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恋人の自覚もできてきた2巻。
2巻は色んな出来事がありますね。
忍の母の元カレ登場に、純佑のストーカー、ホストクラブでの派閥争い?純佑が同僚から妬み嫉みの対象になって。
2巻でも純佑は忍を愛してますね。保護者のようでもありつつ。生まれてきてくれて良かったってもうどうしましょう!
ピアスを引きちぎったのにはどんな意味が?
忍も純佑が本命になってますよね!
忍のおおらかで子供っぽいところや人情があるところがいいですね。
純佑はお坊ちゃんなことを悪口言われたり。真面目にやってるのに妬まれて。これもホストクラブならではなんでしょうか。
さて3巻ではどのように展開するのでしょうか。
第2巻。
すでに純佑と忍はCPとして確立しています。
第2巻では、忍の勤め先・松本組の社員旅行や、忍のおかんの元カレ登場のエピソード、純佑のお客の女性がストーカー化してしまい…という話、そしてホストクラブ内での他のホストとのギクシャク…
そんなエピソードを重ねて、その中で全く揺らがず、それどころかますます忍への愛を深めていく純佑の姿が描かれていきます。
純佑の愛はもはや執着に近く、読者的にはアブナイとも感じられるレベル。
そこを救うのが、やっぱり軽やかな忍の姿。
忍も純佑との関係においては熱量は同じくらいだと思うんだけど、この辺は鹿乃しうこ先生の描き分け具合がやっぱり抜群なんでしょうね。ちゃんと2人の「差」というか「違い」のようなものがわかるんです。
どっちがより愛してるとか、そういう違いじゃなくて、よく周囲が純佑に言う「育ちがいい」とか「お坊ちゃん」ていう見方。それは純佑は嫌がってるけど、実際おかんのオトコに殴られてた子供である忍との根源的違いが言外にちゃんと滲んできてるのです。
おかんの元カレ・拓ちゃんとの関係性が切れないのは子供の時の孤独感に根ざしてるという設定や、忍に手を出すなら女でも許さないという純佑を怖いという忍、実際斬りつけてきた女の子を怒らず包もうとする忍…
純佑が怖いと思いながら、同じだけ好きだと思うようになってる忍。
しかし。やっぱり『あんたは俺に追いつかない』と感じている純佑。
そんな所に「違い」が現れてると感じます。
2人の違いを内包しつつ、ますますアツい第2巻。まだまだ続く!
1巻のレビューでは主役二人の魅力についてばかり書きましたが、私がこのシリーズを好きな理由はずばり、脇役たちまで含めての登場人物たち一人一人の“泥臭さ”です。
ホストやキャバの世界って華やかな表向きとは反して、とことん泥臭い世界だと思うのですよ。
この「P.B.B.」は、純佑×忍の単なるBLだけで終わらず、そこがガッツリと描かれているのが面白い。
「もはやBLじゃない!!(怒)」と言われている4巻なんて特に良い例じゃないでしょうか。
綺麗に生きていない、だけどその分ただの脇役に終わらない存在感を持っている男や女たちが次々に出てきて、惰性的に進むことのない各話ごとの展開がすごく面白いのです。
そして、それがこの2巻から次第に色濃くなっていきます。
「プレイボーイブルース」という正式タイトルがしっくりきはじめる、そんな2巻です。
忍の母親の元彼が登場して二人の間を掻き乱したり、
純佑に入れ込んだ客の女の子が騒ぎを巻き起こしたり、
「club DANDY」No.2ホスト〔ハルト〕の登場で派閥争いが表面化したり、
お話は、1巻以上に脇役たちの動きが目まぐるしいです。
主役二人の恋模様は…というと、こちらも付き合いが深まっていくからこその問題やすれ違いが色々と出てきます。
BLに限らず何でも付き合うまでより付き合ってからのお話の方が好きなので、初期衝動な1巻も大好きですが、ストーリーに深みが増していく2巻以降がより一層面白く感じます。
そんな訳で本編はドロドロとした感じになっていきますが、冒頭の第4.5話(松本組御一行様社員旅行)と、中盤の番外編(或る正統派ホストの一日)がイイ感じに本編の濃ゆ~い空気を和ませてくれています♪
この4.5話がコータン(from「Punch↑」)初登場の回。
「GATENなアイツ」の泰造と一緒に、いっぱい絡んできます。
しかし浩太の見た目かわいくねーな。キャラデザが完全に“The脇役”だもんな~w
でもって忍さん、牧さんとは1巻でエッチしてるし、コータンとはここでキスしてるし……節操なさ過ぎます。
番外編の方は、純佑のNo.1ホストらしからぬ家庭的な一面が見れる、非常にほほえましいショートになっています。
盛りだくさんな2巻。それぞれの過去をなぞりながら、愛が深まっていきます。二人がまわりに見せる顔とお互いだけに見せる顔のギャップに萌えます。
『Punch↑』の浩太が初登場です!短髪で髪も性格もツンツンしてるぅ~。この頃の絵柄のコータンはあまり可愛くないんだけど、中身はしっかりコータンなんです。いや、意味わからんな。つまりとっても可愛いってことです(≧∇≦)
温泉旅館で嫉妬する純佑をどう扱っていいかわからない忍が、浩太をからかって布団に押し倒すのですが、その反応がめっちゃ可愛いのっ(●´Д`●)。
1巻の時は牧さんと浮気した忍ですが、こうやってスルスルと布団まで押し倒す様子を見ていると、惚れっぽくて通り一遍な付き合いしかしてこなかったのが良くわかります。だから純佑の追い込んでくるような情熱が怖いんだ。
忍に言わせると「育ち」の違う二人。母親の元彼の拓ちゃんが忍に会いに来るのですが、これが純佑から見るとロクでもない男だけど、忍にとっては同じような「育ち」をした、わかりあえる相手なんです。拓ちゃんに吐露した忍の本音には泣けたなぁ。純佑なんてやめろよという拓に「でも惚れてンだー」って…。
ホストの仕事の様子が描かれているのも、お話に深みが出てとてもいいです。お客の女の子との関係性とかがちゃんと描かれているから、純佑がNO1とか正統派と言われていることや、忍の客あしらいが上手いなんて話にも納得がいくんです。
『Punch↑』とリンクしている『P.B.B.』ですが、1巻を読んだ時点では単独で読んでも充分楽しめると思っていましたが、この2巻を読むとやっぱり『Punch↑』と両方を読んだ方がずーーーっと楽しめるなぁと再認識しました。『Punch↑』にも純佑と忍が沢山出てくるからね。どっちかだけなんて勿体ないです。
ホストクラブ「club DANDY」のNo.1ホスト純佑(23)と、元No.1ホストで今はガテン系男子の忍(25)。同棲中の恋人でもある二人がお互いに妬いたり焦がれたりしながら絆を深めて行く第2巻です。第1巻に続いて、ホストというお仕事を絡めながら二人の人となりや恋愛がドラマチックに描かれており、読み応えのある一冊になっています。
act.4.5~act.7 が収録されていて、忍の兄貴分である拓也やNo.2ホストのハルトなど新キャラも登場します。そして act.4.5 には「Punch↑」シリーズの天使こと浩太が…!まだあんまり可愛くないけど笑
この第2巻では二人が一つ歳を取ることもあり、忍がとてもオトナだなぁと思いました。