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【あなたと一緒にになる勇気がない】
シリーズで読んでます。
物語の根底には、オメガバース特有の世界感、不安や不条理を訴えるものがあるのですが、そこまで酷いことは起きないです。
ふんわりと優しさが溢れていて、読んで幸せな気持ちになります。とにかくキッズがかわいくてたまらないです。登場人物もきついことを多少言うけれど良い人が多いので、癒されたい時に読むと幸せな気持ちになれます。
そして、今後も続く物語に期待しています。
あのカップルの話とか出てくるかも!て思うと次巻も読みたいです。
単話配信も追いかけていた、ただおかのはれのひ単行本がついに発売!更にTVアニメが放送中!という、おめでたいこと続きで嬉しいです。
ただおかシリーズは紙書籍も電子書籍も揃えるくらい好きで、友人にもおすすめしています。
最初は、真生さんと弘さんとひかりんの藤吉家を通して描かれる、オメガバ世界での差別や生きづらさと、それに抗う姿や温もりに感動したり、応援したりしながら読んでいました。
真生さんと弘さんは安定カップルなので、二人のいざこざよりも、彼らと外の人たちとの対話のようなものや子育てについてを中心に描かれてきたシリーズだと思います。その中で、二人の過去に少し触れられることはありながらも、彼らがどのような難しさを越えて番となり、結婚したのかは、なんとなく想像するしかありませんでした。
その描き方に物足りなさは決してなかったのですが、こうして描いてくださり、読めたことが素直に嬉しいです。
彼らには、バース性を無視しない一方で、バース性で他者を判断しない安心感があったのですが、それが何故なのか、わかったような気がします。
誰も近付けないほどに気が立って真生さんを抱き締め続ける弘さんが好きです。それでも首を噛まなかった弘さん。本当にすごい。いやほんとすごい。弘さんは私の理解を越えてくれます。
真生さんも本当にすごい。襲われているのは自分なのに、襲ってきた相手の中に自分と同じような苦しみを感じ取ることができるなんて。そりゃ、弘さんは真生さんを選ぶだろうし、真生さんは弘さんを選ぶだろうと改めて納得しました。
そして、何と言っても、松祐カプ!松さんと祐樹くん!
実は、1作目から祐樹くんがお気に入りでした。コミュニケーションが少し苦手な祐樹くん。素直な祐樹くん。
松さんもお気に入りでした。弘さんたちの良き友人で理解者の松さん。
シリーズが進むにつれて、そんな二人が少しずつ近づいていく様子を見ながら悶えていました。こんなに嬉しいことってない!愛おしくてたまらない!松祐カプが大好きです!
前作「ひとやすみ」では松祐カプがひかりんとともに表紙を飾り、とても嬉しかったのですが、二人の仲としてはまだ今一歩というところで。待っていました。待ちきれず、単話配信を追いかけるくらいに待っていました。
αとβのカプである松さんと祐樹くんには、αとΩのカプである弘さんと真生さんとはまた異なる不安や試練のようなものがあるのですが、それ以上に私は、バース性に関係なく祐樹くんが抱えている生きづらさや、バース性に関係なく松尾さんが持ち合わせている心根や人柄の良さが、少しずつ噛み合っていく様子に心を奪われました。
なので、学祭での目隠しゲームで祐樹くんの手を見事に当てる松さんの場面も好きですが、藤吉家にお見舞いに来た祐樹くんの背中を押したのが松さんだった、と明かされた場面が一番好きです。それを思い出すことで、祐樹くんの告白に繋がるのもとても素敵です!
まじであの場面が好きで感動して悶えました!松祐カプを考えるとき、真っ先に思い浮かぶ場面です。単話配信でも何度も読み返しました。
これからも幸せでいてほしいし、もっともっとラブラブに過ごしてほしい!松さんと祐樹くんのこれからをもっと見ていたい!弘さんと真生さんに続く次の結婚式をお待ちしています!
おとと優秀コンビも見守っています!ひかりん、ひなひな、みちるんたちも見守っています!
「はれのひ」を読むと、最初の「ただいま、おかえり」からもう一度読み返したくなります。今まではふわっとしていた弘さんの両親が謝っていた酷い仕打ちなど、あのとき真生さんたちがちらりと思い返していたことは何だったのか、彼らが乗り越えてきたものは何だったのか、それを知った上でもう一度。
「はれのひ」を迎えても、「はれのひ」を迎えたからこそ、ただおかのみんなのこれからをまだまだ見ていたいです。
このシリーズ大好きです
今回は弘と真生の過去が
これまで描かれなかったので、もしかしたら詳細は無いのかもしれないと思ってましたが、やっと
義父とのやりとりも、今の孫煩悩な義父とは違うお人で真生は本当にこれまで頑張ってきたんだな、弘は本当に良い男だなぁと実感
改めて今の幸せな関係が愛おしくなりました
続刊、最初はちびちゃん達のケンカ
こちらもとても微笑ましい
子どもが意思表示したことに感動する親は親にならないと分からないのかもしれません
松尾さんと祐樹くんのお話もあって良かった
このカプの進捗も気になっていたので満足です
最後のブーケも期待しちゃいます
シリーズ1巻目で陽が爆誕してたのに、2巻目はその陽の誕生前から始まっていたのでずっと不思議に思ってたんですが、やはり1巻で完結予定の作品だったのですね。凄く納得しました。
そしてここまで続いた人気作だからこそアニメになったのだと思います。ちなみにこちらのオメガバの世界観はオメガならオメガ、アルファならアルファの同種間での結婚が主流で、誰もが妊娠できるオメガバなんです。
なのでアルファの松尾とベータの祐樹の組み合わせでもなんの不思議ではありません。この辺がこちらのオメガバの独自設定だと思います。
今作ではこの松尾と祐樹のお話とメインCPである弘と真生の過去編が上手く絡めて描いてありました。
個人的には松尾に運命の相手が現れたらと怯える祐樹と、運命の番だから惹かれるわけじゃないと断言した松尾のお話に凄く萌えました。前から思ってましたが松尾は凄く良い男です。たとえ運命の番が現れたとしても何の心配も無いと確信しています。
そして弘と真生の過去編では弘の婚約者だった人物が現れますが、この人物こそ運命の番によって人生を狂わされた人物でした。
この人のことは凄く気の毒に思ったんですが、そもそもオメガに対する偏見で同種間結婚をしていた弊害なんですよね。だから恨むならそんな世の中を作った世代を憎むべきだったんです。
でも、同種間結婚が成り立ってた世界だからこそ、松尾と祐樹は運命の番に怯えることはないし、弘のようにありのままの真生の人生を受け入れる事こそ真の運命だと思いました。
最後はタイトルにふさわしい皆の幸せそうな笑顔で締め括られていました。
オメガバというと何故かエロばかり描く作家さまやレーベルがありますが、本来は種の問題や尊重などに重きを置くべきだと思ってる私にはこのシリーズはとても理想なのです。
輝と満が初めて喧嘩する話が収録されていて、それを見守る大人たちと喧嘩の理由にほっこりしました。母親である真生と望月は感激していたけれど、自分も幼い頃ずっと仲良しだった子と喧嘩した時は母親に微笑ましく話を聞かれていたなと。あの時は理由が分からなかったけれど、子供が自己主張できるようになったこと、友達とぶつかってまた一段と絆を深めることは親にとって喜ばしいことですよね。松尾と祐樹は祐樹の覚悟が揺らぐ一件が起こりますが、まだ経験の少ない学生ですから不安になるのも当然。大人な松尾がしっかりと繋ぎ止めて手を引っ張ってくれたのがかっこよかったです。
後半は弘と真生の結婚前の話。お互い番になることで相手に生じるリスクを同じくらい真剣に考えているところが、他のオメガバース作品ではあまり見ない描き方だなと。αにもΩにも、それぞれ決めなければならない覚悟がある。身体的に自分でままならないことがあるのもまた、αもΩも同じ。種としての優劣云々ではなく、最終的に真生が相手の立場に立って考えられるようになったことが今の幸せに繋がっているんだなぁと感慨深いものがありました。そして、真生にそうさせたのは弘の根気強い支えと一途な気持ちだったんですね。この夫夫のあり方に、今後周りもたくさん良い影響を受けるだろうなと思いました。