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同級生のスピンオフ作品です。
これだけで完結している物語ではありますが、同級生を読んでいないと繋がりが難しいところもあるのかなぁ、と思います。
原学、37歳、男子校教師、独身、が本作の主人公です。
改めて、原先生ってものすごくものすごーく佐条のことを好きだったんだな…と。
知ってたけど、こんなに引っ張るくらいに大切に思っていたんですね。
原先生の佐条への恋、もっと昔の恋、そして今、これから始まっていく恋が描かれています。
同級生のメインの2人ももちろん登場しますが、メインは原先生と新入生のソラノくんになります。
ソラノくんの過去の恋とその決別のお話もすごーくよかったです。
生徒には絶対に手を出さない原先生。
それはやはり自分の過去の恋が起因しているんだろうなぁ。
ソラノくんが卒業して、これからというところで物語は終わります。
もっとかっこいいのに可愛い原先生が見たいなぁ、たくさん幸せになって欲しいと思いました。
先生にもソラノくんにも幸せであって欲しい!
同級生シリーズの原先生のスピンオフです。
同級生、卒業生冬と春を読んでから読み進めることをオススメします。
佐条が卒業したあと、ソラノが入学してきます。
ソラノは原先生をふりまわして、佐条とのデートまで取り付けてくるんですが、原先生が佐条を吹っ切るキッカケになったようで良かったです。
佐条と草壁のイチャイチャも少しだけあるので、そこも良かったです。
原先生が高校時代、一線を踏み外しかけた有坂先生が高校にやってきます。
響くんと有坂先生にも幸せになってもらいんですが二人に何があったのかもう少し知りたかったです。
原先生とソラノの物語はまだまだ始まったばかりなので今後への期待も込めて萌評価です。
原先生にスポット当てた物語なんて、なんて嬉しいスピンオフを描いてくれたんでしょう!作者さまに感謝しかありません。
当て馬のスピンオフは、たまーに見かけます。オリジナルの物語で恋に破れた当て馬が、スピンオフで新しい恋を始めていく姿を見届けるの、私もう大好きで。当て馬のキャラクターにもよるけど、負の悲しい感情で終わらせないのが素敵だなーって思うんです。
「同級生」で、原先生のキャラクターにすごく惹かれました。大人で先生という立場の矜持を持ちつつ、佐条に対する愛情もメラメラにあって、その絶妙なバランスが好きでした。
この作品ではソラノという少年と出会いが原を変えていきます。
原の過去の恋を掘り下げつつ今の感情に向き合い、そして共に歩ける誰かとの明るい未来があるんだって事を知らせてくれた、素敵な素敵な作品。過去・現在・未来の原の姿がそこにありました。内容はもちろんですが、ストーリーの構築と流れが最高に良かったです。
原を通して他カップルの姿を見れたのもまた嬉
しい。佐条と草壁は鉄板ですが、あの有坂先生のお話もありました。中村先生の魔法のような引き出しの多さには恐れ入ります。
原の側に寄り添うソラノの存在もまた良し。
彼にも過去の恋を引きずるジクジクした想いを抱えていて、嘘を吐かなくてはならない切ない状況に涙しました。
この作品の登場人物、みんなみんな頑張って恋をしているんだなって。色んなドラマを抱えているんだなって。…鼻の奥がツーンと痛くなりました。
彼らの恋の行方をこれからも応援していきたいです(*´꒳`*)
佐条に失恋の原先生のターン。
ハラセン自体は別に嫌いじゃないけどさ…昔の2丁目デビューの時なんてカッコよかったわよ?でも佐条に対してぐっちゃらぐっちゃらしてるのが。ねぇ。
そこで出会うのが新入生のソラノで、というお話がメイン?
ソラノは明るくて原を振り回すからそこは面白い。
でも先生をからかう生徒っていう図式は好みじゃなくて…。
しかし、原先生…
クールっぽく、枯れっぽく振る舞ってるんだけど、一番ジタバタしてたよね。
有坂先生に再会してま〜たグラグラしたり。
ま、好みのタイプはよくわかった。でも実際は好みじゃない相手の方がしっくりきたりするのよね。だからやっぱり騒がしいソラノがいいのかもね!
有坂先生は…薄幸という言葉が似合うかたですね。
飛び込めない…って芯まで染み込んでるようでツラい。
本編の順番は間違えなかったのに、こちらの前にOB読んでしまい、あれ?と気づいて慌てて探しました!
ハラセン~~~~~!カッコいいじゃないか!可愛いじゃないの!おじさんにキュンキュンしちゃいました。やるせなさが切ない。ソラノも懐広くて踏み込み方がすごく良い!出会えて良かったねと胸いっぱい。
本編で食えない大人感、満載。でも憎めないハラセンの恋する面が見れたのがとても良かった!!漢気あってカッコよく、脆さもあって、物語の間合いも絶妙でじんわり染み渡ります。