おかえり

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表題作気まぐれなジャガー (4)

麻生 新,音楽雑誌の編集者
椎名 宗純,ギタリスト

その他の収録作品

  • 小さな恋のうた
  • カバー下漫画

あらすじ

伝説的バンド・Pegの天才ギタリストとして快進撃を続ける椎名に訪れた、「突発性難聴」という試練。さらに、恋人である新との情事にかまけている間、疎かにしていた家族の苦悩も知ることになり…再びの別離を選ぶ椎名と新。
「行くな、ギターが弾けなくたってずっと俺の側にいろ」、そう言えないのは、かつての自分の椎名への仕打ちの罰だから。椎名のギターを愛しているから。

あの遠い夏の日に置き去りにした情熱を、音を、今取り戻す。椎名とともに。

新と椎名の万感のステージ、さらに、現在のふたりのラブラブ過ぎる同棲生活、甘くて熱すぎるHも盛りだくさん!
物語も恋もセックスも萌えも音楽も人生も…すべてが詰まった大人気長期連載、ここに堂々の完結。

作品情報

作品名
気まぐれなジャガー (4)
著者
ウノハナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
シリーズ
気まぐれなジャガー
発売日
電子発売日
ISBN
9784866693682
4.7

(252)

(206)

萌々

(35)

(11)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
29
得点
1203
評価数
252
平均
4.7 / 5
神率
81.7%

レビュー投稿数29

最高のエンディング!何度も読みたい音楽BL

「ギターが弾けないバンド活動出来ない自分はアラタにとって価値がない」ってアラタといるのがしんどくなっちゃった宗純が海外放浪しだすとこから、バンド再活動までのお話。
やっと、過去回想から現代に戻ってきましたよ。

久しぶりに2人で地元に帰って宗純の実家でアラタがギターを弾くシーン。中学生の頃みたいにワクワクした顔でアラタを見つめる宗純。どれだけ自分がギターの天才って言われてもルーツであるアラタは特別なんか。プロの世界にいたらアラタよりもっと上手な人はいっぱいいるだろうけど自分のギターの原点なんだな。喜ぶ宗純の顔がとてもよかった。

海外に行く、同棲していていつも一緒だった2人が好きなのに離れる事になってお互いに切なく苦しくなってる。アラタが空港からの帰り道で泣くなんて思わなかったよ。

感情が揺さぶられるシーンが4巻には多いんだけど、やっぱり再結成ライブのラストのシーン!
マキちゃんがアラタの元にお願いしにきたから絶対アラタがステージに立つんだろうとは思ってたけど、五人目のpegとしてではなく、宗純とアラタの2人でのギターセッションってのが良かった!
私はてっきり、宗純がやりたいってメンバーに言っててマキちゃんが交渉に来たと思ってたら違った!
メンバーの粋な計らい、宗純へのサプライズだったとは。
そこにも、うるうる。宗純ワガママ子猫ちゃんだけどみんなに愛されてるよ〜。
長年の夢だったアラタとステージに立つが実現したのも胸アツ。
その夜興奮してしまって思わず燃え上がるのもわかるよ。何回もしてしまうよね、そりゃ。

これ、このまま五人目のバンドメンバーにみたいな事にならないのもよかった。

アラタは雑誌編集長、宗純はミュージシャン
それぞれの道にっていい!

あとは、宗純の弟 駿英くんが不憫過ぎるので幸せになって欲しい。お兄ちゃんに甘えたかっただけなんだよぅ。

ひとつ気になった事が。
宗純感情が昂るとすぐ飛びついて抱きつくんですが、アラタの腰が心配です。もうそろそろ身体にガタが来るお年頃なのでお手柔らかにねと。

シーモアで購入
密着した体位なので修正無し。

0

連載を追いかける

連載を追いかけてここに到達するカタルシスを得られていないのも良くないんだろうなぁと思いつつ、軒並みの神評価の中で萌評価をつけることに申し訳なさすらある。
もともとウノハナ先生の作品とは相性が良い方ではないので、そんな人のレビューだなと思ってください。
過去と現在行き来する構成や情報の出し方はとても好きで、起承転結の美しさなど含め3巻まで萌2評価にしてます。
突発性難聴や突然のイギリス行き、日本から出てったり帰ってきたりって情報があった割には、現在パートはぬるっと解決しちゃったなという印象。イギリスで何してたかが気になってしまう。難聴は根本的に解決(良くはならないが悪くもならない落とし所とかね)の道筋は見えてるのか?宗純の人物像があまり自分に落ちてなくて、彼に魅力を感じられないまま4巻までいっちゃったのも良くなかったかな。折に触れて読み返してみます。

0

気まぐれ

ウノハナさん絵が美しいですね〜。
前巻を読んだのが思い出せないくらい前で、あらすじだけ復習したものの、4巻を読んでもその盛り上がりについていけず。

宗純が気まぐれですね。さすが気まぐれなジャガー。新とギターしか見えてない宗純を田舎に置いてきたから?
恋人になってロンドンに行って連絡とれなくて好きなときに帰ってはエッチしてまた消えて。やっとお互いに罪が相殺されたのかな?

宗純が新のギターが特別なのが一貫してて良かったです。新以外でバンドに執着したり大人になってるんですね。

0

バンドだけじゃない人間ドラマ

Kindle unlimitedで読みました。(kindleの仕様なのか3巻まではシリーズに入ってるのですが、4巻だけ別になってるので気をつけてください。4巻もKindle unlimitedで読めます。)
当初はBLあるあるのバンドものだと思ってたのですが、読み進めていくとただのバンドものだけじゃない人間ドラマに興奮します。なんとなくバンドの内部で恋愛してるのかと思いがちですが、この作品は音楽以前に田舎で二人が出会って愛を育んでいるので、再会BLっぽい要素が多くあり最高でした。むしろ再会BL好きな人向きですね。何より麻生(攻)と椎名(受)の両思いがずっと続いている安心感が読みやすさの秘密なのかなと思ってます。当初は椎名→→麻生に見えたのですが、実は麻生が激重感情持ってるっていうのも最高。すごく素敵な関係だと思いました。攻めの涙が大好きな私は、随所随所で泣いてくれる麻生にも興奮しました(笑)。
そしてなんといってもクライマックス!二人が演奏するシーンは音楽との絆、バンドメンバーとの絆(ちなみにバンドメンバーのキャラクターもすごくいいです。特にボーカルの元アイドルまきちゃんはみんな好きなキャラなんじゃないかな)、家族との絆、そして麻生と椎名の絆がきれいに重なって、ラストにふさわしい感動的なシーンとして描かれています。また、1巻から二人の人生が長い期間描かれているので、成長物語としてもすごく良かったなと思いました。ちなみに個人的な萌えポイントは、麻生の椎名の呼び方に細かいこだわりがあるところと、ステージという言葉を舞台のステージという意味だけじゃなく、人生のステージとして表現されているところですね。言葉選びにも先生のこだわりを感じます。

バンドだけじゃない人間ドラマがBLと相まって魅力的に描かれているので、まだの方にはぜひ読んでいただきたい作品です。

1

涙不可避

遂に完結、めちゃくちゃ感動しました…!
椎名の休養とPegの活動休止、そしてしばし離れることになるふたり…。
わりと序盤から胸がいっぱいになる部分が多くてうるうるきてしまいましたが、彼らの想いをきちんと受け止めたくて1ページ1ページ、大切に読みました。

椎名をいつも見守っていてくれるメンバーと
グッと言葉を飲み込んでそっとその背中を押してくれる新の大きな愛があったからこそ、椎名はまた音を取り戻せたんだなと思いました。

Pegの原点とも言える、みんなが出会ったライブハウスでの復活ライブは本当に感動しました。
そしてなんと言っても新と椎名のギターセッション…!最高すぎでした!
楽しそうに演奏するふたりの表情から臨場感が伝わってきて、ギターと出会ったあの頃まで時が戻ったかのような空気感にただただシビレました。
椎名のギタリスト人生の"始まり"であり、一緒に弾くことを心から願った新とのステージは涙なしには読めませんでした。

ただ甘いだけではなく、ただアツいだけの音楽漫画でもなく。
すれ違いや困難を乗り越えて、最高の場所に辿り着いた彼らの日々を見守ることが出来て本当に良かったです。

2

まだまだ続きが読みたい!

しばらくの間、気になってはいたけど芸能界のお話にはあまり興味がなかったし、3巻まで出てまだ続いているし、どうしようかと購入を躊躇していたんです。
そして4巻で完結したからと思って購入しました。
読み始めてみると…、もう最後までノンストップで読み切っちゃいました。そして、なんで終わっちゃったの?もっともっと読みたい!と今は渇望しています。

ただただ可愛く好き好き光線発射の天然で天才の宗純との男同士だからこその上手く進められない恋愛模様と、同じように音楽・楽器を愛するが故に相手の才能に対する尊敬と嫉妬と愛情が渦巻くアラタの内情が愛おしかったです。
これこそ男同士の恋愛だなぁと思いました。
そして、4巻の中で何年もかけて積み上げていくふたりの関係は最高によかったです。

心や距離がくっついたり離れたり…。立ち止まったまま前に進めないふたり。
最後のアラタと宗純のセッションは涙なくして読めないほど。やっとやっとふたりがまた並んで歩きだすんだという喜びにあふれていました。

ストーリーも絵もキャラも完璧です。
もっと早く読めばよかった!なんで今まで買っていなかったんだ~!!私の馬鹿!!と過去の自分に怒りを覚えるほどハマってしまったシリーズです。

その後に番外編で中高生のふたりを読めて幸せになれたので、ぜひまた他の番外編も読みたいと切に願っています。
ああ、これで完結…。でもまた続きが読みたい作品です。

3

自信のない2人の恋愛

 完結おめでとうございます。新と宗純の不安定だった恋愛がようやく落ち着きましたね。ギターという同じものを愛する者同士、才能はもちろんのこと、続けられる、のめりこめる力、センスなど、比較できるものがたくさんあって、それらと向き合いながら恋愛するのって結構ハードだと思うのだけど。お互いギターはきっかけに過ぎなくて、ギターがなくたって相手への愛は変わらない。ようやくそれを理解して、本当の意味で愛し合うことができたんじゃないでしょうか。2人とも相手の自分への熱量に自信がなかったけれど、初めて心から相手の愛を信頼できた。展開の割には随分あっさり描かれていた感もありましたが、2人の充足感が伝わってきた最終巻でした。

1

本だけど、確かに映像が見えた


最高のクライマックスでした。
一巻で諦めなくて本当に良かった。

以下、「紹介」というよりは完全に感想です。ご了承ください。

また、この巻で胸に突き刺さる名言がたくさん登場しました。

まずは新に言った「あの時、帰り道に置いてきたのは宗純だけじゃなくてお前(の想い)もだろう」と見破る将生。
本当に将生がいい奴で、元々高かった好感度が更に爆上がりです。

才能にこだわっていた新たですが、そんな才能を持った宗純は新の作る音が昔からずっと大好きだったんです。
それがやっと分かった時の新の解放された表情ときたら…。

そして「俺は3年待ってたけど、お前はずっと待ってたんだな」と…これも刺さりました。

バンドPegへの加入の誘いもしますが、今ある仕事を放り出せないと責任感ある対応も拍手。
そうだよね…と、現実味溢れる回答に違和感ゼロ。
それでもギターは弾くと言ってくれて、宗純と同じように嬉しくなりました。

攻め視点だっただけに、これは主に新の成長を描いた物じゃないかと思います。

描き下ろしは二人が出会った時のお話。
ちなみに購入特典ですが、電子特典の方が描き下ろしの続きなのでオススメです。

1

ずっと感動をありがとう

胸がいっぱいになりました。BLコミックで滅多にしない本気泣きでした。
削ぎ落とした言葉と照明と身体の動きで、新と宗純が互いとギターを好きで大好きなのがめいっっっぱい伝わってきます。本当に楽しそうで夢みたい。
目の前の世界が広がって見える自由な感じ、思春期に初めて大好きなロックバンドを聴いた瞬間の感動を思い出しました。

私が言うまでもなく、kindle unlimited入ったBL民は全員1〜4必修科目ですね。

3

完結

終わってしまうのが勿体ない(>□<)!!
ついたり離れたりな二人のラスト巻。
イチャコラ多めで微笑ましく読ませていただきました。
まさかの最後のセッションは凄くよかった。
音が聞けないのだけが残念。

巻末の二人の最初の出会いのエピソードも可愛くてよかった。
あのニャンコと思ったぬいぐるみは泣いていないのに
どうして見つけられたのかが少々不思議ではあるが
それはそれで可愛くてよし。

二人が付き合い始めるエピソードって前に描かれてたっけ?
ワタシの記憶喪失?
ちゃんと読み直します。
よい終わりでした。お幸せに^^

1

最高のステージへ

いい終わり方でした泣
これ以上無い最高の。
気まぐれなジャガーという題名も今になってスッと入ってきたというか。
幼馴染みのアラタと宗純。ずっと二人を追ってきて、思春期、、危なかっかしかった関係も乗り越えて、素敵な大人になって。
なんか、二人を見守る母性本能みたいなのも刺激されました笑
噛み合いそうで噛み合わなかった2人がぴったり収まって、ホントに良かった。

宗純の無邪気に喜ぶ姿が最高です。心から祝福したくなる一冊です。

3

辛口御免

ヤバイなぁ。
あんまり感動できなかったんだけど。
絶賛レビューばかりで異常に書きづらいが、まあ正直なところを書いておきます。

とにかく「読みたい部分が読めなかった」からだと思う。
難聴になって、新の支えもメンバーの心もみんな椎名への愛を示してたけど、椎名は1人でロンドンに行くことを決める。
で、ロンドンでの椎名がどうだったのか。
そこが全く空白だったじゃん。
ロンドンでの時間の中で、あの奔放さと言うかフラリと帰って甘え倒して、また何も言わずに消える、そんな数年間のパターンが出来上がると思うんだけど、そこに至る椎名の心の動きというかそうなる事で椎名のバランスが取れてたのか?とか、治療的な努力はしてたのかとか。
なんもわからなかった。
まあ作者様がそこに重きを置いてなかったんだろうから、読者は納得するしかないんだろうな。
ならPeg復活劇はどうよ。

これは、解釈は色々だと思うし、この作品は漫画であって実際の音が出てるわけじゃないからあくまで私の受けた印象として。
Pegの音、楽曲、それは進化していたの?
みんなが待ってたPegの存在、だから同じ事やっても熱狂的に受け入れられる。そりゃ動員数はすごいだろうしドームも満員にできるだろうけど。
だけどそこに「越えてくる」何かはあったのか?
椎名は天才、だけど他のメンバーは別に天才じゃないよね。待ってる間に彼らが天才に「なる」わけでもない。彼らの「努力」的なシーンも全然なかったし。ただの椎名待ちならバンドの進化なんてなかったんじゃないの?
残酷すぎる見方かもしれないけど、新生Pegがどれほどのバンドなのか。そこが画面から見えなかった。私もロック好きの端くれなんで辛口過ぎすみません。でも再結成でパワーが上がるバンドって実際少ないんでこんな見方になっちゃいました。

6

アラタも宗純もみんな良かった

住職に勝手に共感して涙ぐんでしまった
アラタが田舎の夜道に置き去りにしたことと置いて行かれて待っていること、違うことのような気がするんだけどおあいこになったのね
甚左のプロデューサー気質でアラタの言葉の意味を解釈してくれた結果あんな風にみんなが幸せになって、最高

甚左大好き

アラタは初めから左利き用で弾いてたらどうだったろうか、とか一巻の頃は思ったけれどアラタ自身が一度もそれを思わないところで同じことだったんだろうと思う
宗純と出会ったらギターを諦めてしまったんだろう
だから、左利き用のギターでステージに立って宗純にもアラタにも納得できるギターとの付き合い方が確立されて、アラタにギターの趣味が戻ってきたこと本当に喜ばしい

宗純が頑張りきれずに不定期に会いに来ちゃうことが余計にアラタを苦しめたの結末を迎えてみると面白い
でも、少年を傷つける方が罪深いから仕方ないね

宗純は絶対にアラタにぞっこんなんだから、アラタのお話なんだと思っていたので、苦しさから開放されたアラタが宗純を愛して愛されて、めでたしめでたしで最高でした

5

まさしく完全無欠のエンディング!最高!

最高の最終巻でした。
読み終えて結構経つのに、未だ興奮冷めやらぬ状態です。
ハッピーエンドは予想していたけれど、こんなエンドが待っていたなんて…

前巻で突発性難聴を発症し、新に不安をぶちまけた椎名。
そんな恋人を優しく抱きしめ、
ギターを弾いていなくても、pegの椎名じゃなくてもいい、
「俺が欲しいのは目の前のただの宗純だ」と全力で受け止めます。

けれど、新の意思に反し、椎名の出した答えは新から離れることでした。
新や家族、pegを愛しているから、失いたくないからこそ、一緒にいられない。
自分なりに考え、もう一度前に進むためにロンドンへ旅立つことを決めます。

新は椎名の意思を尊重したいと思いながらも、自分から離れていく
椎名の気持ちが理解できず、寂しい思いに苦しめられます。

それでも新が椎名を引き留めるこも出来ず、
ただ待ち続けることしか出来ないでいるのは、
かつて椎名を田舎に一人置き去りにしてきた過去があるから。
椎名が帰ってきてはすぐに自分の前から姿を消してしまうことも
自分への“罰”だと思い込んでいるのです。

たしかに、椎名から逃げ出した新を心の中で責めはしましたが、
今もその後悔を背負っていたなんて…胸がぎゅっと締め付けられました。
傷ついていたのは椎名だけではなかったんだなぁ。

椎名の見送り後、空港で一人立ち尽くして涙を流す新が切なくて、
別に永遠の別れでもないのにこちらまで泣けてきてしまいました。

平気そうに見えて、本当は椎名のいない日常に必死に耐えてきたことを
知ってしまうと、「もうどこにも行かない」とようやく椎名の口から
聞くことができた新に良かったね…と心から思えました。

この後1巻の最初へと繋がり、時間軸は現在へと戻ります。
遂にpeg再始動。
メンバーにpeg結成の日と全く同じ台詞で復活を告げる椎名が胸熱でした。
強い絆で結ばれるこの4人の中には流石の新も入っていけないんだろうな。

そして、迎えたpegの復活ライブは鳥肌ものでした。
ただただステージ上の彼らが熱く、眩しく、楽しそうで、
格好良くて、もう最高の二文字しか出てきません!

何より、メンバーたちのサプライズに椎名へのとてつもない愛を感じました。
それは椎名がずっと一番欲しかったもので、新が過去に置き去りにしてきた熱。

ステージ上で向かい合う椎名と新にもう泣いた…
この前でも幾度となく涙ぐんできたけれど、ここからは号泣でした。
二人が抱えてきた夢も苦悩も劣等感も、その全てから解放されてゆくようでした。
そこに残ったのは二人の純粋な愛と熱だけ。

楽しくて嬉しくて仕方ないのに、椎名の目から
溢れるそれは間違いなく幸せの涙でした。
その笑顔は新の奏でるギターの音に触れ、興奮し、胸をときめかせた
あの夏の日の椎名の笑った顔と何一つ変わらないままでした。

読後はまるでライブ参戦した後のような心地よい余韻を残してくれました。
完全無欠のエンディングというものがあるのなら、きっとこんな感じ。
それでもまたいつか、彼らの物語を読みたいと思ってしまうのは我が儘でしょうか…

7

あかん、、、こんなんめちゃくちゃ泣いてしまう

ガチで音楽好きな作家様が描いてくださるミュージシャンBLの威力よ〜〜〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
恋愛と音楽がちゃんと繋がってるストーリー。
涙なしには読めないラストシーンでした。
音楽になんの興味もなかった中学生の宗純がアラタのギターを聴いて身体が震えた感覚。芽生えた感情。色褪せないまま、熱を失わないまま、心の真ん中にずっとピュアに。
萌えないわけがない。
尊くないわけがない。
本当に本当に「おかえり」な最終巻。
宗純もアラタも本当に良かった!!

本作は【音楽ライター×天才ギタリスト】というカップリングがとにかくエモかったです。
ホンモノの「天才」を10代で目の当たりにして自分のギターに早々に見切りをつけざるをえなかったアラタが、それでも「音楽が好きだ!」という気持ちと「椎名(宗純)と椎名のギターと離れたくない!」という気持ちを捨てる選択肢はさらさらなくて音楽ライターとして生きていく道を選んだところから、アラタの典型的なロック野郎な熱さと青臭さにやられまくりでした。
アラタはアラタでどうしようもないくらいに椎名のギターに恋しちゃってるんだもん。
たとえ2人が同じ場所にいなくても、この2人が離れられるわけがないという絶対的な安心感で読めるのがとても良かったです。
アラタがギタリスト椎名の復活をただじっと待つように、私達読者は彼等が並んで立つ日をただじっと待てばいい。そんな全4巻だったなぁと思います。

アラタはサウスポーなんだよね。
でも宗純と一緒にギターを弾いていた学生時代はずっと右利き用のギターを使ってるんですよね。
東京出てからも左利き用を使ってる姿は出てこなくて、それがラストのあのシーンでは左利き用のギターでステージに立ってるんだよね。
いつ変えたんだろう?という疑問はさておき、
何が言いたいかというと、椎名は右利きだから2人がステージに立つと、2人のギターの向きが対をなすような形になるんですよ。
アラタが上手に立って椎名が下手に立てばネックが向き合う形になるし、逆に立てばボディが向き合う形になる。向き合って立てば鏡合わせになる。
え、最後にそんな演出ズルくない?
1巻でアラタが左利きだって情報が出てきたわりにはずっと右利き使ってるなぁって思ってたんだけど、最後の最後に……!ってなりました。

そしてそしてアラタの「椎名」と「宗純」の使い分けも最後の最後まで憎すぎでした。
ずるいよ!!!!!(2回目)

記念すべき20冊目、神of神でした!!!!!

【電子】honto版:修正-(描かれていない)、カバー下なし、裏表紙×、初回封入ペーパー(1p)、電子特典ペーパー(1p)、
※シーモアはさらにシーモア限定の特典ペーパー(1p)付くようです。

14

正々堂々

素直に感動しました。The 王道!心地よい読後感に包まれます。
ここに至るまであっという間だったような長く待ったような…1巻の始まりに4巻で戻ってくるので不思議な感覚でした(おかえり!)。いまの新と宗純から始まって、彼らの学生時代へ遡り、初恋から一時的な別離(熟成ともいう。。この辺はきゅんが止まらんかったなぁ)、その後の再会を経て、キャリアの成功、そして挫折、、、といまに戻り、2人の歩みを噛み締めながら、宗純の再生と2人の原点回帰を見守る万感のラストへと導かれます。はぁ、もう尊すぎて免疫力上がりそうでした。

羨ましいくらい真っ直ぐな2人の関係性には“正しさ”が見えるので、とても気持ちいいんですよ。ちょっと綺麗すぎるくらい互いへの気持ちにブレがなくて安心感があります(特に宗純→新)。“それ正解!”って感じがする絶妙なバランスで互いに支え合ってる仲良し感が本当に佳きです。

Peg復活ライブの場面の臨場感が素晴らしくて、躍動するキャラクターが見えて、音楽まで聞こえてくるようでした。純粋に音楽に向き合える気持ちを取り戻した新と、そんな新とバンド組みたい!(だからギター始めた!)という、宗純の昔日の夢が叶う瞬間は涙腺がやばかったです。みんなが幸せになる姿を見届けて、幸せな気持ちになりました。

描き下ろしは、始まりの始まり…初々しい2人に再び戻ります。メイトのリーフレットは、仕事も大事だけど宗純はもっと大事!な新が頑張る倦怠期知らずな2人の小話でした。

14

青春の延長に恋愛があるんです

目が腫れるくらい泣いてしまった。すごくよかった。一冊まるまるご褒美タイムのようでした。
ウノハナ先生の漫画の良いところは、恋愛の前に周りとの関係がしっかりしているところとキャラクターが人間として成長する様が読んでいて清々しいです。今作の場合は音楽(バンド)がしっかりと主軸となっている骨格のしっかりしたBLです。4巻を通して新と宗純の成長を感じ取ることができました。
諦めて手放してそれでも諦めきれないものを再び手にしようとする。とても勇気が要ることですが、そこに挑戦してようやく手にできた時の景色はきっと想像よりも良いものなんだろうな……そんな気持ちにさせてもらえる漫画です。
これを一気読みできる人が羨ましい。

6

お帰りなさい

シリーズ最終巻です。
切なさ、寂しさ、感動の涙で涙腺が緩んだり締まったり忙しかった。

宗純が弱音を吐いても受け止めて、受け入れてくれる新がカッコ良すぎで堪らんでした。
あえてそんな新たの元から離れて前に進みたいという宗純の気持ちも分かるし、宗純と離れたくない新の気持ちも分かって辛かった(;ω;)

新がいつでも待っててくれるという安心感は、宗純にとってかけがえのない拠り所だったと思います。
Pegのメンバーが新しいメンバーを入れずに、無期限活動休止を選んでくれたのも絆や宗純に対する信頼を感じてジーンとしました。

新が宗純を待って、期待して落胆させられるのは高3の時に宗純を置いて去った罰だと考えてるのが切なかった。
やっぱあの時の事は新にとっても傷になってるんだなぁ。
あの日置き去りにしたのは宗純だけじゃなくて、ギターもだったんですよね。
宗純と2人でのギターセッションは胸アツ以外の言葉が浮かびませんが、泣けました。
その熱をそのままに、ベッド上でのセッションもアツい!

宗純がPegに帰ってくるまでの話であり、新がまたギターと向き合えるところに帰ってこれるまでのお話でもあったなぁと思いました。
2人ともにおかえり、と言いたいです。

描き下ろしは中学生の宗純と、高校生の新の出会いのお話でした。
新がまたカッコよくて…これは惚れてまうやろ。
中学生の宗純も可愛かった♡

12

はぁ良かった〜(//∇//)

3巻の終わり方から勝手に波乱を予感していましたが、そんな事ありませんでした。

大円満の終わり方に大満足でした。
誰もが宗純の帰りを待っていましたね。
Pegのメンバーに気持ちを伝える宗純に感動しました。

そして復活のゲリラライブからの一連の流れに大感動でした。
アラタも待っていたけど、宗純だってずっと待っていたんですよね。

相変わらずアラタ大好きの宗純がとても可愛いと思いました。ゲリラライブで騒いでた女の子達がとても羨ましかったです。私も生で見たかった。www

相変わらずの甚左に爆笑したし、静佳のTシャツの文字にクスッとしながら楽しみました。

まだ読んで無い方は完結したタイミングで一気読みする事をお勧めします。

7

アラタの涙は私の涙

キレイにまとまっていた最終巻でした。ちなみに1〜3巻はKindleUnlimitedで読めるので、未読の方は、今がハマるチャンスかもしれないです。

さて、ハラハラするような終わり方をした3巻。音楽をやる人にとって耳は生命線なのに、どうなってしまうのと心配していたのだけど、そのあたり、若干すっ飛ばされた感は否めない。アラタが大好きすぎる椎名がロンドン行きを決めた理由もよくわからないし、ロンドンでの生活ぶりも気になってしまった。
そもそも、1巻での気まぐれな猫のような椎名と、それ以降のアラタ大好き一途で健気な椎名に、なんとなく違和感も覚えてしまう…。現在と過去編を行ったり来たりした話の構成上、しかたのない違和感なのかな? 回想モノって難しいんですかね。

しかし、私はこの作品はとにかくアラタ派! 
一度はギターを捨て、夢より現実を見据え、椎名のそばにはいても道は違えたかに見えたアラタが! 再びギターを手にして!……というシーンが非常に熱くて、なんかもう感涙だった。
自分は音楽をやらず、違うやり方で音楽に携わるというアラタの選択。それはよく理解できるし、身近で椎名の才能を目の当たりにする苦しさもわかる。
椎名への愛情とは別に、アラタはずっと、ギターを弾きたい気持ちと、折り合いをつけたのだという気持ちの間で揺れていた。
そこから解放され、昇華されたかのように見えた、クライマックスの一連のシーンは、BLとか萌えとか抜きにしても名シーンだと思う。
アラタは、椎名の音楽の原点が自分だということを、もっと誇ってもいいと思うな。アラタと椎名、変わらずラブラブのように見えて、ここからまた新しい関係性に発展していきそうな、爽やかな最終巻でした。

5

響け!恋のうた。

Pegの再生。難聴を乗り越えて、自分の音を取り戻した宗純。宗純をずっと待っていた、甚左さん等、メンバー。それにアラタ。彼等の音楽をずっと待っていた、ファン。
音楽が好き。アラタが好き。
宗純の想いはずっと。それだけ。

ラスト周辺の、台詞の少ないライブのカットが痺れる程カッコよくて。
んもー!それだけ!ギターを掻き鳴らす、宗純のカッコ良さ。
メンバーの好意で、飛び入り参加したアラタとの、セッションのカッコ良さ。
その曲は、彼等の原点。いつか、またこんな日が来るなんて。
初めて、アラタのギターに触れてから。こんなにも好きな気持ちは変わっていない事。
宗純に新メンバー入りを打診されたアラタが、速攻で断るシーンが好きです。
音楽が好きなこと、宗純を愛していること。それと同じくらい。自分はライターの仕事を愛していること。もう、アラタにとっても。宗純という天才の前に、音楽を諦めていた自分とは違う、劣等感に苛まされていた自分とは決別している。そんな清々しいラストでした。

今、一巻から読み返してみると。ウノハナ先生も描いてますけど、宗純がどんどん可愛くなってく。というか、バブみが昂まる。もっと「気まぐれな」宗純にブンブン振り回されて翻弄されてく話だと思ってたのに。彼の健気さと可愛らしさ、いじらしさにキュンとさせられるお話だったんですよね。この可愛さには、アラタじゃ無くても惚れてまうよね。

リスタートしたバンドの成功の昂りのまま、激しく愛し合う2人。
お約束。

ウノハナ先生は、描きたいエピソードは全部描けたそうなんだけど。こぼれ話にもある様に、椎名のロンドン話はちょこっと入れて欲しかったです。
UKロックのカッコ良さ、スタイリッシュな感じ。それに触れて自身の音楽性が研ぎ澄まされていく、みたいなの。見たかったな。
この後続くなら甘あま後日談しか無いだろうけど。ウノハナ先生だからこそ。
そのカッコ良さ、深掘りしてみて欲しいです。

0

最終巻!

今回が最終巻とのことで、1巻からゆっくり丁寧に読んでからの4巻目を読むことに。

昔と今をいったりきたりする場面が多くなかなかストーリーが思うように進まないため、ん〜?!と頭を傾げながらもあっという間に4巻
…↑意味が大ありでしたね、ん〜?!じゃない。とても大切なポイントかと。
思い出だったり、2人を取り巻く環境、未来…

恥ずかしながら、エンディングは予想もしていなかったお話でして…
もしかしたら?!と思った瞬間、バケツがひっくり返ったよう涙が出てしまいました
え?え?ドキドキが止まらない
2人のうれしそうな顔、マキちゃんのはからいにドキドキに続きニヤニヤが止まらなくなる

登場人物は良い方ばかりで当て馬?的な人もいないので最後まで安心して止めました。ハッピーエンド、あまあまなお話がお好みな方はぜひ!幸せいっぱいな気持ちでいっぱいになります。

10

鳥肌 and 感涙

終わってしまった…。
とうとう終わってしまった…。
読み終わって、ここを開くまでに3回鼻をかみました。
でもこの画面がまだ歪んで見えるのはなぜだろう。

1巻を読んだときは、完結の瞬間にこんなに泣かされるとは思ってませんでした。
内緒ですが、途中で「いつまで回想が続くんだろう?」って思ったこともありました。
単純な回想じゃなかったんだなあ。
これは気まぐれな天才ギター弾きと、そんな彼に振り回される年上編集者の話じゃなくて、お互いのギターに惚れて、嫉妬して、手放して、でも諦めきれなくて、また出会って、求め合って、支え合ってきた2人の歴史だったんだなあ。

アラタの弾くギターで始まった宗純のギター人生。
圧倒的な才能の差に打ちのめされて、宗純ごと、自分から切り離したアラタが、宗純に対して抱いていた罪悪感。
その思いが、ロンドンへ旅立つ宗純を待ち続ける礎になっていたこと。
成田でのシーンは泣けました。

それまでアラタとギターだけだった宗純の世界。
聴こえなくなったことで、自分が無価値に思えたこと。
それでも切り捨てずにいてくれるメンバーや、何もなくても「宗純」ならそれで良いと言ってくれたアラタ。
何も聴こえないのに、アラタのギターだけは聴こえたこと。
最初は世界中あちこちフラフラしては、気まぐれに帰ってくる宗純に「何だ、こいつは!?」と思っていたけれど、やっぱり宗純の原点はアラタのギターで、アラタと弾きたいという思いが捨てきれないから、ゼロになれる環境で、弾ける自分になれるまで戦ってたんだなあ。
逃避じゃなくて、前進だったんだ、と。
それが分かるから、アラタも見送れたんだな、と。

最終話に近付くにつれて、鳥肌が止まらない。
頭皮まで鳥肌状態。
マキちゃんの計らいも素敵。
逃げずにそれに応えたアラタもカッコいい。
自分が宗純に返せるものは何か。
そこにちゃんと向き合ってくれたアラタの気持ちが嬉しい。
そして宗純がずっと願っていたことが叶った瞬間。

泣いた。
全米どころか、全宇宙が泣いた。

鳥肌を全身に立てながら、号泣するわたし。
おそらく4巻を読んだみなさま、全員がそんな状態だったんだろうなあと想像すると、不思議な連帯感を覚えました。

良い2人だった。
最高に、カッコ良い2人でした。

描き下ろしで2人の出会いが読めます。
中学生のちびっこ宗純が可愛い。アラタはイケメン。

シーモアのおまけはマキちゃんを甘やかす静佳でした。

ああ、終わりたくない。
このレビューを投稿した瞬間に、本当に2人とお別れかと思うと、新しい涙がわいてくる。
でもまた本を開けば会える。
ふう、最高でした。

21

報われないまきちゃんにも いつか愛の手をッ

現状・回想・回想・現状・回想・回想・今 ……1歩すすんで2歩さがる
365歩のマーチか?


着地1歩手前からはじまって 着地点へ回想で繋げる
最後をどう締めるのか 最初から終わりが気になってたお話でした


詳しい内容は諸先輩方に丸投げします
ほんとうに個人的な感想のみ

もう この先のふたりを見れないのかと思うと ツラい



自分の知らないところでも いやなく動く日常
支える者 大事な居場所から離れる勇気

ひたすらで がむしゃらで
無くしたものの大きさに潰れそうなのに それでも踏ん張って

哀れで 可哀想なものにはならない強さ
自分に起こる全ての理に真面目で一途で 泣きたくなるくらい健気

それでいて 相変わらずの小悪魔w 椎名かわいいッ!


椎名が大事すぎる新が男前すぎに見えるけど
罪だの罰だの めんどくさいもん抱えながらも 必ず戻る場所として 必死にそこにいる

ふたりの甘い体温より再生に軸があって 大人の恋しい愛しいが逆に際立ってて やっぱいい


相変わらず まきちゃんの扱い雑だけど そこは癒しだからしかたないッ!

信じるもの 信じられないもの 信じたいもの
待たされ 報われ 救われ 生まれ変わる

そしてたどり着く ふたりの原点 椎名の夢 新に燻っていたもの


最後のギグにみせる椎名の 幸せな泪


激しい葛藤も 高揚もない ただただ相手のためだけに存在する

おわっちゃった ほんとに終わっちゃった
ついて離れて 迷いながらも強く想いあってきたふたりのお話 とうとう終わっちゃた……

6

最高最高最高(涙)

いいぞー!アラタ!!
落ち込む宗純に恥ずかしいことでも、しっかり伝えてあげて、大事。
そうよね、宗純は昔からアラタがいればそれだけでいいんだもんね。
辛い時にお互いの気持ちを確かめ合う…そんな2人が大好きですよ。涙

一緒に実家に帰って、ギターを構えるアラタを見てきゅんとする宗純かわええ。
弾いてとおねだりして、アラタに見惚れるのも萌え〜!
その後、飛びついて、ちゅっちゅするだけでも萌え〜萌え〜!!(うるさい)なのに、キラキラしたお目目で「やばい 心臓の奥の方…ぎゅーんてきてる」てかわいすぎかっ!!

宗純がこんなうれしそうな顔をするのは久々でしょうね。
さすがアラタのギター!
宗純の原点。

周りの音がよく聴こえないと言う宗純が
「アラタのギターだけは聴こえたんだ ちゃんと…へんなの」
と泣き笑うの…そりゃアラタも抱きしめますよ。こっちもうるうるですよ。涙

なるほど!
1巻につながる過去の流れがわかったぞ。
1巻でふらっと帰ってきた宗純に詮索や干渉しないアラタの理由もわかった。

アラタの椎名呼びは、宗純からそうしてほしいと言ったのか。
いっこ謎がとけてほっとした。

ああ、アラタは昔、宗純を泣かせて別れたことを未だに思っていたのか。
だから、宗純のことを黙って待ち続けるんですね。いい男だ〜。涙

宗純が家にいなくて、まだ夢の続き、俺の罰はまだ続いてる、それだけだ、と思ったアラタが辛くて…でもすぐに宗純に会えて抱きつくの、良かったねと。
もうどこにも行かないと言う宗純に、半分だけ信じとくよ、のアラタもいい。

そこからは…もう、あーた、また萌え殺されそうですよ…
「泣いても勘弁しねぇから覚悟しろよ」
ゾクゾクする宗純
「やべぇ…カッコイイ…」
「好き♡ 好き♡ 俺 死んじゃうかも♡」
とアラタに抱きついてズルズル引きずられるの…こんなん萌え殺しにきてますよねw
いいんです!この続きがなくても、この会話だけで萌え死ねるw

おお!そしてPeg復活!!
宗純が伝えてからの、3人のリアクションがいい。

ゲリラライブに宗純父と駿英も来られてよかった。
駿英はブラコンで、宗純に
「どんな未来でもアラタがいなきゃ嫌だ」
と言われ、そんなこと弟に言います?とウケてるのかわいい。

で、新さんの代わりはいないから兄貴をお願いしますと頭を下げる駿英…ええ子や〜〜。涙
すかさず抱きしめるアラタも〜〜。

そうよね。サプライズでアラタがギター弾くんよね。
宗純が一緒にバンドやりたいって夢見てたことが一瞬でも実現するね。バンドじゃないけども。泣かせるね。
アラタを口説いた時の甚左のセリフがまた良かった。
あの時、捨ててきたのは椎名だけなのか?てやつ。
くぅ〜しびれる。

ステージ上での2人もまたこれ、萌え殺され案件ですよ。あーた。

で、アラタ、ギター左で弾いてるね。
1巻で左利きなのに、右手で弾く練習してると思ったんだけど。
4巻の最初の宗純の実家でも右手で弾いてる。
本気でやるべ!と本来の左手で弾くよう練習したてことですかね。

「椎名が一番欲しいものは お前が一番わかってんだろ」
甚左さ〜〜ん!!
最高のサプライズ!
最高の口説き文句!

わああああああああ
最最高高の見開きいいい。涙涙

宗純が欲しがっていたこと、2人で演奏することが実現して最高なんだけども、アラタがギターを好きだと、あきらめた捨てた気持ちを思い出せたことがまたすばらしい。
だって、この物語は宗純の話が中心ではあるけれども、アラタの話、アラタと宗純の物語でもあるわけだから。
と、ここ!!でそれを思い出させてくれるこの展開が!!すんばらしいですよ!先生!!
ブラボーーー!!!
(スタンディングオベーション)

で、演奏後、アラタに盛大に抱きつく宗純。
そら、客席もキャーー!!ですよw

「アラタの音 ずっと耳の奥 残ってて気持ちい…い」
………(声にならない)(私は萌え死にました。どうしよう死んでしまったら先が読めない。まだ終わっていないのに)

Pegに入るよねとアラタに言う宗純。
断られて
「アラタが俺以外とバンド組むなんて嫌だ」
はぁぁぁ〜また萌え死んだ。何度殺されれば気が済むのか(しやわせ)(Mではありません)

「嫌だけどアラタがギター弾いてくれたら我慢する」
はぁぁぁぁ〜かわいいかよっっ(何回目かわからない) 

そっからはもう何も言うまい。
最高最高最高ですよ。

2人のかわいらしい出会いも描いて下さって。
こんなすばらしい作品を世に送り出して下さりありがとうございます!!の大感謝の気持ちです。

あとがきによると、まだまだ描いていない設定があるらしく、番外編なんかそのうち出るかもと期待しちゃいますね。

私はアラタと宗純の2人が大好きなので、続編希望ですがw

14

気まぐれなジャガー

最高でした
お話はきれいに終わってました
終わりの始まりという感し

アラタのカッコ良さが際立ってました
腹を括った彼はカッコイイ
宗純のひたむきさや音楽に対する情熱が
すごく伝わってきた

お互いに大切なものを大切にしあいながら、お互いを思い合える二人がとても素敵でした
たくさんイチャイチャしてたし、pegメンバーも勢揃いやし、演奏シーンもたくさん見れたし、大満足です

これで完結
めちゃめちゃキレイにまとまってるのですごく満足度は高いのですが、やはり寂しい

またこの二人やpegが見たいと願わずにはいられない作品です

12

最初から最後まで

最終巻、とーーーーーってもカッコ良かった!!!!!

開始早々、前巻の椎名の不安な気持ちに対するアラタの応え方がすっごく良かった。
たたただ深い愛情を感じて痺れる!!
椎名が真正面からぶつかれば包み込み、気ままにふらふらしても帰る場所でいてくれるアラタ…
いい男です。自身も葛藤やコンプレックス、寂しさを抱えてるのに!その苦悩する姿もいい…

椎名の突発性難聴がどうなるか、バンドはどうなっていくのか・・・
そのストーリーと共にアラタと椎名の絆が深まっていく様が本当に熱かった。
お互いのこと、ギターが大好きなんだなというのが端々に溢れて!!
見開きでギターをかき鳴らす二人は最高にカッコ良いいいいい!!!
ライブのシーンは痺れて痺れて…音は聞こえないのに臨場感!

なんといっても、椎名だけでなく、アラタも前に進めたのが(涙
椎名のことも、椎名のギターも大好きだけど、嫉妬してしまう…
別れる元凶で、折り合いをつけたとと言いながら、
アラタの中にずっと引っ掛かってた部分が昇華されて!!
好きだ!って気持が突き抜けてく感じがなんとも言えませんでした!!

ずっと気になってた「宗純」呼びが「椎名」になったエピもあり、スッキリにやにや。

本当に本当に熱くて、アラタも椎名もPegもみんなカッコいい!!
好きを貫き、葛藤する姿!青春!!
と痺れっぱなし、気まジャガ大好きだ~~~の4巻!!

でしたが…甘さに関しては、ちょっと肩透かし…
ギターが主軸なので、この展開も納得といえば納得なのですが…
おっ!いちゃらぶ!!!と思ったら、さわりだけ…が続いたのもあり、
これまでのいろいろを乗り越え絆が深まった最終巻!
最後の最後はもっと濃密なの見たかったなぁ~なんて。
書き下ろしもペーパーもアニメイト限定リーフレットも甘さ控えめだったので、
1~3巻と比べてあっさり感じてしまったのでした。
二人ならではのやりとりが可愛くてキュンとするシーンは散りばめられてるんですけどね!

2人とPegの青春に魅せられ、とんでもなく爽快な作品でした!

7

ついに完結!

4巻まで続きましたが、ついに完結です。
「突発性難聴」で聴力を失いつつある椎名と、椎名を支える新が迎えたラストに万感の思いでした。
いやー、大人の青春ですね。

pegを脱退した椎名は、ひとりロンドンへ。
新と離れて暮らすなんて大丈夫かと心配しましたが、椎名の意思は固いです。
むしろ椎名より新の方が辛そうで、胸が痛みました。
椎名を見送った空港での新……切なくて見ていられなかったよ。
思わずもらい泣き。

なのに、次の話で椎名が帰国していて!!
涙返してよ〜(笑)
すでに3年て…。
帰ってきてはまた旅立って……と、色々あったみたいだけど、あまり伝わってこなくて残念。
耳のこととか、色々すっ飛ばしたよね;

それでも、椎名が復帰してからのpegの再始動は熱かった!
込み上げてくるものを感じたし、お父さんと弟・駿英がライブに来てくれた事も嬉しかったです。
椎名も頑張ったけど、駿英もお父さんも頑張ったよね。

本作では、いつも音楽がそばにありました。
ギターの旋律に乗せて描かれる男たちの成長、そして友情と恋愛。
音楽の中で物語の時間は過ぎ、音楽と共に新しい未来へ歩き出す──そんな素敵な作品でした。

ちょっとぼやかされたなと思うところもありましたが、田舎に置きざりになっていた新の気持ちも動き出したし、予想通りですがいい終わり方だったと思います。 

そして、描き下ろしの高校時代の新がめっちゃかっこよかったなあ。これは惚れるぜ!

私は甚左が好きなんですよねー。
いつかこの人のお話も読んでみたいなあ。

5

すっごい青春だった…。

堂々の完結!!!ということで。

最後まで見届け終えた湧き上がる熱と、
終わって欲しくないよー!もっとみていたい!(泣)
が入り交じる。もぅすっごいよかった…(∩´///`∩)

帯に書かれた「万感のステージ」がグッときますね!
これ以上ないほどピッタリ当て嵌まる言葉だな~…。
全ての始まり。別れ。歩み。分岐点。
彼等が過ごした時間がぶわぁぁぁぁと駆け巡り、胸を熱くさせてくれました。

全4巻読み終えての感想はすごく青春だったな、と。
10代の新と宗純。
20代の新と宗純。
30代の新と宗純。
嫉妬・劣等感・恋・悔悛・夢・未来…。
いつの時代もずっとずーーっと青春が詰まってた!

年齢によって振り回される感情は違えど、
離れられずに傍にいた。離れても求めた。
ずっと好き。愛してる。その気持ちだけはぶれない。
何度も何度もキュンキュンさせてくれて、ほんともぅ堪んないです(;///;)


さて。
4巻を一言で表すなら「原点に立ち返る」という印象。
宗純が初めて新のギターを聴いた瞬間に時が戻り、
土台からもう一度作り上げていくような感覚がありました。

宗純が海外に行っている間、
ただひたすら信じて待ってた新の心の内がめっっちゃ萌えた(;/////;)

ふらりと消えてはふらりと帰ってくる宗純を、
神経すり減らしながら待って祈って願ってを繰り返す。

泣いてる宗純を置き去りにした過去が蘇るんですね。
後悔の念を抱えたまま、現状は「己の罰」と新は言う。
(たしかにあの場面は宗純が可哀想で何度読んでも泣く…)

新を見てるとなんかもぅずーーっとシンドイ(;///;)
劣等感に苛まれた10代も、夢に折り合いをつけた20代も、宗純を待ち続ける30代も。
それだけ自分の心に直で影響を与える運命に出会ってしまったということなんだろうけど。
ここまでくると恋なんて生半可な可愛い言葉じゃないよねぇ…なんて思ったりもする。

宗純は気ままに生きているようで、
実際はギターと出会った頃から一切ブレがなく健気なのが泣けますね。
ずっと新と一緒にギター弾きたがってたけれど夢は絶えてしまって。
PegはPegで楽しいけれど、なんでここに新がいないんだろう…とか考えてたのかな…。
突発性難聴は新がギターをやめてしまった悲しみがストレスとなり積み重なったのかな…。

そういった宗純と新の関係のズレ?本質っていうのかな?
を、マキちゃんがズバッと突くのがめっちゃカッコよかった!
(1巻で言ってた"もう半分"はこれなのかな?)

結局そこから始めなきゃ前には進めない。

新と宗純の「原点」で「始まり」が胸熱。
少年に戻ったキラキラした時間が堪んない(;///;)
宗純の涙に嬉しもらい泣きした!!!!!
あとね、これできっと新の後悔も燻る劣等感もすべて溶けた気がする。

ずっとモヤモヤしてたものがクリアになったような、
そんな爽やかな気持ちがスッと通りました。
いくつになっても青春を味わえる瞬間は堪らないです。

描き下ろしは
まだ互いの名前も知らない頃の出会い編。
ショタ宗純が可愛いくて、新がすっごい大人に見える←

ちなみにアニメイト有償小冊子は
宗純の小悪魔度が進化(?)してこれまた可愛いです♪

10

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