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DEADLOCK番外編集、第3弾になります。
雑誌やアンソロジー掲載作、他、特典の小冊子やペーパーのSS、あと書き下ろしの短編が1作(+カラーイラスト2枚)収録と言う形で、全15作からなる300ページ超えの豪華なものになります。
で、突然ですが、私は既に出来上がってるカップルのイチャ甘が大好きでして。
何と言うか、ハラハラしたり切なさに身悶えたりと言った精神的ストレスは一切無しで、愛し合ってる二人の幸せな日常を堪能してたいんですよ。
その点で、比較的甘くて楽しい内容になる番外編集と言うのが嬉しくて仕方ないのです。
また、このシリーズの番外編集ですが、それぞれのカップル総出演で、イチャ甘あり感動ありもちろん萌え大いにありって感じで最高でして。
実を言うと、本編より番外編集の方が繰り返し繰り返し何回も読んでたりするんですよね。
まぁそんなワケで今回もですね、イチャ甘を堪能するぞー!とばかりに発売をめちゃくちゃ楽しみにしてたのです。
してたのですが、今回、予想外に泣かされまして。
や、最初の2編がまだ二人が結ばれる前のディック視点なんですけど、これがめちゃくちゃ切ない。
また、最後に書き下ろしがあるんですが、短編なのにすごく心に響く深くていいお話なんですよ。
最初にディックのこの話を読んで、最後に現在の二人を読むと、すごく感慨深くてもう泣けちゃうんだけど。
ちなみに、そんな感じでちょっぴりしんみりさせてくれるものから、ひたすらイチャ甘を堪能出来るもの、思わず吹いちゃうようなバカップルの日常までと、バラエティーに富んだ内容になってます。
また、ディックを家族に紹介するアリゾナ行きの話だったり、パコとトーニャが結ばれた話、他、映画俳優として一歩踏み出すヨシュアと、それを応援しつつも内心複雑なロブ・・・と言った形で、それぞれのカップルの転換期とも言える重要なエピソードが盛り込まれてるんですね。
そう、それぞれ皆、前に進むのです。
もう本当、最高かよ!!
とりあえず、以下、特に気に入った作品のレビューになります。
「I won´t say goodbye」「Alone again」
ディック視点で綴られる、刑務所脱走直前、直後のエピソードです。
暴動が起き、避難した食料庫で初めて抱き合った二人ー。
ディックがユウトへの愛おしさを振り切り、愛してると言う代わりに囁いたのはー?
また、仲間と買ったビーチハウスを訪れたディック。
彼が心に思う事とは・・・。
私はDEADLOCKのレビューをちょこちょこ書かせていただいてるんですけど、そこでわりとディックを扱き下ろしてるんですよね。
わりとと言うか、かなり。
現在の深い愛情を見せるディックは多少ヘタれてようと素晴らしいと思うのですが、とにかくDEADHEATでのヤツが許せなくて。
これほど健気なユウトに背を向け、復讐に身を投じるディックが理解不能だったんですよ。
や、理解は出来るけど、でも理屈じゃなく腹が立つ的に。ユウトを傷付けてるから。
ふとした拍子にその時の怒りを思い出して、「ディック、このヤロー!」とばかりに恨み辛みをぶつけてきた。
たださ、この番外編でのディックがですね、あまりに孤独で。
なんてったって、タイトルからして「Alone again」ですよ。
出会ってから、いつも怒らせてばかりだった。
本当は笑わせてやりたかったのにー。
こう、ユウトを思いながら、一人ぼっちでテラスに佇むディックの孤独な姿が書かれてるワケですが、読んでて胸が締め付けられて。
本当、こいつってバカだよなぁしか出てこないんですけど。
ちなみに、次の番外編では、ユウトの尻に敷かれたヘタレ全開の言動を繰り広げてくれて、そのギャップに大いに笑わせてくれたんですけど。
シリーズ1作目を読んだ時は、こんな愉快なヤツだと想像もつかなかったわ。
「Again and again」
書き下ろしで現在の二人になります。
ストリートギャングの抗争が激化し、刑事として仕事に追われるユウト。
三日ぶりの帰宅でようやくゆっくり休めますが、思いもよらぬ夢を見て・・。
で、この夢ですが、刑務所時代でBBに襲われそうになるものの、何故かディックが助けてくれなくてー。
と言ったものになります。
えーと、しつこいですが、私の中ではユウトの深い愛により、ディックは救われたなんですよ。
より、男前で愛が深いのはユウトみたいな。
いつも、弱い部分を見せるのはディックみたいな。
ただ今回、弱さを晒すのはユウトなんですよね。
彼の心の傷は、まだ残ってた。
そうだよね。そんな簡単に、心の傷って癒せるものじゃないよね。
何かの拍子にこうして出てきては、苦しめてくれるよねと。
で、ここでのディックがめちゃくちゃ男前なんですよ。
全てを受け止めて、愛を注いでって感じで。
や、刑務所で出会ったあの当時の二人から、今のこの二人へー。
読んでると、もう胸がいっぱいになる。
これね、作者さんがあとがきで、「辛い過去もディックがいてくれたからユウトは乗り越えられた」と書かれてて。
ああ、確かにそうだよなぁ。
「救われたのはディックだけじゃない」に、ハッと目から鱗が落ちた気分と言いますか。
ディック、お前も格好いいしいいヤツだよ。
まぁ、当時の怒りを思い出しては、また扱き下ろすかもしれないけど。
とりあえずそんな感じでですね、めちゃくちゃ素晴らしい短編集でした。
なんか、わりとしんみりしたレビューになっちゃったけど、イチャ甘もたくさんあって楽しい内容なので!
本当、バカップルとしか思えないやりとりを繰り広げるユウト達にはニヤニヤさせてもらいましたよ。
最後になっちゃったんですけど、今後のシリーズ展開の構想をコメントされてまして。
えーと、ユウトにとってかなり過酷みたいです。
や、物語を大きく動かす際、どうしても山あり谷ありにならざるを得ないって事で。
まだ検討中との事ですが。
マジでお手柔らかにお願いしたい。
私はDEADLOCKという作品を知ったのが去年なので、この『AGAIN』が、この作者様のファンになって初めての新刊です。過去の特典小冊子などは当然持っておらず、待望の番外編集!
至高でした。本を手に入れてすぐに夢中になって読んでしまいました。あー、これも読みたかった、これも良いわの連続で、あっという間でした。
ディック視点とか、ヨシュア視点とか、こんなふうに思っていたのねとすごく楽しい。本編はユウト視点なのでまた違った角度からお話を楽しめました。
『Happy anniversary』のヘタレディック視点は本当にもう……。ユウト好きすぎてやばい。あと、言葉数が少ない男だからわからなかったけど実はすごく思考しているとわかって愛おしいです。ユウトに「ロブみたい」と言われた後、「ロブはいい奴だぞ」までのグルグル思考しちゃってるの可愛いです。
「駄目だって」と言うユウトを愛撫しつつ、今日はいける。と思ってたりするんだとか、ディックの内面を垣間見るの楽しい!
さらにはこの後のユウトのベッドへの誘い文句! いやー、やられました。ディックと共に私もノックアウトです。
楽しくて何度も読んじゃいます。これは沼れる。
神評価の他は考えられないほど、引き込まれるシリーズです。登場人物を通じて、アメリカの政治、経済、人種やジェンダー、産業や法律、さらにそれらが抱える闇のつながりなどが描かれ、普段目にするニュースの裏側を考えるきっかけをくれる学びの多い作品でもあります。
男同士の愛だからBLに入ってるんでしょうが、ハードカバーで一冊にしても絶対売れる作品だと思います‼︎
今作では本編に関わる大事な作品が収録されているので、待ち望んでました。書き下ろしもあって、ホントよかった‼︎
DEADLOCKシリーズ番外編の3巻。
電子になるのを待って購入しました。
表紙の2人が素敵すぎて、幸せ。
番外編は、ディックとユウトのイチャイチャをニヤニヤしながら読むのなので、堪能しました。ユウティの可愛いさも。
SSは気軽に読めるので、何回も楽しんでます。
特にユウトを好きすぎて、ヘタレになったディックは、お馴染みすぎて笑った。
ちょっぴり切ない話があっても、基本は結ばれた2人の絆はしっかりしているので、安心してラブラブを堪能させてもらってます。
ハンサムがしっかりドレスアップした描写が大好きなので、パーティ話は最高。
嫉妬もスパイスです。
今までの本編はハードな話が多いですが、それもまたシリーズものの良さかな。
少しハードな長編で続きを楽しみに、今までのシリーズの本を読み返して待ってます。
2015年から2019年までの番外編14作と書き下ろし1作とか…豪華すぎです
読めて一番嬉しかったのは、パコとトーニャの番外編です。
ずっとずっと気になってたのでほんとに嬉しかったです‼️
先生、キャラ文庫様、ありがとうございます
表紙のイラストも素敵ですが、口絵のイラストのディックが…このまま飲料CMになりそうなカッコ良さでした
やっぱりDEAD LOCKの世界は大好きです。
短編なのに毎回感動があって、涙したり、笑顔になったりしながら拝読しました。
読んでて自然と笑顔になる作品、本当に素敵な作品です。
ユウト達は架空の存在なんだけれど、LAに行けば何処かですれ違えそうな…そんな実在感があって、読む度に私も頑張ろう!と思わせてくれる素敵なキャラ達がいっぱいで、彼らに出会わせてくれた先生方に本当に感謝しかないです