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怖いのはこれがこのシリーズ既存で最後の巻だからです。
読み終わるのがこんなに恐ろしいと思ったことはありません。
もはや中毒者です..
続き..続きをください!
潮と計の両親の馴れ初めがでてきたときは本当に驚きました。
全ての人物にの過去とストーリーをみせられると、
ますます前も先も知りたくなるという魅了の沼にハマります。
潮が面白い人に惹かれる、というのは父譲りなんだとわかったり
計は愛されて育っているけれど、甘い言葉には不慣れだったりすることに
すべてに所以と意味があることがわかり、感動します。
C/Wは
「恋敵と虹彩」のお祭りの計バージョンで必読、
最高に面白かったです。
最後のお話がきれいに終わってしまうと、
余韻と共に強烈な喪失感を味わいました。
こんなふうに切ない想いをしたことはありません。
新参者が贅沢をいってはいけませんが、
まだまだ続きがよみたくなる作品です。
計がお父さんからもらった腕時計を大事にしてるのいいな。途中潮の「神よりおれのほうが愛してるけどな」でまた悶えたわ。富久男のエピソードも、その後の計が先に帰ってきた時のエピソードも好き〜!!あとあの大事なオワリのエピソードも…!それ知りたかったみたいな物語がいっぱい詰まってて良かったです。計と私の本の読み方似てるな、初読時は活字を拾って流れを追うタイプです。
計と潮のいろいろな短編が読めて、もっと二人の日常や成長を見守っていたいと感じてしまいます!
どの短編も面白いですが、特に好きだったのが「Flag」「c/w」と書きおろし。
「Flag」では女優さんから意図せず想いを寄せられる国江田さんが新鮮で、それに対し今までは感じてこなかった新たな気持ちが芽生えてしまって戸惑う計がなんだか愛おしくて胸がぎゅーんとしました。
「c/w」は番外編の秘密と虹彩でのなっちゃんと竜起の冨久男のエピソードの計視点が描かれていて、個人的に大好きなお話を気になっていた計の視点で読めることに大興奮してしまいました。
ああ、こういう心境だったんだなと予想通りだったり、予想と違ってたりしてとても面白かったし、東京に帰ってきてからの計の行動がもう可愛すぎて…あれはもう萌えの暴力でした・・・!
描きおろしは、美作にスカウトされたり潮と少し口論になってしまってモヤモヤしながら大阪出張する計にハラハラしましたが、潮との電話でいつもより素直に言葉を交わし合い気持ちが整理されて、また二人の絆が深まったようで読みながら心が温かくなりました。
あと!潮の作る料理が美味しそうでちょくちょく飯テロを喰らうのでお腹が減ってきます(笑)
心が広くてなんでも受け止めてくれて料理も上手でって…完璧すぎるよ潮おおお!
個人的には潮×計と竜起×なっちゃんの4人の掛け合いが面白くて2組の夫婦漫才見てる気分になれて楽しいのでもっと見たいな~と思いました^^
笑えて萌えてちょっと考えさせられて、出てくるキャラクターもみんな魅力的なので、またみんなの続きが読めることを切に願います!
「イエスかノーか半分か」の番外編集、3冊目。
同人誌や特典リーフレット、特典SSカード、ペーパー等に掲載された番外編の数々を集めた本。2017年~2021年に書かれたものです。書き下ろしもありです。
2はなっちゃんがちらっと程度でしたが、3はもっと登場していて、なんなら相馬Pもコンテンツ事業部の子も登場してます。
「OFF AIR」1冊目から3冊目まで通しで読んで、ほんとにこの作品好きだーってなってます。
何を読んでも楽しい可愛い面白いありがたいと思ってましたが、特にこの3冊目は、私の中で神オブ神でした。
出会えて本当に良かった。発行してもらえて本当に良かったです。
これまでディアプラス文庫で7冊出ていて(うち番外編4冊)、「OFF AIR」はその更なる挿話(つなぎだったり小話だったり、裏打ちだったり過去エピソードだったり)の詰め合わせなのですが、こんなにたくさん読んでも全くくどくなく、それどころか作品世界がどんどん厚みを増し、計と潮、二人をとりまく人々、彼らの住む街すべてが愛おしくなるというものすごい相乗効果です。
それだけでなく、この本の巻末書き下ろし「Never Ending Journey」にも象徴されるように、彼らは少しずつ変化(成長ってより進化)していっていて、そのことが一抹淋しくもあり、嬉しくもあり、今後の展開にも期待してしまいます。(でももしかしたら、これで最後だったりしますか?)
過去エピソードが明かされたことにより、そもそも本編1作目に至るまでにも既に変容していたことが分かるのですが(計だけでなく潮も)、そうかこのままで居るわけじゃないんだな、と改めて思ったところです。こういう、どこかの街で生きているように思えることも魅力の一つです。
計と潮に限って言えば、お互いがお互いの存在を介してより強くなりました。でもそれだけじゃ、そのままじゃ終わらないんですね。
さて、たくさん収録されている中で私が特に好きなお話は、「Ribbon」と「NEW SPRING」です。
「Ribbon」は、計の両親のなれそめ話、潮の両親のなれそめ話、小さい計のエピソード、小さい潮のエピソード、二人が自活するようになって、その後二人が出会って、……と短いSSが時系列にぽつぽつ並んでいるのですが、どのSSにもリボンや「結ぶ」が登場します。
わーそうだったのかーという未知の設定やキャラ立ちの発見とともに、ここにもリボンが結び目が、と見つけては楽しくなるという仕掛けがとても気に入っています。
なお、この後の「Flag」には、計の両親の新婚時代の話、潮の両親の新婚時代の話が載っていてこれも気に入っています。どちらも「旗」が出てくるのも同じ。ちょっと切なくて可愛いです。
「NEW SPRING」は、「Flag」に登場した、ツリー前からの中継の時に失言しかかった女優さんを計がフォローしたエピソードの続きのお話となっています。
フォローしてもらったことと、自身のこれからの行く先に悩み始めた時期とが重なったこともあり、女優さんが計のことを好きになってしまうのですが、その後の、潮も絡めた3人が旭テレビのロビーで対峙する場面。もう何回も繰り返し読んでしまいました。これまでの計なら、告白されてもいい感じにうまく躱していたのに、恋をしってしまった今、それが出来なくて、国江田さんにしてはとても不器用にかつ冷たくはっきりぱっきり拒絶する。それが愛おしくて可愛くて。大好きなお話です。
私は終わってからこのシリーズにハマってリアルタイムで新刊を追えてなかったので、こうやって掌編がまとめて読めるのはとても幸せだなと噛み締めながら読みました。
計と潮のそれぞれのご両親の馴れ初めが読めたのはとても興味深かったですし、幼少期から計は計で、潮は潮だったんだなーというのがしみじみと来ますね…。
潮の付き合いが減ってるのが自分のせいじゃないかと感じて自分を気にせず出かけろよと言う計と、それに対してアウトドアしようと自宅屋上でキャンプをする潮のやり取りなんて最高でした。付き合い始めてから2人の絆がより深まってるのもめちゃくちゃ伝わってきます!
好きなエピソードがありすぎて全部披露したいくらいですが、さすがに控えます。イエスかノーか半分かシリーズを完走出来た達成感と幸せと、ちょっとのロスで胸がいっぱいです。