ボタンを押すと即立ち読みできます!
BLものだと先輩後輩の話はあんまり読まないんですが、実は先輩後輩の恋愛自体はめっちゃ好きなんです。で、この作品のあらすじも結構惹かれるものだったから、読み始めてみました。
主人公の二人ともイケメンで、見てるだけで目の保養です。
でも郁央先輩がこんな早く要祐を受け入れるなんて思ってなかった!まだしばらくやり取りがあるのかと思ったら、完全に直球タイプなんですね。
先輩がこんな積極的にアピールしてくるの見て、「これからは二人のあまあま展開が始まるのかな?」って思ったら——やっぱり話はそう簡単じゃなくて…先輩がそんな優しくしてるのに、なぜ要祐が不安になるのか——「恋人ごっこ」って言葉で言われたとき、めっちゃ納得しちゃった。
そういうことか…!まさに私の疑問を言い当ててくれた感じです。
先輩、要祐と付き合い始める直前まで失恋したばかりだし、つい最近まで女性好きだったのに、男性と付き合うのに全然抵抗ないんだ…(別に悪いってわけじゃないけど、その変化にちょっと戸惑っちゃった)
しかも再会するまで要祐のことほぼ覚えてなかったくせに、相手が自分を好きってわかったらすぐ付き合おうって言うんだから、本当に意味わかんない行動で、「えっ?」ってなっちゃった。
要祐もやっぱり信じられないって思うんだよね…。作品の中でも先輩のそんな行動のマイナスな面を描かれてて、作品としては素晴らしいストーリーテリングだと思います。
二人が付き合ったからって、本当に心が通じ合ってるわけじゃなくて、まだまだ乗り越えなきゃいけない壁がいっぱいあるんだなあ…最後に二人が本音で話せてほんと良かったです!
高校時代の野球部の後輩要祐に妹の家庭教師を頼む事になった郁央。久しぶりに会った要祐は無愛想で素っ気なく、でも実は昔からずっと郁央の事を想い続けていて…。
ノンケで来る者拒まずのモテ男の郁央に、何も求めずただ傍にいたかったいじらしい要祐。誰も本気で好きになった事がなかった郁央は初めての感情を要祐に対して覚え、思わず付き合う事に。だけどすんなりうまくはいかず離れてしまう2人。大切なものは何か気づいた郁央の、9回裏ツーアウトからの見事な逆転劇をご覧あれ!
一途な要祐の長年の片思いが実って良かった〜。郁央のエチな攻めっぷりも良き!
いつまでも色褪せぬ名作。そして、スピンオフ作品であるラブネストからエンゲージまでを含むシリーズ作品の原点である今作は、ときどき読み返しては楽しんでいる大好きな作品です^ ^
高校時代に好きになった先輩への片想いが切なく苦しいストーリー。
もーーー……何度泣いたか分かんないってくらい泣かされてきました。
ノンケで、ちょっと無神経な先輩・有村をずっと一途に好きで居続ける要祐の健気さにグッときて、ウルっときて。今まで有村を好きでいただけだったのに、恋人同士になって、でも別れることになって…と、めまぐるしく状況が変わっていきます。
攻めの有村視点ってところが面白いです。
要祐に惹かれていく心理が分かりやすく描かれてはいますが、それは後半から。要祐が自分に気があると知って対応に困ったり、雰囲気に流されて恋人になろうと言ってみたり、嫉妬で要祐にひどい暴言吐いたりと、有村の情けない態度と心の声にイライラ…。有村の言葉と態度が、デリカシーないのが多くて、好きの気持ちのギャップに切なくなりっぱなしでした。
人を好きになったことがないから相手の気持ちが分からないんですよね。今までモテてきたみたいだけど、モテてるからいい男っていうわけでもないみたい。
妹にめっちゃ怒られてるし、怒られて当たり前。妹ちゃん、兄にビシッと言えてエライ!
要祐と別れて初めて本気の好きに気付いた有村の攻めザマァ展開は、これまでの適当な恋愛をしてきたことへの戒めだと思います。恋愛経験はたくさんあるかも知れないけど、中身はてんで恋愛童貞。有村の恋愛成長物語としての側面からも、大いに見応えがありました。
要祐への想いを自覚して、溺愛ムーブに邁進する有村のデレには参ったわ〜(〃ω〃)
物語序盤のときの有村からは想像できない。振れ幅最高……!
最初は好きでもじゃなかったのに、どんどん好きになっていく想いの移ろいが自然体でとっても良かったです。これからもたくさん読み返していきます^ ^
ちるちるでの評価が高く、kindleでキャンペーンをやっていたので購入しました。サヨナラゲーム、チェンジワールド(上)(下)を購入しましたが、いずれも再会BLとしての良さもあり、恋愛描写や心理描写もしっかりしているので良かったです。
とはいえ、最初は郁央(攻)の妹や職場の女性がたくさん出てくるので、読むのがしんどかったですね(女性がBLででしゃばるのがダメなタイプなので)。半分くらいは頑張って読むことになりました。ただ、後半はメイン二人の話になり、随所随所で野球部だった設定も生かされていて良かったです。
個人的に好きな設定は、郁央が要祐(受)が自分を好きだとすぐに気づくところですね。この話の肝は要祐は一貫して郁央が好きだけど、郁央に多くを望んでいないという部分だと思っています。だから郁央は要祐のことが可愛くてしょうがないんだろうなぁと。キスシーンもタイミング良すぎて謎にドキドキしました(笑)。
なので、健気受が好きな方には特におすすめです。個人的に健気受が大好きな攻とするHシーンが大好きなんですよね。今作も期待を裏切らず、感じまくってる要祐がエロくて最高でした。基本的には多くの人に刺さる作品だと思います。