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ずっっと感情が揺さぶられ情緒不安定になる巻でした。
ジェイクとの再会ですぐにジェイクが未だに男遊びをしていると勘付いたアドリアン…そりゃ不愉快で八つ当たりしまくっても仕方ない。どれほどの傷を負って別れたか…
ただガイが可哀想過ぎました。あんなにも献身的に尽くしてくれているのに塩対応。別にネコ側は勃ってなくてもいいのに、無理に進めようとしないのは愛じゃなかろうか。可哀想不憫と読み進めると潮目が変わってきた。ピーター登場に、更には体の浮気は当たり前だったという事実。おいおいおい…退院したばかりの情緒不安定の彼氏ほっといてセフレに走るのか。結局アドリアンの方が好きだと悟って「君を選ぶよ」ってもう遅い!
どれだけアドリアンの心臓に負担をかけるのでしょうか…。
アドリアンがジェイクと浮気した時ガイに同情したけれども、ガイはアドリアンを責めていい男ではなかったですね。
今回も何回頭の中のジェイクを張っ倒したか…あんなベイビーベイビー言ってた相手と友達になれるか!!なんとも今更ながらの言い訳。そうだ!アドリアン、ジェイクを傷付けてやれ!セックス後の断絶の言葉にも拍手。
だけどもやっぱりジェイクに惹かれて求めてしまうアドリアンに切なくなってしまいました。
ケインは初めから怪しいと思っていましたがアドリアンとジェイクを鉢合わせさせた時にコイツが犯人だと確信。
ジェイクは自業自得としか言いようがないですね。そんな中でも心臓発作を起こしたアドリアンの救命処置に毅然として対処したのには流石としか言いようがないです。
自分の理想と夢を全部失ったジェイク。都合が良すぎるけども、アドリアンがそれで幸せになるのなら。
毛嫌いしているように装っておきながら猫をすごく気にするアドリアン、好きです。
いやいやいやいや
クズまみれやないかー!!!!笑
怒涛のクズ祭りでビックリしました。
そういえばメルはどうした……? とか思考を逸らしたくなるレベルでアドリアンの色恋沙汰に関わるヤツらがろくでもない(メルは出てこない)。
だってガイも大概なち〇こ野郎だったんですよ!?
びっくりした。セックスに対する考え方の相違。
ガイのような考え方、個人的には好きですが(キャラクターとして)、アドリアンが二年も関係を続けたのは愚かとしか思えない。
アドリアン、ダメンズ引っ掛けすぎだろう。類友なのか?
これだけ男の趣味が悪いとメルもそれなりにクズだったのかな……と思ってしまいました(風評被害)。
そして、色々と苦悩しながらも不貞行為に加担してしまうアドリアン。
前回は未婚だったからギリ言い訳出来たけど、既婚はやばいよー!!!!! 思い出作りすなー!! ダメ人間すぎるぞー!!!!
しかし何が一番許せないかと言えば、やはりジェイク。
不倫もモチロン最低ですが、捜査に私情を挟みまくりなんですよ。信じられん。
だがこのどうしようもない人間臭さがこの作品の魅力だよなと思いました。
で、ジェイクが私情を挟む(アドリアンが巻き込まれる)原因となったポール。こいつもヤバいやつでしたね……。
ここまで行くとキャラとして映える。狂ってて結構好きです。
そういえばナタリーが猫のことでアドリアンに怒ったことも信じられないポイントでした(彼女のことは嫌いでは無いが)。
ここまでの四作の中だと、連続殺人が起こらない分、サスペンス色が薄め。
事件自体はシンプルで、タイトルでネタバレしてるのでは……? と思いながら読み進めました(笑)
捜査に全く乗り気でないアドリアンが新鮮。
実際アドリアンが何もしなくても(ジェイクさえ居なければ)、事件は解決していたのでは無いだろうか。
ジェイクは色々と最悪な人間でしたが、ミステリと色恋の絡め方は上手いな〜と思いました。
ハラハラドキドキは何時もより少なめですが、面白かったです。
シリーズ4作目。前巻はオカルトでしたが、今巻はガラっと変わってセレブなハリウッド映画業界が舞台。ジェイクのステータスが変わっていて驚いた。
おまけに衝撃の事実も明かされるし…。主人公アンドリアンならずとも呆れます。
このシリーズ、読み進めるにつれジェイク株がどんどん暴落していくな…。
それでも今巻に起こる事件がジェイクの生き方の真髄や刑事生命に関わるようなものだったのでハラハラさせられました。
まさかの展開でした。
今まで本当の自分を隠すジェイクに共感が持てなかったですが、その葛藤する姿に人間の心の脆さを感じ、心が打たれました。ジェイクは誰よりも人間くさいんだな。
最後まで夢中になって読みました。ジェイクと反対に最後までブレないアンドリアンの姿勢が良かった。
残念なのは、犯人が何故犯罪を犯したのかがやはり独白されなかったこと。弁護士をつけるらしいし。。真実は暗い海の中?
結局タイトルの意味が分からず終いでした。
このシリーズは事件に日常、ML(メンズ・ラブ)を上手く絡めて展開されるので面白いです。夢中になって読み進められます。
最終巻も楽しみです。ジェイクのステータスがまた大きく変わりそう…。
3作目から2年後の本作では、アドリアンはガイと付き合っており結婚まで望まれているという状況。こんなに愛されてても、ガイはジェイクの代わりにはならない。相変わらず孤独で皮肉屋のアドリアンに引き摺られ、読んでるこっちまで気分が落ち込みそうでした。しかも持病も悪化してるし。
パーティ会場でまたしても殺人事件に遭遇するアドリアン。華やかな映画制作関係者達の間で起こった事件を担当するのはなんと、ジェイク。これはもしかして、良い展開に?というこちらの甘い期待を見事に裏切るジョシュ・ラニヨンさん。ストーリーテラーですなぁ。
もう、ジェイクがポールと、っていう下りを読んだ時には、思わず声に出してハア?って言っちゃいましたよ。そこからの展開であのラストは、とても心が揺さぶられました。
出てくるキャラクター達が皆存在感があり、事件の謎を追って過去の確執を探っていくのがとても面白く、ミステリとしても読み応えありました。
シリーズ四冊目。
切ないを超えてしんどくてしんどくて。前半1/4くらいは、読みながら意味の分からない涙が出そうだった。
前作から二年後。今彼と微妙な距離を保った状態で、忘れられない相手との再会。そこに心臓病の不安も増して、アドリアンの心理描写もネガティブに。特にジェイクの纏う匂いが変わってしまった、という描写にグサっとくる。
過去の思い出をいくつも見直し、塗り替えていく様子が辛かった。ジェイクとの幸せだった時間を全て勘違いだと自分に思い込ませなきゃいけない心境が辛い。
ジェイクは出てくるたびに物言いたげな仕草を見せる。毎回最後までは言わないが、その思わせぶりのせいで深い何かがもっとあるんじゃないかと、彼を信じたくなってしまう。もはやアドリアンに同調しているのか、私がそう思いたがっているのか、分からなくなっている。(これは不倫にハマる駄目思考だ……)
逢瀬も毎度しんどい。ジェイクのセリフに芯まで流されないアドリアンの心が、どれだけすり減っているかと思うともう……。
銃で撃たれたクライマックス、死にかけたアドリアンのモノローグに泣けた。命の危機に瀕し、そこでやっと「強くいようとしなくてもいい」と思える、それくらい必死に立っていたのかと。これがジェイクの腕の中というのもまた良くて、すごく心に刺さった。
ラストはジェイクの決断で締める。再会から恋愛方面の物語が動きすぎて大変だった。小さな光が見えたところで次巻へ。すぐ読めることを幸せに思った。
気になったのは、ジェイクの妻の流産。BL作品の妊娠妻は流産率が高いと感じていたが、翻訳M/Mでも見せられるとは……。ガイもジェイクより長い二年もアドリアンと付き合ったのに、そこは描かれず存在感が薄い。
この二人はM/M作品の登場人物になってしまったばっかりに……と可哀想になった。
恋愛方面の印象が強い本作、そういえばミステリだった。相変わらず伏線回収が甘いのと、ジェイクの頑なな思い込みが根拠不明なのはご愛嬌ってやつ?ジェイクとポールの関係はもっと詳しく知りたかったな。
ここまで読んできて良かった。次も楽しみ。