小説

  • パブリックスクール ーリーストンより愛をこめて IIー
ちるちる評価ランキング
11

パブリックスクール ーリーストンより愛をこめて IIー

public school Leeston yori ai wo komete

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作パブリックスクール ーリーストンより愛をこめて IIー

エドワード・グラームズ
28歳、大貴族の御曹司で世界的海運企業のCEO、礼の恋人
中原 礼
26歳、アートギャラリーのアシスタント、エドワードの恋人

同時収録作品パブリックスクールーリーストンより愛をこめて IIー

スタン・ストーク
ウェリントン寮の監督生→プロのヴァイオリン奏者、桂人の恋人
桂人・ヴァンフィール
ウェリントン寮の監督生→大学生、スタンの恋人

その他の収録作品

  • ヒュー・ブライトの予感
  • 秘書の忠誠と覚悟
  • キスと等価価値
  • 画廊オーナーの気がかりな案件
  • 天才アーティストの特別な人
  • エドがデミアンの眼鏡を買う話
  • 画廊オーナーの密会
  • 幸福な王の帰還
  • セシル・イングラムの決意
  • ヴァイオリニストは甘やかしたい
  • スタンの珍しい楽しみ
  • 元寮代表のひそやかな約束
  • ツバメたちの決断
  • 王と小鳥の誓約

あらすじ

パリの老舗ブランドとデミアンの初コラボは大成功!! 現地に長期滞在していた礼(れい)も大役を終えて大喜びだ。けれど、ろくに会えなかったエドはすっかり拗ねて…!?──「王と小鳥の誓約」新進ヴァイオリニストとして、世界を飛び回るスタンとの遠距離恋愛に悩む桂人(けいと)は、ある日、雨宿りしたギャラリーで礼と出会う──「ツバメたちの決断」大ボリュームの書き下ろし2編を収録した番外編第2弾!!

作品情報

作品名
パブリックスクール ーリーストンより愛をこめて IIー
著者
樋口美沙緒 
イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
パブリックスクール
発売日
ISBN
9784199011924

ちるちる評価ランキング

11

4.8

(47)

(45)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
229
評価数
47
平均
4.8 / 5
神率
95.7%

レビュー投稿数6

番外編第二弾

本作は「パブリックスクール」シリーズ番外編を
収録した短編集第二弾になります。

第一弾はキャラプロフィール以外は再録でしたが
今回は新作が収録されていて感無量です♪

初刊から読んでいて同人誌もコンプしているので
新作以外は既読でしたが
初出の形態(笑)がバラバラなので
まとまって1冊でじっくり読めるのは嬉しいです。

本編がシリアスで重めなテイストなので
本編では読めない裏話的な小話や
第三者から見た主人公達の様子が知れて
第二弾もとても楽しい番外編集でした。

文庫版初回ペーパーに収録された
「秘書の忠誠と覚悟」をご紹介します。

ロードリー・クローグは
秘書として仕えるイギリスの大貴族の御曹司であり
世界的海運企業グループのCEOである
エドワード・グラームスに対して
従順で忠実であることを信条としていますが

今日この日にあっては
上司に真意を疑ってしまいます。

というのもロンドンの下町出身で
ハッキングは得意でも教養とは無縁に育った
若者に恋人の携帯電話にスパイソフトを
入れようとしていたのです。

ロードリーは上司の恋人のことをよく知り
上司が恋人に命を捧げるほど
心酔している事も知っているため

もしや主は恋人が好きすぎて
正常な判断ができなくなっているのでは
と上司の能力を疑って酷く哀しくなる
というお話なのですが

上司が恋人の気持ちを重視し
本当に困った時に手を差し伸べるつもりでも
恋人が助けを求めるまでは何もしない選択をし
恋人を気遣う事で己の精神を痛めていく
上司の不器用さが愛おしくなるお話でした。

攻様は受様というか
他人に弱さを見せない人なので
受様でさえ攻様の真意を完全に知る事はなく
読者にも見えないモノだと思うので
楽しく読ませて頂きました。

第一弾の新作はキャラプロフィールだけでしたが
第二弾には新作小説が2話収録されています。

特に「ツバメたちの決断」は
2作の受様が邂逅するというお話で
本編続編だからこそ書かれた未来であり

先輩受様が自らの歩いてきた道を振り返り
後輩受様の道を照らす光になる展開が
胸を打つ素敵なお話でした♡

他の収録作(初出)は下記の通りです。

プレミアム♡ペーパーセレクション
・ヒュー・ブライトの予感
・セシル・イングラムの決意

文庫版初回ペーパー
・秘書の忠誠と覚悟
・元寮代表のひそやかな約束

同人誌
・キスと等価価値
・エドがデミアンの眼鏡を買う話
・スタンの珍しい楽しみ

キャラ文庫アンソロジー
・画廊オーナーの気がかりな案件
・幸福な王の帰還

全員サービス小冊子
・画廊オーナーの気がかりな案件
・ブルーネル寮代表のひらめき
・スタン・ストークは恋をしいてる

小説Chara
・ヴァイオリニストは甘やかしたい

書き下ろし
・ツバメたちの決断
・王と小鳥の誓約

3

最高…!

苦しかった本編のあとの、番外編集!
最高のご褒美です。
それぞれの視点で紡がれるお話は、当時の
彼らの気持ちがダイレクトに伝わってきて、
それを知った上でもう一度読みたくなりました。
エドがデミアンに眼鏡を買う話、が
もうめちゃくちゃ好きです!
あぁ、愛すべきデミアン…!
礼も言っていましたがエドとデミアンは
似ているところがありますよね。
スタン&ケイト、エド&レイ、それぞれ
確実に共に歩める未来を思わせる、
最高の締め方をしてくれました。
とはいえこれが最後ではないようなので
そちらも楽しみにしています!

3

愛が詰まった宝箱

この分厚さ、幸せだなあ。
yocoさんの美しいカバーイラストに胸が躍り、手に取った瞬間からその分厚さにわくわくとしました。

パブリックスクールシリーズのうまみがぎっしりと詰まった番外編集第2弾となる今作。
前作も読み応えありだったのですが、新規書き下ろしが加わったこちらも大変魅力的な1冊でした!

すべて読み終え、あらためてパブリックスクールシリーズはとても愛情深い作品だなと感じます。
エドとレイ、そしてスタンとケイトCPがメインではあるのだけれど、彼ら以外の誰もが主役になれるというのがこの作品のすごいところ。
語り手が誰であっても、メインCPが自然と引き立つのもおもしろいですし、なんだか全員ひっくるめて愛おしく思えるのです。
それはやはり、これまで樋口先生がパブリックスクールシリーズに登場するキャラクターたち1人1人に愛を込めて丁寧に描かれていたからなのでしょう。
デミアンは妙にかわいらしく見え、ギルがちらりと顔を見せれば胸がぎゅっとなり、アルビーの成長は感慨深く、メンべラーズにはざわざわとします。
各キャラクターたちの関係性もどれも素敵なんですよね。
サブキャラクターの誰も彼もが魅力的で、そんな彼らが語るエドやレイ、スタンとケイトが大好きです。

エド×レイは、どのお話を読んでもブレないレイ第一なエドの溺愛っぷりと相変わらずの嫉妬の嵐に笑みがこぼれたかと思えば、初めて2人が出会ったあの日からの歩みをあちこちに感じられる作品ばかりで感無量になりました。
本編初期ではレイからエドへの無償の愛情が印象的でしたが、番外編集ではエドからレイへの愛の深さと重さが印象的でおもしろかったです。
心が広くなったり狭くなったりするエドがすごくかわいい。
時にいちゃつき、時に独占欲を抱き、お互いを尊重し合って幸せに暮らしていく2人の未来をもっと想像したくなりました。

スタン×ケイトは、学生らしい若さあふれるお話が多く、エドたちとは異なるカラーで読み応えがありました。
一緒にいたいけれど、自分自身についてがはっきりとしていないがゆえにどうすればいいのかがわからず、ぐらぐらと不安定な足場を手探りで渡ろうとするケイトの姿が苦しい。
ケイトが思い悩めば悩むほど、少し前のレイを思い返してしまっていたのですが…
いやはや、こう来るのかー!とつなぎの上手さにぞくぞくしました。
この出会いはきっと一生ものになるでしょうね。
まだ青さが残るスタンたちの未来がどうなっていくのかが楽しみです。
70歳になっても一緒にいてほしいな。

どこをめくってもうれしい、優しさと愛で満ちた素晴らしい1冊でした!
また彼らに出会えることを願って。

2

大好きな人達

番外編集2作目、とても良かったー!
私はやっぱりエド礼が好きなんですよね。
エドは礼を閉じ込めておきたいって思ってるけどそういうわけにもいかないからねぇ。

礼が大事にしているものをちゃんと大事にしてくれるエドが好きです。たとえ嫉妬にまみれていても笑。

2人にとってあの家に帰ることはどんな気持ちだったのか…苦しいこともあったろうけど礼がエドが帰ってくるのを待っていたあの場所の話で、苦しいだけじゃない思い出もできて良かったなぁ。

パリのあらためてのプロポーズはエドらしくて笑ってしまった。ギルがいつまでも切ないけれど…でもエドと礼はギルを愛しているから。

スタンとケイトの不安定さも若さだよなと。礼と知り合ってケイトは道筋を見つけられて良かった。
離れてはいられないんだから、そばにいないとね

2

それは、愛の循環

待ちに待った番外編集第2弾!
幸せいっぱいの気持ちで読み始めて…

書き下ろし、スタン×大学生となった桂人のお話、
礼との邂逅で大泣きです。

やはりこのシリーズは一編して「愛とは何か」を問いかけてくるお話であり、
ここで胸を打つのが桂人の独白にある「愛の循環」という言葉でした。

誰かを愛し、愛が返ってくること。
それは自己犠牲ではなく、「愛の循環」であると。
スタンへの愛、アルバートへの愛、セシルへの愛、メンベラーズへの愛…

愛の種類は違っても、桂人が周囲の人々へ注ぐ愛は、
巡り巡って循環して、確かに返ってきているのだなあ、と。。

エド×礼の関係についても、また然り。

「愛の循環」の意味を噛み締める、圧巻の440ページでした。

以下、書き下ろし2編を中心に、その他印象に残ったお話の感想を☺︎


===
★ツバメたちの決断(書き下ろし)

読みながら涙が止まりませんでした…

プロの演奏家として活躍するスタンや、目標に向かい着実に歩み始めている友人たちと自分を比べ、焦る桂人。

メンべラーズらから「スタンの所属会社でアシスタントになればいい」と
勧められるも、スタンへの愛のみを拠り所にして良いのか、それは彼にとって重荷すぎるのではないか、
だってスタン本人からは「一緒にいてほしい」と言われていないのだからー

と思い悩みます。


そして遠距離恋愛が桂人にとって限界を迎えていたある日、起こった出来事。
まさかの礼との出会い、そしてそこで礼が桂人にかけた言葉に、涙が止まりませんでした。

日本でそれなりの地位を築き、自信を抱いていた礼がイギリスへ来てぶつかった大きな壁。
エドの用意してくれた場所で働くことを選んだ時の悲しみが語られ、
その上で桂人に「愛を拠り所にしたっていい」と言ってくれる礼の言葉の重みと、優しさよ…!

あの時の礼の葛藤をいまだ覚えているから、忘れることなんてできないから、
より重く深く言葉が胸に響きます。。

愛して、愛が返ってくる。
それは決して犠牲ではなく、愛の循環なのだー

そんな桂人の独白がいつまでも心に残るお話です。
ただただ、圧巻でした…

★王と小鳥の誓約(書き下ろし)

圧倒的幸福感に包まれるエンディング…!!感無量です。。
パリでのエドのサプライズ、互いの指にはめた指輪、祝服してくれる面々。

ここでもやっぱり、個人的お気に入り・デミアンが胸にグッとくる
素敵な言葉を残してくれていました(*´◒`*)
ツンデレデミアン〜!可愛いぞ!笑

===
★秘書の忠誠と覚悟

個人的に大好きな、エドの秘書・ロードリー視点!
デミアン作品の盗作騒動の裏側で、まさかこんなふうに
エドが苦しんでいたなんて、、衝撃でした( ; ; )

礼の携帯をハッキングして情報を盗み(ここまでは知っていた)、
全てを知り何が起こるのかも予測しながら、礼が自ら助けを求めてくるのを待っていたんですね。。

ひとり嘔吐するエドの描写に、ロードリーと共に愕然。

持てる者が持つもの、愛を与えたいのに素直に受け取ってもらえないエドの苦しみが胸を刺します。

そんな主の姿を見、その覚悟と決意に惚れ抜くー
忠義ある秘書ロードリーがやっぱり大好きになるしかない、お話でした。

★キスと等価価値

オーランドにすすめられ、礼が画廊名義でSNSへの投稿を始めるお話。
エド、めちゃめちゃ嫌がりそうだな〜と思っていたら、なんと!!
予想の真逆だった!! まだまだ二人に関する学習が足りない…!笑

写真1枚につきキス1回だなんて、「王」たるエドがなんて可愛いリクエスト♡
礼の前ではただの少年になるエドが愛おしいです。

★画廊オーナーの気がかりな案件

エドの礼への「囲い込みたい欲」の強さと、それを必死に抑えていることがよくよく分かる一作。
デミアンが自分よりちょっと礼の近くに座っている、
それだけで内心不機嫌になるエドに笑いました。

礼と過ごした蜜月の7日間を思い出し感慨にふけるエドですが、
礼からの思わぬ嬉しい提案に大興奮してる様子が、もう。
恋する億万長者にこんな表情をさせられるのは、
世界にただひとり、礼だけだよね(*´◒`*)


★エドがデミアンの眼鏡を買う話

このお話、短いけど大大大好き!
エドとデミアンが絡むと、自然と笑える話になってくれるところがたまらないw

レイに褒められたくて、大嫌いなはずのエドの言うことを聞き
いそいそとコラボブランドの眼鏡をかけて準備するデミアンも。

それを礼が喜んでエドに報告してくるのを聞き、「俺が褒められたい」と思ってるエドも。

二人ともまるで子どもで可愛いんじゃ〜〜〜!!


★幸福な王の帰還

「毎日感じている嫉妬さえ、俺を彩っている」
……名言すぎる名言ではないでしょうか…!?

エドの元セフレ登場でにより、
礼が初めて見せた嫉妬に歓喜するエド…に私が大歓喜!!

同じ一つの場面の記憶でも、礼が覚えているのは
エドがマフラーを首にかけてくれたこと。
そしてエドが覚えているのは、礼が作ってくれた雪兎のこと…

互いの記憶が重なり合い、新たな”優しい思い出”となって溶け合う様が
ぐっと沁みる、最高に素敵なお話。

★ヴァイオリニストは甘やかしたい

あーーーーーー可愛い可愛い、スタンがとてつもなく可愛い!!
桂人をとろとろに甘やかして、桂人に群がる犬たち(笑)よりも
自分が優位に立とうと考えてるところ、なんて愛おしいんだろう。

料理を作って喜ばすはずが、結局美味しい思いをしているのは
スタン…な、幸せな結末にニヤニヤ。
頬が緩んで緩んで落ちちゃいそうな、スタン視点の惚気話です♡


★元寮代表のひそやかな約束

メンべラーズの桂人への思いの詰まったお話に、胸がいっぱいに…
二人きりで会えるチャンスをこっそり「デート」だと思っているところ、
スタンのいない時には自分が桂人を守ろうと固く誓っているところ。
もうなんというか、「究極の愛」だよね、と…

その素晴らしき先見の明にも感嘆。
短いながら、自分の中に強烈なインパクトを与え残してくれるお話でした。
===

6

umeair

文字数オーバーで書ききれなかった、その他短編の感想はこちらに...

===
★セシル・イングラムの決心

スタン×桂人ターン、なんとあの可愛いセシル視点!
話し方がもう、末っ子気質のセシルそのものでくすっと笑ってしまう〜

詳しくは分からなくても、スタンとアルビーとの間に何か確執があったことや、
ケイトが双子兄弟の仲を取り持つ重要な役どころだったことなど、
ちゃんとセシルは感じているし分かっているんですよね。

可愛いセシルの、意外に鋭いところも大好き◎
守られっ子が「ケイトを守りたい!」「もう守れるんだ」と言ってるところ、
可愛すぎてどうしよう!笑

★ヴァイオリニストは甘やかしたい

あーーーーーーー可愛い可愛い、スタンがとてつもなく可愛い!!
桂人をとろとろに甘やかして、桂人に群がる犬たち(笑)よりも
自分が優位に立とうと考えてるところ、なんて愛おしいんだろう。

料理を作って喜ばすはずが、結局美味しい思いをしているのはs珍しく桂人が風邪をひいてしまい、ここぞとばかりにスタンが桂人を甘やかすお話。
昨日読んだばかりの二人の本編が切なさMAXだっただけに、
この糖度5万%のお話に救われました✨

「ごちそうさま!」と思わず言いたくなる甘さに感謝しかない!!

★天才アーティストの特別な人

直前の「画廊オーナーの気がかりな〜」の、デミアン視点のお話です。
あああああああもうデミアン可愛い!可愛い!大好き!
(大事なことなので2度言う…)

エドが不機嫌になった「座る時の距離」、デミアンもちゃんと気付いていて
エドの不機嫌顔にふふん、と思ってるところがたまらない〜!(*´艸`)

デミアンにとって、生きている人間の中でただひとり特別なのが、レイ・ナカハラ。
デミアンが作り、礼が見る。
ただそれだけが、デミアンにとって価値ある全てなんですね…

その思いこそがもう、アートだわ…とニヤけずにはいられませんでした//

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP