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表題作憂鬱な朝 4

久世暁人
久世家当主、学生、子爵
桂木智之
久世家元家令、石崎家大番頭

あらすじ

桂木(かつらぎ)は先々代の庶子だった…!!
事実の発覚を機に、暁人(あきひと)を外から支えようと、
久世(くぜ)家を出て石崎(いしざき)家に入った桂木。
ところがある日、暁人の不穏な噂を聞きつけ、
急遽別宅を訪ねてしまう。「もう会ってくれないと思っていた」
はかなく笑う暁人は、爵位を桂木に譲るため縁談を破棄、
森山(もりやま)侯を脅迫した、と衝撃の告白をして──!? 

(出版社より)

作品情報

作品名
憂鬱な朝 4
著者
日高ショーコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
憂鬱な朝
発売日
ISBN
9784199605192
4.8

(595)

(533)

萌々

(36)

(16)

中立

(5)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
46
得点
2862
評価数
595
平均
4.8 / 5
神率
89.6%

レビュー投稿数46

BL界の名作に成り得た作品クオリティ

圧倒的な世界観です!そして画力も含め、このクオリティ!BL界だけに留めておくのは勿体ない!それだけに、この作品は「BL界の名作」に成り得た作品ではないかと思います。

あらすじは明治初期の華族文化の中で織りなす当主と家令との主従を越えた恋愛。厳しく賢く氷の様に冷静な美しい家令 桂木に、幼くして当主になった暁人が抱く恋慕の情が、いつしか狂おしい恋愛感情に変化し、2人を怒濤の運命へと運んで行きます。

今巻の2人のHシーンですが…エロシーンで泣いたのは初めてでした。こんなに狂おしい感情を表現出来る著者に脱帽!

そしてもう…桂木が最後の最後に暁人に静かに言う4文字のセリフを読んだら…泣かずにはいられませんでした。

BLにエロを期待する人には向かない作品です。

でも、よくある「女性を男性に置き換えただけのBL」に、ほとほと飽きた方は是非一度読んでみて下さい!

ずっしり心に来ます。

1

大きく動き出す神巻

もう神以外には考えられない素晴らしい作品。
大きく動いた本巻、感動と萌えで、なんと言葉にしたらいいかわからないくらい揺さぶられました。


***

自分の爵位を捨て、久世家と爵位を桂木に継がせようと考える暁人。
そして、桂木は久世家から去り、石崎家へ。

拗れに拗れてしまった2人。
想いを告げていた暁人。
自分の想いを伝えることができない桂木。

暁人が、雨宮や桂木など優れた人物が封建的な考えを考えを捨てられないのはなぜかと問う場面がある。
暁人は家のためだけに生きることはできない。
桂木以外の人を愛することができない。
つまりは後継者を残せない。
でも桂木は違うと言う。


暁人の決意と覚悟が切なすぎる。
でもその決意が、桂木の気持ちを揺らす。
桂木が望むように、一度は婚約もして歩き始めたけど、やっぱり出来なかったという事実。がんばってみたけど、出来なかったと素直に桂木に告げる暁人。

暁人が待っていた言葉を聞くことができて、涙を流す場面には心が震えました。


最後になってしまいましたが、石崎は本当に素晴らしい友人。
石崎がいなかったらどうなっていたか。
幸せになって欲しい、みんな。

1

泣きました

後半ちょっと涙が止まらなくなりました。
ロマンス以前に家の存続、繁栄が何より重要な世界なので真剣に読まないと私の頭では理解できません。毎晩読もうと思ってページをめくっては寝落ちし、4巻までなんとか読み進めたら…
やっと、やっと桂木から聞きたかった一言が発せられたぁ!
長かったです。
暁人様のうつむいた顔に浮かぶ涙、荒れた指先。ほんとに愛、相手を思うお互いの気持ちの描き方が素晴らしいです。
こんな時でも呼び捨てにせずきちんと暁人様といつも通りの呼び方をする桂木がすごく良い男でした。

1

通じ合え…た?

◾️久世暁人(当主)×桂木智之
旦那様の次のブチ切れワードは若様ですか。そりゃ総一郎もこんな男と1秒も一緒にいたくなかろうて。この関係性も追々変わっていくんだと思うと感慨深くはある。

通じ合えたのに全く通じ合えていない2人。もっと早く足並みを揃えて立ち向かえば、こんなに回り道をせず全てを手に入れられた気がしないでもない。そのあたり総一郎がひょっとしたら一番冷静に2人を見ていたのでしょうか。話し合うことをさんざ促してましたから。

0

早く穏やかな時間を過ごせる2人を見たい

 互いを思いやるあまり暁人も桂木も極端な行動に出ることによって、物語の方向性が二転三転する4巻。暁人は桂木の積年の目的を果たすため、自分が隠居し桂木を久世家当主に据え置くことが最善だと考え、森山侯爵を脅迫してまでその根回しに奔走します。最大の目的は桂木のためですが、彼は自分が当主の器ではないとも感じています。家格を軽視し恋に溺れている自分では、臣下や領民が不安になる、と。一方、その画策を知ってしまった桂木は、無謀な考えを改めさせることは諦め、暁人の隠居は止めず、絶縁されていた先代の弟に叙爵させることを考えます。頭の切れる2人の男に何度も驚かされ、並々ならぬ相手への想いに最早ひれ伏すしかありませんでした。

 当主としての暁人はますます桂木と似てきており、一切隙を見せない駆け引きの仕方に舌を巻くばかりな反面、桂木と対峙する彼は幼少期と大して変わらず、まだ甘さや純真さが窺えます。どれだけ処世術を覚えようと、暁人の内面はけっして変わることがないから、桂木もここまで心をかき乱されるんでしょうね。そして、そんな暁人に絆され、彼の熱を自分から求めてしまった桂木。事が済めばすぐいつもの冷静さを取り戻してしまうところが憎いですが、彼の中で暁人の存在感が増しているであろうことはちゃんと感じられました。はっきりした言葉も聞けましたしね。

 拗れに拗れる展開は、人によってはくどいと感じる方もいらっしゃるかと思います。私も時折そう感じてしまいそうになりますが、これはすれ違う恋愛作品のある意味様式美でもあると思うので、そこにはもう突っ込みません。誰かにすれ違うBLのオススメを教えてくれと言われたら、今は迷いなくこのシリーズを最初に提示しますね。まだあと4巻も続きますから、恐らくまた何度か展開が大きく変わるのかなと想像しているので、自分の目で確かめたいと思います。

0

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