電子限定カラーイラスト付き
『君は夏のなか』の続編です。
タイトルは、「は」が「と」に変わっただけです。
でも、一字違うと全く意味が変わりますよね。
今作は、佐伯と渉の2人が一緒に過ごす夏を共に追いかける…というスタンスで読まれるのがいいかと思います。
佐伯と渉は高校生の頃、映画好きという共通点を通じて仲良くなり、大学生になった現在では恋人同士として付き合いを続けている。
大学にバイトに忙しい日々の中で、映画を観たり、花火に行ったり、聖地巡礼したり…2人で過ごす時間が、より大切なものになっていく。
渉の無自覚な愛情表現に、恋愛感情を強めていく佐伯。
渉もまた、初めての嫉妬を覚えて…
大きな出来事もなく、当て馬も登場しませんが、気持ちを深めあっていく2人を見守ることができます。
渉が佐伯を名前呼びするところは、こちらまで照れてしまいました。
前作では進展のなかった2人ですが、今作ではほんの少しだけ距離の近付いた2人が見られます。
ラストの無人島でのシーンは、2人の気持ちが伝わってきて胸が熱くなりました。
眩しいほどに煌めいた2人の青春に一緒に浸れて、本当に幸せでした。
描き下ろしがなかったので少し残念に思いましたが、いつか大人になった2人にも会ってみたいです。
タイトルも表紙も絵柄も内容も、とにかく爽やかなシリーズ。
私はこの作品が大好きであると同時に、あまりにも爽やかで眩しく、性的なことを感じさせない雰囲気に、正直なところ物足りなさも感じていました。
そんな私も初めてBLに触れた時は、濃厚な性行為にはやや抵抗があったものですが、数をこなすうちに慣れ、今ではエロエロも大好物です。
とは言え、とにかくエロければいいということではなく、作品の内容や雰囲気に沿った構成・分量であって欲しいとも考えています。
ただ、描写そのものは置いておいて、愛し合う二人なら、身も心も結ばれたいというのが世の常なのでは、と思うのです。
この作品の二人を見ていると、特に渉が幼いこともあって、一過性の気の迷いのような、友情と恋の狭間のような、とても危うく曖昧なものに感じてしまっていました。それこそがこの作品の持ち味であるとも思いますが。
そういう意味では、今作の表現は私のそうした杞憂を吹き飛ばしてくれる素晴らしい性描写でした。
これこそ私の思う「作品に沿ったエロ」です。「エロ」というと語弊があるかもしれないですが、私の思うエロとは「二人がそういう関係を望んでいるかどうか、その未来を感じられるかどうか」ということで、その表現は作家さんや作品によって様々なので、この作品らしい性の表現だったと感じています。
「キスだけじゃ足りない」「全部はしない」という千晴の言葉、それを受け入れる渉の姿に、この二人、ちゃんと結ばれてる!と感じることができ、感涙でした。
濃厚なエロでも、或いは体を繋げていなくても、その作品とカップルにとって自然な形だと本当に満足感が高いことを再確認しました。
大人な恋をしている二人も見てみたいですね。渉はきっとすごくかっこよくなってるだろうなぁ。かなりいい男前受けに成長しそうです。千晴は大好きな美人攻めなので何も言うことがありません。
ぐはっ
もうね、良い!
タイトル、一文字の違いが良くわかりました。
渉と佐伯の夏。
前作は、佐伯の告白からの、渉が徐々に気持ちを自覚する流れが細やかに描かれていました。
今は、二人とも大学生。佐伯は、東京に戻って来ましたよ!
物理的な距離が縮まり、会う回数が増え。
ついでに、佐伯は一人暮らしなんです!
友達みたいに、ごはん食べて、映画みて。
しかーし、付き合い始めた二人。
違うの❤️
ふわぁーと甘い時が来るんですな!
佐伯が、攻めてます。
渉のこと大好きだから、やっぱり我慢効きません❤️
渉も、びくっとしながら受け入れています。
とはいえ、キスとちょい撫でハグ。
日頃、色々な作品に触れていますと、際立つピュアさ‼️
あ~焦れる…でも、いいんだよ~❤️
渉と佐伯は、焦れながらも、ちゃんと進んでいます。
物理的な距離が近く、いつでも会えて、かつ、互いが好きしかないのですもの。
自然に、もっともっと、体と心が求めあってしまう。
タイトルの『君と夏のなか』、暑くて、空は青く抜けて、白い入道雲。
このカバービジュアルのまま、二人がぐっと突き抜けて、近く近くなりそうな予感がスゴいですもの❗️
このたび、キスハグメインでは、有りますが、あれ?下半身、どうなりました?という場面が有りますよ~❤️
もうね、まずは読んで確認していただきたいですね~
渉の、独占欲もドキドキします❗️
エロさなし。なのに、間違いなくBLです。
やっぱり、古矢先生、唯一無二な作品と思いました!
互いが好きで、うまく距離感つかめなくても、離れたくない。二人の純粋に想う気持ちがチリチリと、効きます。
でも、やっぱり佐伯呼びから、千晴になったわけで。あれやこれや、秋には進むといいんじゃないかなと…期待します❤️
【限定版小冊子28P】
えろなし。キスは、どっちからするの、がお題です~
いやいや、千晴、まだイケるよ⁉️
渉、自覚したらめちゃくちゃ小悪魔になりそうな予感です。
【君は夏のなか】続編。
前作からちょうど2年。そして作中でも2年。
受験もあってなかなか会えなかった二人の動き出した時間が
もぉとにかく尊かったです。
語彙力があろうがなかろうが!とにかく尊かった!!!!
千晴が東京でひとり暮らしを始めるも、
大学は別々だしバイトもありなかなか会えない二人。
だからか2年経っても相変わらずの初々しさ♡
そしてなんといっても・・・
思うままに渉への想いを口にする千晴と
それに照れて返しが出てこない渉と
それによって流れるなんか変な間(笑)
相変わらずでかわいかった!!!
千晴の大学の友人・渉のバイト先の先輩
二人のいい具合のアシスト演出(笑)で、
千晴のテンション上がっちゃうのほんと
「ありがとうございます」って程にかわいかった!!
なにより、すごく気持ちはデカいのにそれを押し付けるんじゃなく、
自分の中で噛みしめてそっと渉のペースに合わせて関係を進めようとする
千晴がまぁぁぁぁもぉぉぉぉとにかく尊かったデス♡
この作品が好きすぎて連載から読んでました。もはや愛しています。1冊の本となって世に出たこと大変喜ばしいです。
※好きすぎて頭悪い感想です。
何度も読み返していますが、今回のポイントは「キス」だと思っています。
第1話は、高校3年まで遠恋だった2人が再会して喜んでるキスですね。渉くんが死ぬほどかわいい。
第2話は、キスと呼んでいいのかは定かではありませんが、千晴くんが渉くんの項に唇を寄せています。前に進みそうな予感がするキスです。
第3話は、千晴くんが大学の友だちである秋吉くんとの会話を思い出して渉くんの手の甲へキスします。たぶん『君は夏のなか』のときに、ぶっとばしてくれたことへの感謝を含んでるのかなと思いました。光景は千晴くんが王子様に見えますね。渉くんの手がプリンセスかなと思うほど。
第4話は、流れるように千晴くんが渉くんにキス。キスがイケメン。そのあと渉くんの首元に触ったり唇寄せたりイチャイチャしてたら事故床ドンになり、千晴くんが渉くんへ覆うような形になるのでシーンとしてめちゃくちゃドキドキしますが、デコチューに留めます。その留め方やその後のシーンで、千晴くんが欲をめちゃくちゃ我慢してるのがよく分かって、最高。
そして最終話。まさか見られるとは思ってなかった渉くんの嫉妬!ここだけでごちそうさまだったのに、まぁそんなかわいい渉くん見たら千晴くんだってさっき留めた欲、抑えきれないんですよ。渉くん曰く「なんか入ってきた」キスですね。そしてこの後...最後まではしませんでしたがベッドシーンです。ありがとうございます。
そして何より小冊子。ごちそうさまです。渉くんからのキスがテーマです。かわいい。そして千晴くんの雄顔。ありがとうございます。
ここまでキスのことを語ってきましたが、それでも1番好きなシーンはプロポーズ...はいいすぎかもしれないけど、言い過ぎではないシーンですね。「頑張るから渉が繋いでくれた手離さずにいられるように」と千晴くんが言って、「...うん頑張れ千晴」って返すシーン。「一生」って言葉が見えるんですよね。いわゆる「エンダァァァァァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァ」でした。
ただ今まで出てきた設定などからこのあとの2人を妄想したところ、まだ障害などありそうですが、2人なら大丈夫。末永く幸せになって欲しいです。
古矢渚先生、ありがとうございました。