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表題作ふたりの熱量

イタリア人のフリーライター ディーノ・アニェッリ 
フリーライター 佐久間龍之介

同時収録作品右か左か

? 外食産業企業部長 大学からの悪友 北條高宗
? 同僚・他部署の部長 南海吉彰 

同時収録作品君が魔法使い。

魔物 迦炎
魔法使いの子孫 高校生 翠

その他の収録作品

  • アワーズカフェへようこそ
  • あとがき

あらすじ

「フチュチュカ者ですがよろしくお願いしマス」
初対面でそう言ってきた親日家のイタリア人・ディーノと
同居することになったフリーライターの龍之介(りゅうのすけ)。
忘れていた人肌の温かさをディーノに感じた龍之介は……。

振られるたびに訪れるのは人生の半分を共有する悪友・北條(ほうじょう)の家。
フラレ癖をもつ南海の運命のお相手は意外と身近にいて……!?
四十路男たちの最高に不器用な恋愛事情、「右か左か」も収録!

作品情報

作品名
ふたりの熱量
著者
橋本あおい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ふたりの熱量
発売日
ISBN
9784403664120
3.6

(141)

(17)

萌々

(68)

(47)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
26
得点
504
評価数
141
平均
3.6 / 5
神率
12.1%

レビュー投稿数26

素敵な四十路男たち。

橋本あおい先生の描く、四十路男たちはみんな素敵ですね。

こちらの作品も、随分前のものですが〜何度読んでも色あせて無く、大好きな作品の1つです。

「伸るか反るか」を読み返す度に、必ず読むのが、こちらに掲載されている「右か左か」。
2人の馴れ初めから読んでます。
もぉ〜、本当に面白くて大笑いwww。

・・・魔が差した・・・っ、ここサイコーだわwww


最初は、「伸るか反るか」目的でしたが、
表題作の「ふたりの熱量」、「君が魔法使い。」も、楽しめました。

0

右か左か目当て

伸るか反るかをドラマCDで聞いたので、この前哨戦?!部分も読みたくなって電子書籍を入手しました。

で、伸るか反るかをコミックスで読んだ後にドラマCDを聞いたのですが、どうも北條と安元さんが整合せずに苦労したんですが(苦笑)、この右か左かを読んだら「アリやな」と思えたのでした。
どうも、伸るか反るかの北條はすっきりシュッとした(笑)感じの絵だったと思うんですが、この作品ではもう少し年齢層が高め、まさしく四十路のおっさんに見えました!何でだろう〜。髪を上げてるシーンが多いからかな。それだけじゃないような。

つまりのところ、この作品と伸るか反るかをセットでドラマCDにしてるので、納得の配役ってことになりました。。。

ふたりの熱量の方はお風呂シーンがエロかったですが、ストーリー的には萌えどころを見つけられず。。。

0

短編3本

表題作は、そんなあっさり…懐かれた、人恋しかった、酔っていたとはいえ、最後まで致してしまいますか、とは思いましたがw

ディーノが龍之介にハグしたり、スキンシップするのが慣れている感が見受けられて萌えでした。
触れ合う描写は気持ちよさが伝わる描き方が好きなので。
触れられて、龍之介がより色っぽく感じられたのも好みでした。いいぞ!ディーノもっとやれー!と応援している自分がいました。

「右か左か」は20年来の親友が、これまた酔った勢いで擦り合いっこして意識するという定番中の定番ですが。
ずっと友だちとしか思っていなかったのに、気まずくなって、嫉妬して、意識していく、というのが王道ですけれども、手にとるように2人の気持ちが伝わっておもしろかったです。

0

皆直進型で気持ちがいい

◆ふたりの熱量(表題作)
 イタリア人であるディーノのおかげか、もどかしく思う間もほとんどなく結構早い段階で体の関係を持ち、好き同士になってくれるので、さくっと甘いBLを読みたい時にはもってこいの作品です。橋本先生の作品には、なぜか自分の相手への好意をなかなか認めない受けが多い気がしますが、龍之介はあっけらかんとした性格なので、陽気で豪快なディーノとも相性が良く、読んでいてとても気持ち良かったです。トントン拍子だけど、しっかり2人の気持ちが通じ合っていることが感じられた、読みやすいラブコメでした。

◆右か左か
 40代で付き合いの長い部長同士の物語。橋本先生の絵が綺麗過ぎるので、多少皺があっても渋さが足りないのが惜しいですが、そこはストーリーでしっかりカバーされていました。あまりにも長い時間傍にいて、もはや家族か空気同然のような関係性の2人。そんな2人が今更ながら、抜き合いから相手を意識し始めるのが可愛かったです。私は北條が受けだと嬉しいかな。でもこの2人は、なんだかんだ互いに上下どちらも楽しめるような気もします。

1

イケおじさん

▼ふたりの熱量
橋本あおい先生の鉄板、美味しいご飯と質の良い生活、がバリバリ出てます。

短編なので関係性の掘り下げは薄いですが、攻めのキャラクターが分かりやすくテンポが良いので、物足り無いってことにならないのが上手い。
ストレートに言葉を発してグイグイ行く愛したがりディーノは、愛されたい龍之介がだんだん懐いてくるのが楽しいだろうなぁ。

橋本先生の作品の中ではエッチ度は普通ぐらいかと。とろとろになった受けに、攻めが当てて焦らすプレイが好きで、楽しめました。

▼アワーズカフェへようこそ
表題作と「恋とセンチメンタリズム」のコラボ


▼右か左か ※続編「伸るか反るか」出てます
"大学からの友人で勤務先も同じ40代が、家を行き来する仲"もうこの設定だけで期待高まる。そして早々の擦りっこ。

北條(黒髪) がとつとつと南海(ふわ髮メガネ)にこの先一緒に居たい旨を語るところとか、両思いって笑い合っちゃうところとか、可愛いイケおじさんエモ…

続編の「伸るか反るか」も、若干のリバが平気なら是非。
「スーツを脱いだら」の2人も出てきます。


▼君が魔法使い
ファンタジーです。上2つとの同時収録は層が違うよな〜と思う。
200頁弱中の30頁なので、あまり気にしませんでしたが。


※電子書籍
限定おまけは「右か左か」の一枚イラスト
橋本先生は白抜きが勿体無いので紙をオススメしたい

0

イタリア人くらいの積極性が無いと、心も開けない?それは勝手なイメージ。

あーんまりイタリア人にも見えないディーノ。もしくは、逆に橋本先生の描くイケメンはいつもまぁまぁ白人に見えなくも無い。ディーノがバイセクシャルで、アモーレに情熱的な直情型という性格だからか。リュウが自分とは違うメンタリティだと初めから受け入れているからか。その人恋しさを、人肌の恋しさを埋めてくれる人になって行く。大人だからか、弾みで出来てしまった恋人の様なストーリーだけど、何故か落ち着いていて心地いい関係になって行く。ショートなのがちょっと残念だし、いずれ本国に帰ると言っているディーノとはこれからどうして行くのか?は、気になるところ。

大人の恋繋がりで言うと、「伸るか反るか」を読んでからその前日譚である「右か左か」に戻って来ると、二人が逆に老けて(⁈)いる様な気がして笑ってしまう。この頃の方が大人、大人を意識していたのか?今は若い40代もいれば、壮年に見える30代もいるので。個人差激しいから。私は若々しく見える「伸るか反るか」の二人の方がずっとリアルな「おっさん」な感じがする。いや、おっさんでも無いけどね。「おっさん」というのはもはや年齢切りでくくれないものだしね。
作中で、北條が勘違いする南海と一緒に居た「鈴木さん」って、あの「スーツを脱いだら」の藤井さんにアプローチかけてた鈴木さんなんですねー。あの頃は、身体のラインがピッチピチに出る狩人系美人でしたけど、南海の後輩と結婚決まってからは、可愛い感じに。あざといですねー。サバイブしてたんですねー、という握力の強さに驚かされ。北條の方はモテるので、元カノと噂されたりして。双方に嫉妬イベントが発生して、自分の独占欲に気付く。そして、これからの人生を一緒に過ごしたい相手とは誰か?という事に気付く。
大人だから、恋とか愛とかで片付けられない事はあって。今後の人生を寄り添いたい相手かどうか?ということを考えて、別れたり結婚したりする。そういう人は男女でも割と増えていて、そういう意味でも今ドキの大人っぽい恋だと思いました。
けど、互いに肉欲はあるんだね!っていうのもチャーミング♡ 「伸るか反るか」を読了後の身としては、「右か左か」の決着は付いているし、まぁフツーに見ても火を見るよりも明らかなんだけどね!
ショートの人外は、うーん。つまらなかったかな。ショートにするなら詰め込み過ぎかも。そもそも橋本先生は人外ファンタジー好きなのかなぁ?と、思う様な拙さでした。

0

流され愛

「ふたりの熱量」
ディーノが陽気で情熱的ですね!さすがイタリア人。典型的です。
短いお話でした。
酔った末に女に乗っかられ離婚された龍之介は一人で生きてきた。なのに距離感が近いディーノに懐かれるうちにどんどん…。
人肌恋しさに流された体の関係の始まりでした。身代わりでもいいってディーノかっこいい!
でもだんだん龍之介もディーノが恋しくなって。
早く帰ってこい、会いたいって電話で話したらなんと急展開に!確かに可能なら愛する者同士一緒に暮らすのは自然ですね。
それにしても相変わらずお酒と料理がとても美味しそうです。

「右か左か」
同じ高校大学会社と20年の付き合いの二人。
お互いいつも彼女に振られる方。どこがいけないのか?
酔った勢いで四十路なのに触りっこしてしまい北條は気にしてない様子なのに南海は意識しまくりで。

南海は後輩の婚約者を彼女だと嘘をついたり、北條は元カノと復縁したと誤解されたり避けあう二人。

誰とも続かないのは結局お互い人生のパートナーに既に出会っているからでそれは俺達だと。

次はどっちが突っ込むかバトルですね。この先が伸るか反るかになりますね。

「君が魔法使い。」
魔物と魔法使いものですね。不本意に主従契約を結んで体の接触で力を取り込んだり主従の間の恋いいですね!短いお話でしたが萌えました。

1

いい話だけど、おやじさんが苦手な方には×かも

「伸るか反るか」を購入した後、こちらに2人の始まりが収録されていると知って慌てて購入。
到着するまで手元にある「伸るか反るか」を読むのを我慢したものの、こちらにはこちらで別の作品(「恋とセンチメンタリズム」)のCPが出てきていて、橋本あおいコンプリートしない限り、このループが続くのでは!?という切ない気持ちになりました。

表題作と「伸るか反るか」CPの始まりの2つの中編が収録されていました。

【ふたりの熱量/アワーズカフェへようこそ】
日本文化の紹介のための本を執筆するために来日したイタリア人ディーノと強引にホームステイを引き受けさせられた龍之介の話です。
自分のせいで愛していた妻に去られてから、妻のことを引きずったままだった龍之介。そこへやって来た距離なしイタリア人ディーノ。バイセクシャルで「君はちょータイプだ!」というディーノにペースを乱されながら、ふたりの共同生活が始まる…という話なのですが、内容的には1冊まるまるでも良いくらいの濃さでした。それを半分の短さにまとめているので物足りなさはあるものの、端折った感じはなくきれいにまとまっているのがさすが橋本あおいクオリティ。
ディーノのすごくシンプルな考え方に、龍之介が立ち止まっていた場所から少しずつ手を引かれて前へ踏み出していくような関係が素敵でした。
コラボは「恋とセンチメンタリズム」を読んでいたら楽しめただろうなあという内容。読んでいないと次の作品までの閑話休題以上の意味は感じませんでした。残念。

【右か左か】
幼い頃に「モーリス」を見てから同性愛の切なさに衝撃を受け、大学と院ではE.M.Forsterを研究するなど文献での研究はしてきたし、映画も相当数観てきたものの、恥ずかしながらBLにハマったのが昨年10月で「右固定」「左固定」という言葉すら年明けに友人に教えてもらったレベルです。
高校時代に知り合ってから20年以上の付き合いを続けている北條と南海。
若者であればさらっと読めるのに40代の性欲の話は生々しくて厳しいわたしには、性的なシーンが結構な試練でした。目の下のシワが…。2話の1ページ目の姿で読みたかった…と、前提からひっくり返ってしまうような気持ちを抱きつつ読みました。
作画的に北條の方が老けて見えることが多くて、オールバックはイケメンに見えず。社食でお椀を口に当てているコマはセクシーだと思いましたが、どうしても信奉者がいるほどのイケメンに見えなかった自分が残念でした。
これから「伸るか反るか」を読もうとしているのに少々不安が残る読後感でした。

【君が魔法使い】
軽く読めるファンタジーでした。

1

表題作も良作です

同い年で、同じフリーライター同士のイタリア人のディーノx龍之介のCP。

誰かがそばにいて、朝の挨拶だとか一緒に食事をするだとか、『人の熱量』を久々に感じて。
気付かないふりをしていたけど、人恋しさを抱えていたリュウの寂しさに寄り添ってくるディーノ。
イタリア人=恋愛グイグイみたいなステレオタイプだけど、自分の寂しさに蓋をしてたリュウには彼で良かったと思う。
身代わりOKで始まったディーノと、ストレートだったけど柔軟なリュウとのHシーンはなかなかに官能的で、その上ラブも有り。
正直、収録作の「右か左か」目当てで購入したのですが、この表題作はかなり良作だと感じました。

「アワーズカフェにようこそ」
ディーノとリュウが出会って一年記念の旅行に立ち寄ったのが「恋とセンチメンタリズム」のトモのお店。
2組ともラブラブです。

「右か左か」
大人気作「伸るか反るか」の元ネタ。20年来の親友同士、40代の二人の関係が変容するそのトキのお話です。
ですが、顔が違う。特に北條は仕事バージョンのオールバック仕様なので、それなりに40代に見えますね。

「君が魔法使い」
橋本先生も人外描くのか、と意外な感じです。
魔物の迦炎が、魔力を貰いに大魔法士の子孫スイのもとにやってきて…結局CPになりますよ、というお話。

3

もだもだやってる四十路カプ最高

気になっていた作家さん。修正は割と薄めでリアルだと聞きました。電子で買ったので白抜きでしたが…

3つの短編が収録されています。とても絵が綺麗でおしゃれな雰囲気。作者様はお酒や料理に詳しい方なのか、それらが所々魅力的に描かれていたのも素敵でした。

表題作「ふたりの熱量」バイ×ノンケ

受けの所に攻めのイタリア人がやって来て一緒に住むことになり恋人同士になるまでのお話。短編なので両想いになるまでが割と、とんとん拍子ですが綺麗にまとまっていてストーリーも面白かった。

他のコミックスに登場している(?)別カップルがちらっとでてきたのでそちらも気になります。

「右か左か」
高校時代から20年以上の付き合いがある四十路カップル。魔がさして擦りっこしてしまい、やっちまったー!からの両想い。いい年した男がもだもだやってるのが楽しいと作者様があとがきでも触れていましたがまさにその通りで、この作品が1番好きです。

凄く良かったんですが作中で本人達も触れている様に、四十路の割に若いのが若干気になりました。どっちが攻めるか受けるかの結果が「伸るか反るか」で描かれているそうなのでそちらも読んでみたいです。

最後に魔法使いだったり魔物が出てくる人外のお話が1話。こういうお話も描くんだ~と意外でした。人外ものはあまり好みでは無いので自分には合っていませんでしたが、全体的に楽しめた1冊でした。

7

念願の・・・

「伸るか反るか」を読んでこのカップルにすっかりはまり、その2人の馴れ初めが書かれた本があると知り、あわてて探して(現時点で売り切れや出版社取り寄せになっていて焦りました・・・)ようやく入手し、読む事が出来ました。
「伸るか反るか」カップルの話はコミックス後半の「右か左か」になっています。まずは、そちらから読んでしまいました。
馴れ初めエピソードもとても好きなノリで、本当に嬉しかったし楽しかったです。良いですね。長年親友だった2人が・・・というお話。本当に大好きです。
やはり今回も、北條と南海がここはグ○○○ウ○ドのし○ぶとみ○つるに見えて、萌え度も面白度も倍増でした。
それぐらい、北條×南海カップルはツボで・・・もっともっとこの2人の話を読みたい!!!と言う気持ちでいっぱいでした。

そして、後回しにはなってしまいましたが、表題作の「ふたりの熱量」も、好きな感じのノリでこれまた楽しめました。
ディーノと龍之介カップルが旅行先で寄ったカフェに登場する2人は、橋本先生の「恋とセンチメンタリズム」に出てきたカップルとのことで、そちらも読んでみようと思っています。

3

おやじ受けを好きになっちゃう作品(ネタバレ)

表紙からもうほんと萌えました。表題作の「ふたりの熱量」の攻めのイタリア人、ディーノと受けの龍之介のお二人ですね。なんだかおしゃれで、大人な感じの絵です。(大人ですけどw)

ふたりの熱量
ディーノと龍之介、二人が同居する場面からお話が始まります。最初のディーノの「フチュチュカ者ですがよろしくお願いしマス」のセリフには笑えました。その他にもセリフで所々カタカナの文字があり、それがまたイタリア人っぽくて可愛らしかったです。
龍之介は長い間一人でいたので、久しぶりに他人の熱量を感じに戸惑うが、ディーノに実は寂しがりだと指摘され、そんな自分に気づく・・・
そんなお話です。ほんと二人ともおじさん?なのに、なんだか可愛くて微笑ましいです。

右か左か
40代でリーマンのお話です。の南海は彼女に振られたので、またいつも通り大学の悪友、北條の家に行ってやけ酒を飲みます。そんな時に、酒も入ってるせいか、二人で擦りっこをしちゃいます。すごくエロかったです。そのことがあって、どっちも相手のことが気になり、嫉妬とかしちゃいます。
最後はどっちが攻めるのかを決めるため擦りっこで終わっちゃいます。リバを続き希望の方がいらっしゃいますが、私は南海に受けをしてほしいです。

君が魔法使い。
一言で言うならファンタジーですね。

結構バッチリ性器とか描かれていますが、私は大丈夫でした。
おやじ受けとかはあまり好みではないんですが、橋本先生の絵やストーリでしたら全然好きです。苦手な方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。


6

萌えの幅が広がった…。

『ふたりの熱量』

陽気なイタリア人、ディーノと突然始まった同居生活。
自分のテリトリーに入ってきたディーノに対し、龍之介は徐々に慣れ親しんでいく。
酒に酔ってグデングデンになった龍之介。
その頭をナデナデするディーノ、「もっと撫でろ…」と無邪気な龍之介にまずキュンときました。

実は結婚していた龍之介。自分の失態で破局してしまい、あいつを傷つけた自分が嫌いだと。龍之介はそれからずっとひとり。
龍之介のその淋しさを「人恋しい」とディーノは言い、身代わりでもいいと人肌で温める。

仕事でのすれ違いでディーノがそばにいない。
それがどんなに淋しいのかを自覚されられ、龍之介はディーノに思わず本音を言ってしまいます。

「早く帰ってこいよ──会いたいから」

そこからの行動はさすがイタリア男。情熱的です、ディーノさん!



『右か左か』

………あれ?オヤジは嫌いではないけど、好みでもなかったハズなのに…なんだよこれいいではないか!と開眼(笑)した作品。
ぶっちゃけ表題作『ふたりの熱量』より悶えました。

20年友人を続けてきた南海と北條。
ひょんなことから、擦りっこが始まります。
南海の唇ペロリがエロい……。

嫉妬、動揺、ごちそうさまです。
四十路のもだもだにこんなに悶えるなんて…。
本番はありませんが、それがまた妄想膨らむっつーね。
リバでもいいけど、初めは北條が突っ込んで欲しいなぁ、なんて。
だって南海サン可愛いんだもの。
南北のふたりはなんらかの形でハッキリさせてあげたいと思っております!の作者のお言葉、これから楽しみに待つことにします!


そしてやっぱり絵が素敵。
作家買いして損は無し!の画力です。
メガネを外して髪を乱した南海サンが萌えでした。

5

もうちょっと老けててもいいかな

やっぱり橋本さんの絵ってきれいで好きだわ。
同時期に出た「between~」の方がインパクト合って、ついこちらの本はレビューし損なっていたようだけど、多分、私としては「between~」よりこちらの本の方が好み。
特に「右か左か」みたいな、長年親友をやってきて、ついうっかり一線超えて、初めて気づく、もう既に友情の範疇じゃなかったお互いの関係っていうお話がとっても好きで、それもどっちが攻めるかせめぎ合う展開だと更に好きで、決着つかないまま終わったのも好ましい。
この後の展開としてはリバってくれるとパーフェクッ!

1

ギャップがいいね。

この本の一番の魅力は、
攻めと受けの、開ききったギャップにあると思います。

陽気な日本かぶれのイタリア人と、それなりに大人しい日本人の青年。

ふたりが日常会話を交わすだけで、可笑しい。
コメディの域になりますねー。
見てて楽しくなります。

だんだんとふたりの距離が縮まっていく過程が好きですが、
「身代わりだね」と一言を言って、
それでもいい、なんていうディーノ(攻め)が切ないです。

えええ、身代わりでいいの?
そんなの嫌だって言おうよ!
そこは拒否しようよ!

って思いました。

龍之介(受け・主人公)のディーノへの電話。
「会いたいから!」
ああ、これで決まりだ、って私は思いました。

でも、龍之介はその気持を認めようとしない。
なんて、頑固者だー!
さっさと認めなさいーって思っちゃいました。

エロシーンもなかなかで、
エロエロシーンだけを見たい方だけにでも
おすすめできる一冊だと思いました。

それにしても、橋本さんの描くエロシーンの舌は、
やらしいですねえ…。

なんていうか、ちょっと唇をぺろりと出して、
欲情してますー…みたいなところ。

あれは、エロシーン好きな人にはたまらんでしょう。

次作も期待してます。(エロシーンだけじゃなくて!)

2

可愛いおやじ’sのラブコメ

世間の評価とは逆な気がしますが、
実は私、前作よりこちらのほうが好みです♪
エロ低めですが、心理描写とコミカル度合いは高くなってると思います。

表題作は、独りの生活に馴れた龍之介の家に、3ヶ月という期限付きで転がり込んできたイタリア人・ディーノとの話。
人懐っこく好意を素直に示すディーノに、龍之介の頑なな気持ちがほどかれていくのですが、ディーノのぐいぐい龍之介の領域に入っていく様が見ていて気持ちよかったです。
恋愛に多少の強引さはあっていいと思うし、自分からはなかなか動けない龍之介にとっては救いとなっていたのでしょうね。
誰かを思う時の気持ちの暖かさと、相手が傍にいない寂しさの描写が非常によかったと思います。

2話めの「右か左か」
これまた好きで好きで好きで…、私にとってたまらない話なのです!
20年友人として付き合いがある40代の二人。
どちらもモテるのにパートナーなし。
たまたま擦りっこしちゃったら意識し始めて、どうにも上手くいかなくなってしまったドタバタ感が、もぉ可愛すぎる!
お互い似たような経歴で、今までいいライバル関係であったことから、負けるか!と受け攻め決まらないのもウケる~。
決着はいずれつけてくださるそうなので、楽しみに待ってます!!
リバも美味しいと思いますが、どっちかというと南海が負けそうな気がするw

最後は現代ファンタジーで、かなり駆け足な話なので萌えきるまで至らなかったかな。
よって勝手ながら、先の2作で評価させていただきました♪

4

おじさん素敵です!

相変わらず綺麗な絵と潔い描き方でした〜。
でも今回は一冊丸々一つの話ではなかった分、ちょっとH先行な感じがしました。特に表題作。もうちょっとそうなるまでを丁寧に読みたかった!

逆にそうじゃないのが二つ目の話。20年来の親友の40歳のおじさん?たちがカップル?になるまでのお話し。どっちが攻めなのかしら?(≧∇≦)と楽しむ余韻を残してくれてます!でも、他の話でも思いましたが、場面によってはおじさんに見えず、20代に見えたりするのが残念。
と、いうかせっかく絵が綺麗な方なのでおじさんではなく若いカップルで楽しみたい!いや、でもこの綺麗な絵でダンディなおじさまも確かに萌えます!特におじさまの、平日は髪型やスーツでびしっと決めてるのに休日パーカーらふな髪型のギャップある姿はとてもいいです!さらにそれにメガネなんて⁉︎どんだけ萌さ死にさせるんですか⁉︎(笑)というくらいです。
それだけに、逆にどー見ても40代には見てない場面は冷めてしまいました。

2

一人より二人

この1冊、かなりラブ要素に溢れているストーリーで、甘い恋愛を感じます。
表題はバツイチ一人暮らしのフリーライターが友人に頼まれイタリア男を
3ヶ月ホームステイさせることになり、一人でいる生活に慣れていた龍之介は
イタリア人のノリと距離感の近さにいつの間にか慣れてしまっている。

そんな賑やかな日常、忘れていた人肌のぬくもりを得てしまったのも一人が
寂しかったのだと気付かされ、その日から身体の関係を持ってしまう。
イタリア男ディーノは龍之介に愛を囁くが龍之介は過去のこだわりもあり、
ディーノに対する気持ちが単に寂しいからなのか、相手を思ってなのかわからない。
タイトルみたいにふたりの相手を思う熱量が高まらないと本気の恋にならない、
そんな風に感じますね。

アダルトなカップルの20年経って恋になる、まるで夫婦みたいな関係も良かった。
恋だ愛だと考える前に学生時代からの腐れ縁で二人はいつの間にか人生のパートナーに
なっていたんだね、って言う内容でした。
あと1編はファンタジーで、ピクピク兎が出てくる萌もの。
魔法使いの子孫と魔物のラブもなかなか面白かったです。

3

ヴォーノ!

誰かのことを想うとき、ひとりの時間は切なくて愉しい。

【ふたりの熱量】
フリーライターの龍之介は同業者の依頼でイタリア人のディーノを3ヶ月ほど自宅に住まわせることになります。
ディーノの陽気で人懐こい引力にゆっくり手繰り寄せられる龍之介は元妻を思い出しながらも新たな熱の心地よさを感じてしまい…。

お酒に酔うことと恋に酔うことって似ている。
同性に惹かれて戸惑う龍之介の感情をディーノというお酒が揺さぶり、甘やかに平衡感覚を失う過程を楽しめました!

強がりな龍之介がお酒に弱いという設定が上手に絡んでます。
お酒に弱いって恋においては弱点じゃないと思う(力説!)

橋本あおいさんの描く食べものや小道具が好きです。
熱燗ではなく燗冷ましの黒千代香(焼酎を温めるための扁平な土瓶)を使うのが憎い~。
恋という非日常をこだわりの存在感ある小物使いが日常に繋ぎとめています。

表紙から胸毛を披露するチャラい風味なディーノもシンプルでまっとうな恋愛感覚が気持ちイイ!

年齢も絶妙。
若いと同居が終わりそうな気がしてしまうけれど温めあうことの大切さを身をもって知っている年代なら続くかも、と思ってしまう(笑)

離れているときに選ぶお土産や風景を見て、いない相手を想ったり目の前にいる本人だけじゃなく過去を含めて相手の存在が大きくなる流れが好きでした。
他作品とリンクしている番外編でもラブラブ!
橋本作品は美味しそうな食べものがよく出てくる~。

【右か左か】
ズバリどっちが攻め?受け?ってタイトルですよね!?
すんごォォく私の萌ツボ連打でした!

40歳のオッサン同士でモダモダ・コスコスだけで充分美味w
高校からの同級生で今や就職先も同じで20年以上の付き合いの南海と北條。
南海が彼女にフラれた折りに酔った弾みで擦りっこしてしまい我にかえってから意識しまくる40男が可愛い話です!

小さなすれ違いを経て互いへの想いを自覚+告白する場面は大人でシットリしてたのに結局、勝負て!
擦りっこに始まり擦りっこに終わるとか運動部出身らしすぎるw
是非、リバッての続編希望!

【君が魔法使い。】
黒髪俺サマ魔法使い×高校生のファンタジー。
うさぎが可愛かった←
キス、性行為で力や生命力の授受って定番だな。

----

前作【between the sheets】よりエロ薄め。
年齢を意識しての目のくぼみの描き方が気になる…。

3

ガタイのいい男達がいちゃいちゃしております

短編集。
欲を言えば1冊1カップルをじっくり楽しみたかったのだが何気に残念…
実は本当はエロエロを期待していたふちゅちゅか者です。すんませんっっっ!!
いや、橋本さんの年相応の色気を感じる絵も好みだし、それぞれのキャラクターが表情豊かな所も大好きです。

「ふたりの熱量」
なんとなく攻めのディーノって年甲斐もなく無邪気な面があるから年下攻めっぽい。
短編で慌ただしい展開になってしまっているけれど、66ページの二人の言葉のやり取りにはニヤリとした。
想像力を働かせるとエロい。

「アワーズカフェへようこそ」
ディーノと龍之介、それと別作品のカップルもゲスト出演した番外編。
(別作品のカップルの話は未読)
それにしてもディーノ、露天風呂でエッチなんてどこでそんな知識を仕入れてきたんだ…

「右か左か」
ガタイのいい四十路男同士が高校時代からの腐れ縁の相手を思ってそわそわしている話。
つーか、こんな色っぽい四十路男なかなかいませんって。
最後まで決着はついていないけれど、この二人どちらが攻め受けで落ち着くのか、自分の想像が合っているのか気になるところ。

「君が魔法使い」
初期の作品みたいでページ数は短いけれど、高校生受けも大好きなので楽しめた。
表情豊かなウサっち・ルン太が可愛い。

2

9割方メンズ・ラブ

9割方の作品がBLというよりメンズラブな、
いい年したおっさん同士の話です。

表紙から親父臭は感じられず、まさか橋本さんが親父を描くとは思ってなかったので、
読み始めた瞬間から大興奮でした…

表題作はバイのイタリア男×ノンケフリーライター
二人とも三十代だったかな?
じわじわと惹かれていく、落ち着いた関係で、ほっこりします。
攻めのディーノが、超かっこいいです。
受けも変に恥ずかしがったりせず、ノンケらしい反応で、
でもそんな三十路がときめいたりしてて可愛い。
番外編として、二人のその後のらぶらぶっぷりと
既刊の「恋とセンチメンタリズム」の健斗と智哉のらぶらぶっぷりを堪能できます。

もう一つは四十路同士の腐れ縁カップル
受け攻めは明確には決まってません。
同じ会社の別部署所属で、二人とも部長職。
方やクールで頼りがい・落ち着きのあるタイプ、
もう一方はメガネなのにチャラくて明るいタイプで、
全然雰囲気の違う二人ですがなんだかんだと腐れ縁が続いて
20年来の仲なのに今更!?まさか!?な二人。
なんとな~く、こっちに受け攻め収まっちゃうのかな~?と想像できるのと逆が好みなので、
明確に決まってないのはありがたかったり。笑

最後にファンタジー短編が一本入ってます。
前の二作とはかなり毛色の違う作品で、
俺様なイケメン魔物×魔法使いの血を受け継ぐかわいこちゃん高校生の話。
設定は分かりやすくて、端折るとこは端折ってよく出来てるな~と思います。
でも短編でファンタジーなので唐突感は否めませんが。
可愛い子受け本来苦手ですが、話全体が可愛らしくまとまってたのでこれはこれ、と、
なかなか楽しめました!

橋本さんの作品はよく女性キャラが出てくるのですが(今回だと四十路カップル)、
みんないい子でさっぱりしていて大好きです。
攻めや受けを引き立たせるためにやたらと悪く描かれたりしないので、気持ちよく読めます。
今回、既刊「スーツを脱いだら」に出ていた女の子が救われていて、幸せな気持ちになりました。

親父スキーで甘々スキーの方には超!おススメです。
劇的な展開やたっぷりとしたエロがあるわけではありませんが、
なんともほっこり温まる、落ち着いた作品集です。
前作between~からの方は、丸々1作1カップルでもないし、
エロは前作に比べると控えめなので肩透かしかもしれません。

7

黒千代香、いいですね。

露骨なエロはそこまで好みじゃないのですが、橋本さんは安定して読める作家さんですね。

今回も安定した一冊でした。
エロがある程度あった方が好きな方ならお勧めです。
連動企画のおまけが欲しくて購入致しました。

表題作は、のんびり穏やかな感じがよかったです。
ただイタリア男が外国人に見えなかったのと、イタリア設定の割に異文化コミュニュケーション的な面白さが少なかった点が残念かなあと。
黒千代香、いいですね。

「アワーズカフェ」は、こういうシリーズまたいだ話、大好きです。
あの二人も幸せで何より!

四十路二人は、左右ってそういう意味なんですね(笑)
ある程度年齢が行くと、恋愛というかプライベートで新しい人間関係を築くのが面倒になるのはよく分かります。
いつか、左右の決着はつくんでしょうか。

この三つのお話だけでしたら星3つなんですが、BLでファンタジー設定があまり好みではないので最後のお話で星一つマイナス。
ウサギさんは可愛いです。

2

そういう意味だったのか!

待ちに待った「右か左か」。
雑誌掲載時に、2ndだけ読んで気になっていたお話。
何かを選択するお話なのかと思っていたのですが、
なるほどぉ、そういうことかぁ、な終わり方でした。
“右も左も”な続きが読みたい!!

オトナならではの、もだもだした感じがなんとも可愛い。
オヤジスキーには、若さも楽しめて好い感じかと思われます。

テンション高めなイタリア男と日本人の表題作。
ごく普通の日常の温かみ、の大切さを感じる、穏やかなお話です。
家族が集う機会の多いこの時期に、心地良いお話に感じました。

'09の作品も載っていて、絵柄の進化が楽しめるかと。絵柄が、自分好みに進化されていてたまりません。

4

大人になった少年の色気たっぷり

終始、目元のくぼみ(の線)を凝視してしまいました。
橋本さんの描く目元って、なんて色っぽいのだろう!

表題作は陽気なラティーノが見てて気持ちよかったです。ただ元気なだけじゃなくて、細やかに気遣うやさしさもあり、素直でストレートに見える言葉の中にもリュウに対する愛情が見えて、いい男でした~。

「右か左か」
王道展開を四十路のおじさんカップルがやったらどうなるか?というお話。年を取って分別が付いた(ハズの)ころの方が、意外と思い切りよくバカできちゃうのかもな~、なんてにやにやしてしまいました。

どれを読んでも、安心してあったかほんわりできるエンターテイメント。
橋本あおいさん、さすが外れなし!でした。

2

オヤジBL万歳!!!

とは言え、橋本さんのお描きになるオヤジは美しいですがw

『ふたりの熱量』
後ろのあらすじを読まなかったので
開いた途端、まさかのイタリアーノww
表紙をよく見たら胸毛があったんだね!w
なんか腕毛も濃そうなイメージですが……。

いくら日本語が上手でも(“不束者”は言えないけどw)
イタリア人と三か月も同居って色々大変そうですが
とても人懐こくてあれこれ興味津々のディーノに
ほだされるというか、人恋しさを自覚させられたというか。
ディーノの[日本の文化を紹介する本]に興味がありますが
アキバに行って猫耳つけたまま帰ってくるのは
弾けていて面白かったですw
やはり鉄板なんだろうな、アキバww

黒千代香(くろじょか)というものを初めて知って、
焼酎は飲まないのですが
すごくまろやかになるって書いてあったので
機会があったら是非挑戦したいです♪

仕事で数日離れただけなのに
その間も無意識に相手の事を考えてしまうのは恋ですものね。
やはり、♪会えない時間が二人の愛育てるのさ♪ですね!!(古)
飛んで帰ってくるディーノは情熱的だけど、
問題はあれこれあるはずなのに答えはとてもシンプルだと言い切る男前。
決して能天気なだけじゃない!
愛する人と共に生きる。それが一番大事なことなんですけども
国民性なのか、日本人は何もかもをすっとばして
そこまでシンプルに生きられない気が…。
…ふと、寡黙でタラシじゃないイタリア人っているのかなぁと思ってしまいましたが
底抜けに明るくてやたらアグレッシブな日本人もいますからねww
それにしたって、イタリアーノはデカそうでちょっと心配…(余計なお世話??)


『アワーズカフェへようこそ』は
既刊『恋とセンチメンタリズム』の健斗とトモの舞台です。
そこへディーノとリュウが訪れます。
リュウのご飯が毎日食べたいって、お店に来てまで言っちゃうとはね!w
そうそう、相変わらずヘタレな健斗も可愛いし
妙なところで恥ずかしがるトモがまた…。熱々でよかった♪


『右か左か』
四十路のおじさん…つか、世間ではおじさんになっちゃうんだよなーと
ちょっとしみじみしてしまいましたがww
20年以上の腐れ縁な友人同士が、お互いが一番居心地の良い相手で
酔ってるのとその場の勢いに任せて手コキ……。
美味しいなぁ…!!!
きっとどこかでこんな光景が繰り広げられているかもしれないじゃないか!!w
片方だけが意識しすぎてしまっているわけじゃないのに
表面に出さないように努められるのはやはり四十路だからであって
この、それなりの経験値があるのに男に惹かれてしまうっていうのが
オヤジBLの醍醐味なわけですよ!!!!

北條の、日中は上げている前髪を下した家でのラフさと
南海の、プライベートでの眼鏡が仕事中の眼鏡と違って素敵で
こういう四十路男は色気も茶目っ気もあっていいな…。
お互いの女性の影がちらちらして焦るとかもナイス!!

相変わらずモノのリアルさが素晴らしかったですが
てぃくびが少し伸び過ぎじゃありませんかね!?(気になったの私だけ??)
体質?いや、てぃくび質??w
気持ち良さげだから良いですけども☆
負けず嫌いな一面もあって、
ベタベタに甘くはないというのも素敵な二人でした!


読切りファンタジー要素の『君が魔法使い。』は
申し訳ございませんがよくわかりませんでした;;
私の読解力がないせいだと思いますが…。
キスで力を補給っていうのは好きですw

橋本さんはうさぎがお好きなのかな。
『恋とセンチメンタリズム』でも、うーさん出てきたし。


お酒で酔っぱらう無防備なおじさん2作品を読めて嬉しかったです!!!
もっとオヤジBLが増えたらいいなぁ…。

5

四十路おっさんが擦りっこ。

こちら、3つのお話が入っておりますが、
うち2つがおっさん同士、もうひとつは人外ファンタジーでした☆
「between the sheets」程はエロ度が高くない(ページが割かれていない)ですが、
相変わらずリアルなナニと、くちゅくちゅ具合は楽しめる1冊でした。
(でも「between the sheets」の後に読むとちょっとガッカリする方もいそうです。)


■表題作「ふたりの熱量」
情熱的なバイのイタリア人 × 離婚して5年ひとりに慣れてきているフリーライター
年齢は書いていなかった(と思う)のですが、多分30代中くらいかな?
同い年でフリーライター同士。
日本を紹介する本を書くためにやってきたイタリア人(攻め)を、
友人に頼まれ3ヶ月間ホームステイさせることになって始まる同居生活。
陽気で好意をストレートに表してくる攻めに、
受けは戸惑いつつも心地よさを感じ、本当は人恋しかったのだと知る。
最初は別れた奥さんの身代わりのつもり。
でも、
他愛のない言葉やあいさつを交わし、相手の喜ぶ顔を思い描き、肌を重ね体温を感じ、
その繰り返しの中で、相手の存在がしだいに大切になっていく・・・

大人だからこその寂しさ、強がり、そしてそれを包み込む真っ直ぐさが愛おしい。
イタリア人だからこそかな? スマートだけどグイグイくる攻めのワンコぶりが素敵♪

その後が描かれた「アワーズカフェへようこそ」は(描き下ろしではありません)、
「恋とセンチメンタリズム」のふたりがやっているカフェを旅行で訪れて~というお話。
どっちもバカップルな感じになっていて微笑ましいです~


■おっさんの擦りっこが見れるのはコチラ「右か左か」
大学時代からの悪友で、今は同会社でそれぞれ部長という四十路のふたり。
フラれて家に押しかけて飲んで(置きジャージがあるのに萌え♪)、
なんでフラれるんだ?夜に原因が?おまえうまい?でかそう→見せて~と、
酔った勢いで触ったら楽しくなって、おっさんふたりで抜きっこをしてしまう。
イった直後の気まずい空気がリアルですw
でも、やっぱりお互いにその後はなんだか意識してしまう、
相手の周りにいる女性にも今までと違う感情を抱いてしまい、気づくのは・・・

コチラは最後まではいたしません、
あとがきによると決着はそのうちつけてくれそうなのですが・・・全サの小冊子でかな?
最後まで見れなかったのは残念ではありますが、
どちらが攻めるか勝負!と、本気で擦りっこするおっさん2人は可愛かったですw
あ、「スーツを脱いだら」に出ていた女性が登場しますよ~


■「君が魔法使い」これだけ少し古めの09年雑誌掲載のファンタジーです。
イケメン黒髪の魔物が突然やってきて、高校生に魔力をよこせと迫り押し倒すものの、
魔法使いの子孫であるその高校生は、魔物をウサギに変えてしまって~~
ちょっと設定が「?」と思うところがあったり、
好きになるの早いね~wという感じなんですが、カワイイお話でした。

6

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