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もう後半はほとんど泣いていたような…いまさら言うまでもないけど(涙)完成度抜群のエンタメ・ハードボイルドBLでした。はぁ~、いつまでもこの世界観に浸っていないな~って思ってしまいました。
というわけで(?)第三の男・ネイサン!徐々に彼の育ってきた境遇や彼をとりまく状況がわかってきて、敵役とはいえ単純に悪いヤツと思えない、人物としての魅力というか複雑さに惹かれました。作品はフィクションですけど、全く現実とかけ離れている世界観とは思えないくらい、いまの世界情勢も相まって色々考えさせられました。
とはいえLOVE!ディックやユウトの尊くて重いLOVE!周辺に人物が増えれば増えるほど、ふたりをとりまく状況が難しければ難しいほど純度が高まるって…盛り上がりすぎて萌え転がりました。(当て馬がいい奴ほど萌えるという性癖w)
強強なスーパー攻め様から繰り広げられるスーパー殺し文句、名言連発です。冷静になるとちょっと恥ずかしいくらいw決め決めな台詞なんですけど、シチュエーションのハマり方がすごいので、ナチュラルに受け止められます。
ロマンスって不思議と雄みの強いキャラほどしっくりきますよね。
激戦の果てに描かれる海辺の穏やかな再会に、何度目かの涙腺決壊を催したのでした。名作は不滅です!
小説初心者です。小説読み始めて本当に良かったと思える最高傑作でした。1、2、3巻とどんどん面白くなる!そしてこの最終巻の素晴らしさには脱帽。こんな面白い作品を今まで読んでなかったのか…本当に素晴らしかった。夢中で読みました。
謎解き犯罪ミステリーとしての骨太感とBL的気持ちの揺れ動き、BL以外の人間の複雑さの心理描写、全てが素晴らしい!犯罪ミステリーをBLで紡ぐ…この二つの要素がこれほどに巧みに組み合わされていて本当に素晴らしい。
犯罪ミステリーだけでは味わえないBL的胸苦しさ、ただの恋愛漫画では味わえないそれぞれの立場ゆえに葛藤する二人の複雑な心理戦、でも何もかもを超えて求め合ってしまう愛!ちゃんとしたストーリーがあって、正義とは何かにも触れる、骨太エンターテインメントでした。最高。
自分的BL史を塗り替える胸熱作品でした。
つまらないわけではないのですが、一巻が一番おもしろかったです。
これまで守られる事の多かったユウト(主人公)ですが、今回完全に足でまといでした。
相変わらずの恋愛脳。それを差し引いても色々とポンコツだった。
ヘリが出てきたとき不覚にも笑ってしまいました。ピーチ姫か。
周りがやたらお前には人を殺せない的なことを言ってくるのもムカつきました(笑)
ユウトは元DEAで現FBIなんだからイザとなったら人撃ち殺す覚悟あるだろ……。あってくれ。
そして恋愛以外の部分で臭いセリフが多くてちょっと恥ずかしかった。
てっきりニューヨークでテロを何やかんやして終わると思っていたのでそこまで行かずにちょっと残念。せっかくスケールでかくしたのだからとことんやって欲しかった。
テロリストのコルブスも中途半端な仕上がりでハマりきれず、亡くなった議員のこともサラッと説明されただけで勿体なかったなと思いました。
続編(2)が一巻完結型らしいので読むか迷っています。長編ではない分気楽に楽しめそうですが、その為に外伝まで追う気持ちにはなれない……。
DEADLOCKの結末、やっと二人が結ばれました。
芯は強いし綺麗だけど普通の男の子(多分、他にも良い子は沢山いるはず)なユウトを刑務所で一目惚れしてから紆余曲折、凄いスケールの壮大な事件に巻き込まれながらもモノに出来たディックはめっちゃ嬉しいんだろうな。
そんな風に隣のおばちゃん風に読んじゃいました。
この後に続くシリーズでいちゃラブを見れるのはとても嬉しい。長く続いているシリーズなので、これからも老いていく二人を読みたい!と思っちゃいました。
だって130歳まで生きるんだもん(笑)
イヌ…かわいいよね。
おーいイヌ!って呼びかけられてる彼はきっと「???なんで名前呼ばへんねん?!」って突っ込んでたと思うよ(^.^)
あー、ディックになりたい(爆)
最終巻、とても面白かった。前半は当て馬ロブに惹かれ、後半はラスボスコルブスに持って行かれ、エピローグでたっぷりページを使ってメインカプが取り返す。
個人的にはすっかりロブ推しになっていたが、ラストはすとんと納得。多幸感溢れる結末だった。
引き続き、ディックと敵対しながらユウトはロブと共に捜査を続ける。ユウトに尽くすロブの犬っぷりが切なくて、とても好みの当て馬だった。
ただの協力者の立場で、「頼んだ」なんてさらっと書かれるだけの雑な扱いなのに、ユウトのために頑張って女を口説いて招待状をもぎ取ってくるロブ。ごほうびなんてもらえなくても忠実で、あしらうユウトが女王様に見えてきそう。
そんなユウトもディックに見つめられて一言囁かれただけで、コロっと感情が裏返る。ディックにだけは恐ろしくチョロくなっていて、ロブへの同情が湧く。と同時に、メインカプへの諦め?というか、ここまでお互い本気なら仕方ないと思わされる魅力があった。
コルブスに関しては、人として大切なものを持たずに育つしかなかった背景に、泣けるところも多かった。一巻目を読み直したら新たな気持ちが生まれるかもしれない。
決着後はつきっきりで看病するロブにまた涙を誘われつつ……諦めざるをえなかった相手にイイ奴すぎでは……。私の中でディックよりロブの方が好感度が高くてちょっと困った。
ラストは焦らしまくってやっとくっつく二人。静かに語り合うシーンの全てがとても良かったし、犬の名前のオチにも萌える。今までの態度が信じられないくらい弱気になるディックも可愛くて好き。
この再会シーンはたっぷりとページが割かれていて、ゆったりした時の流れの中で、事件の本当の終わりと二人の始まりが描かれていた。長く余韻に浸れる素晴らしい物語の締め方だと思う。何度でも読みたくなるエピローグ。
長編を読み終えた満足度が高く、読後感が心地良い。続編も楽しみ。