謎多き冷川の過去 想像を絶する生い立ちを知るのは…刑事の半澤だけ

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表題作さんかく窓の外側は夜 5

あらすじ

犯罪の芽を嗅ぎ付ける能力、
どんな事件にも整然と対処する冷静さ、
半澤が強いのは、あやしげな超常現象はもちろん、
人という存在すら「信じず」に「疑う」から。
そんな半澤がずっと気にかけてきた冷川は、
今や三角という助手(兼、唯一の友人)と出会い
心霊探偵として順調な様子だ。
しかし冷川を過去に揺り戻す事件が…!

作品情報

作品名
さんかく窓の外側は夜 5
著者
ヤマシタトモコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
クロフネコミックス【非BL】
シリーズ
さんかく窓の外側は夜
発売日
ISBN
9784799734360
4.4

(63)

(41)

萌々

(12)

(10)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
283
評価数
63
平均
4.4 / 5
神率
65.1%

レビュー投稿数9

ずっと気になってた冷川の過去が

5巻も何やらいろいろあって盛りだくさんだったはずなんですが、ずっと気になってた冷川の過去が描かれて、印象が全部そっちに持ってかれてしまいました。今までの大人冷川の言動のおかしさが、綺麗に一本線でつながるような幼少期。
宗教施設絡みは得体の知れない怖さがあって、ホラーとはまた別の恐怖を感じてしまいます。冷川の過去は全容が明かされたとは言えないけれど、これ以上の描写はキツいかなあと思うギリギリのとこな気がしました。
腑に落ちる形でストンと納得させられたけど、内容的にはショックが大きく、感想を言葉にしづらいかも。
冷川の言う「運命」ってなんなんだろうな。三角の存在で冷川が救われて欲しい、三角が救うんじゃなくて冷川自身の意識が変わる形で救われて欲しい、でもそこには三角が必須で…と、言い表すのが難しい感情でぐるぐるしてしまいました。

0

半澤さん

最終巻まで読んだ後に感想を書いているため、ネタバレの可能性があります。

推しキャラないし美味しいキャラの半澤さんが主役です。推さないわけにはいかない!という感じで美味しいポジションですよね半澤さん。もはや半澤さんと冷川が運命の人でも良かったんじゃないか?と思えるけれど、そうではないそうです。若かりし半澤さんの髪型が微妙だからだろうか。

冷川さんのそこはかとない異常さは、理由のない異常であるほうが狂気を感じましたが、理由がついてしまったことでどうも興がそがれました。「非浦英莉可」についてもそうだったな。

0

冷川にとっての三角の唯一無二性が際立つ

 若干箸休め感のあった4巻から、この狂気と執着の入り乱れた世界に一気に引き戻されたような5巻でした。毎回終盤に進むにつれてストーリーの濃度が高まるので、読み終わった後に冒頭のストーリーを思い出すのが大変です。正直今は冷川の幼少期の記憶のことしか思い出せない。強烈な過去でした。他人の機微に疎いというか、分かっていてもそれを容易に無視することができる今の冷川が、なぜそんな人格になったのかすごく納得できました。これはネタバレを読まずに是非ご自分の目で確かめて欲しいですね。

 書きながら徐々に全体のストーリーを思い出してきたので、特に印象に残ったシーンを抜粋してレビューします。私は迎の台詞が毎回結構好きで、この5巻でも彼はキーパーソン的役割を担っていたように思います。冷川と三角の仲を直接的にどうこうすることはないけれども、彼の言葉は間違いなく、2人の関係性に強く影響を与えていますよね。3人とも同類だから仲間意識はある、でも迎にとって冷川と三角では、彼の中での優先順位に確実に差がある。これを明言するシーンが大好きです。迎も冷川も周りの人間にはっきり優劣を付けられる人間。一見残酷な人間にも思えますが、何かを犠牲にしてきた、或いは犠牲にせざるを得なかった人間だからこそできることだとも思います。

 そして、冷川の幼少期の記憶から繋がる、彼にとっての「運命」の話。特別じゃない人間は大勢いて、特別な人間も一握り存在しているけれど、彼にとって運命の人間はこの世にただ1人だけ。1巻冒頭で冷川が三角を見つけたシーンをもう一度読み返したくなりました。幼い頃からこれほどの壮絶な経験をしてきて、ようやく見つけた三角への執着はきっと生半可なものではないのだろうな、と改めて感じました。

1

半澤さん改めてかっこいいな

冷川さんの過去とか、半澤さんの奥様との関係とか、ヒウラエリカとの接近とか、いろいろ盛り沢山すぎてやばい巻だったな。

冷川さんの過去がちょっとあまりに壮絶すぎて、この人の少し歪んでる感じとか仕方ないのではというか分かるというか。
改めて半澤さんってかっけぇなって思いました。
その半澤さんが唯一信じる人が……ってのもまた。

迎くんにただただ癒されるわ。
彼は可愛いな!!

萌?ではないので1萌だけど内容的には☆4でした。
めっちゃ大事な巻だったと思う。

0

謎だらけ

冷川と三角のお仕事も順調ですね。三角が一人で徐霊したり。冷川と合コン!絶対無理ですね。

冷川の子供時代が書かれています。
実の親にも会わせてもらえず質素な食事と面会を強制され、宗教団体の能力者として利用されつくします。辛いです。
最後は全員亡くなっていたようで冷川の力で?
この事件で冷川と半澤は出会います。半澤の信じない力が大事なんですね。

冷川は運命の人と出会うのをずっと待ってたけどそれが三角なのかな?三角も見えない人といるより冷川と一緒にいた方がいいのかな?迎の言葉が刺さります。

そしてとうとう半澤と非浦英莉香が出会いますが半澤の妻に矛先が向かってしまい。大丈夫なんでしょうか。

裏切り者とは?元々半澤は非浦英莉香の存在を知ってましたよね。

謎だらけです。何巻まで続くんでしょう。

0

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