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表題作美しい彼

平良一成
クラスのパシリの高校生
清居奏
クラスの人気者の高校生

その他の収録作品

  • ビタースイート・ループ
  • あまくて、にがい。
  • 月齢14
  • あとがき

あらすじ

憧れの級友に抱く、信仰にも似た想いーースクールカーストLoveストーリー。

「キモがられても、ウザがられても、死ぬほど君が好きだ」無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良(ひら)。そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居(きよい)だ。誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王(キング)――。自分の気配に気づいてくれればいいと、昼食の調達に使いっ走りと清居に忠誠を尽くす平良だけど!? 絶対君主への信仰が、欲望に堕ちる時――スクールカーストLOVE!!

作品情報

作品名
美しい彼
著者
凪良ゆう 
イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
美しい彼
発売日
ISBN
9784199007804
4.6

(1198)

(943)

萌々

(143)

(51)

中立

(19)

趣味じゃない

(42)

レビュー数
136
得点
5459
評価数
1198
平均
4.6 / 5
神率
78.7%

レビュー投稿数136

ドン引きしてるのに応援してる不思議

序盤は主人公の境遇がしんどくて、読んでいるこちらまで苦しくなるレベル。
正直「この男のどこを好きになれるんだ…?」と全く理解できなかった。

でも物語が進んで、清居の内面や視点が見えてくると印象がじわじわ変わっていく。
気づけば「清居かわいい…頑張れ…!」と応援している自分がいた。

……だがしかし、主人公が気持ち悪い。主人公にドン引きで、情緒が忙しい。

なのに不思議と、ドン引きしながらも応援してしまう。
この謎の感情、なかなか味わえるものじゃない。

読み終わる頃には、なんだかんだこの二人の行く末を見届けたくなっている。
クセは強いけど、その分しっかり印象に残る作品でした。

0

走馬灯で流れると思います

家族全員がインフルエンザで倒れ、心身ともに疲れきっていたあの頃。横になったままでも楽しめて、心をそっと癒してくれる物語を求めて、何気なく電子書籍を購入したのがこの作品でした。まさか自分の人生を揺さぶるほどの出会いになるとは、その時は思ってもいませんでした。


読者から見れば、2人が両想いであることは比較的早い段階で明らかです。しかし、その想いがきちんと通じ合うまでには、もどかしい時間が流れます。清居はあれほどまでに分かりやすく、全身で好意を示しているのに、ネガティブ俺様帝国の住人・平良は自分の価値を極端に低く見積もりすぎていて、その真意にどうしても辿り着けない。自己否定と憧れが複雑に絡み合った平良の視点は時に苦しく、それでもリアルで、目が離せませんでした。

だからこそ、2人の想いが確かに結ばれたあの日。私は布団の中で静かに、しかし確かに涙を流していました。安堵と喜びと、「よかったね」という気持ちが溢れて止まらなかったのです。

気づけばそのまま一気に最新刊まで読破し、現在は迷いなく2周目に突入しています。家族のインフルエンザはすっかり治り、日常は戻りましたが、私は完全にひらきよ沼の底です。現実への帰還は未定です。勢いのままドラマCDもすべて購入してしまいました。人生初のドラマCDです。それほどまでに、この物語は私の心を掴んで離しません。

2人の不器用で、歪で、それでも真っ直ぐな関係性。傷つきながらも互いを選び続ける姿。その尊さは、きっと私の人生最期の瞬間、走馬灯の中に紛れ込んでいると思います。それほどまでに、深く胸を打たれました。

読み始めたら最後、その手を止めることはできません。そして読み終えた後も、簡単には現実に戻してくれません。

それでも構わないと思わせてくれる物語です。

0

とにかく神。

攻めであるヒラがすっごく気持ち悪いんです。とにかく気持ち悪いけどそのくらいの執着があってこそ成立するカップリングだと思います。この巻はくっつくまでのストーリーが長めで、でもだらだらせずにすっごく読みやすくて惹かれました。前半は平良の心情がたくさんあって、苦しみとか平良の考えていることが独特すぎて世界観にのめり込んでしまいます。でも後半は受けの清居の心情が描かれていくので、平良の意味不明な行動だったりとかを一緒にいらいらしながら、どちらかと言ったら後半の方がドキドキしながら普通の恋愛小説のように読んでしまいました。側から見たら歪な愛かもしれないけれど2人だけの世界があってとても大好きな作品です。作者の凪良ゆう先生はBLでない作品も書いていて地の分が素敵だと良く書き込まれているので、あまり小説に手をつけてこなかった人でもどんどん読めちゃうと思います‼︎是非読んでほしい作品です。

1

攻めの変な方向の一途さに受けが翻弄されているのがめっちゃ面白い!

攻め:平良 受け:清居

始まりは高校生。新しいクラスに堂々と入ってきた清居。その美しさに平良は心を撃ち抜かれ、それ以来、清居らの陽キャグループのパシリにされる。しかし、「清居のためなら」と平良は喜ぶ。平良は清居を神のように信仰をむける。清居から差し出された言葉は毒でもなんでも抱きしめるしかない。

この作品の面白さは攻め・平良の、受け・清居のことめっちゃ好きなくせに逆に清居を振り回しているところです。放課後、教室での写真撮影会、校舎裏でのキス、、、
全部よかった、、、

1

いじめ描写リアル

とても素敵なお話しです。
BL小説で評価ナンバーワンなのも頷けます。
まず心理描写がとても丁寧。実力のある作家様なので本当に言葉のリズムも美しく、それでいてさらさらと読めてしまう。
アヒル隊長のシーンは切ないけれどすごくかわいいですね。
ちょっといじめ描写が可哀想な部分はあるのですが……
こういうキツいシーンの先にある幸せや未来を見られるのはとても嬉しいですね。
キモキモ言われても清居を好きな気持ちが止められない平良くんがとても良いキャラで、好感度が高いです。
文章が本当にきれいですね。

1

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