思ってしまって。
まぁ受けもかなり鈍いんだけど、攻めには態度だけではなく、言葉で早いうちにはっきりと示して欲しかったなぁと。

で、何故言えなかったかというと、「自信がなかった」とまさかのヘタレ節をかます。
ヘタレ攻めは大好きなんだけど、こういうヘタレは好きではないんですよねぇ……。
「言えない」事情があって擦れ違うのなら切ない〜!と萌えられるんだけど。

ゆりのさんは他作品でもたまにあるんだけど、受けのことを溺愛執着してるにも関わらず、攻めが好きな気持ちをずーっと伝えないせいで健気な受けが傷つく、それをヘタレ攻めと称してるのがあって、なんか違う……と思う時があって、この作品もそれでした。

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