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1巻にあたる『ファインダーの標的』は自分が持っている旧版にレビューしてしまったのですが、旧版は絶版なので2巻にあたるこちらは現在も重版され続けている新装版にレビューします。旧版と違いがあるとしたらあとがきなのかな?と思いますが、旧版にはやまね先生独特の丸文字でびっしり4ページにメッセージが書かれていました。
『ファインダーの標的』で麻見との過去にふれていた飛龍。あっさりと秋仁をレイプするようなとても冷酷な男ですが、あまりの美しさにもっと飛龍を!!と思ったものでした。それがこの巻で麻見との過去がたっぷりと描かれて、すっかりファンになってしまいました。
二人は恋人同士ではないのでエロは少ないのですが、そんなことはまったく気にならない素晴らしい展開の巻になっています。
香港マフィアのボスの息子として育った飛龍とボスの実子の兄、焰燕。飛龍を兵隊の様に使う兄と、「すべて兄にまかせておけ」という父。飛龍は何よりも父に認められることを求めています。そんな鬱屈した日々に現れた麻見。麻見の前では弱さを見せる飛龍にそそられます!敵対関係ではあるのですが、二人の間には友情とも愛情とも違う複雑な感情があるんです。
麻見は悪い男だなぁ。もちろん彼なりの善意からなんだろうけど、あれは飛龍だって惚れてしまいますよ。麻見に宥められる飛龍の乱れる長い黒髪が色っぽかった (*´д`*)ハァハァ
麻見×飛龍というのも本当に魅力的なんですが、やっぱり麻見には秋仁だと思うので、飛龍には早く陶(タオ)が大きくなって、りっぱなわんこ攻めになって欲しいと思います。
スピンオフの小説『ファインダーの烙印』砂床あい著では『ファインダーの真実』後の飛龍が描かれています。やまね先生描き下ろしの漫画9ページも収録されています。飛龍ファンには賛否両論(飛龍のお相手が)だったスピンオフですが、描き下ろし漫画は成長した陶(タオ)とのひとときです。これお勧めです!
電子版の試し読みで新装版と旧版を比較してみたところ、収録されているカラーイラストの種類と巻頭の数ページがカラーになっているところに違いがありました。
この巻ほとんどが麻見と飛龍の出会いのお話です。
私は飛龍も好きなので、すごく楽しめました!
まずは、ボディチェイス。
秋仁、またまた麻見にやられます。今回も秋仁が危ない所から助けられました。麻見はなんでもお見通しです。
それに、秋仁は麻見に見つめられると抵抗できなくなってます!
麻見、もう秋仁の体を手なずけたのか。心の方はもうちょっと先かな?秋仁が、最後にカメラの代わりに飴を渡されるシーンはかわいかったです。
高楼の華
最初にページを開くとなんと飛龍のヌードが♡後ろ姿ですけど。ほんといい体してます。7年前の麻見と飛龍のお話。
飛龍、義兄にこき使われ汚い仕事ばっかりさせられていて可愛そうだなあ。小さい頃は仲が良かったらしいのですが…。
麻見と飛龍、少しですがラブシーンが♡
最後までやっていませんが、是非最後までしてほしかった!
飛龍、色気ありすぎです!
恋するDNA
このお話好きなんですが、やっぱりファインダーには入れて欲しくないなあ。ファインダーはファインダーばっかり見たいですね。
最後のイラストで、Hした後であろう麻見と秋仁二人の微笑ましい姿が♡
裸で寝ている麻見の横にうさぎのぬいぐるみを置いて、裸の秋仁が写メってるシーン。めっちゃいいです♡早くこんなシーンをいっぱい見たいです!
2巻目も大満足でした。ほんと大好きな作品です!
飛龍の初恋が麻見。
麻見からしてみたらただ情をかけただけかもしれないけど、初恋であの行為されたら引きずりますw
まぁ、未遂ですが。
今だに麻見はバイなのか生粋のゲイなのか分かりません。
ただ、女も抱けるけど男の方が好きなのか……
そして、麻見のタイプ発言。
麻見のタイプは秋仁。
可愛い系美少年で目が大きいのが好みなんですね。
女らしい男の綺麗系は好みじゃないと判断。
本気っぽい人に麻見も手出しちゃダメ
魔性の男麻見。
なんだかんだ、秋仁も無自覚な魔性の男だけど。
麻見氏は筋肉バキバキよりも秋仁みたいな華奢でラインのある男が良いんです。
麻見が秋仁と身体交える度に秋仁の身体に色気と魔性さがみについて、それでまた波乱が起きそうですw
飛龍がなぜ麻見に執着するのか、それは果たして恋心なのか、二人の間に過去何があったのかがこの一冊でわかります。
本当に飛龍の一コマ一コマが美しい。
最後までは致しませんが、二人の絡みがガッツリあります。
秋仁に出会う前ですし、私には納得のいく内容でした。
ただ一点、人物紹介のテロップで「鄧(とう)大人」というのがありますが、まるでこの3文字全てが人名であるかのような表記をしててモヤりました。
「鄧」は苗字ですが、「大人」は名前の一部ではありません。
「大人」は地位の高い人に対する敬称です。
つまり「父亲大人」だと「父上」という意味なので、「鄧大人」は「鄧さん/様」という意味です。
さらにここで脳内の余計な知識が邪魔をして
「そこは邓(鄧の簡体字)じゃないんだ…?飛龍の苗字「刘」(※正しくは「劉」)と揃えないんだ?」
となりましたが…深くは考えまい。
(※まぁもちろん香港の話なので繁体字の「鄧・劉」が正しいんですが。じゃあなぜ飛龍の "苗字だけ" が簡体字で、3文字表記では簡・繁ごちゃ混ぜなのか?つまり「刘飞龙」か「劉飛龍」でないとおかしい)
同時収録の「恋するDNA」はDK同士で、ファインダーの1巻に1話「恋する植物」があり、本作は実質2話となります。
パパ同士CPが!イイ!
やまねあやのさんの絵柄でいけおじBLが楽しめるなんて激レアなのでは…
ちなみにさらに続編がありまして、3~4話は以下の通りです。
・3巻「ファインダーの隻翼」:「恋するベビーリーフ」
・6巻「(同上)熱情」:「恋するファインダーの標的」前後編
アッキーファンにとっては試練の第2巻。初心者の初心者による初心者のためのファインダーレビューです。世界観、キャラクター、1巻のあらすじは「ファインダーの標的」の他レビュアー様の項をご参照ください。
◆1話目(『ボディチェイス』)
アッキーが登場するのはこの1話目のみですが、それでも1冊分に匹敵するお色気濃度。麻見が経営する店に潜入したアッキーが、あっさりあさみんに見つかって2人でいちゃいちゃして帰る話です。何しに行ったのアッキー。
「思い通りにならないからいいんだろうが」
あさみんのSともMともとれる発言にゾクゾクです。
◆2~5話目(『高楼の華』)
刘飛龍(リュウ・フェイロン・以下フェイ様)、28歳。チャイニーズマフィア『白蛇』の頭であるフェイ様の、7年前の話です。三つ編みポニテが愛らしいフェイ様。そしてすでに完成形のあさみん(28)も出てきて2人の過去がちょっと明らかに。
この2人が「最後までは至らないけど最後以外はやってしまう」シーンは複雑ですが、美しすぎるので文句がつけられません。最後まではやってないし、仕事だし、この頃はまだアッキーに出会ってないし、マフィアの世界ではこんなの挨拶だし、いいんですよ、と自分を宥めながら萌えるのが大変でした。