ボタンを押すと即立ち読みできます!
売れない芸能人に一目惚れした整形外科医の頑張り
昔のトラウマで恋愛に臆病になったまま三十路を超えてしまった整形外科医の真白(受け)は町で絡まれたところを助けてくれた駆け出しに俳優・神永怜悧(攻め)にひとめぼれしてしまいます。
が、相手は芸能人、早々に両思いになることは諦めて、ファンとして陰ながら応援すれば良いのだと納得させて推し活動を始めます。速攻で怜悧が出演している作品を集め、ファンブログを立ち上げ、ほんの少しの出演シーンを長々と熱く語り、同じく怜悧のファンブログを立ち上げているファン一号のあーやちゃんと連絡を取り写真を融通してもらったり、一緒に追っかけしたり、自作のグッズ(缶バッチやポスター、クリアファイル等々はては自分でデザインしたぬいぐるみや人形)を作って推し部屋を彩るというように。今までの仕事一筋は何処へといった勢いです。
推し活に勤しんでいると、とうとう怜悧本人から連絡が入るのです。
友人の名前を借りて看護師のミライという名で交流を始めるのですが‥
今まで恋愛に興味が持てず、仕事一筋だった真白の豹変ぶりにはびっくりです。真白の心の声が凄い。一目惚れからの完全に沼に落ちるオタクへの道のりの短いこと。真っ逆さまとはこのことか。
感情をうまく顔に乗せることができない真白は、頭の中で色々考えすぎて誤解を与えてしまってなかなか苦労しています。
頭の中まで全て覗けるこちらとしては、言葉のチョイスが独特ですごく面白いです。
推し活動も凄まじく、一気にここまでハマるとはきっと唯一の親友の海来でも知らなかったんじゃないでしょうか。
そして、とうとう怜悧にブログが認識され連絡がくるのですが、「紫のバラの人」ととある漫画のキャラクターに喩えられてるのも、その漫画を知らない真白も面白い。
何やかやあって、2人が両想いになった時も、絡みの依頼が来たら先に経験させてという可愛いおねだりの怜悧も可愛いけど、怜悧にいつそんな依頼が来るかわからないからさっさと全部いただいてしまおうと誘う真白の積極的なのも楽しいです。
あーやちゃんとの追っかけも面白く、2人で楽しく追っかけしてたんだろうなとか、無名の時から推していた2人だけが味わえる、一気にスターダムにのし上がる推しを応援する楽しさも分かち合えてよかったねと微笑ましく思いました。
そしてお決まりのマネージャーによる妨害。
あまり押しに強くない真白に対して、心理戦に持ち込んで一気に畳みかけるように別れるように強要するマネージャーには殺意も湧きましたが、真白も怜悧も頑張りました。
認められた後の、マネージャーのセリフも
「国民的スター‥」のマネージャーと同じで笑った。昔指導を受けていたとあとがきにあり、やっぱりなと思ってしまいました。
とにかく真白の心の声にずっとニヤニヤしてしまう楽しいお話でした。
そしてハジメテ同士って、2人で少しずつ経験を積み上げていく過程が最高です。
紫のバラの人 には笑った。真白は、知らないのねあの有名な漫画を
いろんなグッズを勝手に作って愛でてるのも
すぐに我に帰って、絡みのオファーが来る前に全部いただいておおかないとっていうのも笑える
人形抱きしめてテレビ見ると
ともかく2人とも初めて同志ってのが最高
エッチの回数とかまで管理しようとするのは真中旬のらマネージャーと一緒だなーと思ったら、彼の指導を受けてたって笑った
普段はガッツリどっぷりのBL小説が好きなんですが、、、、
やはり気持ちが凹んでいたり、じっくり読む時間が確保できなかったり、ちょっと元気になりたい時には軽くコメディタッチのお話も必要なんです!
そんなニーズに応えてもらえる作品。
タイトルとイラストから、もっと医者っぽいのかと思っていたら、多分重要なのは「専門が形成外科」「恋人じゃ無い男性の局所は何本も!」の部分ですね。やはり、アレは“本“って数えるんですね(笑)
いやはや、ほっこりふんわりなラブストーリーで、何度もプッと吹き出しながら読み進められるので、小林さんらしいお話でした。
イラストが橋本あおいさんというのもポイント。
イケメンと可愛らしい二人が、あんなシーンでエロを〜。
あとがきを読んで、コラボ作品だったという事が判明。
国民的〜の方も読んでみたくなりました。
そして、もっとスターになった怜悧君と、凄腕形成外科医になった真白の続編が出たら良いなぁ。
作者と話やキャラの設定と表紙に惹かれて買いました。
キャラと設定と話は良かったが、開いてみればイラストのバランスの悪さがめちゃくちゃ気になる。頭に比べて肩幅とか体が小さい。表紙の絵が綺麗で惹かれたのもあるから少しショックだった。
せっかく文章で盛り上がってたのに、挿絵でスンッ……ってなる。通話Hの挿絵なんて、攻めの腕がやばい事になってた。腕が骨折している。
集中して読み込んでたからか、くっつくまで早く感じた。展開がトントン進む。余計な描写がなくて読みやすい。
受けに好かれている自覚がある攻めと、攻めへの好意を隠し通せてると思い込んでる受け、というシチュエーション大好物なので最高だった。
典雅作品のバカップルが可愛い。
小林先生、今作も面白い。
まるでロボットのような受け答えしかできない美貌の医師、真白。
駆け出し俳優、怜悧に一目惚れして、応援ブログを開設。
それを見た怜悧が感謝するtwにあったのは、「紫のバラの人」
・・・これ、「ガラスの仮面」だよね??
笑いのツボやネタが少し前のもの?が多いけれど、
パンデミック中という設定だし、ワクチン接種も登場していた。
なんか色々でとても面白かった。
人生で推しがいたことがないので、怜悧という推しが出来た後の真白の変わりっぷりに目が点だったし、笑わせてもらいました。
めちゃくちゃ行動力あるし、本当に毎日楽しそう。
生き生きしまくってました。
典雅さんの作品では、作中に他の作品のキャラが名前だけだけどちょいちょい登場するところがあって、そこが好きなんですね。
今回は「国民的スターに恋してしまいました」の受け、真中旬が、名前だけ登場するんだけど、真中旬と怜悧がくっついちゃったらどうしよう……といらん心配をしてるところに思わずニヤニヤ。
あとは、「あなたの好きな人について聞かせて」の受け、星川路郎が人気作家になっていたりして、
あとは「ぱるたそ」もいましたね。
情熱的な推し活を楽しませてもらいましたが、攻めが芸能人ということもあって、どうしても一緒にいる時間が少なくて電話でのやり取りが大半を占めていたので、一緒にいるところをもっと読みたかったなぁとちょこっと思いました。
そして30冊目、おめでとうございます。
いつも素敵な作品、ありがとうございます。
これからも私たち読者に、たくさんのビタミンBLをお願いいたします。