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表題作炎の蜃気楼(3) 硝子の子守歌

直江信綱 27歳
高校二年生 仰木高耶 

あらすじ

仙台市で、建築物が一瞬のうちに倒壊する事件が発生。高耶と綾子が調査を始めた。そこでは、活性化する最上義光軍の怨霊に対抗するために、伊達政宗が復活し、激しい戦いを繰り広げていたのだ!

作品情報

作品名
炎の蜃気楼(3) 硝子の子守歌
著者
桑原水菜 
イラスト
東城和実 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫【非BL】
シリーズ
炎の蜃気楼
発売日
ISBN
9784086115421
2.8

(5)

(1)

萌々

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(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
11
評価数
5
平均
2.8 / 5
神率
20%

レビュー投稿数3

あなたはあなたであればいいんです

 事件を追って、綾子ねーさんと仙台へ向かった高耶。5年前に家を出、再婚した高耶の母が住む仙台。直江の知り合いの住職、国領さんにお世話に。
 景虎としての記憶を取り戻したら、自分はどうなるのかという不安。記憶が戻らなければ、次々と巻き起こる事件に対して自分は無力だという焦り。そんな中で少しずつ《力》を引き出していく高耶。
一方、直江は。「30年前の過ち」を思って苦悩。「ぐるぐる直江」の片鱗を少しずつ見せ始め…。
→4巻につづく。

0

二人の間のこと

 仙台市で、建築物が一瞬のうちに倒壊する事件が続発する。直江の連絡で突然、東京駅に呼び出された高耶は、綾子と共に仙台まで調査に向かうことになった。
 仙台では、活発化する最上義光軍の怨霊に対抗するために、伊達政宗が復活し、激しい《闇戦国》を繰り広げていた。
 そんな仙台に滞在中、一向に力を復活させようとしない高耶は、仙台に滞在中、力を復活させるための特訓を行うこととなった。

 一方、政宗と同盟を結ぼうとする高坂弾正。
 事件の影に見え隠れする狐の霊を操る女……。
 そんな巨大な陰謀が渦巻く仙台。

 そしてそこにはもう一つ。
 高耶の自分を捨てて出ていった母親がいたのだった。

 ゆっくり話が広がりを迎えるシリーズ3作目。
 今度の舞台は、東京を通り越して、東北地方仙台!
 ところがそんな高耶に同行したのは、直江ではなく、綾子。
 直江自身は別の事件を調べることを口実に、高耶から距離をとっていた。

 そして、直江と景虎にあったことが少しずつ明らかにされつつあります。高耶にとっては思い出さない方がいいこと、かもしれませんが、そのことで明らかに高耶自身の命を危険にさらしている。
 直江と高耶の間に横たわる溝はどうやったら埋めることができるのでしょうか?
 それにしても、あんなに優柔不断っぽく見える直江なのに、やってることが随分、思い切ったことに見えるのは僕の気のせいでしょうか?
 直江君、相変わらず優柔不断絶好調発揮して、ついにビンチを迎えます。

 皆が無事に東北から帰って来れればいいですね。
 それにしても、悪霊も随分、頭を使うようになったもので、どんどん闇に巻き込まれそうになっているのがこれからを感じさせられます。

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仙台編

仙台で建築物倒壊事件が続発。
直江の連絡で、高耶と綾子が調査に向かうことに。
仙台では、伊達政宗と最上義光が戦っていて・・・。
高耶たちは直江の知り合いが住職をしている慈光寺で滞在することに。
高耶はそこの住職の国領に、力の引き出し方を教わることになります。
そんな時に、高耶は離婚して出て行った母に町で会って・・・。
一方、直江は山形の事件が<闇戦国>に関わりがあるか探っていて・・・。

美奈子さんのことが、結構さらっと出てきました。
もっと引っ張るのかなぁと思ってたのだけれど。
なにやってんだよ、直江さん・・・という内容でした。景虎が全部記憶を封じちゃうわけだよと。ただほかにもディープな理由がありそうだし。

仙台編は次に続きます。

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