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表題作羅城恋月夜

茨木童子(シキ),元男娼の鬼
東御門 紺,大学生,陰陽師

その他の収録作品

  • 春を待たない(描き下ろし)
  • カバー下

あらすじ

3刷出来の大人気作『明烏夢恋唄』のシリーズ作品。
妖怪専門遊郭・かすみ楼を舞台に、鬼と陰陽師の禁断ラブストーリー!

「あなたのように悪い子は鬼(わたし)が貰います」

京都に住む大学生の陰陽師・紺は幼い頃から、異形や異界に夢中だった。
ある日、妖怪専門の遊郭「かすみ楼」から結界を修復する仕事の依頼を受ける。
かすみ楼へ向かう途中で出会ったのは、四本角の美しい鬼・茨木という元男娼で……?

敵対関係の二人が織り成す人外和風ファンタジー。

蜜月の描き下ろしも収録。

作品情報

作品名
羅城恋月夜
著者
朔ヒロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
シリーズ
明烏夢恋唄
発売日
電子発売日
ISBN
9784575380903
4.5

(208)

(146)

萌々

(44)

(11)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
19
得点
943
評価数
208
平均
4.5 / 5
神率
70.2%

レビュー投稿数19

妖怪世界が魅力的

明烏に続き、ますます世界観と美麗な絵がマッチして見ているだけでも楽しいです。
特に茨木の美形が先生の画力ぅ〜と拝みたくなる美しさでうっとりします。
ストーリー、キャラ的にも明烏〜より好きです。
細かい設定までしっかりしていて深みが増していると思いました。

まず冒頭の巨大骸骨がかすみ楼を背負い頭上に美形鬼と土蜘蛛を乗っけている見開きで心わしづかみにされました。
元ネタは百鬼夜行?の巨大骸骨の絵ですよね。検索して歌川国芳の「相馬の古内裏」というタイトルだと初めて知りました。ためになったね〜とうれしいです。
私は妖怪については全く詳しくなく、でも史実や伝承を元にこのシリーズは作られていると思うので、気になるワードが出ると検索してそういうことか〜と知ることができるのも楽しかったです。

今作は特にストーリーにつながっている細かい設定がたくさんありどれもよかった。
・紺が人間嫌いで妖怪が友だち
・妖怪を守るために結界の術を磨いた
・その紺の籠目の結界が他の陰陽師より速くて美しいと茨木にはわかる
・だから茨木は紺は薄情者ではないと思い、紺の良さを見抜く。薄情者は自分だと茨木は思っている
・茨木がお茶が好きでお茶受け作りをするのがかわいい。紺「おじいちゃんかな?」が笑いました
・がしゃどくろは「お墓に埋葬されなかった人の骸骨や怨念が集まって巨大なドクロの姿になったといわれる妖怪」で、瓦楽は「人間の子供の魂があつまってできた物の怪なので人に優しくされたい」
・現世に行った茨木を追いかけて陰陽師に捕まった瓦楽が涙ちょちょぎれてたのがかわいい
・かすみ楼の番頭さんは白うかりという妖怪だったんですね。この妖怪に憑かれるとぼんやりしちゃうというのがおもしろい。「ふりぃぱす」がかわいい
・翠蓮の登場の仕方がかっこいい。百花の主、命の力が紺を助けるために効いてくる
・明烏〜で翠蓮が結界を出た時に茨木の助けがあった。2人の会話がいい
・紺が茨木の右手の先が「ある」と思ったのは同じ血統の陰陽師だからで、そのため結界に入れたというのも納得。それをきちんとわかるように説明してくれたのが親切
・酒呑童子は「怨みとは程遠い 豪気な鬼であったから…」かっこいいし、茨木が千年も思い続けたのがわかるし、土蜘蛛が慕うほどの人物(鬼)だった
・土蜘蛛のキャラも好き
・付喪神…文福茶釜、太鼓のお化けもかわいい
・鬼は人を攫うもの…というラストの決め台詞が最高

特に、紺が現世からなかなか帰ってこないので迎えに行った茨木が萌えだし
そんな茨木を「好きやなぁ」何も解決してへんのに…と紺が思う場面がよかったです。
物事が解決していなくて大変な真っ只中でも好きという気持ちはわきますもんね。

気になった点
・(明烏〜でも思いましたが)幽世と現世で時の流れ方は同じなのね
・茨木の妖力が強いのに交わって紺にダメージはないのね(約定を結んでいるからかな)
・酒呑の角が戻って何かドラマチックなことが起こるのかと思いましたが…それはなく。ただ取り戻したかったのか。供養できてよかったねてことか
全て先生の中では設定があると思います。私が読解力、想像力を鍛えろって話です。精進します。

今回もあとがき、設定裏話、お道具解説がおもしろいし、世界観がよくわかりありがたいです。
先生は長編がお好きとのこと。私も同じなのでうれしいです。特にBLは長編、シリーズものが大好きなのでこのシリーズが続くのがとてもうれしいです。

おもしろい要素が盛りだくさんで長くなってしまいました。
私は長く生きているくせにこれまで妖怪に興味がなく、本作で初めて妖怪に興味を持ち軽く調べたりしておもしろさがわかった気がします。
先生が描く妖怪たちがすごく魅力的なんですもん。朔先生すごい!
読み応えありまくりな作品をありがとうございます。

2

もっと人気が出て欲しい

「恋染龍雨衣」を読んだ時に、こちらの作品が関連作と知りずっと読んでみたいと思っていました。

世界観といい朔ヒロ先生の絵が色気があって美麗で素敵でした。
こちらの作品より「明烏夢恋唄」の方が先なのですが、読むのに支障はありませんでしたが「明烏夢恋唄」であった出来事がこちらの作中で語られていたので、そちらを先に読んでおく方が絶対に良いです。

個人的に鬼のお話は大好きなのですが、茨木(シキ)の侘しさとか紺と出会った時からの気持ちの変化を知ると凄く萌えました。

それと紺の現世での生きづらさとか、友達を祖父に殺されてからの決意に胸が熱くなるんです。
こんな素敵な作品を買って満足して、そのまま忘れてた自分に怒りを覚えてしまいました。

タイムリーで読んでないので発売当時にどうだったか知りませんが、より多くの方に読んで欲しい名作だと思いました。お勧めです!

1

鬼×陰陽師

妖怪×遊廓シリーズ、2作目。
今回の主人公は陰陽師な大学生と鬼!しかも敵?仇?の家系なんて、、他の方も書いてますがモノノケ版ロミジュリ。

作画は相変わらず美しいです。身体は大きいけどビジュアル的に鬼が受なのかな?と思ってましたが、逆でした。

前作に続き、遊廓モノにしてはエロは控えめ。代わり?ではないですが、モノノケ周りのストーリーが詰まっていました。ファンタジー好きには、前作よりさらに盛り上がるのでは?と思います。

今作もお付きの妖怪が可愛かったです。

1

羅城恋月夜

シリーズ作品ですが、こちらだけでも楽しめます。
世界観がしっかりあって、魅了されるファンタジーです。
とにかく絵が美しいです。

鬼と陰陽師という敵対する関係なのに惹かれる王道ストーリーなのですが、世界観がしっかりとあって、二人の気持ちがとても繊細に丁寧に描かれているので響きます。

ハッピーエンドまでしっかり描かれていないので、これからの二人の時間はまたどこかで読みたいです。

あまりファンタジー作品は読まないのですが、こちらのシリーズは好きです。

1

茨木の表情

ぜひぜひ茨木の表情の変化を見てほしい!
何年も何百年も何千年もずっと辛い思いをしていたから…切ないくらい茨木が笑わなかったのに、途中からふっと見える笑顔がキレイすぎて、そしてあるシーンの茨木は若いからなのか彼といるからなのかとても可愛くてニコニコしてる!もう、あの笑顔が好きすぎてずっと見ていたい!!
でも、現実の茨木も時を追うたびに表情が柔らかくなってきてラストあたりのちょっと悪戯っ子のような表情もめっちゃ好き!
表情のことしか言ってないけど少しずつ変化していく茨木を皆に本当に見てほしいです!
朔ヒロ先生表情で語らせる天才だと思います。
このシリーズまだ続くようで、またこの二人がワンシーンでもいいので見れることを楽しみにしてます!

1

世界観と人物像が素晴らしい妖怪遊郭BL

前作「明烏夢恋唄」が好きで、今作を知り購入しました。

かすみ楼という遊郭が舞台なのですが、全作以上に世界観や人物像の描写が深くて。
BLですが歴史ファンタジーを読んでいるような素晴らしい作品でした。
(前作を読んでいるとより楽しめますが、単品でも大丈夫です。)

テンポ良く進むストーリーの中にも、不穏なソワソワとする展開と、鬼と陰陽師という立場だからこそ上手くいかない恋...禁断ラブストーリー的展開。
ただ、2人以外のキャラも良いですし、妖怪という異世界の設定や過去の話、自分の性格に対するコンプレックスなど全てが物語の核をまとう大切な要素で、読後の満足感がとてもありました。

恥ずかしいですが、私は切ない2人のすれ違いに萌えるタイプですのでそこも充分満たされましたし、
夜のシーンも扇状的でした♡

私は史実や伝記を元にしたフィクション、妖怪やその世界観、そして遊郭という舞台好きなので同じような趣味の方は絶対買いですね!
遊郭BLでストーリーが深いものって中々出会えないなぁと思っている時にこのシリーズに出会えたので嬉しかったです。

次作もあるようなので楽しみに待ちたいと思います。BLって本当に心の栄養になりますね。

2

シリーズ2作目、更に良かった

前作の明烏夢恋唄が良かったので、こちらも。
知り合いに激推しされた作品です。受けの見た目が、前作のが好きかなと思ってましたが、なんの!こちらの方が好きなお話でした!
陰陽師の血筋の人間の紺と鬼の茨木。
私、眼鏡男子好きなんですよねー。ミステリー調のお話も好き。美人も好き。好きが詰まってたーーー!

鬼で元男娼の茨木。えーーー!抱く方も抱かれる方もどっちもしてたとな?!
うわぁーーー!抱かれるの見てみたかった。(地雷の人もいるから無いんだろうけど、見たいでも無い、残念)

このシリーズ、ストーリーがしっかりしてるからどうなるんだろと読み進めてしまう。
鬼なのに丁寧で優しい言葉遣いと態度な茨木と京言葉がエッチシーンでは艶かしく思える紺くんステキなカップルです。

紙本で購入
局部はライトセーバーです。白くぼやんとぼかされてます。穴も指で隠されています。しかし、あんなに尖った爪だと攻めはお尻を指で責められないですね。今後、爪切りとヤスリで整えたりすんのかなw

3

心の安らげる場所を見い出す物語

「明烏夢恋唄」が好きなので、繋がったお話を読めて嬉しかったです。明烏の登場人物たちも出てきてくれて、本当に嬉しい。
人間嫌いの陰陽師・紺と鬼の茨木。どちらも本来属する界隈から見ると、異質や異端と呼ばれてしまう性質ですが、そんな二人が出会うことで前へ進むきっかけになり、癒しや居場所を見い出したことにとても感動しました。
紺も茨木も自身の目的のために交流を深めていく中で、お互いの優しさや温もりに触れ、次第に惹かれ合っていく様子があたたかいです。
紺がとにかくあたたかい。心があたたかい。本人は薄情だと自負し、ある側から見れば薄情なのかもしれませんが、もう一方から見ればそうではない。どの視点から見るか、どこに重きを置くか、に依るのだと思いますが、紺が大切にしようとする視点には共感しました。ひたすらに「護る術」を磨いた紺、素敵です。
茨木はひたすらに大切な存在である酒呑童子の角を求める余り、追い詰められて極端な考えに陥っていましたが、他者への思い遣りの心は失っていなかった。瓦楽ちゃんの世話をし、翠蓮を逃がしたように。それでも、自責の念や諦観から、心の温もりとは程遠かった。
茨木の頼みを紺が承諾する形で始まった二人の関係は、思いの外、優しく柔らかく、幸せまで感じました。それはおそらく、お互いに対して尊敬・尊重する気持ちがあるからだと思います。お互いに自身のことを薄情だ、優しくない、と評する二人が交わす言葉は優しかったです。
陰陽師という存在、鬼や妖怪という存在、それらの設定もしっかりしていて、納得しながら世界観に浸れました。元々、そういう分野も好きなので、酒呑童子や茨木童子の名前にもわくわくしました。
三年後、紺の気持ちが変わっていなければ、「悪い子は鬼が攫う」宣言をする茨木がかっこよかったです!再会する二人やその後をとても見たいです!あとがきによると、続編が決定しているとのことで、楽しみにしています!

4

しっかり読ませてくれる

朔先生のお話は、世界観を貫いてしっかりと描き切ってくださるので、非常に読み応えがあります。

鬼と陰陽師という本来なら敵対の関係が、結界を張るという仕事により縁を結ぶ。
そこに鬼の右手探しも加わり、厚みのある内容になっています。

陰陽師としては異端な紺と、凶暴さを持ち合わせる鬼のシキ。
物理的な力関係ではシキが上ですが、陰陽師という立場から紺も対等な位置にいると思います。
この部分が非常に良い。
もともと妖怪には好意的な紺ですから、シキにされることも許してしまうところはご愛嬌。

鬼として陰陽師として、過去を踏まえて未来へ進む。
心揺さぶられる過程と結末が待っています。

ラストは、しばしの別れエンド。もちろんその先が見られるなら見たいですが!
内容が非常にしっかりしているので、物足りなさを感じませんでした。

3

鬼と陰陽師で切なさいっぱい

幽世を舞台にした鬼と陰陽師という面白い組み合わせのお話。結界張りのお仕事に来た紺が、いろいろあって茨木の右腕探しを請け負うことになります。妖怪と人間が一緒にいるための障害に切なさが溢れててすごく良かったです。何度か泣かされてしまいました。
主人公の紺は大学生ですが妖が見えることを隠しもせず、堂々としていてちょっと不思議なキャラ。たぶん人間世界では浮いてるタイプですが、自分を偽らない感じがとても好きでした。妖怪にしか興奮できないって解釈には笑っちゃいました。
鬼の茨木には萌えが詰まってます。かつて恋した相手の形見を探して千年も過ごし、その傍ら?柿を干したり漬物を漬ける趣味もあったり。他に瓦楽というドクロの娘がいるんですが、この子もめちゃくちゃ可愛い!ドクロなのに表情豊かに見えて大好きでした。
シーンの作り方というか、大事な場面の演出がすごくて、いろんなところに見応えがあります。ストーリーもとても良いです。鬼の邪気にあてられて死にかけた紺を見て、苦しむ茨木が辛くて泣けます。そして千年ぶりの恋!常に紺のためを思って自分を抑えた大人な対応でカッコ良すぎ…。
終わり方はほんのり切なく余韻が残る読後感。続編は別のカプっぽいですが、二人の様子も見られるようなので、そちらもとても楽しみです。

1

人と人に非ざるモノ達の違いとは

今回は妖怪専用遊郭の元男娼の用心棒と
楼閣の結界修復を依頼される陰陽師のお話です。

陰陽師の受様が鬼である攻様の願いをかなえるまでと
恋仲になってからの後日談短編を収録。

受様は陰陽師の総本山である東御門家に生まれますが
昔から興味のあるのは異界や異形ばかりで

祖父母は受様が妖怪に魅入れていると
破門にするという言われるほど
一族の中でも浮いた存在でした。

ある日、受様は仕事帰りの京の街で
どくろに乗って移動する船と4本角をもつ鬼を目にし、
強く心を惹かれます。

しかしながら
陰陽師と鬼は先年の昔から宿敵同士であり
家の文献を探してもそんな鬼の記録は有りません。

ところが時同じくして東御門家に
妖怪専用船形遊郭『かすみ楼』の浮遊結界修復
という仕事が舞い込むのです。

受様の父は陰陽師と相対する妖怪の依頼であり
幽世での長期作業と言う危険な業務を理由に
断ろうとするのですが

受様は結界術なら自分の専門だからと
父の反対を押し切って依頼を引き受けるのです。

そして向かった「かすみ楼」で
受様はあの日見かけた4本角の鬼に出会うのです。
この鬼こそが今回の攻様になります♪

受様は仕事の代価として仕事の間は
宿泊も食事も自由な無限割符を得ていたのですが

それには「共寝」も含まれていて
受様にはそんな気がなかったものの
攻様の声を掛けたために彼を「共寝」の相手として
選ぶことになってしまいます。

果たして受様は無事に仕事を完遂できるのか!?

電子連載作をまとめての紙書籍化で、
朔先生の既刊『明烏夢恋唄』のスピンオフで
鬼と陰陽師と言う敵対関係の2人の恋を描いた
和風ファンタジーになります♪

同じ妖怪専用遊郭を舞台にしているので
既刊の受様も少し客演しているので
既刊を読んでいるとより楽しいですが
基本的には本作単巻読みでも問題ありません。

受様は異形に惹かれるように人を好けず
自分は薄情な人間なのだと思っいますが
鬼である攻様は思い悩むのなら
薄情ではないと受様を受け止めてくれます。

実は攻様はかつて武将に切り落とされた
己の右腕を長く探し続けており
受様は攻様と約定を交して腕探しに協力するのですが

徐々に明らかになる鬼である攻様の過去は
受様の祖先とも浅からぬ因縁があり
受様は命の危険にさらされる事になるのです!!

そんな!! まさか!? な予想外な展開
受様の恋の行方にワクワクしながら
たいへん楽しく読ませて頂きました (^-^)/

人だからこうあるべき、鬼はこうあるものではなく
大好きな誰かのために、誰かを守るために
探し続ける日々、積み重ねていく努力、

目に映るモノだけが存在する全てではなく
語られる事実が全てを詳らかにしたモノではなく、
"正しい"生き方などないのだと考えさせられます。

ココで終わりか!? 的な幕引きでしたが
シリーズはまだ続くそうなので
どこかでまた彼らに会える事を願っています。

1

切ない…

前作も泣いたのですが、今作も泣きました。。
切ないです。一応ハッピーエンドです。
陰陽師と鬼なのが深く絡んでいてストーリーが凄く良い。
私は、妖怪モノが好きなので前作より妖怪成分増も大歓迎です。
エロも色気たっぷりで良かったです。

で、本編も切ないのに過去の酒呑童子と茨木童子も切なくて切なくて「共に死ねたら」のシーンとかもう…。
本編で泣いてるのにさらに泣きました。。


そして、ガラちゃんがめっちゃ可愛い!ドクロがあんなに可愛く見える日が来るとは思わなかった。人間バージョンも可愛いですが。


絵柄が凄く綺麗で、茨木の登場シーンも本当綺麗ですね!1話目のお月様の下で飛ぶシーンも綺麗。最終話の紙風船も可愛いし雰囲気がとても良い。

続編も決定しているとのことで、楽しみです!




















紙本購入
修正は白抜きです。

2

明烏夢恋唄のスピンオフ

明烏夢恋唄のスピンオフです。
翠蓮が少しだけですが出てきます。
この作品を読んで翠蓮の為に結界を一緒に破ってくれたのが
茨木だと知ってグッときました。

そんな茨木と紺のお話です。
ハッピーエンドはハッピーエンドなのですが
二人のこれからをもっともっと読みたかったです。
茨木の幸せそうな顔をもっと見たかった。
あとがきを読んでラストは最初から決めていたとのことですが、
3年後の二人を読みたかったというのが正直な感想です。

ただシリーズ続編が決定しており、
なんらかの形で二人の様子を届けてくださる感じなので
そちらに期待したいと思います。

2

鬼、美しすぎんか

わたし、人外モノよみたーい!!!という優先順位は結構低かったんですが、最近加藤スス先生の『いけにえもんぜんばらい』読んでからぐんぐんぐーんんん!!と期待度が爆上がり中です。そんなビギナーな中でこちらの作品、試し読みでまず鬼に射抜かれました。長髪は性癖どんぴしゃだし、色気むんむんさせてるし、、、購入!結果、最高でした。絵は綺麗だわ、歴史絡めてストーリーも濃厚だわ、ドキドキしました。遊郭っていう舞台のものは否応なしにやはり期待してしまいますよね。

2

神の無量大数

Twitterで告知ツイートを見てアニメイトですぐに買いました!(北海道は発売が2日遅い)
陰陽師と鬼、ぱっと見敵対同士なのに受けは昔から妖と遊ぶのが好きで、妖のために負担にならない結界を作ったり、妖のために結界以外の術には興味を持たず、結界術をとにかく極めまくった結果、破門になって牢屋に閉じ込められた所でうわああああってなりました..子どもなのに牢屋に閉じ込められたとか絶対将来トラウマになるじゃないですか...でもお父さんがお母さんの所に行くかい?って言ってくれたのがGood!お父さんNice work!!そんで前作に登場したかすみ楼の結界修復の仕事をすることになって無限割符をもらって、白うかりから「何年かかってもいいので」。何年かかってもいいので?!wもうそのままくっついちゃえって思いましたww ベッドインのシーンでさりげなく右腕にキスして一瞬右腕が戻って「お願いだ!右腕を返してくれ!」ていうところが胸アツでしたね〜。後々、受けが昔東御門が攻めの集団と戦ってた事を知って、攻めとの関係を考えたり今までのセリフを思い返すところがもう..(涙)
あと、瓦楽ちゃんが見た目によらずめっちゃかわいい!!実は心が幼くて寂しがり屋で受けの服をぎゅっと握った所が..もう...ね!!尊尊尊!!!
瓦楽ちゃんが東御門の敷地に入っちゃって攻撃を受けている所でああだめえええやめてえええ!!ってなりました...同じくマージナル誌の九尾の狐と子連れの坊主のあのシーンと同じ気持ちになりました..つらい...そして攻めがガチギレで登場!w危うく東御門の人を攻撃しそうになった時受けが冷静に抑えるところがかっこよかった..刀持ってる時の戦闘シーンもめっちゃカッコ良かった...最高..でもおじいちゃんぽい生態が明らかになった時のギャップ萌え最高すぎるwそしてあまりにガチギレの邪気で受けが危篤状態になるものの気絶寸前に「その姿もかっこいいじゃーん❤️」って言いながら...泣く。ここで。まじで。
そしてここで前作の2人が登場!!全米が沸き立ちました!!!!睡蓮が逃げる時に言ったセリフカッコ良すぎません??マジでカッコいい..
右腕の意思の会話シーンで一瞬あれ?何で攻めがいるのって思ってたら右腕の意思だったとは...あと背景の羅城門の意味が分かった時の感動レベルMAX!!
「今夜だけおれのもんになってよ」ここのすれ違いが超切ない...そしてちょっと怒った攻めが余裕なくなっちゃてる所めっちゃ良い..全体を通してHシーンめっちゃ良いw 3年間の別離はせつなさMAXすぎる...「3年後も気持ち変わるわけねえよ」本当そうだよね..でも陰陽師と鬼がくっつくとか本来ダメだから考える時間をあげたかったんだよね..攻めなりの優しさだよね..(泣)
続巻でるの決まってほんと嬉しい...是非続巻は3年後のどちゃシコいちゃらぶ濡れ場シーンを見たいです!!!!(欲望)
マージナルコミックスは明烏夢恋といい腐男子召喚といいべなといいわだつみの嫁取りといいわたしの神は美しいといい九尾の狐といい本当にきらめく人外BLの宝石箱で最高ですね..腐仲間に宣伝しときます...

(追記)
前に腐女子の先輩とBL本の交換して(明烏夢恋歌含む)感想ぶつけ合ったんですよ..そしてその人あんま人外系読まない人なんですけど、「人外系久しぶりに読んだけどこんなに感動すると思わなかった、、、、」って言ってたんですよ!!!!!人外BLの沼に引き込むことに成功しました✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌続編出たことは早速先輩に報告しました!wアニメイト4pの講座変更めちゃエロ最高ですあと応援書店ペーパーも最高です!!!リバ好きなんで嬉しいですねw 朔ヒロ先生ってさよなら初恋また来たなんでも描いてたんですね...あれもよかった..!

5

裕汰

お母さんの所行くかいのシーンよく見たら首横に振ってました...間違えました...

裕汰

お母さんの所行くかいのシーンよく見たら首横に振ってました...間違えました...

朔ヒロ先生の人外物大好き!

朔ヒロ先生の人外物は前作「明烏夢恋唄」と「noe67~笑わないセクサロイド~」読みましたが、毎回切なくて大ファンです。
前作と同じシリーズとの事で楽しみにしていました。

この作品を読む前に前作「明烏夢恋唄」を読んだ方が、より楽しめるかなと思います。

前作同様妖怪専門遊郭「かすみ楼」で繰り広げられる妖怪×人間の切ないラブストーリーに、心を奪われてしまいました。

陰陽師の紺が出会った鬼、茨木はとっても美しい鬼で、紺は初めて見た時から心を奪われていました。
紺の家に妖怪からの依頼で「かすみ楼」の結界の修復を頼まれますが、紺の父は断ってしまいます。
紺は父の同意を得ないまま、結界の修復を1人で引き受け、お礼に遊郭で使える割符を貰います。
遊郭なんで、元男娼だった茨木と共寝をすることになってしまいます。
陰陽師と鬼が交わるのは許されないらしいのですが、対して抵抗もしないまま流される紺。その時に紺の力で茨木の失った右手が一瞬戻り、その右手を探す手伝いをすることになります。

それからの展開が切なかった…
紺の先祖の陰陽師が茨木の仇だった事
茨木童子と酒吞童子との関係
紺が陰陽師の家系の中では異端で、人間より妖怪と仲良くしてた事

惹かれちゃいけないと思っていてもどうしても茨木に惹かれてしまう紺

紺を傷つけるつもりはなかったのに、邪気にあててしまい倒れた紺を見て泣いている茨木

もう切な過ぎてヤバかったです!

あと茨木の色気が凄い。なんとなく今まで朔ヒロ先生の作品は可愛い系の色気が多かったように記憶してますが、茨木の色気は大人の色気!
エッチシーンはドキドキしました。

鬼×陰陽師ということもあり、普通のラブラブエンドとまではいかないですが、きっと幸せなその後があると信じています。

シリーズ続編も決まっているそうなので、楽しみに待ちます。

7

まず表紙が素敵!

妖怪オタクな陰陽師×訳ありの美しい鬼
朔先生の美しい絵に細やかな背景などまず絵に惹かれます!楽しさあり、切なさあり、エロありでとにかく最後まで読みごたえある作品です!
紺くんの美脚に注目!
陰陽師と鬼という禁忌とも言える関係にどんな結末になるのかドキドキしました。
朔先生はラストを最初から決めてたそうなんですが、
これは本当にぴったりなラストだと思いました!
前作の明烏夢恋唄と同じかすみ楼が舞台でもあって楽しみも倍増でした!シリーズで次作があるという事なので楽しみでなりません!

4

かすみ楼シリーズ

妖怪専門遊郭・かすみ楼シリーズ。
シリーズに『明烏夢恋唄』があり、作中こちらの登場人物も出てくるので読んでおくと世界観がよりわかりやすいかな、と思います。

訳アリのかすみ楼の元男娼・鬼の茨木童子(シキ)と人間に対して感情の希薄な陰陽師・紺。

鬼×陰陽師。
千年も昔からの宿敵同士でしかも紺の家系の東御門は茨木の仲間たちの仇…。
さらに茨木と深い関係を匂わせる存在である酒呑童子の角を探している茨木の背景が絡み、仇である紺へと抱く複雑な心情。
それを知った紺の気持ちも揺さぶられて…。
鬼と陰陽師の柵を超えて惹かれ合い結ばれるふたりのせつない愛の物語です。

この関係性だけでも悶えるのに朔ヒロ先生の作画がすごく好みで、ふたりのビジュアルにもまた萌える…!
細かな装飾の描き込みも絵の美麗さもさすがで、紺のはんなり京都弁も魔除けのために全身に呪禁を書いているのもいいですし、茨木のお茶うけの趣味が渋いのもかわいいです。
普段は穏やかな茨木ですが、激昂したりする鬼らしい一面も垣間見えます。

そして、エッチシーンの色気が…!
茨木、褌なんですよ〜(興奮)。
そして、爪が鋭いから紺に…、受けに準備指南するというなんとも言えないエロさがまたたまりませんでした。
キスシーンも事後のいちゃいちゃ角タッチガードまで何から何まで素敵すぎて大満足。

ラストの茨木の紺への思慮深さに、紺の茨木への想いの強さに胸が熱くなりました。

翠蓮と暁人、豆腐小僧に白うかり、楼主様も出てきて嬉しかったですし、またさらにかすみ楼シリーズ続編が決定ということで!幸せ〜!
また楽しみにして待ちたいと思います。

7

鬼×陰陽師の人外和風ロミジュリ

『明烏夢恋唄』のシリーズ作品。
個人的には未読でも大丈夫だと思います。
(でも明烏夢恋唄も切なキュン作品なので合わせて是非)

今回は鬼×人間のお話。
といっても単なる異種恋愛ではないんですね。
千年前に妖怪退治で戦った陰陽師の血筋が関わるので
仇同士ってやつなんですよ…!!!(;///;)

鬼と陰陽師が交わるなど言語道断。
関係性に涙腺崩壊しました。めっちゃ切ないです。

また、酒呑童子とのブロマンス萌えも感じられて
めっっっっっちゃ良かった…!!!(;////;)
(妖怪に関して無知なので速攻ググったよね…)

妖怪が絡むBLがお好きな方に是非オススメしたい作品です…!!!


さてさて。
受け:紺の実家家業は陰陽師。
紺も能力が受け継がれ、特に結界術を得意とします。

ある日妖怪から遊郭の結界を直して欲しいとの依頼が…。
紺の父は当然のように断りますが、紺は興味津々。
自分がやると名乗りを上げて妖怪専門の遊郭・かすみ楼に足を踏み入れます。

そこで出会ったのは元男娼で今は用心棒をしている鬼・茨木童子。

攻め:茨木童子こと茨木(シキ)は片手がありません。
千年前の戦で、紺の先祖と戦い切り落とされました。

失った手をずっとずっと探し求めて生きる茨木は
紺が手がかりを持っている可能性を感じ、
一緒に探して欲しいと求めてきてーーーと展開します。


重複しますが、まず萌えたのが敵対関係。
陰陽師にとって鬼は絶対に関わっちゃいけないんですね。
先祖と戦った茨木童子なんぞ特に仇中の仇なんです。

けれどどうしようもなく惹かれてしまう。
ああああ、好きです好きです。大好物です。(悶え)

そんで紺の人物像が良き…!!
人間だけど人間嫌いで、妖怪が大切な友達。
紺はそんな自分を薄情な人間と吐き捨てるけれどすごく優しい子なんです。
紺の優しい部分を感じ取って教える役割が敵対する鬼っていうのがエモいッ!

結界術に特化して強くなったのも"妖怪を守りたい"から。
彼の能力の源が優しさっていうのがグッときます…!!!

で。
茨木は"手を取り戻してくれたら首を渡す"と紺に伝える。
手さえ戻れば命は別にいらないってどういうこと???ってなりますよね。

その理由に酒呑童子が関わってきて、
こういう表現が適切かわかんないけど萌えた…(;///;)
明確には描かれてないんだけど漂う香りがも~ぅッ!

で。で。
紺の考え方が陰陽師とは相反する妖怪寄りとはいえ、
人間は人間。邪気は毒なんですよね…。
しかも恋した相手は妖怪の中でも強い鬼!邪気いっぱい!

惹かれ合って、すれ違って、想いを伝え合って。
本来ならラブラブ展開のはずなのに…
仲が深まれば深まるほどめっちゃ切ない関係っていう。
茨木も紺も時折悲しげに笑うから涙腺が緩んで緩んで。
ラストで一気に崩壊しました(;ω;)(;ω;)(;ω;)

描き下ろしは春を迎える前の蜜月期。
3年後の話じゃないのがもどかしいですが、
濃い蜜月期の中で少しだけ切なさが滲んでラストの余韻を強いものにした気がします。

あーーーーすっごい良かった。泣いた。
シリーズとしてはまだ続くようなので
その時は是非とも茨木と紺の様子が知れたら良いなぁ…。
少し先みたいですが、楽しみに待ちたいと思います♪

11

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