絆され系の世話焼き美容師×奔放マイペースな小説家 別れを経て絆が深まった二人のアフターラブストーリー

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6

ロスタイムに餞を Home and Away

loss time ni hanamuke wo Home and Away

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表題作ロスタイムに餞を Home and Away

成瀨尽(つくし)
美容師(チーフ),桐生の恋人
早坂桐生(とうい)
小説家,尽の恋人

その他の収録作品

  • 番外編 エキシビション
  • 描き下ろし ハイライト
  • あとがき

あらすじ

好きなとこ? 俺のことすげー好きって顔するとこ

目が覚めて隣に君がいる、それがどうしようもなく幸せだ

美容師の尽と小説家の桐生は、同棲中の元サヤカップル。
生活習慣や価値観のズレから一度は別れを決意したが、離れて大切さを痛感してからは、互いを尊重しつつ幸せに過ごしている。ある日、桐生の母から手紙が届いたことを機に、親へのカミングアウトを意識し始める二人。過去の出来事から母に恋人が同性であることを伝えられていない桐生に尽がとった行動は…?

作品情報

作品名
ロスタイムに餞を Home and Away
著者
ココミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796417631

ちるちる評価ランキング

6

4.6

(148)

(115)

萌々

(24)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
22
得点
692
評価数
148
平均
4.6 / 5
神率
77.7%

レビュー投稿数22

【機嫌ってどうやって取んの?(尽)】【わかってるくせに。めいっぱい気持ちよくして(桐生)】


エロス度★★★

おやおや。元サヤカップルのアフターストーリーを読めるとは・・・感無量です。

個人的な偏見で続編って喧嘩してすれ違ったり、横恋慕してくるライバルや以前関係のあった男が登場するイメージがあるのですが、こちらの作品にはそれが一切無い。
むしろ、別れを経験して絆がより一層深まっている姿やもう同じ過ちを繰り返さないようにお互いが一緒に居られる時間をすごく大切にしているのが伝わってきて尊さがMAXでした。

尽も桐生もお互いのことを〝すげー好き〟って顔を向けたり、相手の違和感を見逃さないようにしていたり、お互いの存在が支えになっている関係がすごく羨ましさを感じ、尽の家族と過ごす桐生や尽に支えられて自分の母親と向き合う桐生がもうたまらなかったです。

尽と桐生の穏やかで幸せに満ち溢れた日常を読めてとても心が浄化されました。

1

可愛い二人

前作が大好きだったので続編も待ってました。
前回はちょっと切なかったり苦しかったりも多かったですが、元サヤに戻った二人なのでラブ多めで良かったです。
2人の家族との関係だったり、少し問題も出てくるけど、それでも以前大きな壁を乗り越えた二人だから大丈夫だと安心して読めました。
もう普通の日常が尊いです。眠って起きたときに隣に相手がいる幸せ。
何気ないことで笑い合ったりそんな日々の積み重ねが愛しいです。
これからも二人で一緒だとどんなことがあっても大丈夫だと安心できました。
まだまだずっと見てたい二人です。

2

対家族問題に迫りつつ、お互い支え支えられている尊い続編!!

もう、まず最初のSSがよかったです。

じーんとキました。

そして、レビュータイトルでも触れましたが、今巻では尽と桐生、それぞれお互いの家族に今の関係を伝えられるかという問題が。

尽は、すでに性嗜好のことを家族へカミアしていることもあり、即桐生を伴い、父と妹へ会いにいきました。
とても優しく温かいふたりは、さすが尽ファミリー。

けれど、桐生母は、、、


ひどく辛い展開になるのだろう。
そうどこかで桐生同様、ヒュっと息を呑む一触即発展開が訪れるのでは??
と、身構えていましたが、想像していたほどネガティブ展開になることはありませんでした。

かつて出ていってしまった元旦那の件があり、未だに受け入れられない面がありつつも、ちゃんと桐生の母なのだなあと。
子が幸せになることが嬉しくないわけがない、と。


母の葛藤からの、ふたりの家にお邪魔したあのくだりに、ほろりとさせられました。

読んでよかったし、ふたりがよりを戻し、こうして支え合って生きていっている今をまた読めて、とても多幸感に溢れた続編でした!



コミコミさんの有償特典小冊子は、尽ファミリーと、締め切りと、大人のキスと、、、♡?!!
という、お話でした!

5

No Title

元サヤカップルのその後のお話
前作がとても良かったので楽しみにしてました!

付き合ってくなかで次のステップとしては
自然な流れなんでしょうけど
家族関係の話が両家族分入ってるのはボリューム過多。

それぞれの新たな一面、こういうとこで育ってきたんだなということが知れるのは良かったけど
もっと2人だけの時間を見たかったです。

とはいえ絡みのシーンは前回より増えて
これまでのすれ違いも譲歩しあえてることが伺えたのは良かった!
ただ電子は白抜きになっちゃったんで……
素直に喜べません。R18で出直す作風でもなさそうてすし。
海王社、どうして白抜きにしちゃたんでしょうね。

3

No Title

意欲作だと思います。
別れからはじまる1巻がとても良かったので
楽しみにしておりました。
うーむ。とっても難しいカミングアウト問題。
2巻はそう来たかって感じでしたが
思ってたよりはマイルド?
つらい展開はあんまりなくてよかったのか
悪かったのかって感じでした。
男と浮気されて別れたというトラウマを
持つ母。浮気されたもそうだけど
性志向を隠されていたっていうのは本当に
プライドもへし折られ
裏切りを感じ絶望したと思う。
その母に対してカムアウトするってのは
リスクが高すぎる、
一歩間違えばカミングアウトしたい本人のエゴっていう。
そこらへんあんま突っ込みすぎなかったから
重い雰囲気にもならなったのかな。
現実はこうもいかなそう。
てかなんか1巻より性描写増えてませんでした?
必要以上のエロはいらないって感じちゃいました。
レーベルがレーベルだから仕方ないのか?

1

内容もだけど構成も見事

前作は別れから始まって再構築して強い恋人になるまでの優しくて素敵なお話でした。
続編の今作は、起承転結の物語ではなく、2人の日々が綴られています。

2人の出会いのお話が巻頭に入っていたのがよかったです。
読まなくても前後のお話を読むのに問題がないのですが、番外編や小冊子ではなく、1巻と続編の間に挟み込まれているのがいいと思いました。

再び同棲するようになった2人が、それぞれの親、家族と会う、というエピソード、それぞれの家族の想い、対応が深く胸に響きました。
親というものは、偏見とかそういうこと以前に、我が子には異性の恋人ができて、結婚して、子どもが生まれる、自分に孫ができると、思っている、期待しているものだと思います。
そういう、いわば無意識な期待、未来予想図と、我が子を大切に想い、我が子を尊重する気持ちと、我が子が同性愛者だと知ったときの気持ち、おそらくどの親もすっと受け入れて納得できないと思います。
偏見とか、孫が見たい欲とかそういうこととは別の問題だと思うのです。

尽の父親、妹、桐生の母親、それぞれの反応、言動は両極のようで根本は我が子を愛している、我が子の幸せを願っているとことは同じ、ということが、2人のそれぞれの家族と過ごすエピソードから伝わってきました。
巻頭の2人の出会いのエピソードもそうですが、1冊にまとめるうえでの構成が素晴らしいと思いました。

2人のがお互いをすごく大事に思いながら丁寧に毎日を紡いでいく様子が素敵でした。
そうして中年になった2人のお話も読んでみたくなりました。

1

別れを乗り越えた二人のその後

まさしくこんな続編をお待ちしておりました…!

前作は一度は別れを決意した美容師の尽と小説家の桐生が
離れてみて改めてお互いなしには生きていけないと愛を確かめ合い
もう一度やり直す、というストーリーでした。

本作ではそんな二人の“その後”が描かれているとのことなので
それはそれは甘い蜜月を期待しておりました。
結果としては期待以上に甘ったるく、前作での失敗をちゃんと
生かしながら互いを尊重し合う二人の関係性に温かい気持ちで
いっぱいになりました。

特に尽の成長ぶりが著しくて包容力がすごかった…。
尽と距離の近い女性客に桐生が嫉妬したときには
愛情いっぱいに抱いてその不安を取り除いてくれたり、
母親に恋人が同性であることを打ち明けるも受け容れられなかった
桐生が一人思い悩んでいたときには何も言わずに黙って抱きしめて
その悲しみを掬い上げてくれたりと…彼氏力が爆上がりしておりました。

対して前作ではなかなか素直になれなかった桐生も、
今回はすっかり甘え上手になっていました♡
尽の家族との初対面では尽の妹ちゃん相手に堂々と惚気ちゃって
尽の好きなところを伝えるその表情が可愛いのなんのって…
妹ちゃんも思わず見惚れてしまう好きが好きがダダ漏れっぷりでした。

また、今作ではそれぞれの家族への紹介イベントが発生していますが、
尽の父親と妹は恋人が同性であることを打ち明けられてもあっさりで、
むしろイケメンのお兄ちゃんができた!と喜んでしまうくらいに
桐生の存在を自然に受け容れてくれていてほっこりさせられました。

反対に別れた父親との過去の出来事が原因で拒んでしまう桐生の母親。
けれど、彼女の身に起きたことを考えればなんとも責め難く。
母親としては息子とその恋人の幸せを願いたいと思いながらも、
夫に裏切られた女としての性がそれを受け容れられず、
桐生の母親の葛藤がわからなくもないのです。
ただ、最後は息子から目を背けずに向き合ってくれてよかった。
綺麗ごとではなく、正直に心の内を明かして精一杯母としての
願いを伝えてくれる彼女に救われた思いでした。

互いを慈しみあい、家族に幸せを願われ、
もうこれ以上ないくらいの大団円に多幸感が溢れるエンディングでした。

2

親の理解

親に理解されたらそれは嬉しいだろうけれど、親の傷を逆なでしてまで迫るのもな…とか、ちょっと考えてしまった

桐生のしてることって、お父さんのしたこととは全く違うんだけど、お母さんが違うと解るには時間がいると思うんだよな
酷いのは結婚相手を裏切って出ていった部分で、桐生は尽に追い縋ってまで一途に愛しているんだから全然違うんだよな
元から愛していなくて、結婚自体が裏切りだったんだとしても、桐生はそれをしていない
全然、お母さんがショックを受けることをしていないこと、ちゃんと解ってくれたら良い

再婚して、自分と桐生の人生が別の人の、それぞれのものだとより実感して、無理やり関わる必要もないし、関わることもできるんだと解って、自然にやっていけるようになれば良いな

1

読めて嬉しい続刊、ありがたい!!

あまり普段は感情移入すると言うよりも、傍観者として読むスタイルの方が多いのですが、無印巻はそんな余裕もなく、すっかり巻き込まれて読み、しっかりと感情を乱されました
リアルさが響き過ぎる位に響き、先生の描写の手腕に驚かされました

その後電子の番外編を挟み、今回の続刊

無印巻よりも落ち着いて2人をしっかり見守れる距離感で楽しめました
時間を重ね、お話しを重ねてしっかりと2人が私の中で自分と分離出来、彼らのお話しとして読めるようになっていました
本当に読めて嬉しい続刊です


ほんの些細な事の積み重ねが招く後悔
計り知れない大きな後悔を知っている2人
そしてその苦さ、苦しさの深さが同じだからこそ「一緒に成長」しているのが感じられるのが凄く沁みました

お互いが心で想い合い、それだけでなく言葉にして態度にして伝え合う
想うだけではダメな事を知っているからこその2人が起こした次へのステップ

無印巻では彼らを囲む友人たちが居て、今回は家族の存在に支えられ、更に2人が家族の支えにもきっとなったと思います
親子の絆の深さにグッと来ました

続刊のサブタイトルも素敵でした
「Home and Away」
仕事に誇りを持って生きる顔も、リラックスして甘えて甘えられほっと一息つく顔も知っている
雨降って地固まる、ではないけれど色んな顔を知って全てをお互いが支え合って包み込んでいるように見える強い安心感を感じました

こんな2人に出会え、こんなに素敵な続刊を読めて、本当に感謝です(*´▽`*)

4

あのふたりのそれからのお話

前作でヒリつく別れと復縁のドラマを見せてくれた尽と桐生のそれからのお話
もう一度向き合って、もう間違えないと誓った恋人たち
大きく成長したふたりの深まる関係が愛おしく描かれます
さまざまな愛の形を優しく包み込むココミせんせいの作品、大好きです
成熟した恋人関係になってゆく尽と桐生だけど、お互いを好きな気持ちは相変わらずつよつよで、まだまだ嫉妬もしちゃうしえっちもしっかり濃密(エロくてよきです)
ますます幸せでいて欲しいふたり…
これで完結と言わず、結婚式まで見せてほしいなあ…という気持ちもあります!

3

じんわりと心が温まる

「ロスタイムに餞を」の続編で、ヨリを戻した尽と桐生のその後のお話です。

桐生の僅かな変化も見逃さずに寄り添おうとする尽が格好良くて、尽に素直に甘えて自分の気持ちを話す桐生がとても可愛いです!

桐生が尽の家族と買い物に行った時は微笑ましく、桐生が自分の母親にカミングアウトした時は胸を締め付けられました。
母親の愛を痛感できて、じんわりと心が温まります。

尽と桐生はこれからも幸せに過ごしていくんだろうなと思える素敵なラストでした!!

シーモアは白抜き修正でした。
尽が桐生の髪が長い方が好きな理由が思いのほかえっちでした!!!

3

心があたたまった。

前回の別れてから元サヤになるまでの切なさを超えてこその、2人でいることを大切にしている様子が丁寧に優しく、でもリアルに感じるように描かれていて、素晴らしかった。
人を大切に思う事を考え直させられる素敵な作品。

3

静かに流れる愛おしい時間

一度離れた事でお互いの存在の大切さがよりわかった2人の、何でもない日々がとてもとても愛おしい。目が覚めて隣に君がいてくれる事の幸せ⋯あぁこちらも噛み締めて嬉しくなってしまう。
尽の家族がまた素敵でいいなって思うし、桐生のお母さんの気持ちもわかる。受け入れ難くても、拒絶せずに理解しようとしてくれたのはやはりそれも愛。

尽と桐生の2人で嬉しい事も辛い事も分かち合って、これからもずっと一緒の時間が続いていくんだな⋯って、温かさと優しさが読んでる者の胸にも満ちてくるそんな続編だった。
愛の溢れる世界。

1

重ねた想いを知って

Xでココミ先生が表紙の色味にこだわったと書かれていたので、表紙をみるのを楽しみに紙本で購入。
淡めなピンクがふたりの雰囲気にぴったりでめちゃくちゃイイ。ずっと眺めていたくなります。
そして桐生のこの甘い表情、最高すぎませんか…!
別れの危機を乗り越えた彼らの日々が幸せに満ちていることが一瞬で伝わって
読む前に一度満ち足りた気持ちになるくらい、
ものすごく素敵な表紙にほっこりしました。

同棲を再開させ、これまで以上にお互いの存在を大切に感じるようになった尽と桐生。
一緒に過ごす時間や空間を快適に保つため、
それぞれが少しずつの努力をしている様子から大きな愛を感じます。
尽も桐生も無理なく"努力"していて、
相手のため・自分のために意識的に動こうと思えるようになったところにふたりの成長が見えて
彼らにとってあの別れはあって良かったのだな。としみじみ思ったのでした。

桐生が母親との向き合い方やカミングアウトについて悩むエピソードは
尽と桐生の関係に変化があったからこそ乗り越えられたような展開となっていて、
ふたりがこれまでに重ねた想いが伝わり感動…!
桐生母とのやり取りの中に温かな親子の愛を感じたのもすごく良かったです。

この先に起こる喜びも困難も、その大きさに関わらずふたり揃って分け合いながら生きていく未来が見えた気がします。
尽も桐生も心から幸せそうに笑うその笑顔を何度も見ることができて、読み手としても本当に幸せでした。
前巻通して何度も読み返したい!と思えるくらい、ものすごく素敵な作品でした。

3

家族のお話に涙腺弱弱でした…

大好きな作品の続編!楽しみにしていました。
(今回、巻頭に番外編が入っていたのでどの時系列!?と一瞬混乱しました)

さて、本編は前作とは同じ轍は踏まない二人の様子が見れて成長したなぁ〜!と思えました!!しんどい時、不安な時にちゃんと相手のサインに気づいてあげて自分にできることをしたいと思う、つくしの気持ちが素敵でした!
桐生も溜め込まずに不安な気持ちを話せていて…お互いに楽しい事も辛い事も分け合う様子が素敵なカップルになれたなぁ…と微笑ましかったです。

つくしの家族は彼の家族だなぁ!と感じる明るくてとても前向きな家族で見ていて気持ちよかったし、今回のお話の目玉である桐生の母も彼女の中でたくさん葛藤もあっただろうに受け止めようと頑張っていて、その辺も桐生に似ていて家族だなぁ、とこちらまで涙腺がうるうるしちゃいました。
ラストの桐生の母の結婚式。くぅぅぅ泣
つくしの母の思い出と重なって号泣案件でした。こういうお話に本当に弱い。
つくしも桐生も、これからもずっと幸せでいて欲しいなと思えるCPでした!

電子白塗り

1

Home and Away

元サヤカップルの美容師の尽と小説家の桐生。
前作で泣かしてくれたふたりの物語の続きがまた読めて本当に幸せです!!

まずは読み切りの番外編。
ふたりがSNSで仲良くなってリアルで会う様子が少し描かれています。出会いとよりを戻してラブラブえっちをするふたり。最高のエキシビションでした!!!!

そして1~6話。
チーフになって忙しくなった尽。ふたりで過ごす時間は減ったけれど、1巻の時のような不安はなく同棲生活を楽しんでいます。
エッチの時に長い髪の毛が好きと語る尽のセリフがすごくよくて、ああ愛だよねって感じられます。

今回の物語のメインは桐生のカミングアウトになります。
桐生は高校時代に父親が男性と浮気して家を出て行ったせいで、母親に自分の恋人も男性だと伝えることに躊躇しています。
そんな中、桐生の作品が盗作だとSNS上で話題になってしまいます。やけっぱちになる桐生ですが、前にそんな桐生をひとりにしたから別れてしまったのを後悔している尽は、力になりたいと語ります。忙しくても相手をちゃんと見ている尽。別れを経験してさらにいい男になりましたね。互いの思っていることをちゃんと語り合うことが大事だと改めて思いました。
言い辛いことも、相手を想っているからこそ。未来を一緒に過ごしたいと思っているからこそですもんね。ふたりで決めて行こうという決心がとてもよかったです。

尽がゲイだということは、すでに家族には受け入れられています。
そこで桐生は尽の家族と一緒に買い物に行くことに。尽の妹のひなのとふたりで話す時の桐生が幸せそうに愛おしそうに尽のことを語り、そんな様子を嬉しそうに見ているひなのもまたかわいかったです。尽と話すお父さんも素敵だし、尽の実家で仏壇のお母さんに挨拶に行く桐生もすごくよかったです。みんな愛があって思い合っているのがよくわかります。
そんな尽の家族と過ごして、母親にカミングアウトする勇気をもらう桐生。

いろんな家族がいるし、受け止め方はそれぞれ。自分じゃ理解できないことも受け入れたくても苦しく感じることもあるはずです。お母さんの辛い過去を思えば、簡単に祝福できるはずはないんですよね。母親も女であって人間だから。
でも家族で愛情もあるから、それを桐生はわかっているんだと思います。そしてお母さんにも桐生にもそばで支えてくれる人がちゃんといるっていうのも大事ですよね。「しんどい時はふたりで」すごくいいセリフでした。
拒絶してしまったとしても、子どもの幸せを嬉しく思う母親の気持ちを伝える母親の勇気もよかったです。母親と父親のその後もちらりと読めたことも。

人生は自分の思い通りにいきません。でもだからいいんですよね。漫画も読んでいて楽しい。
サブタイトルの「Home and Away」も読んだ後に、胸に響きました。

最後に描き下しの「ハイライト」
支え合うふたりの様子がハピエンの余韻が、萌えもエロも切なさも優しさもある素晴らしい6ページでした。
この続編も1冊目と同じくらい読んだら止まらない、惹きつける物語になっています。読んだ後には楽しさだけでなく、考えるきっかけも与えてくれています。素敵な作品でした。

あと、サッカーのことはよくわからないけど、この作品を読んでちょっとサッカー用語がわかってきた気がします(笑

1

慈しみに満ちた実にいいお話しでした‼ ※本編内容は文句無しの☆5ですが、購入?読む前?の注意はあり〼

先ず!続刊、楽しみにしてました♡
なので、、、ワクワク気分でページを捲って一瞬「ん???」って早々になりました。。。
本編の内容に触れる前にそこに付いて書いておこうと思います

続刊構成ですが、全部で8章構成
番外編からはじまり本編6話+描き下ろしになっています
先に目次を確認したら分かった事ですが、、、
冒頭の番外編収録に関してはあらすじにも記載して欲しかった。。。

こちらの番外編、既にGUSH 2023年7月号に掲載されており、その後単話番外編としても電子配信されている内容とストーリーは全く一緒でした~~。。。
※但し!!修正が大幅に違います!!

良き番外編なのでこうしてシリーズから漏れずに収録されること自体には何の不服もないですが、単純にあらすじへの注意書きは欲しかったな、、、とは消費者としては思いましたので、、、冒頭から小言を残してしまいました(。-人-。)

本来該当の電子番外編の作品ページに購入は注意!って書きたい所なのですが、既にレビュー済みなので追記編集出来ないのでココに書いておきました

さて‼
気を取り直して♪
本編レビューをば、、、♡

いやぁ~。。。何度ウルっと目頭が湿った事でしょうか( ;∀;)
すごくすごく丁寧な続編になっていて、琴線に触れて来るタイミングは1度2度ではなかたです

腐れ縁での復縁CPとは違う、ガチの復縁CPの2人のお話しだからこそすごくお互いが想い合い、労り合い、2人で居れる事を慈しんでいるのが伝わります
そこに加えて親を想う子の気持ちや、子供の幸せを願う親の気持ちとか、、、グッと来ちゃいました
本当に実にいい~お話しだったなって思いました(*˘︶˘*).。.:*✧

特に続刊ですごく攻めの尽(つくし)の包容力を感じました
前まではお世話焼きさんなイメージが強かったのですが、今巻で一気に見方が変わった気がします
桐生も素直さを残しつつすごい心が自立して来た感じがして、本当に「あ、この2人、もう大丈夫だな…(ღˇ◡ˇ*)♡」って自然と感じられました

続刊内容としてとても良い1冊!
ゆっくり読んで欲しい素敵な内容でした

因みに、、、気になった事をチロっと書いておきます
以下は完全なる個人の読解力故の内容なので興味がある方だけ良ければ読んで下さいね~|qд・,,)
>桐生が打ち合わせで出向いた出版社のエレベーターですれ違った時の会釈相手って別に特に意味深な感じではなかったんかな?
あの盗作疑惑話題と何か関係あるのかな?って勝手に思ってたけど、全然関係なかったのかな。。。?
>桐生のエッセイ本を本屋で愛おしそうに手にした哀愁漂う中年メンズは桐生の実のお父さんなのでしょうか?

勝手に気になっただけなんですが、、、え?それは違うくない?!とかあればちょっと聞いてみたい、、、と気になった事を独り言として残してみました
先行かれた方のレビューで言及あるかな?後で楽しみに読ませていただこうと思います♪

濡れ場と修正|心が痛い時に体で温め合う2人もすごく2人らしい生活と愛情を感じて、2人の濡れ場はホントに愛おしさに充ちていてすごく良かったです
そんな素敵な濡れ場ですが、、、修正は完全なる白抜きにシフトチェンジの海王社仕様でしたね、、、
再録の番外編とかは購入済みと比較するとやっぱりその差は歴然、、、
番外編なんて修正の良さで加点評価しちゃった所もあったので、、、やっぱり元を知ってるとこの下方修正は益々嫌だわぁ~(ㆀ˘・з・˘)

3

2人で越えて行け

1巻は二人が別れた所からのスタートだったから、元サヤのハッピーエンドで綺麗に完結していた作品がどう展開していくのか2巻はとても期待してました。はい(涙)。2巻目は私の予想をはるかに超える素晴らしい内容でした。桐生の過去が思いのほか深く、重く、運命のめぐりあわせを感じました。家族の在り方を模索しながら、桐生が前向きに問題を正面から受け止めて解決しようと努力しているところは彼の誠実さが溢れていました。二人の甘い生活が沢山覗けたので大満足です。

2

この2人だからこそ

一度別れを知ったからこそ、相手の変化を見過ごさず、寄り添い考えわかろうとする2人がとんでもなく愛おしかったです。
恋人だって何もしないで好きという気持ちだけでずっと一緒にいられるわけじゃないというのを知っているのは強いですね…

よりを戻しこれからずっと一緒にいると思えたからこそぶつかる親への紹介という問題にも、1人で暴走せず2人で悩んで決めて補い合うのがとても印象的でした。

嬉しいとき楽しいとき、くしゃっと顔を見合わせて笑う2人が本当に幸せそうで大好きです。どうか末永く2人で幸せに。

3

最後まで優しさ溢れるお話でした。

優しさやハッピーエンド、心温まるお話が好きな方に良いと思います。もちろん「ロスタイムに餞を」を先に読まれてからが良いです。

拝読後に思った事は、この2人は何があってもずっと幸せで一緒にいるんだろうなと思いました。それぞれが抱えた問題を支え合いながら解決していく姿に心温まりましたし、こんなパートナーに巡り会えたら最高だろうなと思いました。

小説家の桐生(とうい)と美容師の尽(つくし)が今回は自分達の親にカミングアウトするお話がメインでした。

桐生の両親の離婚時のお母さんの心情を考えるととても切なくなりますが「でも、桐生が幸せなのはわかるから、、、」からのお母さんのセリフで、いくつになっても親は子の幸せを願っているんだなと伝わり泣けました。そして子も親の幸せを願っているんだなと更に泣けました。

ラストの結婚式、小さな頃に尽が交わしたお母さんへの約束、形は少し違うけど叶った姿が描かれていて、本当に心癒されました。あー、こんな形で、、、最高に良かったです。

最後の最後までこんなに心温まる優しくて丁寧なお話って本当にすごいです。ココミ先生だからこそ描けたのかなと思いました。

ココミ先生、素敵な作品をありがとうございました。

3

もう二度と同じことを繰り返さない2人のいまを応援する物語

これはこれはまた……( ´∀`)

幸せがいっぱい詰まった2人のその後のエピソードがみっちり。親のこと、仕事のこと、少し切なくなってしまう出来事もありますが、ベースはラブラブホッコリな続編です^ ^
一度すれ違ってしまった過去を二度と繰り返すまいと、お互いに"したいこと""して欲しくないこと"を擦り合わせながら、今ある恋人関係をよりよい状態にキープしていこうと努力する2人に思わず拍手でした。
こういう努力は一見すると地味だけど実はとても大事なことで、恋愛ドラマではハショられがちな恋人たちのリアルが投影されていることに共感の嵐でした。

あの重大局面を乗り越えた今の尽と桐生は、恋人というよりはまるで家族…というか空気感的にはほぼ夫婦(笑)相手の気持ちに配慮してトコトン決められたルールの多さに、彼らがどれだけ今の生活を大事にし、未来においてもずっと共にいたいと強く切望しているかが分かると思います。
お互いの気持ちを尊重理解し、気遣いながら過ごすことに何ら窮屈感を感じることなく、むしろお互いの思いを共有し合っていることに幸せすら感じている姿がすごく素敵でした。
2人で決めたルールがナチュラルに身体に馴染んでいるのもGOOD!!特別な何かがなくとも、日常をいつもの日常で過ごして終える…そんな2人の日々の息遣いにも萌えるアフターストーリーでした。

2人で共に過ごす理想図をちゃんと現実のものに移すため、家族に紹介したのも大きな前進だったと思います。トラウマにと向き合わなければならない事情があっても、1人で悩まず2人で悩みを分かち合っていくのも愛情と信頼が成せる素敵な関係だなぁと沁みる思いでした。
前作が、2人の関係の立ち止まりや過去の振り返りがメインだったのに対し、今作は未来への向き合いがメイン。今ある自分たちの関係や、家族との関わり、そこに未来軸のビジョンが加わることにより、2人の恋愛の軌跡に大いに浸る一冊となりました。

もう二度と同じことを繰り返さないであろう尽と桐生にはもうロスタイムなど必要なさそうです。2人が家族として歩んでいく未来をいつまでも応援していきたいと思います^ ^

2

大好きな二人の、愛に満ちた...

最高オブ最高オブ最高...の一言に尽きる続編でした。
少し泣いてしまったシーンも...( ; ; )

紙でも電子でも持っている、大好きな二人の大好きなシリーズ、
続編です✨
心の中でカウントダウンしながら、発売を楽しみに待っていました☺︎
紙本をお迎えする前に、電子で一足先に拝読。

二人の出会いと、現在の暮らしを攻め視点で描く番外編に始まり、
受け・桐生(とうい)視点での同棲生活のあれこれ。(光!!)
そしてそれぞれの家族へのカミングアウトー
というところに焦点の当たった続刊。

レビュータイトルどおり、尽(つくし)×桐生の愛、
それぞれの家族(尽の父と妹、桐生の母)の愛、
そんな”愛”に満ちた一冊でした。

たまらなくグッときたのは、態度に見えにくい桐生の心の内、葛藤を察し、
「俺はいつでも桐生の力になりたい」と力強い言葉をかける尽の姿です。

前作で描かれていた、別れとすれ違い。
その時の後悔をもう二度としたくない、桐生がしんどい時・辛い時は
分かち合いたいー

そんな尽の覚悟と、そこに素直に甘えて身を委ねる桐生。
なんというのか、二人の関係の”深化”が見えて
胸がいっぱいになりました。

そして覚悟していたとおり、スムーズにはいかなかった
桐生から母親へのカミングアウト。
ここ、切なくて、でも同時に、葛藤するお母さんの気持ちが温かくて。
涙が出てしまった...( ; ; )

元夫が衝撃の事実を告げて出て行ってしまったー
という精神的な傷から、どうしても素直に息子の恋愛を喜んであげられない
お母さん。

それでも「心から喜べる日が来ますように(と思ってる)」というセリフ、
目から落ちる涙と、それに呼応するように降っている雨。

目をこすりそっと涙を拭いた桐生が家に帰った時、
まるごと受け止めてくれる尽がいてくれて本当に良かったよー...

物語の中で救いとなり、光溢れていて自然と笑顔になったのは、
尽家族とのドライブデート(...ではないか)、挨拶のお話!☺︎

桐生が韓流アイドルに似てる!とキャーっとなってる
妹ちゃん(可愛い)、そんな彼女が偶然会った友人に
堂々と桐生のことを紹介する姿、グッときてしまった...!(๑•̀ㅂ•́)و✧
尽父の温かさも、沁みました。

みんなでワチャワチャ買い物する様子、尽は色々大変そうだったけど(笑)
楽しそうだったなあ(*´艸`)

「別れ」から始まる前作とは異なり、二人の「始まり」から
描かれる構成もまた印象的。光に満ちてたー...
(描き下ろしのタイトルが「ハイライト」ってところも✨)

ラストのコマの、尽→桐生の額へのキスと
それをはにかんだ笑みで見上げる桐生。
二人の「今」がぎゅっと凝縮された幸せ溢れるラスト、
感無量でした...

なんというか、読み終えて胸がいっぱいになってしまって
うまくまとまらないのですが;

大好きな二人の、愛に満ちた日常。
こんな二人が見たかった!という姿を余すところなく
見られる、最高の続編でした(*´◒`*)感謝...!


★修正:
・紙本:tnトーン+太白短冊(3〜6本)
・電子:tn白抜き(シーモア)

4

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