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表題作FLESH&BLOOD(12)

ジェフリー・ロックフォード
26歳、海賊船の船長
カイト(東郷海斗)
16→17歳、タイムスリップした高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

海斗(かいと)救出を阻む最大の敵・ビセンテは不在!! その間隙をついて、海斗奪還に成功したジェフリー一行。けれど再会の喜びも一瞬、逃亡の旅に出ることに。道中、病を押し隠す海斗は、次第に短くなる咳の発作に、内心不安を募らせていく…。一方、いち早く罠に気づいたビセンテは、猛追跡を開始して!? 追う者の希望と追われる者の命を賭けた、息詰まるスペイン脱出行、ついにクライマックス!!
出版社より

作品情報

作品名
FLESH&BLOOD(12)
著者
松岡なつき 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
FLESH&BLOOD
発売日
ISBN
9784199005145
4.4

(20)

(14)

萌々

(3)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
88
評価数
20
平均
4.4 / 5
神率
70%

レビュー投稿数2

海斗を好きになった巻でした

F&Bの12巻です。
長かったスペイン編ともお別れということで、ジェフリーと海斗の「こ〜の〜」「うふふ」的な触れ合いが大好きなわたしには嬉しい限り。
だが、しかーし!
そうはうまくいかないのが、このシリーズ(涙

前巻で自分が結核にかかったことを知り、ジェフリーたちに害が及ぶこと、ジェフリーと共にいられなくなることを恐怖する海斗。
なんかもう、可哀想すぎます。
最初の頃、わたしは海斗をあまり好きではなかったんですよね。
なーんか生意気だしね。
でも、ジェフリーを愛するうちにすごく海斗が変わったなと思いました。
お話の後半、ジェフリーたちの為に命を投げうつ覚悟を決めた海斗に涙が出ました。
このシリーズは、自分自身よりも愛する人のことを優先させることが出来る強い人間が多いですが、この巻はそれが顕著でした。

最後、ビセンテは自分の命より海斗を優先させてくれましたが、彼はいったいどうなるのでしょう。
特に個人的には好みでもなんでもないビセンテですが(苦笑)、やっぱり不幸にはなって欲しくないな。
ビセンテの友人、アロンソも。

4

涙、涙、涙、そして涙。。

レビュータイトルどおり、涙しか出てこない12巻でした。。

「ロックフォードのもとへ行け」と海斗に告げた時のビセンテ、
どれどの悲しみだったか、、、
ほんの少しでも治る可能性があると信じられるなら、
絶対に絶対に手放さなかったであろう唯一の大事な人を( ; ; )

涙が溢れて止まらなくて、後半、ぐずぐずになりながら読み切りました。
ビセンテ……

ジェフリー達には「まだ喉の調子がおかしい」「風邪をひいている」ことにして、
覚悟を決めて懐かしの船に乗り込んだ海斗。

18歳の誕生日を、ジェフリーと一緒に迎えられたことだけが
救いでした。

でもきっと、航海の途中で気づかれてしまうよね。

この12巻も、1〜11巻と変わらず息もつけないほどの怒涛の展開でした。

一方を選べば、一方を切り捨てることになる。
”選ぶ”ことの辛さをまざまざと見せつけられ、考えさせられるお話だったな、、

ジェフリーへの愛のため、ビセンテの恋心も、
そして自分の病気も利用しようとした海斗。
痛くてとても辛かったけれど、その強さにじんと痺れました。

13巻、、涙なしで読めるかな。。


※12巻から、イラストが雪舟先生から彩先生に変わったのですね。
残念だな、、と思うところもあるけれど。。
彩先生のイラストも美麗で、見入ってしまいました。
口絵のビセンテの美しさにもう…!✨(で、また思い出して泣いてしまう;)

1

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