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愛は罪と遠ざけるβ×恋を屠ったΩ――俊傑・楔ケリが描く凄艶のオメガバース 待望の続刊!
くるつが鵜藤さん編2巻です。
あまりの切なさにウッとなる・・・!読むの数回目なんですがその後の展開をすっかり忘れてて、え?番っちゃった?え????と混乱してます_(:3 」∠)_
高羽の
「それ俺の目見て言えます?」
「あんた以外いらないって言ってんじゃん」
の彼氏力の高さよ・・・!
ひれ伏したい_(:3 」∠)_
烏丸も割り切っているように見えて高羽絡みのとこは弱いよなあ・・・でも個人的には元の性格より人間っぽくて好きです。
雀部くんは決断力のあるところがいつも悪い方に転がっている・・・社長さん悪い人じゃないんだろうけど、どう考えても早まったよなあ・・・早く幸せにして_(:3 」∠)_
はぁ、やっと2巻が読めた。
オメガバースって、アルファとオメガの恋模様ってのがまぁ基本で、私もそんな話を読んできたのですけど、くっついて幸せになった2人の傍で、ひっそりオメガの幸せを祈って見送った鵜藤みたいなベータがたくさんいたのかもねぇ、なんてしみじみ思ってしまいました。
ベータの自分ではオメガを幸せにすることはできない、と踏み込めずにいた鵜藤。
鵜藤を好きなココロとはうらはらに、カラダはアルファを求めるフェロモンを持て余す雀部。
ままならない想いを抱える2人。
やっと行動を起こそうとした鵜藤なのに、神様はイジワルでしたね。
白取と番になった雀部(ノ_<。)
咬み跡をつけたうなじを鵜藤に晒している雀部は、キレイでした。
そんでもって、泣きながら部下にして頑張るから、とすがる雀部は、健気で切ないなぁ。
番になった白取は、ちゃんと雀部といい関係を築こうとしてくれていて、いい人なんだろうけど。
ずっと下唇の咬み跡がついたままの雀部が、もう唇を噛み締めなくてもいい日が早く来て欲しいものですよ。
メインカップルが切ないムードのままでしたが、2巻でも糖度とエロは烏丸と高羽カップルで補給させてもらえました。
「これぞ!オメガバース!」というオメガバース上級編。
最新刊がそろそろということで読み返しつつレビューを。
もうやるせない。
Ωの発情を抑えることができるのはαだけ。
βは何もしてあげることができない。
この図式が大前提になっている以上、雀部に鵜堂がしてあげられることなんてないんですよね…。
気持ちを返してあげられたとしても、ヒートを抑えることができなければ、接待で都合良く使われないようにしてあげることもできない。
気持ちだけでは何もできないって、本当につらい。
白羽の方も「運命には興味がない」と言いつつ、過去に何かありそうだし、その過去の償いとして雀部を身代わりにしようとしているのかなという空気が漂っておりました。
そうだとしたら、烏丸の身代わりにされたくなくて鵜堂から逃げたのに皮肉だなあと思うのですが、この作者さんならやりかねない…。
とことんαやΩ、βというものに振り回され続けるひとの「気持ち」はどこかで救われるのでしょうか。
読み終わってこんな事があって良いのかと脱力感でいっぱいです。
鵜籐がようやく決意して思いを告げようとして会う約束をしたのに、飛行機が欠航した上に雀部の携帯の電源切れって鬼ですか!
しかも雀部は白取と番になってしまうし。泣
番になると好きな人にも拒絶反応出てしまうし、今まで安心出来た匂いにも変わってしまうのに!雀部の取った行動は浅はか以外の何でもありませんが、それでも雀部を見守る決意を選択した鵜籐は烏丸の時とは違ってます。
それから白取の物憂気な表情もとても気になりました。彼も何かしらのトラウマを抱えていると思いました。
アルファから番が解消出来るのならば是非して欲しい。
そして日尾部長には天罰を加えてから終わって欲しいと思いました。怒