乱菊
「毎日晴天!」の同人誌は今のところこの1冊のみしかなくて(恐らく今後も出ない)、ファンの間では大変入手困難な1冊として有名だ。
今回たまたま機会があり読んでみたのだが、内容はいわゆる晴天シリーズとは別のパラレルな世界のお話だった。
真弓が「勇太の初めてが全部自分なら良かったのに」と涙ぐんだ、あの言葉を再現してくれている。
その為か帯刀家が両親の事故後に一家離散となっていたり、大河の足が少し悪かったり、真弓は親戚や施設を転々としていたりと、設定も少し異なっている。
まあ勇太の荒くれ具合だけは本編そのままか。
前書きでも触れられてるが、キャラの性格も若干ここでは別モノとなっている。
大河が根暗だったり、真弓がおとなしかったり、秀に包容力あったり・・・やはり変わらないのは勇太だけか(笑)
ストーリーは勇太と真弓の出会い、そして真弓を探し続けている大河の苦悩が描かれた2本立て。
大阪は岸和田。
その港町の片隅で偶然に出会った勇太と真弓は、瞬間的に惹かれあう。
互いにすぐ触れ合いたい衝動に駆られてしまう2人・・・・・・若い!若いよ青少年たち!
しかしこんな心と身体に素直な勇太と真弓は、本編ではなかなかお目にかかれない訳で、やはりこういうシーンは縛りのない同人誌ならではのお楽しみ。
そしてメインは夏の熱気で蒸した廃屋の中、勇太が真弓にガバっ!と被さってゆくシーン。
この時の真弓が恐ろしく無自覚天然で参る。
ヤる代わりに何か欲しい物を買ってやると勇太に聞かれ「なまえ、教えて」なのだから、これは本当に参る。
しかも「そしたら、何してもいいよ」って!それー!
晴天でこういうお色気シーンは反則だ。
普段エロうっすら描写で慣らされた晴天マニアは、きっとドキドキしているはず。
そして一方、大河と秀の大人カプ。
こちらでは大河と真弓は生き別れてしまい、兄は弟を探し続けている設定。
一度勇太と一緒にいたところを見つけたものの、悪い足では満足に追いかけることも出来ず、自己嫌悪で地の底まで落ち込んでいる最中といったところだ。
ここでの見所はそれを慰める積極的な秀なのだが・・・これまたびっくりした!
いつものじゃれ合い程度で満足している読者なら目を見張る。
真っ暗な六畳間に手を引いて、一つしかない布団に誘い、しかも自ら襟を開いてこう言う。
『一緒に寝よう?』
本編でも秀にはそれくらい誘って欲しい・・・本当切実に。
晴天シリーズのお得なところは、普段エロが少なすぎる為に、ちょっとしたシーンにでもおおお!と反応できる部分だが、それと同時に身内の覗き見みたいな感覚に悶えてしまうおまけも付いてくる。
お陰でこんなショートでジタバタしてしまうくらいだ(笑)
ぜひ晴天マニアの方には、何ともいえない微妙な気分になっていただきたい。
乱菊
>tyanponさま
そうなんです、オクでもなかなか出ませんし、出たら出たで結構高いですし・・・(´-ω-`)
まんだらけなどでもしかしたら偶然に入荷されている場合もあるやもしれませんが、それも良い値がついていると思われます。
なんとか入手される事をお祈りしております~。
晴天シリーズはハマると抜けられないですよね(笑)
ちなみに丈には後継ぎを!と思っているのですが、その反面、やっぱりホモDNAは強力なので無理なのかも・・・とも思ったりしています(*ノω<*)
だって一目惚れした中国人の女の子でしたっけ?
あれ・・・男の子でしたよねwww