「ずっとこの腕に触れたかった」性指向に悩むクールイケメン×友達思いのポジティブ男子、寮で芽生える友情を超えた純愛

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鳴かぬ蛍は青に焦がれる

nakanu hotaru ha ao ni kogareru

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表題作鳴かぬ蛍は青に焦がれる

宇佐美 晃
高校生
青凪 灯矢
高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし「宇佐美のハッピーホリデー」
  • カバー下漫画2P

あらすじ

「なあ青凪、俺を好きになってよ」
高校で寮生活をする宇佐美は、ルームメイトで親友の青凪に密かに想いを寄せている。
青凪は明るく大らかな性格で、宇佐美が誰にも言えない秘密を抱えて悩んでいた時に励ましてもらって以来、『特別』になった。
しかし、青凪には最近初めての彼女ができ、隣にいる宇佐美は心がざわついて仕方がない。
この気持ちに気付いてほしい、でも関係を壊したくない…そんな複雑な感情の狭間で揺らぐ宇佐美だが、
彼女が青凪の腕にある先天性の大きな痣を気にしていることを知り――?

性指向に悩むクールイケメン×友達思いのポジティブ男子、寮で芽生える友情を超えた純愛

作品情報

作品名
鳴かぬ蛍は青に焦がれる
著者
仁嶋中道 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784796417099
4.5

(216)

(150)

萌々

(45)

(18)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
21
得点
986
評価数
216
平均
4.5 / 5
神率
69.4%

レビュー投稿数21

切なさと温かさが混在するお話

読んでいて切ない気持ちと温かさを同時に感じる作品でした。

高校で寮生活をする宇佐美は、ルームメイトで親友の青凪に密かに想いを寄せています。ですが、蒼凪には彼女がいて……。

蒼凪の彼女、明石さん。決して嫌味な子ではないのですが、蒼凪の腕の痣に対しては無意識にも『可哀想』と思っていてそれが行動にも出てしまっているんですよね。傷つけるつもりはなくても、当の本人にとっては見えないナイフとなってえぐる事もある。
対して宇佐美は言葉ではもちろん、行動でも蒼凪を大事にしたいというのが伝わってきて温かい気持ちになります。

二人が付き合ってからは、少しづつ少しづつ距離を近づけていく様子が高校生らしくてとても可愛らしいです。最後まではまだしない二人ですが、そんな所も含めてお互いに『人間』として尊重しあっているのがとても尊いと感じました。

0

多様性と価値観とこれからと

単なる恋愛話だけではない、深い内容のお話しでした。
人とは違う部分を、他人がどう感じるのか、どう受け入れて付き合っていくのか、その付き合い方を自分は受容するのか、外野はどう受け止めるのか、それぞれの価値観がそれぞれの優しさでもって関わっていき、離れることもあれば一緒になることもある。
大人に繋がる高校生という時期にこういう経験をしていくことは、将来にとても役に立っていくのではないかな。実際明石さんも、自己保身ベースの優しさの存在に気づいたわけで、青凪は『これから僕は…』と言うセリフからも将来への希望を見出だせていて。
少しずつ関係を深めていく二人のスピード感も、『同じ好き』を大切にしている二人らしくて素敵だなと思いました。

0

大当たり作品!

学生ものはあまり読まないのですが、何となく爽やかで読みやすく、絵も綺麗だったので購入しました。
学生の寮のルームメイトの同士のお話です。在り来りといえばそうですが、お互いの抱えてる物があり、それが上手くハマって、痛みがわかるもの同士が補い合う。そんなお話です。
えちえちはそこまで無いものの、夏っぽく爽やかで甘い学生の恋愛にどんどん読み進められました!
あまり普段レビューを書きませんが、予想外に良い作品に出会えたのでっ(◍ ´꒳` ◍)

0

No Title

人気が高い作品だと知り、読んでみました。
高校生の話なので、本編の中で本番えっちまではいきません。
でも、えっちがないのはまったく気にならなかった。

受けの(将来受け予定)の青凪くんが、彼女がいて、
青凪くん、めっちゃ良い子だし、
彼女もめっちゃ良い子だったなぁ、と思った。
青凪くんは高校生と思えない包容力が良い。攻めのうさみくんは独占欲が強くて、青凪くん以外には態度も悪い、そして可愛いなと思った。好きなカップリングでした!!

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等身大の高校生たちの恋

男子高校生の二人の、友情が愛情に変わる様子を描いた作品。

地元から離れた高校で寮生活を送る宇佐美は、1年からのルームメイト・青凪に片想いしている。
宇佐美はもともと同性が恋愛対象だけど、何気なく性志向をカムアウトした結果、地元に居づらくなってしまった過去がある。
一方、ルームメイトの青凪には、腕に先天性の大きな痣がある。
本人は気にしていない素振りだけど、周囲や青凪の彼女は無意識に痣を気にしてしまっているようだった。

「普通の人と違う」ことを気にかけないって、案外難しい。
だから、作品中で描かれている周囲の人間や青凪の彼女の反応は自然で、リアルな描かれ方だった。

宇佐美は青凪のことが好きだから、彼女はに対して嫉妬心が湧くのも『上手くいくな』と願ってしまうのも分かる。
だけど、青凪に黙って彼女を呼び出し、痣を気にしている事を指摘したのは、少し意地悪だなと思ってしまった。
彼女が青凪を好きだという気持ちも決して嘘では無かったと思うから。

だけど、この宇佐美の意地悪さも、「恋をしている人間」らしさがリアルに描かれていたと言える。

唯一リアルじゃ無かったのは、彼女に振られた青凪が、余りにも短期間で宇佐美を好きになった事。
青凪はノンケだし、彼女までいたくらいなのだから、宇佐美に告白されてから宇佐美を好きになるまで、もう少し時間と決め手になりそうなエピソードがほしかった。

恋人同士になってからの宇佐美と青凪は本当にラブラブで、作品中では抜き合いっこまでしかしてなかったのが逆に良かったです。
高校生でお互い初めての恋人で、いきなり挿入ありのエッチまでいかないところは好印象。

恋人としてもっともっと仲が深まり、いずれ大学生になって同棲とかして初めて、挿入も含めた肉体関係が結ばれたら良いな・・・(願望w)

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