• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作極道さんはパパで愛妻家

東雲賢吾,29歳,受の幼馴染みで東雲組若頭
雨宮佐知,29歳,雨宮医院の跡取り

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「ついに俺達の子供ができたぞ!」付き合った覚えもない幼馴染みの極道・賢吾から爆弾発言を受けた雨宮医院の跡取り息子・佐知。連れてこられた子供・史の出生の事情から、やむを得ず子育てを手伝うため同居をすることに! 戸惑う佐知を尻目に、なぜか賢吾は満足気に佐知を嫁扱いしてくる。一緒に食事をしたり、お風呂に入ったり、遊園地にでかけたりと本物の家族のように過ごす日々の中、風邪を引いた賢吾を看病する佐知に、急に賢吾が触れてきて…!?

作品情報

作品名
極道さんはパパで愛妻家
著者
佐倉温 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
極道さんはパパで愛妻家
発売日
ISBN
9784041043943
3.9

(79)

(28)

萌々

(34)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
7
得点
304
評価数
79
平均
3.9 / 5
神率
35.4%

レビュー投稿数7

史君可愛い!

面白かった イラストも内容もどちらもよかった!普段割とイラストで買ってしまって後悔‥なんてこともあるが今回は当たり!って感じです。子育てものは 子供居なくてもよくない?と思うのもあるのですが このお話は史君がいなきゃダメですね。こんな天使が自分の周りにいたら めちゃめちゃ可愛がりますよ。

4

楽しめる

初読みの作家さんだったので、あまり期待せずに読み始めましたが、私の中ではストライクな話でした。やくざの賢吾と雨宮医院の跡取り息子、佐知の幼なじみの掛け合いが面白くて、思わず突っ込みを入れてしまうほど。賢吾は俺様の傲慢で……の、ありがち設定ですが、直ぐにエロから入る内容でなかったのが、本当に良かった。そして何より、史の存在が!めちゃくちゃ可愛い!賢吾と佐知と史、この3人のバランスも最高でした! 久しぶりに一気読みしました。

3

愛妻家なヤクザ攻めが素敵

幼馴染みのヤクザ×医者で、子育てモノ。
「ついに俺達の子供ができたぞ!」
等のあらすじ文から強引でちょっと電波な攻めキャラを想像していましたが、読んでみると意外にカッコいい?
むしろ、天然美人な受けを影で必死に守る健気さもあり、なかなか良い男前ヤクザ攻めでした。

実家の病院を継いだ医師・佐知(受け)視点の話。
佐知は、ヤクザ若頭の賢吾(攻め)とは幼馴染みで、しょっちゅう訪ねてくる彼を「馬鹿」「気持ち悪い」等罵りつつも、何だかんだ仲良くやっています。
ある日、賢吾が連れてきたのは、賢吾の父の隠し子・史。
父が嫉妬深い母の怒りを買うことを恐れる賢吾は、史を自分の子と偽り育てることに。佐知も巻き込まれる形で、子育てのため賢吾と一緒に住み始めます。

佐知が鈍いためなかなか恋に発展しませんが、賢吾は明らかに佐知にベタ惚れ。
佐知の可愛さに悶えていたり、周囲の男たちに嫉妬心丸出しだったりと、ヤクザとは思えないコミカルな挙動が笑いを誘います。

佐知も、自覚はないものの賢吾に好意を抱いているので、傍から見れば完全にバカップル状態の二人。
子どもの前でしょうもない馬鹿話で盛り上がったり、
女性陣の前で痴話喧嘩を始めたりと、
ナチュラルな仲の良さにニヤニヤしてしまいます。

賢吾は、佐知のためヤクザになる等、やることなすこととにかく佐知への愛に溢れており、そこが本書一番の萌ポイントかと思います。
愛されていることに気づかない佐知はなかなかの天然キャラですが、いつも賢吾にツッコんでばかりの彼が時たま見せる可愛いさには破壊力があり、特に絡みでのデレデレぶりは最高ですv

キャラが立っていて、展開もテンポが良く、大変楽しく読めるラブコメでした。
オススメです☆

13

極道×開業医+ちみっこ

診療所の三代目の佐知(受け)には極道の幼なじみがいる。その極道、賢吾(攻め)は、小さい頃から佐知に「俺の嫁」だとか言って付きまとっていたのだが、ある日5歳の子供を連れて来て「俺たちの子供ができたぞ!」と言い出した。訳ありのその子供を、諸事情により佐知と賢吾の子として育てることになったのだが、犬猿の仲のはずの賢吾と子供と過ごす生活は思いがけず楽しくて…。


作者さんいわく、ハートフルヤクザもの、だそうです。
とにかくちみっこ・史(ふみ)が可愛くて、ツンデレの受けも強引極道の攻めもメロメロになってるのが面白かった。まさしくハートフルヤクザもの。

受けはひたすらツンデレで、攻めに対しては噛み付いてばかり、とぼけたことを言う攻めを小気味よく罵っています。絶世の美形なのですが、攻めに陰ながら守られていたため危険な目に遭ったり言い寄られたりすることもなく、自分の美しさには無頓着なキャラ。ひょんなことから面倒をみることになった史のこともすごく可愛がる情に厚い美人です。
一方攻めは、泣く子も黙る極道の若頭でありながら、昔からべた惚れの受けにはまるっきり頭が上がらないヘタレ。嫉妬深く、誰かが受けに触ったり、浴衣姿の受けを見たりしただけで本気で威嚇します。その反面、受けを守るためにした行いは決して受けに伝えず、こっそり受けのために動いている男前な人です。

ツンデレの受けと、隠れ男前攻めが、息ぴったりなようでいて思いっきりすれ違っているのを子供が結びつける、という作品でした。天使のように可愛く、健気で賢い子なのですが、あざとい感じもなく、3人で親子漫才みたいにしゃべってるのがひたすら微笑ましかった。

エッチは受けの意識がないときの味見的なのがが1回、途中に1回、想いが通じ合ってから1回で、どれもなかなか描写がこってりしてよかったです。でも意識がなかったときの出来事が、ラストまでに受けにバレたら面白かったのになと思ってしまいました。
あと、受けと史に危機が迫ったときの犯人が、唐突にパッと出てきたような印象でした。一応伏線はあったのですが、その時に攻めを恨んでるような言動があったりしたらよかったな。

8

ちみっこが可愛い。

外科医の佐知(受)は父親の引退で実家の医院を継いでいます。
そこへ、幼馴染の賢吾(攻)が「二人の子供が出来た!結婚しよう」と突然言ってきます。実は賢吾の父が愛人に生ませた子を、母親が亡くなってしまい引き取ることになったのですが、健吾の子供として引き取ることになったようです。

佐知は天然さんで、でも賢吾に対してはツンツンしていて二人で漫才のようなやり取りばかりしていますが、周りには痴話喧嘩にしか見えません。この漫才のような痴話喧嘩が面白いです。
賢吾の方は昔から佐知にぞっこんで近寄る男を片端から威嚇しまくっていますが、佐知は全く気付いていていません。

賢吾の母親はおばあちゃんなったと喜んでいるし、売り言葉に買い言葉でうっかり同居することになってしまうのですが、史と一緒にいるうちに自分の想いを自覚します。
でも、替えがきく女(賢吾談)のように扱われたく無いと、想いを知られないように葛藤するのですが、事件に巻き込まれて銃で撃たれた(と思い込んだ)ことに動揺して告白してしまいます。誤解が取れたところで両想いになりました。

ちみっこの史がとても可愛い健気な子供で、母親から男の子は泣いちゃダメって言われてたので、いきなり知らない人ばかりのところに放り込まれたことも母親が亡くなったことも一生懸命我慢するんです。素直で可愛い史は癒しでした。もっと出番が多くても良かったなぁ。

初めに佐知はすごく魅力的で誰でも魅了してしまうというくだりがありますが、佐知視点だし、賢吾が威嚇しまくっているからか、具体的には途中で出てくる幼馴染の男の台詞ででてくるくらいで、後は端々にちょっとづつでてくるだけなので、私にはあまり感じませんでした。その上、出てくる女性は皆健賢吾たかるように寄ってきて、佐知の魅力の方はどこいった?って感じでした。もう少し佐知が魅力的だとわかる描写があっても良かったな。

賢吾は、佐知のためにやったことを恩着せがましく教えないとか男前なところもありますが、佐知が見てるのに店の女がよってきて億劫そうにでもキスも受けてたり、デリカシーに欠けるところもあります。そりゃ佐知も信じてくれないでしょうよ。

医師になったあと、医院は継がないと宣言した時には荒れて遊びまくったようです。それでも諦めるつもりがなかったのなら(電子書籍のss)ずっと一途でいて欲しかったな。自分がされたら嫌なくせに。そういう賢吾の勝手なところにはもやもやしましたが、全体的には甘々な話だと思います。


最後の方で、寝室の防音リフォームを佐知が反対するんですが、声はだだ漏れのままなんだろうか、他人事ながら気になります。もしそれが佐知にバレたら羞恥で実家に帰っちゃうんじゃ無いだろうか。

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP