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ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄

bright prison

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表題作ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄

常盤,教団御三家西王子家の嫡男で龍虎隊隊長
薔,教団・王鱗学園の高校3年生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

世間から隔絶された学園内で十八歳の薔は学園管理部隊の隊長・常盤に反発していた。しかし特待生に選ばれ、彼と深く関わることに!?

作品情報

作品名
ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄
著者
犬飼のの 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
講談社
レーベル
X文庫ホワイトハート
シリーズ
ブライト・プリズン
発売日
ISBN
9784062867672
4.2

(325)

(205)

萌々

(58)

(26)

中立

(18)

趣味じゃない

(18)

レビュー数
40
得点
1353
評価数
325
平均
4.2 / 5
神率
63.1%

レビュー投稿数40

おもしろいです!

気になってはいたのですが巻数が多くてなかなか手を出せずにいたところ、コミックスでチラ見して好きな雰囲気だったので、読んでみようと一念発起!

そうしたら、すごいすごいすごい!作り込まれて完成された世界観がめちゃくちゃ面白くて唸りました。

実は血の繋がりがある者どうしの性行為は私の地雷なのですが、それでも続きが気になってこわごわ読み進めてしまう、ページをめくる手が止まらない。

最後の椿姫の心の声、結局受けと攻めは本当の兄弟じゃなかったってことで安心していいんですよね・・・?

驚愕の事実や謎が次々出てきて、気になる脇キャラも多く残ったまま。

物語内の教団組織そのものが私にとっては地雷の巣窟に違いないんですが、読みたいという葛藤が止みません。こんなことってあるんですね。地雷なのに!

0

萌えポイントの宝庫

ずっと気になっていたシリーズ。
訳あり宗教団体の閉塞的な学園で繰り広げられる禁忌的な愛。
まだまだ序盤だがこれからいろんなキャラクターの愛憎が渦巻きそうな波乱の始まりとも言える第一巻。
とにかく常盤のかっこよさが際立ち、薔の成長しきれない少年らしさとの対比が良い。
中盤から頭角を現すが如く強烈な印象を与えてくれる椿の存在。
彼の怪しくどこか危なげで憎悪さえも感じる言動のどこかで物悲しさを含む魅力的なキャラのおかげでストーリーの重厚感が増している気さえしてしまった。
ラスト数ページで今までの流れが大きく変わりそうな予感から次巻を読むのが益々楽しみになる程に惹きつけられた。
読者の心をつかむのが上手な作家だなと感じた。

2

禁忌、背徳、淫蕩

積んでた作品ようやく読み始めました。
コミカライズの冒頭読んだら
読みたくてたまらんかった(*´∀`*)
儀式とか強制とか生意気とか抵抗むなしくとか
全体的に好きな要素てんこ盛り。
蓋を開けたら更にカオスで一気に読んだ。
しょうみ「俺、好きなんだ。。。」のくだりに
チョロいな、思うたのは確かだが
閉鎖された世界の中で強烈なインパクトを持つ相手
憧れなり畏怖なりライバル心なり
なんらかの興味の強い相手だからこそ
と考えを深めれば股萌が増す

というか、清廉潔白だとおもうてた信仰団体が
実は淫猥教団て設定だけで笑う

運命の悪戯ともいえる二人の生い立ち然り
月に一度だけの関係然り
幼子の姿を未だに脳裏に抱きつつな背徳行為然り
トキメキ要素満載でございました

次も楽しみ
個人的にはあのゴツい子のハジメテを
どっか番外編でも読めたら嬉しいんだけど
まぁ流石にそれはないかなぁ

3

こんなに愛を感じられるとは

 単に学園ものでファンタジー要素があると思っていなかったので、序盤では世界観を掴むのとそこに馴染むのに少し時間がかかりました。冒頭のシーンもメイン2人が既に出会っていて、主人公である薔が常盤にかなり反抗的な態度をとるところから始まるので、1巻で合ってる?と戸惑ったくらいです。が、読み進めるうちにこの世界の肝となっている怪しげな宗教については謎が多く疑問符が浮かんでばかりなものの、常盤と薔の関係性には不思議と惹かれてしまいました。

 竜虎隊という厳めしい組織に属し、軍服軍帽という出で立ちに警棒まで所持し、身分も高く一般生徒達から遥か彼方の存在である常盤ですが、ハイスペック攻めにありがちなクールな印象、傲慢な印象は最初からなく、情が深い人なのだということが透けて見える人物なんですね。特に対薔にそういう空気を醸し出すのには深い理由があるのですが、その理由についても、そんなに長年1人の身を案じ続ける一途なところにグッときました。自分に懐く子供を素直に可愛がるところも素敵。

 対する薔も、見た目、性格に女々しいところがなく、杏樹や椿との対比もあるかもしれませんが、中性的だという描写がほぼないところが受けとしてとても好みでした。常盤の特別になりたいあまり、二転三転する想い、矛盾する想いが丁寧に書き出されていたと思います。彼の心情描写にもたくさん共感できました。脇役では早々に離脱してしまった白菊のことが気になります。

1

地獄の入り口

とりあえず、今3巻まで読みましたが、幸せな時間が短すぎて辛いです。
個人的に幸せハピハピエンドが好きなので、こちらの作品はほんとにもう試練試練試練幸試練みたい仕上がりでして、長く続いてるし面白いんだろうって、気軽に手を出したこと後悔してます。
続きが気になりすぎて、現在出ている巻あらすじを読みましたが、この先も苦難と試練と困難が続いて行くと思うと手が止まってしまいます。

ただ、オリジナルの世界観で、作り込まれてて、めちゃくちゃ面白いんですよ。読んでる最中は、私も王鱗学園の生徒のような気持ちで生きていけるんですけど、主人公2人だけでなく取り巻く人々も誰一人幸せじゃなくて、もだもだします。
それだけ、犬飼先生の世界観が秀逸ということです。

1

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