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表題作愛は金なり

エリル,天使,ゲイ向けのウリ専サロン「パライソ」のオーナー
ソラ,165歳,家出をしてきた悪魔

その他の収録作品

  • AKUMA NI KUBITTAKE
  • あとがき
  • カバー下 SORS-KUN COLLECTION

あらすじ

世間知らずの悪魔・ソラが家出の末にたどり着いたのは人間の欲望渦巻く風俗街。
お金をスられてさまよっていたところを、風俗店のオーナー・エリルに
拾われ面接希望と勘違いされてしまう。
「で、タチネコどっちかな?」その問いの意味もわからないソラを待っていたのは
デリヘル・パライソでの借金と快楽にまみれた日々だった。

作品情報

作品名
愛は金なり
著者
熊猫 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
シリーズ
愛は金なり
発売日
ISBN
9784773071955
4.2

(353)

(191)

萌々

(92)

(40)

中立

(11)

趣味じゃない

(19)

レビュー数
33
得点
1454
評価数
353
平均
4.2 / 5
神率
54.1%

レビュー投稿数33

かえる場所

読み返し。

家出をした悪魔のソラ。
家出をした日にスリにあい、行き着いた先は風俗街。
風俗店のオーナーのエリルに面接希望と勘違いされてしまいー…。

何も知らない純粋無垢なソラが可愛かったですが、
こんなに何も知らないまま家出して、
悪い人に捕まらなくてよかった…と思いました。
(ある意味エリルは悪い人ですが…。)


すっっっごく心がきれいなソラくんに
ひたすら癒やされながら読んでたのですが、
エリルの生い立ちを知ると胸が痛くなりました。
ずっとずっと一人で寂しかっただろうなぁ…。
だからこそ、始まりはめちゃくちゃだけど
同じ時間を生きられるソラと出会えてよかったなぁって心から思いました。

突き放したエリルにまっすぐ自分の気持ちを伝えるソラをみて、
ほんとにいい子だと思ったし、だからこそソラもエリルを好きになってくれて、全然関係ない私がすごく嬉しい気持ちになってしまいました。
エリルにかえる場所ができてよかったです。

0

絵のタッチと作風が独特だな~


絵の作風とタッチが独特で、それがまた内容とも合っていて私は面白かったです!
ただ、好き嫌いは分かれそうなので中身まで試し読みするのがオススメです!

悪魔の受けと天使の攻めが人間界で暮らすファンタジー要素あり。
キャラも個性強めでたまに関西弁の混じる雰囲気で常に明るめギャグテイスト。
テンポと絵柄がアニメ化しやすそうで少年誌のような作品です。

受けに焦点が当たっていると思いきや、意外にも後半で攻めに意味を持たせたところが良かったです。
人間と寿命の違いに苦しんだ過去が出てきたり、明るいお話かと思いきやシリアス雰囲気も入れてくるところも面白さが増した理由です。

攻めが過去に受けっぽかった匂わせがあった時、地雷を踏んだかと思ったのですがなんとか…!なんとか、セーフ…?
ちょっと二巻が不穏です。

表紙から想像する内容とは全然違いまいしたが、こういった作風のBLはあまり見かけないので重宝しそうです。

また、紙媒体で購入したのですが、白短冊2本で修正がかなり甘め。
電子の修正が強そうでしたら、紙媒体がオススメです。

2

この悪魔、天然につき

とてもエッチいと聞いて思わず買いに走りました(n*´ω`*n)
よこしますぎて反省の色をかくせないワタクシめでございます。
この表紙がすこぶる好みなのではありますが、作画的に
読みにくそうかな~なんて先入観で読まずにいたわけです。
読んでみたら、可愛くて楽しくて後半のメロメロっぷりに負けました。
他の作品も買いに走りたくなる1冊。

お話のほうはといいますと、お見合いが嫌で家出をした悪魔。
さっそく金欠で行く当てもない
そんなときにホイホイついていった相手が実は天使様?!
しかもウリ専であんなことやこんなことや・・エーーー!!!?
な展開なのでございます。
チンコなめられそうになって泣きっ面だった子が後半トロットロという
オイシイ展開なのでございます。
ちょっとばかりアホの子だからいいように手のヒラで転がされちゃうところも
可愛いですね。
天使ゆえに年を取らない攻の苦悩と合わせてすごく良くまとまっておりました。
エロも十二分に堪能できる1冊。
攻が受にメロメロなのもいいんだよ。かわいいんだよ。もゆ

3

天使のような悪魔と悪魔の世話係

攻めのキャラが最高な作品でした~!あと後半から出てきたサブキャラも!受けが振り回され系主人公なので、攻めのクセの強さが余すところなく発揮されてます。いつもはワハハ笑顔なのに、ふいにへにゃっと笑うとこに萌えました!
ストーリーは進め方に慣れるまで数話かかりました。事が起こってから、あ、こういう世界観なんだ…と知ったり。過去回想も急に入ってきたように感じました。
エリルはとにかく表情に惹きつけられます。ゲスいこと言ってるときの顔とか大好き。でれっと本当に嬉しそうに笑ってる顔も好き。背景はすごく切なくて、こういうキャラが救済されていくのは泣けます。ソラと出会えて良かったね。
デューラはビジュアルが超好み。過保護なお世話係ってとこもツボで!大好き!ずっと二人の邪魔をし続けていて欲しいです笑。
ソラに重きを置いて読むと無知悪魔を仕込むお話になるのかな?正直ソラの印象はあまり残ってなくて…。エリル重視で読むと救済物語になっていて良かったです。

4

エロをもう少し減らしたらどうだろうか?

表紙が良いですね。鮮やかでありレトロっぽくもあり。

家出した世間知らずの悪魔の坊っちゃんソラが人間界でお金をスられ、なぜか風俗店オーナーエリルに莫大な借金を背負わされ働かされるという始まり。しかも魔力も吸い取られちゃって。

確かにエリルのやってることってソラを可愛がってるんですよね。借金と魔力吸い取りでどこにも行けなくして。なのにソラは嫌がらせされてる〜と思いこんで。

何にも知らないソラ。ソラが可愛くて仕方ないエリル。エッチなことばかり教えて…。
エリルの事で頭がいっぱいでドキドキしてギュっとなる、呪いをかけられた!と思うソラ。

ずっと一人で生きてきたエリル。少しの間だけソラを独り占めして一緒にいたかった。毎日新しい洋服を与えて借金を増やして。

やさぐれた天使が悪魔にメロメロになっちゃう。
悪魔が天使に恋しちゃう。
お互いが帰る場所になって。

良いお話なんだけどエロ多めで…。王道な感じなんですが、うーん、やっぱりエロが多めで恋愛面がわかりにくいような。

2

可愛いの渋滞

天使(混血)×悪魔のお話。

魔界を家出してきた悪魔のソラが
人間界で天使のエリルに拾われる、という
字面だけみるとトンデモ設定なんですが
突拍子もない出来事が起こるわけではないので読みやすかったです。
世間知らずなソラの抜けた可愛さとちょっと意地悪なエリルの
ドタバタもエロもちょっと切ない部分もあって、最後にはほっこり温かい気持ちになる、
そんなバランスのいいお話だったなと思いました。

熊猫先生の作品はいつも可愛いなーと思うのですが、今作も期待を裏切ることのない安定の可愛さに心を奪われました。
細かな部分や洋服、小物に至るまで熊猫先生のこだわりを感じられて、読んでいてとても楽しかったです。

1

CAWAIIがあふれて窒息死する

パンダさんの本は本当にいつも可愛いがダダ漏れ♡♡こちらの本でも無事に大量の砂糖を吐きました、ほんとうにありがとうございます(合掌

作者さん、大好きなんですが、「天使と悪魔か、、ファンタジーか、、うーん…」と思い手を出さずにいた『愛は金なり』。DMMさんのあたまのおかしいセール(超褒め言葉)で遂に購入しました。結果…買ってよかった!人生損するとこだった!パンダさんの他作品が好きな方は、多少ファンタジー苦手でもオススメです

まず、なんと言ってもソラくんが可愛すぎてくるしい…セイツウもしてないピュアっピュアなソラくんと、ちょっとSっ気のあるエリル、、なんだこの組み合わせ最高かよ?ポテトチップスにコーラくらいすごい

ストーリーとしては、お見合いさせられそうになって人間界に家出してきた悪魔のソラくんが、エリルの経営?するウリ専なお店パライソの下働きになって、教育係のデューラーに連れ戻される、、けど帰ってくる、というスーパーシンプルなものです。やばい事件とか起きません。でもそれでも読み応えが!ある!(カキコミの多さが要因の一つ)

パンダさんの作品を読むたびに思うのは、この可愛らしい絵柄のエッチなシーンがなぜあんなにエッチなのか!!!!ということです。なんだ?魔法か?やばいな??(語彙力

まだ2巻を読んでないのでこれから出てくるのかもしれませんが、欲を言えば、もっとモブやらデューラーやらにいろいろされて、頭では嫌でも身体がゆうこときかないの〜なソラくんを、再調教するエリルの図、がみたいです。最後はトーゼン、ハピエンで!

いつもしあわせをありがとうございます♡

※(見た目)ショタ(とほんの少しのモブ。tnkぺろぺろくらい)地雷な方はご注意を!

1

天使×悪魔

悪魔のソラは家出してきて勘違いからウリ専の店で働くことになる。オーナーをしているエリル(天使)に気に入られるもピュアで純粋なソラは店に出されず裏方に回った。段々惹かれあっていくも恋心にソラが気づくのは大分後の話。

この2人、共通してるのは人間じゃないってところで正反対のところにいると思いました。
家出してきたソラと帰る場所がないエリル
誰かに忘れ去られることより誰かの記憶に残ることの方がよっぽどきっついという言葉にエリルの寂しさが現れています。 いつか来る別れに苦しんで1人でいたエリルに寄り添えるのは長い時間生きられるソラで2人の出会いは必然のものでした。
好意からのいじわるに気づかず嫉妬してるソラも萌えギレしちゃうエリルも可愛い〜〜!!!

人外(?)BLはあまり読んでこなかったのですがこれはオススメです!もっと早くで読めばよかった...

0

見ているだけでも楽しくなる熊猫世界

熊猫さんの作品はとても元気が出る。
イラストが可愛くてオシャレで見ているだけでも楽しくなるからかな。
人外の話で長く1人で生きていく寂しさ。同じ時間を生きてくれる可愛い人を見つけたら離したくなくなるよね。エリルの過去編とか胸がギュッとなってしまった。カバー裏のソラの服装についての解説もオシャレな感じで大好き❤
続編出てたのね。買わなくちゃ!

0

厨二病ってやつか…?

設定が天使とか悪魔っていってる時点で、薄々感づいていたんだがな…。
もう心が薄汚れた大人には、天使とか悪魔っていってるBLは受け付けなかったんだ……つら……心が汚れたことが、もうつらい。大ダメージを受けた。人間ってこうやって大人に(ry

体から始まった関係から恋への発展、攻の過去などストーリー的に特筆すべき点は多々ある。天使、悪魔、不老不死だからこその切ない過去、なぜ攻は水商売をしているのか等、ハマる人はドハマりする。
私もあと10歳か15歳くらい若かったら絶対好きだった。
これだから、心の汚い大人はよぉ……。

確かなストーリー描写力はもちろん、独特なタッチ、ロックとかパンク、ゴシック寄りなファッション、絵柄がこの世界を盛り上げる。
ただもう少し天使とか悪魔とかの要素を盛り込んでいたら、大興奮したかも。あとな、私ショタとか、えっちなこと何も知らない少年にいろいろ教えこんでえっちな体にしていくの好きじゃなかった。
受はえっちなこと何も知らなかったのにな。精通もまだだったんだ。それをあんなえっちな体に変えやがって。攻も大概、心の汚い大人だ。

2

どうしようもなく萌えのツボをつかれる作品

うわー!カバーイラストと装丁、折り返しカバーイラストまですっごくおしゃれ!
熊猫先生のイラストも素敵なのですが、ハセプロさんの装丁デザインも素敵じゃないですか?!
センスが良すぎて、カバーだけでもう既にわくわくしちゃう。

天使×悪魔という、定番と言えば定番とも言えるカップリングなのですが、なのですが…
なんだか妙に性癖に刺さるというか、なんだかこう、読んでいて序盤から思わずきゅんとする萌えのツボのようなものをがっちりと鷲掴みにされるんですよ…
もうこの時点でページをめくる度にときめきがあふれるというのに、登場するキャラクターがどの人物も魅力的かつ、お話のテンポが良くて読みやすくて。
コミカルでえっちで可愛くて、でもそれだけじゃない。
キャラクター達の事を好きになってしまうようなエピソードが無理なく上手く盛り込まれているんです。
熊猫先生が楽しんで描かれているのが伝わってくるところが1番好きだなあ。
だから魅力的に感じたのかも。

Sっ気のありそうな天使のエリルですが、私はSっぽさよりも、可愛い子を甘い快楽の檻の中でとろけさせたい溺愛攻めっぽさを強く感じました。
性的な触れ合いどころか精通もまだ(!)だった、ピュアすぎる165歳にゾクゾクしてしまうエリルの気持ちがものすごくよく分かる。
性的にも恋愛にも免疫が全くない初心なソラくんが可愛すぎて、エリルが序盤から可愛いを連発するのにシンクロしてしまう。
これはね、自分の手で全部教えてあげたくなっちゃいますよ。
ロマンしかないじゃないですか。
悪魔なのにあまりにも素直なのがまた可愛くて、上目遣いでエリルにストレートな言葉を伝えるのが悪魔的なキュートさでした。

個人的に、受けを可愛い可愛いと愛でたり、ちょっぴりいじわるで快楽責めにしてしまったり…
なんとなく飄々としていて余裕がありそうだった攻めが、実は孤独を抱えていたり、心にぽっかりと空いたものがある…というのに超が付くほど弱いのです。
しかも、以前は受けだったと。うーん、好きです。
エリルはそこにがっちりと当てはまるというか、かなり好きなキャラクターでした。
そんな、ひとところには留まれない彼の長年の孤独を埋めたのが、ひょっこりと現れた家出悪魔のソラで。
序盤から中盤までの甘くてえっちなコミカルさと、ソラがエリルのちょっとした甘やかしと優しい部分に徐々に惹かれていくまで、そして後半のエリルの過去話からエンディングまでのが流れが良くてですね。
描きすぎず端折りすぎない、暗くならないちょうど良さで綺麗にまとまっていてお見事でした。
洋服を買い与えたり、借金がどんどん増えていったのも、自分と同じような寿命を持った愛らしいソラを返したくなかったのかななんて思うと、エリルも可愛いやつですよね。
どろどろに甘やかすエリルも、余裕がない中で爆弾級の可愛い発言をしてしまうソラも本当に好きでした。

パライソで働くアモちゃんを始め、他従業員も楽しんで働いていて好印象ですし、ソラの教育係のデューラの過保護っぷりとエリルとの相性の悪さもクスっと笑える。
最後まで楽しく読める可愛いカップルのお話でした!
しかし、本当に可愛い作品だなあ。

1

この本に出会えて本当に良かった。

天使級に可愛い悪魔のソラくんと、悪魔?(S)の天使エリルさんのお話です。

一冊読み終えると、映画を一本見たような満足感に満たされました。
まず、素敵な世界観、最高としか言いようがないキャラクターデザインに引き込まれました。
そして、一番感動したのはストーリーです。恋や性的な知識が全く無かったソラくん(受)が成長していく過程にキュンキュンしました。
エリルさん(攻)が自分の気持ちに素直になっていく過程には涙してしまいました。
2人の心の変化や過程が丁寧に描かれていて、何度読んでも面白いと感じます。何度も読んでいると熊猫先生の細かなイラストから新しい発見もあったり(笑)

これからも何度も読み返したい、大切な一冊です。

2

濃くて可愛い

純粋培養な知らなすぎるソラがそれはそれは可愛くて、猫目な顔が時々ハッとするほど綺麗で刺さりました。
エリルがソラよりずっと重たいものをもっていたのも意外で、コミカルなウシ●マ君展開かと思ったら予想以上にしっかりファンタジーでした。

ソラが混乱しながらも求めて求めて、なえっちなのでとても胸にくるえろさでそれも良かった…!

アモちゃんがめちゃくちゃ可愛いくて良い子で、アモちゃんのビッチなお仕事ぶりももっと見たかったなあ〜!デューラも好みで、ビジュアルだけならこっちの二人の方が(全然CPでもなんでもないんですが)好みだったので、キャラクターが面白くてもっと読みたい感が大きいです。
コマの隅から隅まで詰まっている漫画漫画した漫画を久しぶりに楽しく読みました。かなり重要なメギドがずっと記号みたいな絵でそれもめちゃくちゃ面白かった。目と頭のテンションのピントを合わせるのがめまぐるしかったです。

表紙から、がんじがらめの和モノ廓の人情話…のような印象を受けていて今更読んだら全然違う洋モノでした。
内容としてはそう間違いでもなかったのですが、読み終わって面白かっただけに表紙の印象は微妙です。
すごくおしゃれ〜なデザインなんでもいけそうな作家様なのに、表紙が二人の顔もよくわからないし作品の印象と違う感じになっちゃったのか勝手に残念です。本当に個人の印象です。
その後の三人の朝食風景を雑誌かどこかで見かけてた気がするのですがもう見つけられず。もっと早く読んどけばよかったです。

1

エロもストも充実の、自信を持ってオススメしたい一冊!

現代を舞台にした天使×悪魔の、天界をまきこむ壮絶BL、、、ではないです。

受けちゃんが勘違いにより家出を図り人間界に1人やってきます。

そこで攻めのエリルさん、、、意地悪ちょいS悪魔に捕まってしまいます。

借金返済のために、売り専の従業員として毎日頑張るソラちゃんですが、エリルさんに自分は全然可愛がられてない!とこれまた勘違いをして拗ねたり、エリルさんを無意識に萌え殺したり、、、愉快な従業員の仲間たちに囲まれて新鮮な日常を送ります。

そんな日々の中、ソラちゃんを魔界からお世話がかりの使い魔が迎えにきます。

この使い魔の、デューラが私的に大好きです。健気で、胸元がざっくりはだけたエロい服装をしていて、しかも世話焼き健気、、、!お世話されたいです、切実に。

結局勘違いは晴れ、ソラちゃんはお父様のお許しと人間界のパス(?)を得て、ずっとエリルさんと一緒にいれることになります。

よかったね、ソラちゃん。

クライマックスでのソラちゃんからのずっと一緒にいようという言葉、オレはエリルを1人にしないもん!というエリルさんの背負ってきた孤独を包み込むような台詞が心に響きました。あんたが聖母だよ、ソラちゃん、、、!

エリルさんの過去と生い立ちには驚かされました。

まさか、人間の父と天使の母の間に生まれた子供で、エリルさん自身も短い間ではあったけれど人間と恋をしていたなんて。

しかも、元受け!これは衝撃でした。

しかもちょうどその時は、ソラちゃんと同じくらいの年齢だったのかな?

帰る場所のないエリルさんが、可愛いかわいい言いながらもソラちゃんに明確に告白をしていなかったのは、帰れる場所がある者は在るべき場所に帰った方がいいというメッセージだったのでしょうね。

それでも帰したくなくて、ちょっとで良いから一緒に居てほしくて、、、エリルさんの心情を想像すると、二度楽しめる作品でした。

エロとイチャイチャとシリアスとギャグが見事にそれぞれの要素を引き立てあっている、本当に素晴らしい作品だと思います。

地球上の皆さんに読んで欲しいです。

2

お洋服可愛い

熊猫先生2冊目です。
BL漫画ではこういう作画は珍しい。大ゴマより、普通のコマの方が作画がいいのは気のせいか?

◾︎エリル(ウリ専オーナー)×ソラ(家出した悪魔)
純粋無垢受け可愛い!現実的に考えるとあまりにも無知なのは難しいのですが、ファンタジー要素有りなので、無垢受けには無理がないです。
ソラの発言や行動に、ひっそり萌えてるエリルが良かった。読者は見守り?覗き見?ポジションになれます。

寿命云々は結構普通のネタになっちゃったな〜ってところがちょっと残念でした。よくあるというか、使い古されたというか。

※電子書籍ひかり 白抜き
限定おまけ漫画1枚 甘えエリル

4

No Title

『…なんでオレ逃げてんだろ 帰ったら魔力だって戻るし こんな気持ちだってきっと』

「パライソ」のオーナーのエリル(実は天使と人間のハーフ)の所に、迷子になったソラ(悪魔)が迷い込み悪戯半分で魔力を吸い取ってしまいます。
使い魔と喋る事も帰る事も出来なくなったソラはエリルの下で日々「魔力代」を稼ぐため奮闘します、それはともかく絵と服装が可愛いです。
受けがこんなに頻繁に着替えるBLも珍しいのではないでしょうか、カバー裏には丁寧に解説付きです。

1

イジワルな天使✕アホの子悪魔

一話目の段階では、無知な家出少年ソラくんが風俗店のオーナー、エリルと出会い、流されるままにエロいことされちゃうお話。
でも実はソラくんは悪魔、エリルは天使(と人間のハーフ)という、人間社会を舞台にした人外ファンタジーです。

受けのソラくん、悪魔なのにものすごい純粋培養。
箱入り息子状態で大切に育てられてきたために、性的なことをなにも知らないし、倫理観もちょっとズレてる。
そんなソラを、エリルはわりと最初からカワイイカワイイ言ってて、免疫のないソラも気持ちよくなっちゃって、わりと簡単に恋仲になります。

やがて明かされる、エリルの悲しい過去と孤独。ここで、ソラの悪魔設定と純粋無垢さが生きてくる。エリル、本当にソラと出会えてよかったね~、と素直に思えます。
シリアスな要素がありながらも、シリアスになりすぎず、楽しい作品でした!

ただ、ソラくんが普通の倫理観を持っていないせいなのか、その言動に引っかかった場面もあり星-1としました。
お金のためとは言え、客のおじさんに抱かれにいったあとの、エリルとのやりとり(モブとの絡みが地雷の方のために一応言っておくと、未遂に終わります)。

無理矢理ならそのセリフはわからないでもないけど、合意の上、自分からついて行ったよね? そこまず、エリルに謝るのが先じゃないの? と何度見返してもなんだか理解できず、モヤッと感がありました。

1

全編カラーで読みたい作品

〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:あり
カバー下:あり
帯:なし
裏表紙:なし
備考:可愛い顔してかなりエロいから、修正ががっつり白抜きなのが非常に残念…

〖紙媒体〗
未読

4

愛はソラなり

あらすじも読まずに、今頃拝読いたしました。
人外ファンタジーだったんですね。
あまり得意ではないのですが、人外という事がネックにならずに読むことができました。

悪魔のソラと、天使と人間のハーフ・エリルのお話です。
家出したソラは魔力を奪われたうえ、借金返済のためエリルの店・パライソで働かされることになる。
無知で素直なソラは、流されるままエリルに開発されてしまう。
ヘマしたとき以外は優しくソラを甘やかすエリルに、いつしかソラも心惹かれていくようになり…。

一度は魔界に連れ戻されそうになるソラだが、ハーフのエリルは天界にも行けず人間界ではあり得ないくらい長寿のため、ずっと一人ぼっちであったことを知る。
エリルの側にいたいソラは、使い魔のデューラを説得してエリルの元に戻る。
ずっとそばにいるというソラに、帰るな…と素直に吐露するエリルだった。

そもそも、ソラが家出したのは見合いが原因でしたが、見合いさせられたのはネコのメギドだったというオチでした。

誰かに忘れ去られるより、ずっと記憶に残る方が辛いというエリルが悲しかったけど、寿命の長いソラとなら末永く幸せに生きていけるのでしょう。
結局、「愛は金なり」ではなく、お金で買えない本当の愛をみつけられたのだと思います。

最後は駆け足の印象だったので、続編期待しちゃうな〜。
使い魔のデューラとパライソのボーイ・アモちゃんのスピンオフとか見てみたいです!

2

どっちが悪魔??

ようやく読ませていただきました。
序盤からソラがおばかさんで
あまりアホのコ受けは得意ではないのですが
まっさらなソラに手を出すエリルの興奮が良かったです。
なんて言うと誤解されてしまいそうですけど違いますよ大丈夫ですよ。
Hが予想以上にえっちだったので得した気分ですww

意地悪な天使なのに優しかったりするから
戸惑いながらも好きになってしまうソラが
自分だけはそばにいると泣くシーンはじわっときました…。
大事なひともいつかは死んでしまう悲しみ、
年をとらないことは決して幸福とは言えない世界で
お金ばかりだったエリルがソラと出会って芽生えた気持ちは
まぎれもなく愛ですね。
ソラの純真な健気さがエリルの心を動かしたハピエン、
実はデューラの方が好みだったのでもっと登場して欲しかったですww
しかしホント熊猫さんはファッションセンスが素敵ですね!
めっちゃオシャレでした。

3

全体的にオシャレです。

表紙が、独特の雰囲気出しています。拘束しているのは天使のエリル。縛られているのは悪魔のソラ。

すごく本が分厚くて読みごたえあります。設定があまり読まない部類なのですが、ストーリー性がすごくあると思いました。
もっと話を膨らませたら長い巻になりそうな。

悪魔ソラが純粋すぎて、箱入り息子状態でしたが、エリルが好きだという気持ちを自覚し、自ら行動出来る様になって少しだけ成長したかな。という感じです。

ギャグ多めですが、しっかり切ないエリルの過去も描かれています。

ソラの可愛いさ。エリルの大人の色っぽさが何よりこの作品の魅力だと思います。

4

とにかく、受けがピュアで可愛い!

受けのソラが可愛くて可愛くて可愛すぎて癒やされます。
ちょっとお馬鹿で小柄でピュアは最強ですね。
嫌、嫌言いつつ、ほだされて、トロトロ。 
その具合い、バランスが…絶妙。行き過ぎるとちょっと安易すぎない?となってしまうので…。
ストーリーとしては、内容が深くて余韻に浸るという感じではないです。ただ、神評価が多いのは、ソラくんの可愛さにゾッコンになるからだと思います。
厚みもあるコミックでそれだけでも満足度は高いですが、ただ、だらだらとストーリーが続いているわけではなく、きちんとストーリーが面白く読み応えがあります。
読了後も幸せな気持ちになります。
攻めのエリルも魅力的。セクシーな大人な男。ですが、意外と分かりやすい男。そこがまた魅力的です。
迷っている方、購入をおすすめします。
後悔することはないはず!

5

かわいい!

エリルがめちゃくちゃかっこいいです……顔がいいのに愛に飢えてる寂しがりなのがすごいツボでした。半分目隠してるのがすこし残念でした。
ソラくんがまっすぐで鈍感なところが最高で、このふたりだからよかったんだなと思いました。悪魔界と天使界の描写がもうちょっとあると、神作品になった気がします。電車の挿絵しかなかつたのて…デューラのはなしも読んでみたいです。あと、メギドの顔がもうちょっと猫っぽいとなおよかったかなと思います。

2

漂うオシャレ感!

毎回感じますが、表紙やカラー絵やコマ割、節々からセンスの良さがにじみ出てます。
フリーハンドで個性的だけど目を惹く華やかさがあってオシャレ!

キャラも立っていて受けも攻めも好みでツボでした。
天使と悪魔というファンタジー要素有りですが、舞台は人間界なのであまり違和感なく読めます。
ギャグとシリアスが程よくバランス取れていて面白かったです。

受けのソラは純情無垢で少々子供っぽさは感じますが、素直に可愛いと思えました。
特に上目遣い&涙目&殺し文句の破壊力!
これが何度かあるんですがエリルが萌えギレする気持ちも分かります。下がり眉で赤面しながらの誘い文句は反則です。
あと服がいちいち可愛くてオシャレ!これはエリルの好みですかね。笑
「~だもん」口調がちょいちょいあるので苦手な方は苦手かもしれません。。

エリルは軽めのちょい悪お兄さんかと思いきや、重い過去を背負っています。
ソラに対しては意地悪な様で愛情が見え隠れしていて可愛がってるのがよく分かるので、愛されてないと勘違いするソラの鈍感さにつっこみたくなります(笑)

エロは程よくエロくて回数も多くて満足!
どんどん開発されていくソラがエロ可愛かったです!

Kindleで買いましたが白抜き修正でした。

8

愛はピュアなり!

ネットのCMから気になってついつい購入。
やっぱ読んで良かったぁ。
天使(エリル)がまるで悪魔で、悪魔(ソラ)が天使の様に可愛いって、上手い設定だよねー。

この悪魔のソラちゃん(受け)、悪魔界で大事に大事に育てられて来たから、もう本当に天使の様なピュアで素直なおぼっちゃま。
とある理由で人間界に家出しては来たけど、あっという間にスリにスられて無一文。
そして歓楽街に迷い込み、天使エリル(攻め)が経営するゲイ向け売り専サロンの面接だと間違われてまんまと雇われちゃいます。
でもあまりのピュアさに売るに売れず、お店のボーイ兼小間使いに。

もちエリルに気持ち良い事されちゃって、角と尻尾を出して眠りこけちゃったから、悪魔とバレてしまい、エリルに悪魔力を吸い取られちゃいます。
で、悪魔界にも帰れず、大事にしていたペット(黒猫?)との会話も出来なくなり、ひたすらサロンでこき使われる羽目に。
でもでもサロンには男の子達専属の寮がちゃんとあるのに、エリルのお部屋に住み込まされちゃうのよねー。
もちベッドも一緒よ♡♡。
なのでてっきりエリルがソラちゃんを愛しちゃたのかと思ったのに、妙に冷たいのよ。
別にツンデレとかそんなんじゃなくて、眼が冷たいし、仕事でミスする毎に借金が増えて・・・。(可愛いお洋服=制服もバンバン買ってくれると思ってたら、これも全部借金になってた…)
あーれー、これって王道から外れちゃうよね……。

なのにぃ、ソラちゃんは色んな足枷付けられながらも、どんどんエリルに惹かれて行くの。
それはやっぱエリルの手練手管と、垣間見せる優しさに。
もちこの足枷って、借金だけど。

ここで働く男の子達ってどんなに長くても二年居ないの。
それはエリルがしっかり稼がせて上げて、ココから卒業させて、元居た場所に帰そうとしてるから。
なのに自分だけ一生掛けても返せない位に、借金が増える一方。
そして冷たい眼でも見られるから段々「エリルは誰にでも優しいのに、ボクにはこんなにイヂワルで・・・ボクって嫌われてるんだ!」って思い込んじゃって。
どう見てもエリルはソラちゃんが好きな筈なのに、なんで??? って思ってたら、深い深ぁーい理由があったのね。

私はてっきりエリルは堕天使で天国を追放された身だと思ってたのに、『えーっそう来るか!』な凄い設定で。
いやぁ、一本取られちゃったなー。
エリル、辛かったね。本当に辛かったね。
いつ果てることも無い深い絶望の中に居て……
誰もが『帰る(還る)場所』を持ち、『家族』も持つ。
自分だけはそれを持てない。
ソラも家族や友人が待つ悪魔界へ、いつかは帰さなきゃならない。
なので思いを遂げる事が出来ない、いや、しちゃいけないんだ!と必死だったんだね・・・。
なのに違う心では悪魔力を吸い取ったり、借金でがんじがらめにしようとして、何処にも行かせようとしなかったり。
だって限りある命の人間じゃなく、自分と同じ年月を一緒に歩けるかも知れない悪魔なんだもんね。
もち、それだけじゃなく、ピュアで可愛いくて、たまらんソラちゃんに心底惚れちゃった訳だけど。

なので、ソラちゃんが一旦は悪魔界へ帰るものの、再び人間界へ戻って来てくれて
「ボクの帰る場所はここ(エリル)だもん!」に、
遂にポーカーフェイスのエリルが崩れてソラに本心を言う下りは、泣けて来ちゃいました。

ギャグも満載でバンバン進む前半から、後半は一気に映画の様な世界になり、本当に素晴らしかったです。
この醍醐味、味わって欲しいなぁ。
これは読んでみなきゃ味わえない!!
『愛は金なり』
『読まなきゃ損なり』!
胸いっぱいの読後感です。

10

最後まで一歩引いて読んでしまった

 表紙や扉絵の配色、デザインなどが素晴らしくかなり期待してしまったんですが、ちょっと私には合わなかったです。人間界と天界、魔界が存在するという世界観で、攻めのエリルは半天使、受けのソラは魔界から家出してきた悪魔という設定。ソラの悪魔としてのビジュアルも好みでしたし、掴みの設定や絵は本当にタイプだったんです。ただ、ストーリーの展開と、天使×悪魔というキャラの組み合わせが活かせていたかという点において、私の中では期待したものから大分逸れてしまったかなという印象です。

 ほぼギャグに走っていた前半から、後半で少しシリアス調に展開して流れを変えたのは良かったと思います。が、ソラの言動があまりにも子供っぽ過ぎる上に脈絡のない時があったり、エリルのソラへの気持ちもあまり変化がなく単純で見応えがなかったりして、キャラに魅力を感じないまま後半に入ってしまったので、2人の背景などを知っても共感するのが難しかったです。特にソラは性的なことにかなり疎く、見た目はそれなりでも中身はショタと言っても過言ではないレベルなので、個人的にそこまで幼い受けはタイプ外の私には萌えるのが厳しいキャラでした。

 別の男に犯されそうになったところをエリルに助けてもらったソラが、エリルが怒っているのに唐突にキスしたいと呟くシーンでも、ソラを可愛いとは思えず苛ついてしまいました。最初からエリルがソラを可愛がり続けるだけで、人間同士の絡みとの違いもほとんどなかったので設定の良さもあまり感じられませんでした。天使と悪魔なら、もう少し反発し合うか、禁忌を犯している感じなどがあって欲しかったですね。性的快感を攻めによって初めて知る幼い受け、というのがお好きな方はハマると思います。

9

百戦錬磨な天使×超無垢な悪魔=神

作家さん買い。

3話くらいまで連載で読んでたんですが、もうエロかわいくてかわいくて、コミックスを楽しみにしてましたー。

で、未読部分だった後半を読んでみたら……
まさかの泣ける展開になってるじゃないのっ!!

期待を上回る仕上がりに、神よ〜!って思いました。
ただのエロカワコメディだと思ってたよー。
この後半のシリアスパートがとってもよかった。

もしかしたら、ちょっとゴチャついてると思う人もいるかもしれないけど、熊猫さんの大好きなものをいーっぱい詰め込みました!って感じの宝箱作品だと思います。

つり眉タレ目のちょい意地悪天使攻め
無垢なピュアっ子悪魔受け
ぬいぐるみのような猫のメギド
ゆるふわに見せかけて肉食ビッチな同僚アモちゃん
そして着せ替えあれこれお洋服。
熊猫さん、楽しくのびのび〜と描いていらっしゃるなぁと。

天使×悪魔という組み合わせなんだけど、天使や悪魔に抱くイメージとは逆の性格を与えたというところが、まずいいと思うんですよね。

攻めのエリルは天使なんだけどゲイ風俗のオーナーをやってるというダーティーさ。性格は腹黒でちょいSだけど甘い。
受けのソラくんは悪魔だけど、世間知らずの超ピュアっ子。
ソラの教育係・デューラさんのせいで性に関する知識は皆無どころか精通すらしてないという超無垢物件。

おっきくなるのも初めてだし、何が起きてるのか判らず戸惑うソラときたら罪作りなかわいさで、あれこれしちゃいたくなるエリルの気持ちがわかるし、これがうぶな子を自分色に染める楽しみってやつかぁ〜となんかわかった気がする。

そして怖くないよ〜となだめつつも「気持ちいいねえ お手てつなごっか」とシーツの上で恋人繋ぎをしちゃうエリルに激萌え。
意地悪しつつの恋人繋ぎがほんと好き。

最高。

エリルもソラも最高。
読めばわかる。
読むしかない。

11

エロ可愛コメディであり切なく美しいファンタジーであり

開始数ページで攻めのエリルのハイキック姿にズキューン!「か…かっけ〜〜(//∇//)」
さらに数ページで性知識0、正真正銘まっさらな受けのソラの姿にきゅぅ〜〜ん♡
「か…かわえぇ…(*´-`)」
両者にハートを持っていかれました。
やっぱり掴みは大事!キャラに惚れると作品は何倍も楽しく読むことが出来ます。

家出した悪魔のソラは、勘違いからゲイ風俗店《パライソ》のオーナー・エリルに拾われる。
実はエリルは悪魔とは犬猿の仲の天使で、ソラは魔力を奪われ、さらに借金を負わされ魔界に帰れなくなる。同時にウブなソラはエリルにより快楽を教え込まれ…

意地悪なようでときに優しいエリルに対し、ドキドキや嫉妬など様々な生まれて初めての感情を抱いたソラは、そんな彼に徐々に惹かれていく。
アモちゃんを始めとするパライソのボーイたちも可愛い子揃いで、前半はコメディタッチで物語は進んでいきます。

後半、ソラが魔界に連れ戻されると一転物語はシリアスな展開へ。
エリルの出生の秘密が語られるのですが、これがものすごく切ない。
分量は少ないながらも、このシリアスパートがとても素晴らしかった。このあたり、絵柄も少し美麗なタッチになっていて、ストーリーを美しく演出していたのが印象的。
エリルの孤独や悲しみを救うため、必死に縋り付いたソラ。萌え死ぬくらい可愛いのに、オトコだよ、偉いよ…

エロ度は標準になっていますが、私の中では『初めて知る快感』的シチュエーションは本当にどエロく感じるので、この作品は勝手に【エロエロ】認定です。
な〜んにも知らない子に性の快感を仕込んでいくって、男のロマンだよなぁ…きっと。
最初のほうはただただ一方的に受けを愛でてます。
可愛い子を愛でるシーンが大好き(あたしゃオッサンか)&愛でたあとの攻めって、興奮した自分をどう鎮めてるの〜〜?とか妄想膨らんじゃうんですよね。
我ながら何言ってるんだかわからないけど汗

熊猫先生、初読みでしたが、コメディからシリアスまで、一冊にまとめる構成力やセンスが素晴らしく、これからも追わせていただきたい作家様となりました。
なによりソラの可愛さは反則級。ソラの笑顔と赤面で今日はいいお酒が飲めそうです(^^)

10

金は金なり。恋は恋なり。気持ちはお金じゃ手に入らない。

この作品、表紙とあらすじで判断してはいけません。
アートで個性的な色使い。オシャレで、ややダークさも感じさせてしまう。
もしかしたら内容も濃くて上級者向けなのかな~と勘違いしがちなのですが、全然違います!!
かわいくて萌えます!!そして、基本コミカルな前半からシリアスな後半へのシフト。
この構成力、本当に素晴らしい!!
天使×悪魔なのでファンタジー要素多めかと思いきや、舞台は人間界なのですんなりお話に入っていけるところも良かった。

お見合いが嫌で人間界に家出してきた悪魔のソラはスリに遭い、所持金650円に。
さまよっていた風俗街でエリルに出会い、なんやかんや勘違いの結果、エリルがオーナーを務めるゲイ向けウリ専サロンで働くことに。

この2人、天使と悪魔ではあるのですが、中身は逆で、
【悪魔のように腹黒く金に汚い大人である天使・エリル】
【お坊ちゃまで世間知らず。まだ子供なので非常に無垢でかわいらしい悪魔・ソラ】という設定がまず面白いです。
ソラは実は精通すらまだのお子様。当然オナニーすら知らなかった!!
エリルは何も知らないソラの精通を手伝ってあげるのですが、性教育がお留守だったのか、自分が何をされてるのかさっぱり理解していない。
でも気持ち良くて体が反応してしまったり、頬真っ赤にして涙目になったり、もうイチイチかわいくて堪らないです。
これはエリルじゃなくても萌えると思う!!!
ソラは一応165歳なので合法ショタではあるのですが、初々しすぎる表情や反応に、もう本当にきゅんきゅん来ます。

で、初めての精通で疲れて寝てしまったソラは、ツノと尻尾が出て悪魔だとバレてしまい、エリルに魔力を吸われてしまいます。
魔力がないと魔界に帰れないソラは返してくれと訴えるも、
「返して欲しくば金払え」と言われ、お店の裏方で働く事に。(さすがにお客様相手は無理だと判断されたようです)
ドジっ子ソラはグラスを割ったりミスばかりで、借金は一向に減りません。
同じ部屋で生活しているエリルは毎晩ソラにキスしたりHなことをするのですが、お子様なソラはオスの顔のエリルを恐いと感じたり、自分に嫌がらせをしているのだと思い込んでいて、エリルがソラをすごくかわいがってる事に気が付きません。
まだ「好き」という感情も「嫉妬」という感情すら理解していないソラ。
だから自分が仕事出来ないから、悪魔だから、エリルはみんなに優しいのに自分にだけいじわるをすると本気で悩んでしまう。
この「好き」っていう気持ちを自分で認めるまでのぐるぐるもじれったくて好きです。(まあ、エリルもそんなソラを面白がってからかうからよけいこじれるんですけど)

さて、後半は、とある事件の結果、
ソラの教育係デューラが魔界へ連れ戻しに来たことで一気にシリアスモードへ。
実はエリルは天使と人間の間に生まれた混血で、天界を追われた身でした。
寿命の違いから、人と深く関わり、誰かの記憶に残ることを避けるようになってしまった「いきさつ」が描かれているのですが、前半あんなに悪い大人だったエリルが、その心の中にずっとこんな悲しい過去を隠してきたのだと思うと切なくて、やるせない気持でいっぱいになります。
ずっとひとりぼっちで孤独を背負って生きてきたエリル。
エリルは自分と同じ寿命のソラを本当はずっと返したくなかった。
でもソラの将来を思って返すことを選んだ。
そこに「オレの帰る場所はここだもん…!!」と帰ってきたソラ。
「オレはエリルをひとりにしないもん!!」と号泣するソラには本当に泣けました。
最後に「さびしい」「帰るなよソラ」と言ったエリルの言葉がきっと本心だったんだろうな。

まぁ、最終的には何故かソラの教育係デューラも居座る事になり、
エリルvsデューラの親バカバトルが勃発し、余韻ブレイカーになるところもまたこの作品らしく、楽しかったです。

ソラを帰らせないためにお金は役に立ったかもしれないけれど、
借金がなくなったソラが戻ってきた理由にはお金なんて関係なかったと思う。
ただエリルが好きで近くに居たくて戻ってきた。ただ、それだけ。
エリルが孤独なまま生きていくために見つけ出したのが「愛は金なり」っていう
現実的な教訓と言うか、強がり?だったのかな…と。
そう自分に言い聞かせて、独りきりの毎日をやり過ごしてきたんだと思う。

ともかく、いろんな想いをくれる作品です。
読んでみて損はしません!!
表紙で迷ってる方、是非是非読んでみて下さい!

18

萌え死んだ

か、わ、い、すぎるーーー!読み始めて十数ページで、主人公のソラくんの無垢アホ具合に心臓をわし捕まれました。
一見して表紙が今時のさらっとした感じではなく、描き込まれた毒々しさがあり、始めは手に取るのをやめたのですがこちらのレビューの高評価に惹かれ購入。
買ってよかった!!!全部読み終わる前にそう思いました。
主人公のソラくんが、とにかく無垢です。
悪魔なのに無垢!萌えーー!!
攻めのエリルが、要所要所でソラの無自覚な可愛さに萌えギレるシーンがありますが、超わかる…
か、わ、い、い、ん、だ、よ!!(怒萌)って私も何回もなりました。
そんな無垢なソラくんを、あれよあれよと手篭めにしてゆくエリルさん。
始めは興味だったかもしれないけど、どんどんソラにハマっていく感じがとても良いです。
単にエロ可愛いだけの話ではなく、エリルさんがソラくんに救済されるというテーマもしっかり描かれており、読み応えのある作品だと思います。

一応区切りよく終わってましたが、是非続編を期待したい作品です。
アニメイトの特典リーフレットがまた、萌え死させてくれるのでこちらもおすすめです。


9

人の記憶に残らないように生きるって切ないよ

新刊コーナーで表紙がパッと目に入って、居ても立ってもいられないくらいに好みだ!!と思って衝動買い。
かわいい!!!
なんてキュートな緊縛なんでしょ♡こんなかわいいファックサインある〜??逆効果よ〜〜〜(〃ω〃)♡♡♡
ちなみに表紙のようなシーンはお話上出てこないので、この表紙は完全に作家様の趣味(性癖)でしょうかね?ありがとう熊猫さん!

人間界で出逢った天使と悪魔のお話です。
コミカル&エロかと思いきや、これが結構ガツンと切なくってですね…やられたよ熊猫さん、、後半読ませてくれます( ; _ ; )
エリル(攻)のとあるセリフに胸がぎゅーーーっと締め付けられました。。
初読時はただのショタコン兄ちゃんにしか見えなかったエリルさんが、再読時にはすっかりもうソラくん(受)への“愛おしい”が溢れまくってるスパダリキャラにしか見えなくって、エリルさんのセリフ全部が萌えの洪水!
2周目はきゅんきゅんじたばた萌え転げながら読みました。
エリルさんもソラくんもむーーーっちゃかわいい!!

※ここからちょっとネタバレ気味です。



『愛は金なり』
最初はね、なんでこんなタイトルなのかな?って思ったんですよ。
でもこれってエリル目線だったんだなぁ。
お金で一緒にいてもらおうと思ったんだ。ソラくんに。
エリルは出自のせいでひとりぼっちで人間界にほっぽり出されて、でも人間と同じスピードでは老いないから、奇異の目で見られるのを避けて人の記憶に残らないように生きてきた訳ありの天使なんですよね。
記憶に残らないよう希薄な関係しか築かないってことは、それってつまり思う存分に誰かに愛情を注ぐことが出来ないってことじゃない?
エリルの言う“寂しさ”って、単に独りが寂しいってことじゃなくって、そういうことだと思うんだ。
「すこしだけ独り占めしてやろうと思った」
エリルの何気ないこのセリフには言葉以上のものが詰まってるよねって思ったらもうめちゃくちゃ切なくって・・・。
で、読み返すとソラくんに愛情を注ぎまくってるエリルさんがいるわけで。
そんなのもう萌えるしかない。
エリルさん、今まで出来なかった分全部ソラくんにめいっぱい注いであげて!って思いました。
ソラくんはきっと家族に猫可愛がりされてきた子だろうから少々重いくらいの愛情でちょうどいいはず!(^^)


今回初めてequalのコミック買ったんですが、equalって雑誌は白抜きなのにコミックは白抜きじゃなくなるんですね。嬉しい♪
電子系のレーベルではめずらしい気がします。

【電子】レンタ版:修正○、カバー下○、裏表紙×、電子限定特典(1p)付き

13

ギャグと思いきや結構切ない

ギャグと切なさのバランスが絶妙で、読み応えある1冊でした!
ガキンチョのような受けの悪魔ソラちゃんがとても可愛くて悶えます。
攻めは破天荒ですが、どこか諦観があって、その理由がとても切ない。
受けへの愛というより、1人が寂しいというようなところも若干あるのかなーと思いましたが。。
攻めの萌えギレ(萌え過ぎてキレる)はなかなか良かったです!
お店のボーイさんや受けの使い魔など、周りのキャラも良い味出してます。
あらすじの印象とはだいぶ違う読後感でした。

2

愛は愛だよ!

熊猫先生はギャグがキレッキレなのに、ちゃんと萌えも感じさせてくれるのが好きです♪

守銭奴天使と、ショタ味ある悪魔とのコミカルファンタジー。
前半はこれがショタを愛でる醍醐味かーとショタに感化されつつ、エロコミカルに笑かしてもらってましたが、後半の孤独を描いたストーリーには胸を締めつけられました…


ソラは家出したその日のうちにスリにあって一文無しになり、風俗街に迷い込んだら、ゲイウリ専サロンのオーナー・エリルに面接だと勘違いされて雇われてしまう。
カラダ売る=心臓売る?
タチネコどっち?→ネコ派!(猫飼ってるから)って…
エリルとソラの認識はズレてるのに、会話が噛み合っちゃってるのがおっかしい!

百戦錬磨のエリルは、ソラが純朴少年だと知ると、ついエロいことを。
ソラが出したものを舐めさせるって、なかなかエロいことしてくれるじゃないか、おっさん!(※エリルは美形の外人です)
童貞処女はそれなりに経験があるエリルも未精通は初めてでとってもご満悦w

その後、疲れて寝ちゃったソラに悪魔の角と尻尾があらわれた!

翌朝、ソラが飼い猫のメギドと話そうと思ったら、メギドはニャーンしか言わない?
実はエリルは天使で、ソラの魔力を吸い取ってしまい、「返して欲しくば金だよ金」と悪い顔をw
ソラは3千万円目指して、エリルの店で雑用をはじめるけど、皿を割ってばかりの役立たずで、日給650円しかもらえませんw

そうして、ソラは昼間はサロンで働いて、夜はエリルにかわいがられる生活が続きます♥
サロンのボーイの皆さんは、エリルがソラをめっちゃ気に入っているって気付いてるのに、ソラ本人はエリルは自分にだけ意地悪で、スタッフには優しいのが気に入らない!
ソラは、自分が嫉妬してるってことも、エリルを好きになりつつあることにも気付かない、ちょっとアホな子です。そこが愛おしくてかわいいんだな♪

私はショタよりオトナの麗しい男達を愛でたい派なんですが、
「おいで、ぎゅっとしてあげる」「やじゃない」
「キスしてあげる」「や、ちゅーされると変になる…」
って、ソラがテレテレで嫌よ嫌よも…をしてるのが、たまらなくかわいくって、これがショタを愛でる醍醐味かーって悟りました!


でも、魔界からソラの教育係・デューイが迎えにきて、借金も清算して、ソラは連れ戻されてしまう…
その途中、デューイは、エリルが罰を受けている天使だと、ソラに教えます。

エリル自身は悪いことは何もしていない、でも天界が悪と決めて、エリルを寿命が違う人間界の中に、たった一人で置き去りにした。
自分自身の存在も、愛しき者の存在も否定されて、引き離される、こんなに心えぐられるような辛い罰が他にあるだろうか?
「帰る場所なんてどこにもないよ」この一言に、エリルが抱えてきた孤独と諦めが凝縮されています…

「誰かに忘れ去られることより 誰かの記憶に残ることの方が つらい」
年を取らないエリルは住む場所を転々として、人間関係を希薄にして、人々に忘れられることで生きてこられた。エリルにとってはそれは自然なこと。
エリルのことを鮮明に覚えている人に会えたら?
でもその人はエリルの記憶と一緒にすぐに寿命を迎えて去ってしまう…
寿命を違う世界を生きるのって、細胞がただ息をしているだけで、心はだんだん死んでいくように感じます。

ソラはエリルが初めて出会った同じ寿命を生きる者だから、エリルはソラを独占していたかった…
デューイからエリルの正体を聞いたソラは、自分の気持ちに素直になって、自分のやりたいと思うことをします。
ソラの一生懸命なあたたかい言葉も、エリルがやっと漏らした本音も、もう涙吹き出さずにはいられないです。


前半は、ソラのショタ味を愛でて笑っていたのが、後半でこんなに泣かされるとは…
すっごくいろんな物が詰まりに詰まった一冊!読んだぞーって達成感と満足感があります。

11

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