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表題作泡沫の声を聴いて

橘 徹
大学3年生(サウンド学科)
春日井 亜依人
人魚姫の生まれ変わりの大学2年生(ファッション学科)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

「恋なんてしたくねえのに」亜依人は一見普通の男子大学生だが、実は「人魚姫」としての前世の記憶がある。さらに前世のトラウマから、好きな人を前にすると立てなくなり声も出せなくなるという呪いにかかっていた。「非恋愛主義」を掲げ、10年恋をしていなかった亜依人だったが、同じ大学で他クラスの徹に一目惚れしてしまう。「これは恋なんかじゃない」と言い聞かせても徹を目の前にするとときめいてしまう。と同時に恐れていた呪いの症状も…しかし徹との恋を諦めるのではなく、呪いを克服しようと決意した亜依人。前世の呪いに打ち勝ち、徹との恋を成就させることはできるのか…?

作品情報

作品名
泡沫の声を聴いて
著者
炬太郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799767658
4.3

(68)

(37)

萌々

(24)

(4)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
296
評価数
68
平均
4.3 / 5
神率
54.4%

レビュー投稿数15

生まれ変わってこそか

人魚姫があの痛みや張り裂ける思いの末に海の泡になったこと、幼い頃に初めて出会った悲恋物で強烈に覚えている為に、人魚姫が題材だと辛めに見ちゃう節があると思うのだけど、面白かった

あれだけ苦しんで意味なんかなかったのでは?!とすら人魚姫に肩入れした子ども心には思ったりもしたけれど、人間になったと言うことは魂を手に入れて、だからこそ生まれ変わることができた…そう言う宗教観だったかな?とかは置いといて、まぁ、人間になって死んだから今回の恋があったってことで、記憶があるのは人魚姫が救われたと見る為には必要だったな

せっかく生まれ変わったのになんでゲイ…とか変な考えは一切なかった
人を惑わす歌声は変わらず持ってるみたいだし、とにかく今世では恋が成就しますってお話

呪がかかるって、本当にこの通りだと思う
自分が自分の不幸を信じてしまうこと
そのために本当に身体症状が出たり、信じている呪の効果が起きてしまう
自分自身である人魚姫と二人で、幸せを掴んで何よりだわ

0

前世もの童話BLです

亜依人は普通の大学生に見えますが、実は人魚姫としての前世の記憶を持っています。
そして人魚姫であった前世のトラウマから好きな人を前にすると立てなくなり声も出せなくなるという呪いにかかっています。

この呪い、というのが物語のポイントになっています。
恋なんて絶対にできない、という呪い。
亜依人は恋をしないように生きているのですが大学で出会った徹に一目惚れしたことでこの呪いと向き合うことになります。
前世の呪いに打ち勝つことはできるのか?

前世だったり、人魚姫だったり、浦島太郎?のような話が出てきたりとファンタジー要素が強いです。
呪いによって声が出ない、というのもファンタジー的ですね。
ただこの呪いは結果的に呪いではなかったのできちんとした形で解けます。

絵柄がとにかく美しいのでファンタジー的な物語にぴったりです。
エロ要素は無く、美しい物語を楽しむ、という感じです。お付き合い後の2人も、もっと見てみたい気持ちになりますねー!

0

リブレ手芸店

絵柄がすーごく好きです。自分の好みの絵柄だということは差し置いても絵が上手い。
ファンタジー作品が苦手な自分でもここまで楽しめたので、これは伸びる!伸びろ!

ファンタジー要素があるゆえにこのくっつくまでの展開が面白いのは分かるけど、現実感やら人間味やらを重視する自分は、断然付き合ってからの2人に興味があるわけで。
電子限定描き下ろし漫画なんて、そこは描くのにいちゃこいてるところは描かないんすか?!となる。いちゃこいてるところを描いてこそのBがLしてる漫画じゃないか!えぇ、そんなことはないってわかってますよ!分かった上で見たい!!
そういう前提だからお互いほとんど一目惚れなのも分かるけど、もっとここから人間性に惹かれる(のであろう)描写も見たかったなぁ。

萌2〜神

1

泡沫の声を聴いて

初読み 作家サマでした
電子書籍だったのですが まず 〘帯〙の文章に惹かれて、でも、ちょっと暗い感じの表紙で 炬太郎先生の絵柄が好みか判断しづらかったので試し読みもしました
試し読みしたら 絵も好きで、ストーリーも 帯に〘呪い〙とあったのですが ミステリーな感じで 続きが気になって購入!!
〘人魚姫の呪い〙を実感しながら 〘呪いの謎〙を解いていく主人公と、ずっと一緒に謎を追いかけつつ 恋を応援してくれる友人
〘人魚姫〙の童話にそってすすむストーリーと〘呪いの謎〙
このドキドキ感が とても好きでした

勿論 恋はハッピーエンドで 想いは結ばれました!!
そのエピソードも 私は とても好きです♥️

そして、BLですが 〘H〙は ありません!!
でも、描き下ろしもあって大満足の読み応えでした❤️

欲を言えば 友人のことも もっと知りたいし、2人の恋人の時間もみたいので、 続編とかスピンオフとかあったら嬉しいな❤️

1

絵が好き!

好きな人を前にすると声が出なくなり足が動かなくなる。前世は人魚。そのトラウマから恋をせず生きてきたけど一目で恋に落ちてしまって…呪いは解けるのか…王子の愛を信じられるのか…
人魚姫って確か悲恋だったような。とドキドキしつつ読みました。
亜依人が負っている呪いが本物なのか思い込みなのか…好きな人ができその呪いに立ち向かおうと辛くても一歩を踏み出す描写…痛い…美しい…
声が出せないだけあって表情が目がとても綺麗でした。
絵がとても好きです♡

2

現代の人魚姫が辿る運命やいかに

なんか色々とハショられていて、あれ?と思うとこちょいちょいある。

まず、ミズキちゃん。かなり亜依人の呪いについて詳しく知っているけど、どういう付き合いなのか知りたかったです。大学入る前からの親友…?亜依人の性格的に、そんな非現実的なことを誰それ構わずに話すとは思えないので、彼との関係性が気になったのが1点。

それと徹ですが、亜依人のどこが好きになったのかあまりよく分からなかったです。こちらも亜依人同様に一目惚れ的な、なにかビビビときた系から始まった好意だと言うことでしょうか。が、2点目。
あと。亜依人は好きな人は一目惚れスタートしかないんですね。最初はどうとも思ってなくて、交流があるうちに好意を抱いていくとかの流れなら、声はずっと出たままだったりするのかな。人魚姫の記憶があるからといって、その前世と同じ人生のストーリーに当てはめなくても良くない?と思ってしまったので、途中からちょっと違和感でした。

呪いの部分も、ミズキが言う通りのことを私も思ってました。それって本当に呪いかなって。
オチ的に想像の域を出なかったので、呪いの謎回収は納得の展開ではありましたが、人魚姫をモチーフにしたストーリーの組み立てはとても面白いなと思いました。
転生ものなので設定はファンタジーだけど、内容はほぼ現代ものストーリー。親密に関係を育んでいく2人の恋模様はじっくり系で読み応えがありました。


本家の人魚姫の終わりと違ってこちらはハッピーエンドです。
自分たちで掴み取った幸せって感じで、非常に清々しい読後感です^ ^

ちょっとだけ物足りなかったのは、あまりイチャイチャがなかったことかな。
無くても面白いけど、あったらもっと良かったと個人的には思ってます。
描き下ろしでは2人が運命の相手だ分かるビックリ事実もあって、個人的にはそのシーンに一番興奮しました(笑)

2

運命を切り開く人魚姫

大学生の亜依人には前世人魚姫だった記憶があり、好きな人の前では立てなくなり声が出せないという呪いにかかっている。だからずっと恋をするのを避けてきたのに、ある日出会った同じ大学の別クラスに通う徹に一目惚れしてしまい…。
前世の記憶と呪いを現代の大学生が持っているというのが切ない。愛する人の近くに行くために声を捨て歩く度に激痛のする脚を手に入れた人魚姫のお話は、私の大好きな童話で泡と消えてしまう悲しさに子供心に涙した。王子はなぜ気づかないのだろうと。それは献身であり無償の愛だけれど、報われない。でも亜依人には諦めない強さがあって、読みながら思わず応援してしまった。
呪いを克服し違う未来を手にする2人。どこまでも青い海の美しさと煌めきが眩しいハピエンに、清々しい気持ちになった。

1

恋の痛み

前世×ファンタジー。

大学生の亜依人には前世の記憶があります。
同級生の男の子に初めて恋をした日、
彼の脳裏に蘇ったのは“人魚姫”だった前世の記憶でした。

同時に好きな人を前にすると声が出なくなり、足に激痛を感じるように。
それは前世で恋を成就できなかった人魚姫の“呪い”で、
以来「非恋愛主義」を掲げることに。

けれど、そんなある日、大学で出会った徹に一目惚れしてしまいます。
これは恋ではないと必死に言い聞かせながらも徹を前にすると、
声は出せず、足は痛み、徹への気持ちが恋であると自覚してゆくように。

徹も亜依人と逢瀬を重ねてゆくうちに惹かれてゆき、
二人は想いを通わせるようになりますが…。

その人目を引く容姿や音楽的才能からモテて
女子からも頻繁にアプローチをかけられる徹ですが、
亜依人一筋で“呪い”で苦しむ彼をいつも気遣ってくれる
誠実さにぐっときました。

そんな徹なので両想いまでのハードルはそこまで高くはないのですが、
亜依人の抱える事情が重すぎて両想いからの一歩がなかなか踏み出せず、
じれったい&切なかったです。


二人の運命的な再会などロマンチックな設定や
前世が人魚姫の設定や亀の恩返しなど、
ところどころでファンタジー的要素もあって
どっぷりと世界観に浸れる物語でした。

二人の恋の進展的には作中ではキスすら描かれず、
プラトニックな関係のままに結末を迎えていますが、
どこか童話的雰囲気を漂わせる本作だからこそ、
むしろアダルトな要素は不要だなと思わせてくれます。

1

雰囲気のある素敵なお話

むかしむかしあるところに…から始まりそうな、誰もが知っている人魚姫というお伽話を、舞台を現代にした転生ものにこう上手く織り交ぜて持ってくるのかと心惹かれるばかりでした。
このなんともいえない味のある世界観はきっとお好きな方も少なくないのではないかなと思います。
自然なタッチでさらりと描かれているのだけれど、構図やコマ割りも凝っていて1ページ目から魅せられました。

うつくしい声と引き換えに、恋をした相手にもう一度会うために人間の足を手に入れた一途な人魚。
人魚姫といえば、原作を読んだことがある者にとっては、ハッピーエンドとは真逆の「悲恋・やるせなさ」なんてワードが頭に浮かんでしまいそうなところですが…
モチーフとなっているテーマを要所要所でしっかりとおさえながら、けして悲壮感でいっぱいにはならない塩梅で雰囲気よく読ませてくれる素敵な作品でした。

声を失い泡となった人魚姫の生まれ変わりが、現代では声をきっかけに人生のトリガーとなる人物に出逢うストーリー展開もおもしろかったですし、主人公・亜依人の葛藤と呪いへ向き合おうと一歩踏み出す心の強さの描き方が非常に良かったです。
お伽話のようでもあり、成長物語でもあり、初恋物語でもあり、救済物語でもあるのかな。
結びまでの流れが本当に綺麗で、第一話からのこの閉じ方はおしゃれだなあ。
静かに余韻が続く良いENDでした。

そして、徹との恋愛描写も穏やかかつ瑞々しさを感じるもので素敵なんですよね。
嫌味のない誠実さと柔らかさがある自然体な王子さまで、こちらも絶妙なキャラクターだったなと。
それから、なによりも欠かせないのは亜依人の友人・瑞貴の存在。
面倒見がよく愛情深い彼がいたからこそ、シリアスに寄りすぎない良い雰囲気になっていたのではないでしょうか。
キャラクターが良すぎたので、もうちょっと亜依人と瑞貴のシーンも読んでみたかったかも。

年の瀬に思いがけず素敵な作品に出会えてうれしいです。
お伽話モチーフがお好きな方や、綺麗なお話をお求めの方はぜひ。

1

恋の呪いと転生!

亜依人は、服飾系コースの大学生だ。
けれど、実は人魚姫の生まれ変わりであり、前世の記憶がある。

そして幼き頃から、恋をした際に好きな相手を前にすると声が出なくなり、立てなくなるという呪いにかかっていた。
それ以来、恋愛はしない主義だったが、ある日、運命の出会いが訪れる。

同じ大学で、1つ上の学年へ編入してきた橘と出逢ってしまったのだ。

一目惚れだった。

けれど、彼の前では声は出ないなど呪いが発動してしまい、、、
という切ない展開です。

橘から告白されたとき、それでも呪いが解けない理由に、前世と同じくまた王子は自分とは違う相手と結ばれるんだ、、、
と、童話を知っているからこその切なさと、どうして呪いが解けないのかその理由が分からず、ヤキモキした展開がかなり切なかったです。

結果、呪いが解けない理由が最後の最後で判明するのですが、なんとそういうことか! と。

サクセスストーリーでもあったわけですね。(超絶ネタバレ)


そしてこれは早々に読み手側としては分かってしまうのですが、亜依人の呪いが発動した最初の相手が誰なのか。

呪いや転生のほかに、「運命」なんてワードもぴったりな作品だったなあと思いました。

そして、コマ割りというか画の魅せ方がキレイでした。(海のなかとか、呪いを打ち破ったあとの朝日のシーンとか、、、)
ブルーを基調としたお表紙もお話にぴったりで、シリアス感があって、圧倒的売り場で目を惹きました!!


1

童話BL

童話とBLが融合したとても美しいお話でした。
主人公が「人魚姫の生まれ変わり」なので悲恋の切ないムードは漂っていますが。
切なさと恋のキラキラした輝きが絶妙にマッチしたストーリーに引き込まれ、夢中で読んでしまってました。

生まれ変わりによって亜依人が抱えている苦しみに沿った展開に、冒頭部分では唐突さを覚えて少し戸惑ってしまったけれど。
その後彼が歩んできた道をエピソードを交えながら丁寧に描いてくれているので、すぐに戸惑いは解消。
どころか、細かいところまで童話の世界と結びついたストーリーなのがどんどんわかってきて
最初に戻って読み返すとまた印象が変わる面白さがありました。

橘との出会いで平穏だった亜依人の日々はまた苦しみにあふれてしまうけれど、そこから一歩踏み出すまでの勇気と努力がたくさん見えてきて
それによってふたりの関係が変わっていく様子に爆萌え。
運命と偶然に振り回されながら少しずつ自分の気持ちに向き合っていく姿に感動ももらえて、胸がいっぱいになりました。
呪いから解放されてふたり幸せになる結末、本当に素敵だった…!

いつも亜依人のそばに居てくれる、良き理解者の瑞貴もめちゃくちゃ良いキャラでしたね。
インタビュー記事にあった彼の裏設定も面白くて、瑞貴にもめちゃくちゃ興味がわいたし
橘と亜依人のその後も気になるし。
ぜひとも続きが読みたい…!と思わずにはいられない作品でした。

3

【ハッピーエンドなんてありえねーよ(亜依人)】


エロス度☆

おやおや・・・人魚姫の生まれ変わりという設定ですか。実に興味深い。

徹と亜依人が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕です。

人魚姫の生まれ変わり、ロマンチックで素敵かと思ったのですが・・・好きな人を前にすると前世の呪いが発動してしまうとはつれないですね。

呪いのせいで恋愛を諦めていた亜依人でしたが、徹と恋をするために呪いから解放されようと抗う姿や言葉を話せなくても雄弁に語る瞳の美しさが素晴らしい。

王子様と恋をしてハッピーエンドを迎えるのか・・・はたまた、泡となって消えてしまうのか。気になって夜しか眠れません。

1

ファンタジーが入り混じる現実の運命的なラブストーリー

人魚姫–––––人間に恋をし恋に敗れ泡になってしまった悲恋の物語。
そんな人魚姫の前世の記憶を持ち、呪いを引き継いでしまった受けこと亜依人が恋をするお話。

童話ベースらしくゾクっとする描写やヒヤッとする展開、ファンタジーらしい意表をつかれるキャラクターなど世界観が魅力的で一気に引き込まれました。

恋をしないと決めたことで平穏を手に入れた亜依人が一目惚れをしてしまったことで必死に恋心に抗うところから徐々に相手への気持ちを受け入れ周りに嫉妬し呪いに立ち向かおうとする姿がカッコよくて美しかったです。最後の告白シーン、めっちゃくちゃ綺麗だったなぁ…

学校の友達が暇つぶし半分で徹くんに手を出そうとしている時に心の中で苛立ちを露わにするシーンがすごく好きでした。こんなにも痛みを耐えて必死に恋をしたいと思っていてもその気持ちが相手には届かない虚しさ切なさやるせなさに胸が締め付けられました。

そして話全部を通して淡々と、でも亜依人の最大の味方であり続けたミズキくんがあまりにもカッコよくて惚れます。

ようやくスタートラインに立てた2人、呪いもなくなった亜依人と気持ちが通じた徹くんがどんな恋をするのかもう少しでもいいので覗きたい気持ちでいっぱいです。

1

最高に胸がきゅーっとする…泡と消えた人魚姫の、現世の恋

最っっ高に良かった…!読み終えた今、胸がきゅーっとしてます。
キスなし、エロなし、でもそれが良い。最高にエモい。

以下、ネタバレありのレビューとなります。未読の方はご注意ください↓




泡と消えた人魚姫が人間として生まれ変わった現世で、呪いがまだ残っていたら。
そんな人魚姫の”続きのお話”×浦島太郎要素(ウミガメ〜!!♡)のお話です。

主人公は大学のファッション系学部に通う亜依人(あいと:受け)。
彼は実は人魚姫の生まれ変わりで、叶わなかった前世の恋の”呪い”ー
「好きな人の前だと立てなくなり、声も出せなくなる」に今もかかったままの状態です。

10年前、小学生の時に初めて症状が出てからずっと恋をすることを封印してきた亜依人。
けれどある日、同じ大学で他学部の徹に一目惚れしてしまい、呪いの症状が出始めてー

と続きます。


1コマ1コマの描写、特に海の描写やキャラの表情がキラキラしていて美しくて、
グッと引き込まれる…!

序盤の子ウミガメを助けるシーン(浦島太郎❤︎)、子供たちのところへ
バイクのまま飛び込んでいく時のジャンプの様子が、臨場感と迫力がすごくて!!
見入っちゃいました。

このシーン、きっと後半どこかで生きてきて絡んでくるんだろうな、どんな展開かな、と
ワクワクした場面でした◎

子ウミガメの可愛さにノックアウト。。最高の「亀の恩返し」でしたね。お母さんカメもありがとう(*´˘`*)

そして自分の前だと声が出なくなってしまう亜依人への、そこかしこで見られる
徹の配慮や優しさ…じーんとしてしまう。

声を荒らげたり、怒ったり…そんなシーンが一つもなくて、穏やかな海のような人。
好きにならずにはいられないよね、と思ってしまうような王子様で、
亜依人と一緒にドキドキしながら読み進めました。

終盤の種明かし(?)には、「もう、もう、これって運命だよね!!」としか思えず
内心大興奮。心の中で床をゴロゴロ。。笑
全てのシーンが綺麗に一本の線で繋がっていて、素晴らしかった◎


”呪い”の正体とは何か。
自分の中の恐怖心と向き合った時に見えた真実に、グッと心を掴まれました。

そして、忘れちゃいけない脇キャラ。
いつもそばにいてくれた親友・瑞貴(※男性)の存在が、すごく良い〜!

どういった理由で亜依人の事情を知っているのかは最後まで分からなかったけれど、
徹とは違った種類の”愛”で亜依人を支えてくれていて…
最高の親友だなと、胸熱でした。

子ウミガメと瑞貴くん、良いー…!!


徹を見下ろす亜依人の優しい微笑みが印象的なラストに、
言葉にならない胸の温かさを感じて本を閉じました。

めちゃくちゃ寒い時期だけど、なんだか無性に海を見に行きたくなる。
そんな気持ちを掻き立てられる物語でした・:*+.

1

現代ファンタジーが素敵❤︎恋っていいよね…

初めて読む作家さんですが
リリース前の試し読みで、これは良き作品!
絶対読みたい!!と楽しみにしてました❤︎

いや〜ストーリーが面白かったです
人魚姫っていう、恋を絡めたお伽話が
ベースになっているというのがもう素敵ですよね

お伽話の人魚姫では、恋に敗れた
人魚姫は魔女の言葉通り、
泡となって消えていってしまうところを
サラッと書かれてるだけなんですけど
転生しても、人魚姫の時の記憶が残っている
亜依人が当時の記憶や感覚を克明に語るんです。
考えたら残酷で、なんて悲しい話…
往年の名作を掘り下げて描かれてるとこは
ファンタジー好きとしてワクワクするし
それがフラグとなってストーリーの先が気になっていく。最高でした!

個人的には、コマの使い方も好きだな、と。
映像が流れるかの如く、カメラワークのように
テンポよくコマ割りがされててセンス好き〜ってなりました。絵も、表情とかも良いんですよね〜読んでて楽しかったです❤︎

強いてひとつ難を挙げるなら、
ラブなシーンが欲しかったかなー…
結構、亜依人くんが葛藤する場面がメインで
かなり頁を使って描かれていて、
肝心のイチャイチャがない…
これは作者様の作風なのでしょうか。
大学生で、このプラトニック的な終わり方は…
好みが分かれるかもしれませんが、ラストここは良かったねー!と盛り上がりたいところだったかな。
あぁ続きが読みた過ぎる❤︎
という期待を込めて、限りなく星5に近い
配点ということで、星5にさせていただきました。

でも、素敵な話を読んだなぁって
読後感があります。
良かったら、堪能されてみてください❤︎

6

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