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大奥で咲き乱れる、御台所×将軍のエロティックラブ
肌に合わなすぎる作品でした。
何が合わないかと言うと攻めである御台所。
御台所の存在すべてがとにかく合わない。合わなすぎてさぶいぼ出るレベル。言動が厨二病すぎる。
でも御台所関連(咲もキツイ)以外は問題なく読めたと思います。多分。
暴れん〇将軍BLと聞いて読みましたが、一巻はそんなに暴れ〇坊将軍していませんでした。残念。
わりとギャグっぽいです。深く考えずに楽しみたい内容。
暴れん坊〇軍は気になるので二巻までは頑張って読みたいと思います。
御台所の癖に慣れると良いのですが……。
江戸時代パラレル、舞台はなんと大奥です!
表紙をよく見ればがっつり腕を押さえ込んでいるのでどちらが攻めかわかりますが、そう、御台所が殿を攻めちゃいます!笑
私はあまり表紙をよく見ておらず、勝手に身代わり政略結婚(姫の代わりに男の受けが嫁いでくるよくある設定)だと思い込んでおり、序盤御台所の顔合わせのシーンで麗しい描写がてんこもりだったのでてっきり男の御台所(受け)なのかと思っていたのですが…読み進めていくと御台所が攻めで「そっち?!??」と思いましたが普段受け攻めが逆だった時の不快感がなく。
さらに、女装攻めも実は苦手なジャンルなんですが今回は全く問題なく読めました。
小説だったことと、攻めの心根が潔い男前なところがよかったのかな?
というか、見た目は美丈夫、考え方はギラギラ獲物を狙う男というのがむしろツボでした。
受けになる光彬にも好感が持てました(^^)
世継ぎが重要視される江戸時代をモチーフに、殿の相手が男性というありえない展開をトンチキ設定には感じさせず、違和感なく読めるのには、宮緒先生のストーリーテラーとしての上手さを感じます!
今まで宮緒先生作品は全体的に仄暗さ漂う、攻めが執着のあまり受けを雌落ちさせてしまうような作品を多く読んできたのですが、今回はコメディ要素もあり、受けも最後まで光の存在のまま、良い読後感でした♫(前者のような作品も大好きなんですけれどね^^)
本日現在二作目まではKindle Unlimitedで読むことができます。シリーズは8作品で完結のようなので、長く楽しめそうです!
★シリーズ全部を読了して思うのは、内容が濃いこの1巻目が一番面白かった。
全部購入したら経費が幾ら必要か?・・と忌避していた、人気のシリーズ、
Unlimitedで1-2巻を読んだら、中身は喜劇に近い。
純皓の奮闘大活躍が凄く面白い。
・・で、結局全シリーズ買って、徹夜で一気読してしまった・・
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江戸じゃなくて、陽ノ本 お恵渡
将軍は、七條姓
暴れん坊将軍など講談からいいとこ取りしたパロディで、同性婚が認められる世界観。
榊原彦十郎:光彬の祖父。有名な剣士。漢が惚れる、男の中の漢。
光彬に愛刀「鬼讐丸」を遺す。
七條光彬 :17才
第七代将軍・七條光春 の 七番目の男子 生母のおゆきは、側室、
門脇小兵衛:乳兄弟 強面だけど、生真面目で情が深い。咲の恋人。
紫藤純皓:紫藤 純孝の婚外子、/「八虹」の太夫
京都で光彬に助けられて一目惚れ。
初恋の光彬に会いたくて、御台所として妹の代わりに嫁ぐ。
咲:「八虹」の部下、側付で大奥に上がる。
栄証院:子を為さない男性を御台所に推した、光彬の政敵。
七條鶴松: 栄証院の子 光彬の異母弟
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祖父に似ている光彬は、人だけじゃなく、神霊までタラシてしまう人気者。
武芸に秀でる英雄。なのに、褥では受。
表紙絵の通りで、ずっと御台所に攻めまくられて、笑っちゃう。
弱きものを助ける男気ある上様が甘く組み敷かれるとか素晴らしい設定。話の流れはとても好みだったのですが、どうも萌え転がれませんでした。
上様にメロメロなすみひろの淑やか時代劇口調はとても好きなのですが、豹変した男の台詞は現代的だしいかにも攻め口調というか…
行為も激しめだし口調も冷たく感じました。二人の初恋とすみひろの徹底した囲い込みは清々しい。
愛撫はしっかり目だけど挿入シーンは割とあっさりで、上様が甘々のぐずぐずに溺れて癒やされるのがもっと読みたかったですし、その方が上様の恋に共感できたかも。恥を偲んで言えば…
でもバブみに抗えなかったり、経験不足で不安がったり、プライドを守られている上様はかわいい。リバが良かったな…
平素でも妻を守ろうとしたり変な噂に気に病んでないか心配するとこも可愛い良い男。
大奥の中の女の戦い、特に上様が以前心を寄せていた女子とすみよしのバトルは火花バチバチにねちっこくて楽しかったです!
女装攻めが結構好きなんで、時代物で、女装攻めで、しかも御台所×将軍ってどーゆーこと?とワクワクしながら読み進めましたが、面白かったです。
超〜〜〜執着攻めで、上様を手に入れるために策略張り巡らして、男なのに御台所として嫁いでくるとか笑っちゃいますよね。
上様に対する狂おしいほどの愛がとにかくすごくて、ワクワクしました。
攻めの腹黒さといったら凄まじいものがあるんだけど、でもそれはすべて上様の愛を得るためなんで嫌悪感は抱かなかったです。
だってもっと派手に大奥で大暴れするのかと思いきや、豪奢な大奥に嫌悪感を抱く上様のために、自ら率先して倹約に励んで大奥にかかる費用を減らしたり、庶民のように育った上様の味の好みを入念にリサーチした上で自らお料理を振る舞ったりと、ちまちまと頑張ってるんだもん。
なんかいじらしくて……。
普段は上様好みの楚々とした貞淑な妻として振る舞ってるのに、ちょっとしたスイッチで凶悪めいた色香を放つ雄になってしまう攻めの二極化がすごかった。
女装攻めって、普段とエッチ時の雄化の「ギャップ」が萌えポイントの一つだと私は思ってるんだけど、ギャップどころか二重人格なの?ってくらい振り切ってるんです。
そこがまたワクワクポイント。
そんな攻めに戸惑いながらも、受け入れる上様がこれまた良き。
純粋で心根が真っ直ぐな男前。
けっしてアホだから流され……ではなく、包容力のある潔い男前受けなんです。
なんだけど、初心いところがあるので「公家のしきたり」と攻めに説かれてそんなもんか?と思って受け入れるところもかわいい。
妻に抱かれていても、きちんと夫なんですね。
そこが揺るがないところも良かったです。
そして御台所が攻めというキワモノな設定なのに、実は初恋を成就させた純愛というところがアツイと思います。