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表題作この手を離さないで 2

一条晴斗,α,大学生
北原雅Ω,大学生

その他の収録作品

  • 夜8時の酔っぱらい(描き下ろし)
  • カバー下

あらすじ

極上のジュブナイル・オメガバース【大学生編】

「俺はもう、弱いままじゃ嫌だよ…」

高校卒業の春、<番(つがい)>となった晴斗と雅。 
大学進学と同時に、夢のような甘い同棲生活が始まった。

しかし――雅の世界が日に日に広がってゆくことに、 
心が落ち着かない晴斗。

「対等な存在になりたい」と願う雅の自立心は
「全てを与えてあげたい」晴斗の愛情により
無意識に抑え込まれてしまい…。

そして想いがすれ違ったまま
雅は家を飛び出していき――!?

<世話焼き溺愛α×愛を知らないトラウマ持ちΩ>
同棲、大喧嘩旅行、帰省…
ハッピーエンドのその先を描く、熱望の第2巻。

早くも累計30万部突破!
ちるちるBLアワード2023
BEST次に来るBL部門 第1位ランクイン!

作品情報

作品名
この手を離さないで 2
著者
咲本﨑 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
シリーズ
この手を離さないで
発売日
電子発売日
ISBN
9784910526379
4.2

(259)

(142)

萌々

(61)

(35)

中立

(12)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
35
得点
1071
評価数
259
平均
4.2 / 5
神率
54.8%

レビュー投稿数35

二人の大学生編。本当に細かい場所まで楽しめます

キャラによって爪の形まで描き分けていらっしゃる作者さん。今回も、同級生の箸の割り方や二人の部屋の様子など、細かい部分まで楽しめました。部屋に置かれているものや飾られている写真などからも、二人の仲睦まじい様子が想像できます。

少々不穏な空気の流れる2巻ですが、結果二人の成長や関係性の深化に繋がっていくのでとても良い読後感でした。1巻は不憫受けの救済という印象が強めでしたが、今回は受けが「弱いままじゃ嫌だ」と葛藤します。頑張る受けちゃん、大好きです。

0

很喜欢!

我是一名海外读者,很喜欢这个故事!所以评论支持^ ^

0

No Title

1巻と今連載中の3rdシーズンの間の話として、箸休めの2人の日常生活が伺えてとてもよかった。

ただ、作者さんが関西出身なんかな?
セリフに関西訛りみたいな言い回しがちょいちょいあってそこがすごく気になった。2巻目読んでて、阿座上ボイス、小林ボイスが脳内再生されるけど、自分的には超不自然。
あと、絵は綺麗だけど、時々ふくらはぎとか筋肉?を盛りすぎて雅の足の造型がとんでもないことになってるコマがいくつか見られてそこも気になった

お話はおもろいけど、そこらがちょくちょく気になって集中できなかったので星4(--;)

1巻から読み返してみて、三島くん高校の時はタトゥーなかった気がする。隠すようなハイネック着ていなかったので。卒業から大学入学期にかけてなんかあったんかな?
咲本先生のTwitterで拝見した三島くんのタトゥー、うなじまでびっしりあったのでΩなことを期待して…彼の物語もすごい見たいので、機会があればスピンオフ希望です。

2

今度は最初から楽しい旅行を

 雅の情緒不安定感がやっぱり少し苦手なのだけど。彼の過去の家庭環境を考えると仕方のないことだとも思うし、彼の恋人である晴斗がそれを許容しているのだから、部外者がとやかく言うことではないよなとも思います。堂々とαの恋人の隣を歩きたいから、自分にできることは何でもやりたい。だから、それをやらなくていいと言われてしまうと、自分の価値が分からなくなってどうしていいか分からなくなる。当然の感情ですね。ただ隣にいてくれればいいという言葉は、余程図太い人間なら素直に受け取れるかもしれないけれど、大抵はギブアンドテイクのバランスが対等じゃないと不安になるでしょう。晴斗もそれを理解する必要があるし、雅も徐々に本音を言葉で伝えられるようになっていって欲しいですね。

1

絵が好み!

絵が好みだったので一巻と二巻を買いました。
お話しも読みやすくて、面白かったです。
オメガバースは少し苦手意識がありましたが、案外すらすら~と読めて驚きました。二巻では二人の幸せな姿が多く描かれていたので、それで読みやすかったのかもしれません。攻めは、俺の!みたいな主張が強すぎて受けが鬱陶しがっててぁぁかわいいなと思いました。特装版を買ったので小冊子も読みました!言葉にするのは難しいですけど二人が幸せそうでこっちまで幸せになってくる作品でした

0

ハッピーエンドのその先は

1巻の終わり、高校卒業前に番になった2人の大学生編です。
甘い同棲生活から物語はスタートしますが、大学生になり雅の世界が広がっていくことに晴斗は不満を覚えていきます。
全てを与えてあげたい晴斗と、対等な存在でありたいと願う雅は次第にすれ違っていきます。

もー、お互いに心から思い合っているのになんでこんなに切ないの!
1巻からそうですが、雅の根底にあるものなのかな、どんなに幸せな時間が流れていてもふと悲しくなったり切なくなるのは。
雅は泣いてるシーンが本当に多いですよね。幸せなときにも。

番になった2人ですが、まだまだ若い2人。
これからなんだよな〜
番になったことはゴールではなく始まりです。
ハッピーエンドの先も物語は続きます。
晴斗ファミリーとのシーンもとても良いのですが、またそこでも家族というものに触れ悲しくなる雅。
分かる、分かるんだけどね、本当に幸せになって欲しいです。
今も幸せなんだけど、もっとずっと笑えたらいいね。

同棲、旅行、帰省、その間に家出と喧嘩、盛りだくさんですが素晴らしくまとまっています。
これぞオメガバ、切なさも悲しさも愛しさも全て含めて珠玉のオメガバだと思っています。

連載継続中なので、これからの2人も楽しみです。
オメガバ好きな人は絶対に読んだ方がいい作品です!

1

最高すぎる生きてて良かった

本当に2巻を読むことができてめちゃくちゃ嬉しいです。ずっと読み終わってから余韻に浸っております。全てが愛おしいし、感情移入し過ぎて泣きそうでした。゚(゚´ω`゚)゚。これからも応援し続けます!!

2

美麗作画で話題のオメガバースBL・大学生編、突入。

濃密な評価は他の方がしてるのでさらっとしたレビューです。
オメガバース作品でありながら
オメガバースの重々しい世界観は今回おまけ程度なので
個人的にすんなり読めました。

前作の続きで、高校を卒業後した春斗と雅。
大学へ進学した二人の同棲生活が描かれています。
幸せいっぱいのはずが世話焼きすぎ世話焼かれすぎ問題で
お互いを想いすぎてすれ違い
序盤、独占欲が強すぎた春斗くんが嫉妬心や執着が過ぎて
作画も相まってサイコホラーBLぎみではありましたが
二人の間は純愛でちゃんとつながっています。
作画は相変わらず繊細でどのコマを切っても美麗。
この方は相変わらず人物の肉体の描かれ方が濃密で生々しい中に
美しさがありました。

今回は二人のその後の生活と一条家家族との面会が主でしたが
二人の間を取り持つ、後々キーキャラかあるいはサイドカップルになりそうな子が出てきて物語は続きます。
完結はまだ先なので「萌え1」今後が楽しみです。

2

うーん

1巻が本当に大好きで、続編を本誌で追えてなかった分コミックスの発売をすごく楽しみにしていたのですが、ちょっと期待していたものと違いました。

たしかに1巻のあの環境からして全てがスムーズにいくとは思っていなかったけど、不穏というか、スッキリしないシーンが長かったように思いました。何かしらのもだもだがあるのはBL王道展開ではありますが、題材や環境も相まって個人的には全てのもだもだが重く感じたことや、その起きた揉め事がいまいち解決しないままジワジワと数話に渡って尾を引いていく感じが私の肌には合いませんでした。せめて旅行は始めから楽しい気持ちで行ってるところをみせて欲しかったなあ。

あと個人的にはストーリーもキャラも解釈が合いませんでした。
私は好きな漫画は特に隅々まで読んで、あれば小冊子やペーパー、リーフレットなどもできる限り目を通した上で登場キャラに対しての個人的な解釈を確立させるのですが、それが今回は作者様と合いませんでした。こればっかりは創作者様が生み出すものが全てだと考えているのでどうこう言うつもりはありませんが、やはり自分の解釈とズレてしまったためか読了後はモヤモヤが残ってしまったため中立評価とさせて頂きました。

ただこの巻で三島くんが見れたのは最高でした。真っ直ぐな優しさがあるし、個人的にビジュアルも好みなので三島くんの出番がもっと増えてくれると嬉しいです。

今から続編で1巻で登場した雅の弟くんのお話があるようなので、それに期待してまた単行本を待とうと思います。

12

すれ違ってこそ…!

ずっと読みたかった続編やっと読めましたぁああ!
2巻はすれ違いとかもあると聞いていたので、ハラハラしながら読みましたが、本当にすれ違ってよかったなって思います…!(逆に)晴斗はいままでこんなに人を好き、欲しい、側に置いておきたいなど思うこともなかったのに、雅と出会って嫉妬するわヤキモチ焼くわで自分の気持ちをうまく伝えられなかったのかなぁと思います。好きだ!っていう表現も雅からしたら養われてるという感覚に近くて、そこに雅はモヤモヤしていました。
雅は晴斗と出会えたから、居場所ができたからこそ頑張ろうと思えるし、同じく好きだから何かしてあげたいと思っていたので、してもらってばっかりはやだ!とおもっていたのかも…
でも、これがあったからこそ溜め込んでたものを言い合って、お互いまた近づけたんだなと思います!雅の不満がなくなったときのただのツンデレな顔が一番可愛い。

あと、お父さんイケメンすぎじゃないですか!?1巻では冷たい感じの雰囲気だったけど、車の中といい、アルバムといい、晴斗の性格はきっとお父さんに似たのだと思いました!素敵!お母さん最後に自分のことを僕たちと言っていたと思うんですけど、ビックリしました。Twitterにもありましたがお母さん美少年だったんですね素敵です(*^^*)
3巻待ってます!大和くんも次は出そうですね!

小冊子絶対買った方がいいです!2巻読んだ後に読むとあまあまでハッピーな気持ち2倍になれます!


1

抱きしめ合う二人が美しい

1巻の、剥かれた林檎を静かに食べる様子や雑然とした部屋が綺麗になっていく経過が丁寧でとても素敵で好きでした。
今回は続編というより番外編複数というような、話と台詞の流れがバタバタしてる印象でした。それでも世界の片隅で身を寄せ合って、時々ぶつかりながらも暮らしている様子が感じられたし、細くて若い二人がハグするシーンは何度でもホッとするし美しいなと思いました。
一生を共にするという番設定以外、生活や付き合いのお話しで、普遍的だけどよくある話なので、もう少しオメガバースの世界も見たかった気がしました。背景少ない…身体つきや口調、一条の表情も硬くてなんだか前より少し苦手でした。雅の家庭教師シーンが毎回楽しいです。

6

最高

オメガバースでいちばんすきな作品です!オメガバース苦手だったけどこれ読んでからはオメガバースにどっぷりハマりました!お互いがなくてはならない存在って感じがすきなので最高です。続編も楽しみ

2

大学生!

このはな2巻目、大学生編です。
同棲が始まり1話目は誕生日イベントでラブラブでしたが…続く話数の旅行編では、大喧嘩でした。
擦れ違う2人が切ないですが、執着攻め好きなので晴斗くんの表情最高です…。
雅くんの成長も見れる今巻でした。
描き下ろしの酔っぱらい雅くんの「ヤるよなぁ?」がちょっとかっこよすぎますね…!暗転が残念でしたのでどこかで続きが見たいです!!

アニメイト小冊子は旅行でのお風呂編でした。
ラブラブで良かったです。


不穏な3巻予告はありますが、今巻で喧嘩などもろもろは解決しています。
3巻も楽しみです!






紙本購入
修正はコミックス・小冊子ともにトーンです。

2

嫉妬大好物

ずっとずっとずーっと楽しみにしていた続編!!
同棲生活どんな感じなのかな~と思ってたら相変わらずツンツンツンデレの雅。
それをしっかりわかってて受け止めてあげる晴斗。
あああ~愛だ~愛し合ってるわ~って思いながら読み進めてました。
ストレスになるような当て馬や邪魔もなく、ただただ可愛い(本人たちにとっては盛大かつ重要な)喧嘩を見守らせていただきました。

本当に﨑先生の絵は美しく儚くて、濡れ場もエロというより尊いにつきます。うなじの噛み跡愛おしいッス。

控えめに言って最高でした。

3巻は雅の弟が登場ですかね??どんな感じになるのかな~楽しみ楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))

2

期待値が高かった

大学生編!はるみやのお話しが読めて嬉しい。
1巻がすごく良かったので期待値MAXで読みました。
2巻の喧嘩の内容はお互いそんなに抱え込むことだったのかな・・・自然な会話の流れで話せなかったのか・・・と思わず考えてしまったけど、咲本先生の絵はやっぱり素敵。
晴斗の独占欲良かったし、三原くんの存在も。雅は乙女度上がってましたね。こんなにしおらしかったっけ?花火大会での髪のセットも完全に女子・・・。晴斗ヘアセットできるの?結ぶの持ってたの?とか細かいことが気になってしまいました^^;
良かったけど振り返ると平和だったなという印象な2巻。3巻は雅の弟くんがかき乱してくれたらいいな。

1

好きだからこそ

2巻は番になった二人が一緒に暮らし始めて
大学生活も始まってと話題たっぷりです。

甘いお話ももちろんあるのですが
それだけじゃないんですよね。
αとΩの違いなのか、なんなのか。
雅はもっと色々できる事を増やしたいって思うんですけど
晴斗は全部してあげたいってなっちゃってて
そこで二人の気持ちがすれ違っちゃうんですよね。
『好き』って気持ちがどちらも前提にあるだけに
読んでいて辛い気持ちになりました。

じれじれした気持ちになりつつも
二人がちゃんと話し合う姿には感動しました。
やっぱり気持ちは伝えないと伝わらないんだなぁ。

いっぱい色々ことで、これからもぶつかりあうだろうけど
そのたびに話し合って解決してもらいたいものです。



2巻の最後の終わり方が………!?って感じだったので
3巻が早く読みたいです。


1

待望の続編

まさかの続編が出てくれて嬉しいです
喧嘩の内容はまあ普通のカップルならあるよねみたいな感じですけど、しっかりとしたストーリーと綺麗な絵なのできゅんきゅんしました
キャラクターの表情を描くのがとっても上手で雅の泣き顔にいつもきゅんとしてしまいます

オメガバースの設定はあまり生きてないのかもしれませんけど、私はオメガ設定が苦手なのでこのくらいの方が丁度よく楽しめました!
続編の予告もあったのでとっても楽しみです

1

その後の二人

前作を拝読し、曝け出すような独特の世界観を持つ作品だと思っていましたので続編と聞き期待していました。


大学生になり、お互いを知っていくうちに、お互いのためにどうしたらいいのか、何が正解なのかを、お互いを大事に思ってるぶん思い悩む二人のお話でした。
相手の為にしてあげたいという気持ちが逆に相手を追い詰めていたり、相手の望むようにありたいと思うが故に言いたいことが言えなかったり…
物語に不自然さはないし、二人それぞれが苦しむ様もお互いを思っての事である意味微笑ましかったのですが、1巻で感じられたこの作品ならではのオリジナリティがあまりなかったように思いました。
悪く言ってしまえば、よくある話でした。
感想としてはあとがきを読んで納得、という感じです。
何を描こうか悩みました、とあったので、作者さんが描きたかったことは1巻で描ききってしまわれてたのかなと。

次作があるようですので、今作を踏まえた上で楽しみにしたいと思います。

5

1巻より好きかも

予想外な話の展開でしたが、かなり好きな続編でした。
無事に結ばれた2人が幸せに暮らしているかと思いきや、やっぱりまだまだ試練はあって、それが丁寧に描かれているので読み応えがあります。

2巻では、オメガバース作品において基本の、番になるならないという話ではなく‪α‬とΩの根底の精神性の違い的なものが浮き彫りになる話だったなと思います。オメガバースであることが最大限に生かされていていいなと思いました。

雅は1巻に比べて、一条に対して自分の弱さを見せられるようになっていて成長を感じました。子どもの頃からずっと虐げられてきて、一条に出会えた今、やっと人に甘えることが出来るようになったと思うと感動します。
一条は1巻の時よりも強く‪α‬性が強く出ていると思います。番を幸せにしてあげたい、甘やかしてあげたい、自分のものにしたいなどの少し上からの独占欲は産まれ持った性質や、世界の仕組みから生じるものだと思いますがその擦り合わせが出来て良かったです。

現状、一条や一条の両親に支えられている所も大きいですがそれに恐縮しすぎることなく自分の出来ることでお互い支えあっていって欲しいなと思いました。‪α‬とΩの関係において、心情的な面において劣等感や優越感が肥大し過ぎないようにするのは大事だなと感じるお話です。

また、最後の最後にあった3シーズン目の予告にすごくわくわくしました。弟は1巻でも少し出てきましたが、少し気になる言動をしていたので今後何かがわかっていくと思うと楽しみです。

3

今から続きが楽しみ

こちらの作品の魅力はじっくりと関係が進むところにあると思います。それ故に焦ったくも感じるのですが、それ以上に2人の感情の機微と成長が感じられて読み応えのある作品になっていました。

前巻で2人は番になって大学進学を機に同棲を始めたわけですが、恋とはそれで終わりではないのですよね。他人が一緒に暮らし始めたからこそ見え始めた問題があるわけで…。オメガバに限らずにこちらは普遍の問題でもあるわけです。

雅を守り何でもしてあげたい晴斗は決して傲慢でもなくて、彼の言動は純粋な好意と独占欲から来るものなんです。ですが雅は生い立ちから自分のアイデンティティが常に揺らいでいて、交友関係が広がったが故に晴斗の隣に並び立ち常に対等でありたいと思っています。自分の気持ちをちゃんと伝えたら良いだけなのに、それが出来ないので2人はぶつかり合ってしまうんです。
恋人同士ならぶつかり合うのは当たり前なんですが、ここにオメガバという要素が絡み合って来てなかなか上手く行かない…。

この辺りの描き方が咲本﨑先生は凄くお上手なんですよね。晴斗も雅もお互いに好きすぎて、失いたくないからこそ足掻く姿に感動するんです。今回も晴斗の粘り強さでもって、より絆が強くなって仲直りしてました。

そして晴斗の家族が相変わらず素敵で救われた気持ちになりました。子ども達を信じて自主性を尊重する素敵な両親が揃ってると、こんな素敵な家庭になるんですね。
それに比べて雅の家族は…今回は誰も登場しませんでしたが、Season3では雅の弟が父親に反抗心らしきものを見せているシーンが予告に使われていました。

前作では父親に決別とも取れる手紙を送っていた雅ですが、弟にも逃げられて右往左往する父親の姿が是非読みたいと思いました。

個人的に彼らの友人の三島のキャラが大好きです。彼の距離感が絶妙で人柄を感じさせるので、次巻も彼の登場が楽しみです。

2

不器用な二人の大学生編

相変わらずの美しく精密な絵柄に繊細な心情描写。
1巻を初めて読んだときの衝撃を思い出しました。
1巻でお互いを大切な存在と認め合った二人。2巻では大学生編として同棲生活が描かれます。
相手への愛情は揺るぎないものの、まだまだ若いので、独占欲をぶつけてしまったり、そんな感情に蓋をしたり、自己嫌悪に陥ったり。
不器用で愚直な恋愛が瑞々しいです。

ただ、1巻では雅がΩであることを隠して生徒会長として理想の自分を体現し振る舞うことで、プライドの高さやその痛々しさが伝わってきたのですが、2巻ではただただ内省的で弱々しく見えてしまい、残念でした。おとなしく内気な女の子に見える場面もありました。
お話はまだ続くので、今後の展開の前段として控え目にしているのかもしれませんが、オメガバース設定があまり生きていないようにも感じました。
本来はこの続きを読んで初めて評価すべきことかもですが、2巻のみの評価としては辛くなってしまいます。

16

神以外の評価ある?救済系オメガバのその後

続編待ってました!身体ではなく心から繋がっていく救済系オメガバ!

あんなに美しいハッピーエンドを迎えてそのあとどうするの?と思っていたら・・・こっちか!意外な、でもよく考えたらその兆候はめちゃくちゃあったよなァと思うアルファくん溺愛激重展開・・・_(:3 」∠)_

これが1巻だったら好みじゃなかったかもですが、あの1巻を経ているので、気持ちよくはないけどストーリーとして素晴らしい!!このままならなさが、この二人にぴったりで、最高すぎて胸が苦しいです・・・っ!

お互いにお互いのことめちゃくちゃ好きなのにそれ故にすれ違ってうまくいかない・・・だって心に余裕が1ミリもないから、、!

雅くんの『何もできない俺じゃなきゃ嫌なの?』が救済系オメガバカップルの儚い部分を確かにブッ刺していて、ここ、泣かずに読むことできます??????無理!

その後無事に仲直りして雅くんがハルトのことを揶揄えるようになるとこまで含めて全力で好き・・・♡間違いなく神作♡♡

そして!ラストに弟編の予告?が!!
こっちも絶対面白い!!期待して待ちます!

2

深まる愛を

無事同じ大学に進学し、同棲を始めた晴斗と雅の日々が描かれていた2巻。
前作にあったような苦しくなるほどの激しい差別表現はなく、甘めな彼らを見ることができました。

大学生活が始まり、少しずつ周りに心を開くことができるようになった雅。
まだぎこちなさはあるもののすべてを取り繕っていた高校時代の姿よりもずっと自然で柔らかい笑顔に、晴斗もさぞ安心しているのだろうなと思いきや…
雅のことを好きすぎるがゆえの過保護が発動したり全方向に嫉妬したりと、なかなか素直に喜べない葛藤を抱えていて。
雅は雅で過去の強いトラウマ体験のせいで自分の気持ちをうまく表現できずに爆発するまで溜め込んで、ついには大喧嘩して家出してしまって…
この展開にはものすごくハラハラしました。

お互いに相手がものすごく大事で、αとかΩとか関係なく存在自体を愛おしく思っているはずなのに。
どんなに想い合っていてもその気持ちを伝えるのって難しいし上手くいかないもんだなぁ…と切なくなってしまったけれど。
こんな風にぶつかり合うことで彼らは成長しながら愛を深めていくんだろうなぁ…と、しみじみ。
何はともあれ大きく拗れずに解決してくれて安心したし、なんだかんだ素直なふたりが素敵でした。

心配事もこれからたくさん出てくるだろうし、価値観の違いも見えてくるかもしれない。
それでも"番だから"という部分を抜きにして乗り越えていけるふたりなんだなというのがわかって本当に良かったです。

次巻は雅の家族絡みで何か波乱が起きそうな予感ですが。続きも楽しみに待ちたいと思います。

3

悪態をつく2人に一安心

待望のこの手を離さないでの続編、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
シリアス 4
独占欲 3
甘さ 2
エロ 2
な感じだと思います。

世話焼きアルファ×自分に自信が無いオメガのカプです。攻めの晴斗くんと受けの雅くんは、高校時代に出会い紆余曲折の末、番となった。そして大学進学を機に同棲生活が始まった。しかし、広がっていく新しい世界や交友関係に戸惑いながらも飛び込もうとする雅くんと、そんな雅くんが心配で落ち着かない晴斗くん。そしてそれぞれの想いがすれ違ってしまい…。
前作もシリアスではありましが、今作はかなりシリアスな本編だと思いますし、2人の甘々イチャイチャ描写はかなり少なめだと思います。

前作での雅くんは愛情を知らない、こういう時どうするべきなのか分からないなど、なかなか自分の言動に自信が持てない様で、それでも頑張っている姿が健気で可愛いです。描き下ろしもですが、酔ってる雅くんがほんと可愛いです。しかし飲み会の女は余計なこと言うなよ。

前作では包容力があると思っていた晴斗くんだったが、世話焼きが行き過ぎて今作は若干独占欲強めな印象を受けました。晴斗くんなりの愛情ではありますが、雅くんが不安になるのも分かりますね。
でも2人共言葉が足りないです。流石に大喧嘩した時の雅くんの発言は言い過ぎかなと思いました。そりゃ晴斗くんも怒るよ。

でもちゃんとお互い、思っていることを伝えて、軽口や悪態をつける様になった時は凄くホッとしました。だけど、一難去ってまた一難と言いますか、次なる壁がありそうで、またツラい描写になりそうですが、2人が乗り越えていくのを見守りたいです。

他にも前作で登場した雅くんの弟の大和くん。雅くんに対しての言動はなかなかな物でしたが、個人的にはそこまで嫌いではないので、ちゃんと良い子に戻ってほしいですね。やっぱりうんざりするよね。

晴斗くんと雅くんのこれからのことや大和くんの動向など、気になる事がまだまだありますし、これからも続くようなので、次巻も買わせて頂きます。そして是非とも読んでほしいです。

1

はあぁ〜…(悶)

楽しみにしていた2巻。

一言で「最高」

大学生になった2人の関係性、お互いへの不安や嫉妬。よく描かれるものではあるけど、咲本先生の丁寧な描き方がより私の心にキて、読んでいる途中に何度も閉じては「はあ」と声に出していました。

そして楽しみにしていたえちちシーン。もう「美」という一言に尽きます。先生、ありがとうございます。

大好きだ〜!!!!

3

執着α大学生✕不憫Ω同級生

一条と雅の同棲編になります。

大学とバイトで忙しく過ごす2人は同棲しているにも関わらず、すれ違っていきます。
雅の世話を焼きたい一条と対等な関係でいたい雅が些細なキッカケで喧嘩してしまうところが切なかったです。

特に雅が自分が正しいのか分からないと自分の気持ちに蓋をしてしまうところには胸が痛みました。
しかし、ちゃんと話し合って仲直り出来たので一安心です!
Season3には不安しかありませんが、何があっても二人で乗り越えていけると信じています!

DMMは白抜き修正でした。
仲直りえっちの雅の可愛さが半端なかったです!
えっちを途中でやめられる一条に拗ねる雅が可愛過ぎました…!!

3

山あり谷あり。ほぼ谷か、、

1巻で幸せになれたと思えた2人だったけど、それぞれの環境が変わり、一緒に過ごす時間が減っちゃうとだんだんと不安になる。

寂しくて晴斗の服を抱きしめて、晴斗のベッドで横になっている雅を見て、なんとも言えないぐらい可愛くてにやにやしちゃいました。


相手を想う想いが強くなると独占欲が強くなっちゃうんですよね。だからどうしても自分の目の届く場所に置いておきたい。苦労をかけたくない。ずっと笑っていて欲しい。だから何もしなくていいよ。俺が全てするから、ってなってる晴斗に対して

なんで俺は何もしなくていいの?2人でするんじゃなかったの?僕は、、要らないの??俺の考えが間違ってる、?でも晴斗が間違ってた事あったっけ…?ってだんだんとたくさん色んな疑問が出てきて、不安になって爆発しちゃう雅。

愛あるからこそ行き違って、だけど時間がないから上手く話し合う事ができず、ずるずる引きずって最後には言い合いになって晴斗の傍を離れちゃう雅。

読んでる側からしたらほんとにお互いの考えてる事ってわかるんだけど(当たり前)、当人は話し合わなきゃ何を考えてるのかってほんとに分かんないし、話し合ったからって本音を言わなきゃ相手には伝わらないから、恐がらずに本音を伝えるってかなり勇気がいるんだなって思うし、見てるこっちもハラハラドキドキしてどうなるんだろうってなりました。



あとここだけ言いたい!!
旅行当日に雅を迎えに行った晴斗の前で号泣している描写はすっごいずっと眺めてしまうぐらい素敵でした。言葉で伝える事が難しいので、是非読んでみて、この感情の意味を汲み取ってほしいです。

6

恋人ゆえのあるある

付き合いはじめて二人暮らしをして、守らなきゃという思いと、自分でもできることはしたいと思う気持ちですれ違うこともありました。
それも恋人だからできることだなぁとしみじみ。
仲直りしてより絆が深まって良かったです。

2

ネタバレ注意

待ってました2巻!!!
blは一巻完結がほとんどだから浅さがあるけど、これは急展開ないから、えっ?!てならずに落ち着いて読めます。お互いがお互いを想いあってるから不穏な感じになってしまったけど最後はさらに距離が近くなってすごくいいなと思いました。

1

お互いもっと強くなるために

スパダリは大好物なんだけど、面倒見が良すぎると逆に重たくなるのかぁ。
二人にとって重要なステップ―
素敵な続編でした。

すれ違いながらも、後でちゃんと話し合ってお互いの気持ちを確かめ合う場面が微笑ましかったです。こうやってこれから絆を強めていくのかって、すごく安心できます。

しかし… 晴斗のパパさんめっちゃIKEMEN☆なんですけどおおおおお!? Σ(゚Д゚)

若い頃のママとパパの話 (出会いから子育てまで) も読みたくなりましたw

4

待望の2巻

今更、私が何をレビューする事があろうかという感じですが。。。笑
1巻を初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。
こんな作家様がデビューとはと感動しました。
そして本当に待望の2巻!
カップルになってからの2人が読めるとは本当に本当に感動です。
相変わらず先生の絵柄は繊細で美しく、見惚れます。
絵柄と同じく繊細な心理描写で、引き込まれます。
お互いを思うからこその葛藤や悩みだったりが緻密に描かれていて、だからこんなに人気作品になるんだなと改めて実感しました。

3

未熟な"番"

いやーー……幸せと切なさの狭間で泣いてしまう一冊でした。2人の幸せなイチャつきを見ては涙、気持ちのすれ違いを見ても涙…。胸打つシーンばかりで困りました。すごく良かったです!


一条と北原が番になったその後、大学生編です。
同じ大学に進学し、そして同棲。無敵のイチャラブ番生活を送っているのかと思いきや、そこに孕む問題に向き合う2人の姿が描かれていました。

前巻ではドラマチックに結ばれた2人。
番うには若過ぎる年齢だったかも知れませんが、あの瞬間・あの場面において番うには1番相応しかった。だから番になった一条と北原ですが、お互いのことを尊重し理解し合うにはまだまだの状態です。
今巻は未熟な番2人の試練のストーリーがメインになっています。


番になり甘い生活を堪能する一条と北原の姿が冒頭にババーン!とありまして、何だよこの尊みは…っ!と暴れ回りたい欲望を押し殺して、ニヤニヤの洪水に溺れました。蜜月期ってまさにこのこと…蜜の糖度は120%です。

そんな素敵な番生活の一方で、大学生になり開けた世界に飛び込んだ一条と北原のそれぞれが抱く嫉妬がすれ違いを引き起こしてしまう。あああ…この切ないすれ違いに胸が痛みました。

オメガバース作品の「番」というと、色んな経験をし問題を乗り越えて、もうこの人しかいない!この人だけなんだーってなって、うなじを噛む儀式を交わすと思うんです。一条と北原はお互いが唯一無二という気持ちはあれど、お互いを知り理解する経験値が圧倒的に少ないまま番になってしまったことが、すれ違いを生んだのかも知れません。

一条も北原もお互いの交友関係に嫉妬し心穏やかじゃない。嫉妬と独占欲剥き出しの一条と、一条の気持ちに不安を抱く北原は、心と言葉のコミュニケーションが不足していて、お互いのことを深く分かり合えていない不安定さが露わになりました。
番関係に心と行動が追いついていない感じで、2人はまだ発展途上の未熟な"番"なワケです。


「番」はゴールじゃなくてスタート。
前巻はゴールとして描かれていましたが、今巻ではスタートとして描かれています。
番になった2人の姿を色んな角度で楽しむことが出来る今作は、ストーリーに深みが増し奥行きある内容に仕上がっていたような気がしました。

外部の声がうるさいときはスルースキルで。むしろ、番って良いもんだよって周囲に見せつけて欲しい!
なんとなく、番の神秘性や特別感を大学の同級生たちの意見からは感じなかったので、この作品の世界観的にそうなのか、若い世代特有の感覚なのか分からないけど、一条と北原には特別の象徴であって欲しいものです。


今巻は2人の絆を固め合う過程が主軸。甘さやしょっぱさが入り混じったストーリーでしたが、問題をぎこちなくも一生懸命に向き合う2人がとっても良かったです。繊細な絵が儚げでストーリー性とマッチしてるのもGOOD。
読後感最高…(*´︶`*)

気になるのは続編。ちょっとだけ予告めいたものがありましたが、これはめちゃ読みたい!
まだまだこの作品から目が離せません。

8

珠玉のオメガバース作品の続編、最高です。

このはな続編、番になって大学生になった二人の同棲生活編です。

もう本当に感想を書くのが烏滸がましいくらいの作品でこのはなには単純なBLを超えた何かがあると思いました。

この作品には「愛しい」「切ない」「苦しい」「哀しい」「辛い」「嬉しい」「楽しい」そして「幸福」がぎゅっと詰まっています。

ストーリーの組み立てもですがキャラの感情描写と動かし方が本当に素敵だと思います。

特にはるみやの感情と心の機微が繊細且つ細やかに描かれていて読んでいて引っ張られる心地がします。

晴斗の強い想いに読者感情引っ張られるし雅の健気さにもやっぱり読者感情を引っ張られます(笑)

そして二人の幸せの姿には心が満たされた心地になるし不穏な空気が漂ったり剣呑な雰囲気になると読んでる方も苦しくなってきます。

その様に作中の彼らの状況が読者感情にダイレクトにリンクするような読み心地と言うんでしょうか(あくまで個人的意見ですが)

この大学生編はそれが更に強くなっていて晴斗の雅に対する深すぎる想い…

大学生になり雅の世界がどんどん広がって行く事に喜ばしいことなのに相反する感情に見舞われる晴斗。

大切な存在だから尊重したい、けどだからこそ誰にも触れさせたくない想い…晴斗の独占欲にも似た仄暗い感情と健気に頑張る雅がだんだんすれ違って衝突して大喧嘩…。

でも二人の根幹はやっぱりお互いを深く愛してるからなんですよね。

ぶつかって転んで、時に傷付いてそして成長していく二人を見ている気持ちになりました。

そして甘い所ではとことん甘くて幸せいっぱいでめちゃくちゃラブラブで最高です。

それこそ幸せ成分の上澄みを凝縮したかの様な…本編は勿論描き下ろしや小冊子までそれが味わえました。

シーズン3もスタートしますしこのはな、はるみやがどんな風に更に成長して行くか楽しみです。

ただ、シーズン3は一波乱ありそうな…本作の一番最後にそんな匂わせがありました(笑)

本作の総評としては本当に繊細で儚げで、でも酷く優しくて美しく、そして素晴らしい作品だと思います。

4

雅がすっごい可愛いし、泣けるし、どうしてくれようか。

大学生編です…!まだ続きます…!!!

いや~~~~、もぅね、終始悶えてたんですけど、
雅が可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて×∞尊い。
精一杯頑張って生きてるとこも含めて全て可愛い。

不憫な育ちの子が幸せになるお話に弱いので、
ふぐふぐ泣きながら読みました(;////;)

前巻では『持てる者×持たざる者』と書かれてたけど、
今巻では対等を築き上げていく過程が描かれてます。
これがもぅ!グッと涙が込み上げる…!!!

まだまだ若くて未熟な彼等が一緒に愛を育てていく姿がとても良かったです。


さてさて。
大学に入り同棲生活を始めて順調な日々から始まります。

一緒に暮らしているけれどすれ違いも多く、
淋しさを抱えながらも出来ることを頑張る雅。
一方の晴斗は雅を大切に想うあまりにーーー。

あらすじにも書いてありますが、
 ・雅の為ならなんでもしてあげたい晴斗
 ・少しでも対等になりたくて思い悩む雅
というすれ違いがめっちゃ切ない…ッ!!!!

食事ひとつ取ってもそうです。
雅は高校時代は晴斗の料理を食べるだけでしたが、
今は雅も晴斗に作ってあげたいし喜ぶ顔がみたい。
不器用な手つきで料理をする姿がとてもいじらしいです。

でも晴斗はずっと"俺がしてあげる"なんですね。
"雅はなにもしなくていいよ、俺がやるから"って。
この言葉に思い悩む雅の姿に泣けました。

自分は『普通』を知らないから。
晴斗の言うことがきっと正しい。
でも本当にこのままでいいのか。わからない。
普通じゃない育ちをしたという自覚が迷いを生んで…。

雅は晴斗に愛情に包まれて満たされつつも
ふとした瞬間に育ちの不安が滲んで切ないんですよ…。
だからこそ自立しようと頑張ってて堪りませんでした。

晴斗は……。
番Ωへの執着はαの本能だと私は思ってるのでね。
守りたい・大好きって気持ちが暴走しちゃうのは
(エゴで囲おうとしたのはアカンけど)仕方ないのかな…。

スパダリっぽいけど年相応なんですよね。
変に大人びてなくて等身大の大学生なとこも、
この作品の魅力のひとつだな~と実感しました。

(名前呼びされたときの反応がめっちゃ好きー!!!)
(DTみたいな反応しててめっちゃ可愛かったし、)
(雅のウブさもすっごい甘酸っぱくてキュンときた!)

あと個人的にカレーに注視しちゃうんですが、
雅が好きな食べ物にカレーを上げててもぅね!!!
(前巻の時からずっとカレーの効かせ方が上手くて)
(深読みしては唸っちゃうぜ!情緒に刺さるぜ!!)

3巻の予告は……弟登場?ですか…?
これまた号泣必須な展開がきそうで怖いです;;
でも1巻のアレで終わりだとは思ってなかったので、
雅にとっては試練だろうけど全力で応援するぞー!

7

2人の成長が素晴らしい

晴斗(α)×雅(Ω)


2人の成長をもっと見ることができると思うと、
ワクワクしながら待ち望んでいた
2巻では、
彼らがお互いを思いやる関係に成長するために、
一生懸命頑張る姿が迫ってきて、
大学生活や将来の展望も見えてくる
甘くて苦悩に満ちた感情が胸を満たしてくるのです。

哀愁漂う1巻から一気に変わって、
夏の浴衣姿で2人の幸せな笑顔が広がる表紙に、
心はもう安堵感でいっぱいです。


番になってから大学生になった2人。
夢のような同棲生活が始まるけど、
晴斗の愛情が強すぎて雅の自立心がちょっぴり抑えられる。

そんな2人の関係がどう進展していくのか注目している。
今回の見どころはこちら:

雅の
ーー 成長や変化
ーー 晴斗と同じ立場になりたいという葛藤

晴斗の
ー ー全身全霊で愛したい気持ち
ー ーその守り神みたいな愛情の表現から生じるすれ違い

晴斗はずっと愛されている家庭に育ち、
自然と愛情を注ぐことが得意。
でも一方の雅は愛のわからない家庭で育ったから、
愛情を受け入れることが難しい。
だから晴斗の愛情の対応に戸惑ってしまうこともある。
そのせいで2人の間で愛情の受け取り方が違ってしまっている。

晴斗は、雅を守りたいという思いがとっても強くて、
雅の幸せのためなら何だってやる。
その溺愛は言葉では表現しきれないほど重たくて、
雅が自分自身を見つけたり自立したりするのに、
晴斗の過保護は雅にとって束縛になっている。

雅がまだまだツンツンだけど、
ネガティブな考え方に悩まされつつも、
行動的で積極的な一面や、
感情や欲望に素直になって、
少しずつ成長していく姿を見せてくれるのが最高。
その自信がまだ足りなくて、
自己肯定感がなかなか芽生えなくて、
晴斗に認められるために奮闘している。
時には意地を張ったり、
逃げたりすることもあるけど、
それが純粋さで
そんな姿が健気さ全開で、
彼の愛らしさが引き立ってくる。

雅が、晴斗の優しさや愛情に頼りたい気持ちと、
自立したい気持ちがせめぎ合っていて、
甘えん坊な自分に情けなくも、
結局晴斗に甘えることができることや、
晴斗の前で泣けることは、
雅にとってはそれ以上の幸せはないことだと思うの!

そして、酔っ払った雅がいいね!
普段の彼とは一味違う、
意外な大胆な一面が見られるときはドキドキが止まらない!

晴斗のぬくもりに包まれる雅。
新たな生活、新たな関係。
愛の受け取り方や表現の仕方が違う
2人の心の壁を乗り越えた愛の成長の過程は、
不安や嫉妬、独占欲・・・複雑な感情が絡み合っているけど、
お互いにいないと生きられないくらい、
めちゃくちゃ愛し合っている!
そのふわっと溢れていている愛しさに
大大大感動してしまいました!
ずっと2人の未来を応援し続けたいです!

4

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