イラスト付き
幼馴染の出版社勤務年下溺愛攻め× 理系眼鏡大学院生の、なんじゃこりゃあああ!!!と悶絶してしまうような、超超甘々、両片想いストーリー!
というのも、両思いになる前からめちゃめちゃラブラブ、イチャコラしているのです。
受けの顔についたソースを拭った指をペロッと舐める攻め…狙ってやってるな!あざとい!けど、いいぞもっとやれ、と思ってしまう自分(笑)
その上この二人、一緒にお風呂入ったりしてるんですよ…まあ攻めが強引にそういう展開に持っていって…なんですが。
で、抜き合いからの〜攻め→受けへの化粧水ぺたぺたお肌ケア&唇保湿ケア〜からのドライヤーですよ。
で、極めつけに(?)一弥が来ているパジャマは常に壮平が持ってくる彼のお下がり(年齢的には一弥が上なので、「おあがり」)っていうね。
いや、もうこれ普通じゃないって気付こう!!!?って感じの溺愛っぷりでございます✨
壮平の隣に並ぶのに恥ずかしくない男になろう!と決意し、急に服を買いに行ったり料理を習い始めたりする一弥に、「誰の影響だ…!?」と焦る壮平。
読者としてはニヤニヤ( ̄∀ ̄)しちゃう展開…心配いらないよ〜ムフフってね。心配のあまり、不審者のようにストーキングしてる壮平に笑いました。
終始お互いの大好き!って気持ちがダダ漏れしているんですが、ここにうまく絡んでいるのが、一弥が昔男に襲われそうになり、今でも大柄な男性や人から触れられることを極端に恐れているということ。
そんなトラウマを持つ一弥が唯一心を許し、触ることが許されている相手が壮平なのですよね。
それは十分分かっていつつも、身体中に付けたキスマークで独占欲を隠さない壮平、いいぞ〜!笑
そうそうそれと、一弥の研究室の ”東西南北眼鏡s”メンバー達が良かった〜!
この四人の会話がめちゃめちゃ面白くて、気付いたら声出して笑ってました。
全員の名字を合わせると「東西南北」になる、ちょっとした遊び心がいいですよね♪
後半の、「名前呼び」にまつわる攻め視点の受け溺愛っぷりダダ漏れエピソードも甘くて甘くて最高でした・:*+.
そういえばこちら、スピンオフと知らずに購入。どうも、度々”訳ありっぽい教授”とそばかすしっかり者男子が出てくるなあ…と思ったら、やはりスピンオフでしたか!
そっちも読まなきゃ。
でも、スピンオフ元を知らずに読んでも全く問題ありませんでした◎
あまあま、というと必ず名前が出る間之あまの先生作品。
実は初読みでしたが、評判通りだなぁと思いました。
鈍感で恋愛感情に疎いオタク系理系男子の一弥と。
一つ年下の幼馴染で、如才ないイケメン営業マンの壮平。
日常に無頓着な一弥に対する壮平の下心ミエミエの甘やかしは、もはや読者にとってはクドイ!って感じ。
しかし、一弥が小学生時代に遭った事件の根深さがこの物語にシリアスな一面を添えていますね。
このことがあるが故に壮平も回りくどくなったんだろうけど、アプリで次々と女性とマッチングという設定は私はイヤでした〜。
(攻めでも受けでも女と付き合う設定いらん。「BLに女はイラネ」派の独り言です!)
また、一弥の魅力を閉じ込めたいという気持ちはわかるんだけど、必要以上にモサくさせとくのはDVちっく?いつか監禁しそうな勢いだし!
出版社に勤める壮平が、業界全体の盛り上がりやリアル書店への思い入れを語るシーンはなるほど!しかなかったです。
本作は「ダメ博士とそばかすくん」のスピンオフということで、特にそばかすくんが絡んできます。
今度そちらも読んでみよう。
めっちゃ疲れてるとき、眠いけど起きてないとー…ってときにはコレっていう作品で、すっごく好き。私にとっての眠眠打破です。
とにかく甘ーい!甘いの大好きな人には堪らんと思います。
間之先生の作品は甘い作品がたくさんで大好きなんですが、この作品は特に私の心臓をキュンキュンさせてくれるナンバーワンです。
壮平の分かりやすいアピールに私の口元もだらしなくなるしかない(〃ω〃)
壮平の気持ちに気づかなくて「彼女作ったら?」とか言う一弥の言葉にションボリする壮平が不憫すぎる。。。ってか、そう言われたからって簡単に彼女作るんじゃないよーって思うんですがね。一弥も何てこと言うんだよ……好きな相手に言う言葉じゃないよー
引っかかる部分はあれど、2人は両片想い。どこでどうやって事が動くのが気になって読んでいました。
一弥が自立に向けて動き始めるところから、面白くなってきて目が離せなくなりました。
料理を勉強し、見た目も変えようとする一弥。おおっ!これは変身して本当の姿がお目見えする感じね!?…はわわ。こういうの大好きなんですー…♡
だけど、一弥への変化に戸惑いを表す壮平が大分情けなくて笑ってしまいました。
あとはもう期待通りのラブラブモードで、ニヤニヤのオンパレード(//∇//)
あまいーあまいよぉぉ…。最高ですね。
今まで抑えていた直接的な甘い言葉を一弥に投げかける壮平を、たくさん胴上げしてあげたい気持ちでいっぱいでした(*´∇`*)
ベッドシーンもじっくり時間をとって、甘いし濃厚。練乳みたいなひと時でした〜
そばかす君の2人も登場していて、爪痕残しすぎでしょ(笑)ああー…そばかす君も読みたくなってきました。
理系男子のゼミ生たちの会話がめちゃ笑えますね。こう言うクスッとする会話のやりとりも、この作品が大好きな理由です。
たまに再読してはニヤニヤしちゃう。いつまでもドキドキをくれる素敵な作品で大好きです。
こちら他作品のスピンオフだと、読み終えてから知りました。
私はその作品をまだ読んでいないのですが、
読んでいなくても十分に楽しめる内容になっていました。
過去にトラウマ持ちの一弥(受け)と、幼なじみの壮平(攻め)とのお話。
壮平は過去に彼女もおり、ノンケかと思っていたのですが
彼女がいた理由は一弥の過去のトラウマが原因で、
実際はずっと一弥が好きだったという結構な執着溺愛攻めでした(*´ω`*)
カモフラの為の彼女なので、壮平のしたことは褒められるものではないけど、
一弥に対しての必死さを感じることができました。
ハラハラとする展開は精神的に疲れちゃうので
心が疲れたときはこのようなのほほんとしたお話が読みたいなぁと、読み終わってから思いました(*´ω`*)
これはまたお砂糖たっぷりな1冊ですね。
間之先生作品といえば、砂糖菓子のような甘さの上から、さらに溺愛成分をとろりとかけたような印象が強いのですけれど、今作も王道の間之先生でした。
だからといって退屈だというわけではなく、王道だからこその安心感があるんですよね。
疲れて帰って来た身体がホッとする、実家みたいな読み心地というのかな。甘い溺愛ものが読みたい時にはぴったりなのではないでしょうか?
幼なじみ2人が繰り広げる、おいおい君たち…どこからどう見ても…を思い切り楽しむ王道劇。
もちろん、噛み合っているようで噛み合っていない狭い世界のやり取りももどかしくて可愛らしかったのですが、そんな幼なじみゆえのやり取りの中で私が1番「あっ」と思ったのは、出版社勤務の壮平の何気ない一言。
「ジャンル推しする気持ちに近い」「業界全体が盛り上がるのが嬉しい」
ここの、本の流行りのジャンルその他もろもろについて語った一連の言葉に、私はなんだか昨今のBL小説界を重ねてしまって、ただただ頷くばかりでした。
もしかしたら、間之先生が普段感じていらっしゃることなのかな?なんて。
そうなんですよ。コミックだけではなく、もっとBL小説界全体にも盛り上がっていってほしいですし、新人作家さん・ベテラン作家さん問わず多種多様なお話が増えるといいなあ。そんな気持ちになってしまったりして。
と、そんなワンシーンにはハッとしたものの、2人の恋にものすごく惹き込まれたのかというと…うーん。
もどかしさが可愛かったのですけれど、ちょっともだもだ期間が長かったかな。
過去のあれこれからくる、壮平の甘やかしっぷりと過保護さと執着、2人のおかしな距離感には納得なのです。でも、それにしても受けの一弥が鈍感すぎるなあと。
せめて、"俺みたいなのが"期間がもう少し短かったのなら…と思います。後半の一弥が破壊力大の可愛さだったので、これはもっと早く読みたかったかも。
我慢我慢からのご褒美だからこそおいしいところもあるんですけどね。悩ましい。
それから、こちらの作品だけで独立しているとはいえ、他作品のキャラクターが結構多く登場していまして。
あらすじにスピンオフだとは書かれていなかったのと、先生の全ての作品を読めてはいなかったものですから、メイン2人がまだまだな中で"このキャラクター達なにかありそう"感が出ている描写の数々にやや困惑したというのが正直なところです。途中休憩しながら読んでしまいました。
けれど、これを機に彼らが主役の作品も読んでみようかなと。先にスピンオフ元を読んでいた方がより楽しめると思います。
東西南北くんのキャラクターの濃さと、壮平のナチュラルな愛の重さは好きでした。
安心して読める好きな部分もありつつ、壮平の一部の行動に納得すると共に、すっきりしない不誠実さを感じてしまったことと、上記の理由から今回はこちらの評価で。
同時収録の短編は萌萌でした。