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小説
今後、二度と英田サキ先生のデッドロックシリーズが読めない事を認める覚悟がようやくできました。
難病で苦痛だった時に出会い、読んでいる時だけは痛みを軽減してくれて、随分救われました。一番好きな作品としてもはや私自身の一部のように想っています。私の命。
好きすぎて、ディックやユウトたちが愛しすぎて、ずっとレビューが書けないくらいでした。それくらい大切な作品です。でもこんな哀しいレビューを書く事になるなら、先生が御存命中にレビューを書きまくり、褒めちぎりまくってやればよかった‼︎ と、深く後悔しています。悲しくて淋しくて仕方がないです。この喪失感は言葉では言い表せません。----先生、戻ってきてほしいです‼︎----------でも、。
辛くて、当分はデッドロックシリーズは読めないですが、
先生の魂が安らかであられますよう心からお祈りしております。
英田先生、ありがとうございます。本当にありがとうございました。
追記 因みに8/22から通販(一社のみ)にてこち
らの紙本版が発売されます。
検索は、「英田サキ追悼企画」→「オリジナル
グッズ」→「webで購入」
徳間書店(編集部)様
お願いがあります。同人誌で先生が発表されたデッドロックシリーズ短編集を発行して頂けませんでしょうか?他の方のレビューを読んでいるだけで、悔しい思いをしてきました。(自分みたいな人は多いと思います)
もともと同人誌で発表した作品が商業誌として発売された例が多々有りますので、他でもない英田サキ先生の作品なら需要度は当然高いかと。どうか、宜しくお願いします。
2024年に逝去された英田サキ先生が最後に下さったプレゼントです。
2022〜2024年に小冊子や配布ペーパーとして発表された文庫未収録の6編がまとまっています。
「Want you more」
ロブの家に行った帰り、助手席で寝てしまったユウト。家に着いて車の中でキス。
外でそういう事をするのを嫌がるユウトだけど、熱烈なディックに引きずられて…
ベッドにテレポーテーションできる能力があればいいのに、と本気で考えるディック。
「Make lemonade」
珍しく風邪で高熱が出たディック。ユウトがあれこれ優しくしてくれるが、夢うつつに過去の出来事、過去の仲間や恋人、幼い時の母のイメージが頭を駆け巡る。
ユウトは、ディックの世話をするのは嬉しい、とちょっとママっぽく。
「Let’s buy a motorbike」
ユウトがキースのバイクで送ってもらったことに嫉妬して、自分もバイクが欲しくなったディック。
ユウトはディックに趣味を持って欲しくて、買え買えと強くプッシュする。
「New chapter」
ユウトは、バイクの事についてバイカーのキースに相談してみるが、キースはこんな事が知られたらディックが怒る、と渋い顔。そこにルイスが通りかかって、ユウトが経緯を説明すると…
2日後、ルイスからピクニックに誘われたが実はルイス所有のガレージ付き一軒家を見せてくれて、格安で貸してくれるという。
2人は引っ越しを決める。それは2人の第3章の始まり…
「Yes or no」
NYへプライベートジェットで飛んでのクリスマスイブを過ごし、また戻ってきた2人。ユウトはすぐに市警の仕事だが、ディックは今夜は抱けるのか?と。
ユウトの答えは…
「Gentle kiss」
ロブに「相手から別れてくれと言われたらどうする?」という質問をされて「別れない」と即答するディック。それを聞いてユウトはディックが俺と別れるなんて言うわけない、と。ユウトとの間に強い愛と信頼が築かれていることに感謝するディックの姿。
どのエピソードも甘く優しい。
2人とユウティは大きな家に引っ越して、これからの長い年月を平和に、愛情に満ちて過ごすのです。もう二度と危険な目に遭わずに…
淋しいけれど、ありがとう。英田サキ先生、ありがとうございました。