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記憶喪失男拾いました~フェロモン探偵受難の日々~

kiokusoushitsuotoko hiroimashita

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表題作記憶喪失男拾いました~フェロモン探偵受難の日々~

如月雪也,映が事務所前で拾った男
夏川映,26歳,父母の才を捨てて自由に生きる探偵

その他の収録作品

  • 華やかなる檻
  • あとがき

あらすじ

*ご予約時、特典欄に
「出版社さま特製書き下ろしSSペーパー」
と記載しておりましたが、講談社の公式の表記に併せて
「初回限定! 特別小冊子」
と改めました。
同一のものですので、ご了承ください。

絵を描けば数千万で売れ、琴の腕も師範以上。なのにゆるい探偵稼業の夏川映(なつかわあきら)は、無自覚な色気が妙な男と事件を引き寄せまくってしまう超トラブル体質。その雪の日も、倒れていた記憶喪失の男を拾ってしまう。男前だがヘンな言動をする彼を面白がり、よせばいいのに助手に採用。しかしその過剰な色気は、ノーマルなはずの記憶喪失男にも強烈に作用して……!?
謎の男前と美形探偵のエロスMAXコメディ!

作品情報

作品名
記憶喪失男拾いました~フェロモン探偵受難の日々~
著者
丸木文華 
イラスト
相葉キョウコ 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
記憶喪失男拾いました~フェロモン探偵受難の日々~
発売日
ISBN
9784062868112
3.6

(143)

(41)

萌々

(51)

(30)

中立

(5)

趣味じゃない

(16)

レビュー数
20
得点
504
評価数
143
平均
3.6 / 5
神率
28.7%

レビュー投稿数20

え?!宇宙人??

後書きを先に読むのが好きなマンボウです。作者様の作品に対する方向性だとか、近況だとか、思い入れだとか…そして、宇宙人?まさかの丸木先生のSF系?…違いました…。しかしそこは丸木先生、こってり系の濃いキャラで丸木ワールド埋め尽くしてくれそうな感じがします。宇宙人っぽいお方だらけになりそうな気配です。そして、どうやらシリーズ化?!丸木先生がどこまで、ぶっ飛んでくださるのか、次作楽しみに待っております(*^。^*)です。その期待値を込めて神評価です♪

6

丸木先生のイメージが変わりました

ドロドロした作風のイメージで敬遠していた丸木先生作品ですが、今作は楽しく、読後感もよく読み終える事が出来ました!
丸木先生の本は「罪の楽園」だけ拝読しましたがまるで印象が違いました。
作中でも出てくるキーワードですがまさに宇宙のような作品でした(笑)

タイトルに記憶喪失男とあるので記憶が戻るまでにいろいろ苦労する話なのだろうと思えばそんな事はなく、記憶喪失要素は薄かったです。
攻めの雪也も受けの映も、これまで出会った事のないようなニュータイプの印象で、正直まだ二人がどんな人なのか掴みきれてないです。
雪也はワンコ攻めや腹黒攻めのようでいて違う気がします。オオカミ?なんだろう。
「白松」と出てきた時点で、極道の跡取りなんだろうな、と予想をしましたが双子とはびっくりでした。
雪也の家族も映の家族も、映の過去も気になる要素がいろいろありすぎるので、続きがすごく待ち遠しいです。
ドロドロ系は無理でもこのシリーズなら追っていけそうです。

5

めちゃくちゃおもしろかった!

読む前は、本作が人気作であること、そして「フェロモン探偵シリーズ」の第1巻であるという情報だけを得ていて。
フェロモン探偵という言葉のイメージから勝手に「フェロモンむんむんの男臭い探偵が、様々な美女をコマしたり時には美少年を食っちゃったりしつつ、事件を解決する話」なのだと思っていました。
もちろん主人公のフェロモン探偵は攻め、探偵になる前は捜査二課の刑事、年齢は三十代後半。
聞き込みのために美男美女と寝るのはいつものことという爛れた生活を送っていた探偵が、ある日、記憶喪失の青年(二十代)を拾った。
その青年(受け)の不幸な育ちに同情したり、それでも真面目な性格に自らを省みたりしつつ、やがて想いが通じ合い、本当の安寧と幸せを知るようになるまで。
……みたいなストーリーが完全に私の脳内で出来上がっていたので、冒頭から度肝を抜かれました。
まさか、フェロモン探偵が受けだったとは。
あらすじくらい読んでから買えよって、自分で自分にツッコミを入れました(笑)

予想外の方向性だったのですが、あっという間にのめり込んで読み終えました。
丸木先生のシリアスな作品が大好きなのですが、コミカルな作風もいいですね!
明るくノリのいい主人公(受け)が、読んでいて楽しい。
記憶喪失の攻めの、丁寧口調も、それでいてちょっと変わっているところもたまらなく好みでした。
攻めの正体も、正直これでよかったと思う。
割と早い段階から臭わされていた方向性を予想していたので、正体が判明した瞬間「あれっ」と思ったけれど、その先を読み進めて、むしろこれでよかったなと思いました。

タイトルにあるフェロモンは、思いの外、受けの厄災にしかなってなくて、探偵業の役に立っていないようでしたが(笑)
非常におもしろかったです!

5

やっぱり丸木文華先生の作品は面白い!

最近読んで「これ面白い!」と思わせたのは全部丸木先生の作品でした。
これの前に「ノエル」と「いじめっ子」を読ませていただきましたが、
話の雰囲気が全然違うのですが、どれも最高に面白かったです。
先生の世界観がちょっと変わってるというか、スケールが大きいというか、
何にも縛らずにとても自由な感じがしますね。
この作品も設定から癖がありそうな感じで、
ネゴ系フェロモン過剰受け×大型ワンコ色男攻め
なかなか萌えますね(☆∀☆) エロエロオーラもプンプンしますけど
受けの口が汚い所が面白いです~
攻めは年上なのになぜかずっと年下の受けに対して敬語なんですよね
この色男のツラで優等生発言をするかよ、
という受けのツッコミがごもっともww 最高のギャップじゃないですか
とにかく二人の性格はとても魅力的です!
性格の設定がブレる小説を読むとイライラする私にとって丸木先生の作品はいつも安心して読めます。
多面でありながら全然矛盾しない人物の書き方に惚れ惚れします。
そしてなによりも、その性格を形成させた人物の背景までしっかりと書くのが先生の素晴らしい所です。

探偵の話なのでついドラマを見ているような気がします
セリフのテンポもいいですし本当に映像化向きの一冊です
まあ映像化も無理だとしてもドラマCDにしてもらえるのかな、
話長いけどきっといいCDになれると想像できます!!
いつの間にか私の脳内に攻め→森川智之 受け→杉田智和というキャスティングになってます(笑)
敬語の攻めはぜひ帝王にやっていただきたいです
そして杉田さんは、なんか受けのその汚いのに愛嬌のある喋り方に似合いそうwww

そして、丸木先生といったら濃厚なエロシーン♥
丸木先生の書く受けは大体、小柄で、華奢で、超淫乱~
この度も大変美味しくいただきました!
この設定はもうお手の物でハズレはありません。
エロ不足の日には必ず丸木先生!
これからももっとエロい受けを書いてください~

最後に受けのお兄ちゃんと攻めの弟が出てくるんだけど、
続きも面白そうですね。これから二作目を買いに行きます~

4

シリーズだと知って納得

相葉さんのイラストとタイトルに惹きつけられた作品。
天は二物も三物も与えたような受けの映が主人公の探偵ものの初回編です。
読み始めて終わるまであとがきを読んでいなかったのでシリーズになる1作目だとは
全然気がつかないで読み始め、かなりまだまだ続きが気なる伏線的な事柄が多くあり、
もっと続きを読んでみたいと思ったらシリーズの二人の出会い編なのだと気がつき
なるほどなと奇妙な安心感を得ましたね。

映は良いところのボンボンででも自分ひとりのチカラで生きていきたいと家を出て
探偵事務所を開いて生業にしている。
持って生まれた才能は数々あるが、いらない才能まであってそれが厄介事や
困った人間まで惹きつける才能。
そんな映が事務所の前で拾ったのが記憶喪失の男で攻めになる雪也でノンケのイケメン。

一人で探偵業を営んでいた映は拾った男に雪也と名づけ、記憶が戻るまでの間
探偵の助手を強引に押し付けるのです。
もっとも直ぐに記憶は戻るようなのですが、映には知らせずこの男も何か曰く有り。

映のバックグラウンドは作品自体に大きくまだ描かれていませんが、
己の身体一つで生きるために映がしているのは複数のパトロンを持っているビッチで
映の過去のこだわりが垣間見える内容でもあります。

設定的にはほどよくシリアスなのですが、映のキャラがシリアスさをコミカルに
非常に読みやすくしてくれる気がします。
映と雪也の掛け合いもダメ探偵としっかりものの助手風で事件を解決していく。
シリアスさも吹き飛ばすハイテンション気味のコミカル風探偵ものでしょうか。
厄介事を絶え間なく引っ張り込むような映の体質が次回作も波乱にみちた
展開になりそうだと、ラストで映の兄なのか、雪也の双子の片割れなのかもチラ出して
映の受難の日々は続きそうだと、でも本当に受難なのはそんな映にすっかりハマった
雪也(白松龍一)ではないかなと次回作をあれこれ想像が尽きなかったです。

7

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