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子育て系BLが読みたくて「ケダモノアラシ-kiss me baby!」を読もうとしたところ、続編とのことで先にこちらを読みました。
オメガバースとはまた違ったタイプで、獣人と人間が混在し、その中でも発情期がある世界観のお話。
攻めは男前で軟派な王道そうなタイプ。
受けも分かりやすいツンデレで、導入からくっつくまでがテンプレートな展開でした。
とはいえ、何か違和感があるかと思いきやスムーズな構成でとても読みやすかったです。
本格的に家族としてスタートする次巻に期待が高まります。
発情期がある獣属としては、ケダモノと表すのが正しいのか...
ただ登場人物たちの葛藤を考えると、ケダモノというタイトルをつけるのはなんだかなあと思ってしまいました。
とくに受けは、そこにコンプレックスのようなものを感じてしまっていますし。
そしてほぼメインがやることなので、なぜお互いに好きになったのかという感情の面で、納得できるところがありませんでした。
攻めの一目ぼれ、というのは納得できます。そういうのはあるでしょうし。
でも受けが...結局攻めの魅力に、本能で屈しただけのように感じてしまいました。
心情描写が乏しく感じ、全体的に本能に負けてしまったような印象を受けます。
それを考えれば、このタイトルはぴったりなのかもしれませんが。
ただ最後に出てきた子供は、最高に可愛かったです。
この世界では、ノーマルな人間と獣属の2種類が存在しており、
獣属は同性間の妊娠ができ、発情期があります。
晶(受け)は、自分も獣属なのですが
本能に流される獣になりたくないと本能に抗って生きています。
宗吾(攻め)はそんな昌とは逆で本能のままに生きている感じです。
そんな二人が交わるまでのお話です。
フェロモンや妊娠というフレーズがあるので
読む前は少しオメガバースっぽく感じましたが
読んでみると全然そんな感じはありませんでした。
初めての作家様でしたがとても読みやすかったです。
発情期なんかで妊娠したくないというのは
本能に抗って生きている昌らしくて良かったです。
最終的に子供を授かるのですが発情期セックスじゃないときの子供でした。
※描き下ろしにあるエッチで授かったようです。
一晩で妊娠させた宗吾はすごいなぁ…。
受けの本能に抗いながらも惹かれていく描写攻めの一旦フラフラしてるようにみせてるけどめちゃくちゃ一途なとこ最高でした。
獣人もの最近多くなっているなかこの作品は妊娠もできる設定なので個人的に最高ですね!
初心者の方にも大丈夫な作品だと思います。
言うなれば「ケモミミオメガバース」です。抑制剤とか発情期とか同じ単語使ってるので、意図的なのかどうなのか。
◾︎城嶋宗吾(病院経営者)×宮地晶(医師)
ケモミミに魅力がある絵柄かというと、そこまでもふっと感もなく、正直耳と尻尾付けただけという様相。1周目読んだときはイマイチはまらず置いておいたのですが、2周目読んだら宮地が可愛く思えて好きになってました。飛躍!喜ばしい!
テンプレ展開ではありつつ禁欲的美人の色気〜〜完全に宮地先生に軍配!考え方の違った2人が、いまや子持ち夫婦という事実に脳が湧き立つ。子煩悩城嶋が良い。
化身の字が違うの直してあげて…