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表題作毎日晴天!(7) 僕らがもう大人だとしても

帯刀家長男・大河
人気SF作家・秀

あらすじ

遅筆なSF作家の秀は、最近さらにスランプ気味。
三日間家出していた勇太が、その訳を決して話してくれないからだ。
密かに気に病む秀は、ある朝恋人の大河の真実を知って大ショック!!実は秀の作る甘い出し巻卵が嫌いで、同居以来、ずっと我慢していたのだ。
なぜ誰も自分に、本当のことを言えないのだろう―。
ささいな痴話喧嘩をきっかけに、秀はひとり悩みはじめて…。

作品情報

作品名
毎日晴天!(7) 僕らがもう大人だとしても
著者
菅野彰 
イラスト
二宮悦巳 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
毎日晴天!
発売日
ISBN
9784199001864
4.2

(9)

(5)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
37
評価数
9
平均
4.2 / 5
神率
55.6%

レビュー投稿数1

甘い出し巻き卵(笑)

些細なことなんだけど、きっかけとしては結構大きな事実なんじゃないかな…?

大河は「嫌いだけど醤油かければ食えないことないから言うほどでもない」って感じで、秀は「そんな些細なことすら言い合えない存在でしかないのか」と言います。

どっちも正しいし、どっちも極端。けど、本当に、どっちの立場も分かります。
私が大河なら多分言わないし、私が秀なら多分、同じように落ち込みます。
ホント、取るにならないことなんだけどな。
コレが氷山の一角だと思うと、「他にも言えずに溜めてることあるんじゃないか?」って考えてしまう秀の気持ちの方が切実なのかな?

それにしても…、その後の秀のヘソの曲げ方が、大人気ないったらないんですよ(笑)
しかも大河は大河で昭和の親父みたいな感じで気が利かないもんだから、まるっきりガキの喧嘩!
それに毎度巻き込まれる帯刀家の面々も慣れたもので、上手に宥めたり往なしたり逃げたりと騒がしい。

ところどころに思いがけず出てくる、勇太と秀の親子の会話に、毎回じ~んときます。
っていうか! 私的にはこの2人、ホントCPで良いんだけどなっ!
けど、この2人が「家族」であることに意味があって、だからこそ温かいんだから、これでいい。
こんなラブい親子、良いなぁ~…とひそかに萌えときます。

1

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