gift (上) 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、

gift

gift  (上) 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神227
  • 萌×249
  • 萌13
  • 中立4
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
30
得点
1374
評価数
300
平均
4.6 / 5
神率
75.7%
著者
一ノ瀬ゆま 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
gift
発売日
ISBN
9784344834798

あらすじ

宥は美しく獰猛な青年・勁をボクサーの道へと誘うが、性的指向を知られ奇妙な共犯関係に陥る……。邂逅と宿命の物語、上巻!!

表題作gift (上) 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、

白石勁,ボクサー,19歳~
御子柴宥,ボクシングジムトレーナー,23歳~

レビュー投稿数30

神作の予感しかない…だけど

評価が非常に高い作品で、とても気にはなっていたんですが作画に少々苦手意識があって手を出せずにいた本作。
でも1巻読み終わる頃にはそんな事全く気にならなくなっていました。
むしろさっさと読むべきだったよね、自分。

勁の心の内面を表現する幼少期の勁や、ゲーム感覚で感情もなく生きて来た様の描写がとても個性的で面白いと思いました。
愛を知らずに、異常な環境の中で育ってきた勁の思考回路の表現方法としてかなりインパクトがあるし、素晴らしかったです。
この先どういう風にあの内面が変化していくのかも、注目したいと思います。

こういう不幸な生い立ちのキャラクターが報われていくストーリーが好きなので期待しかないのですが、勁の生い立ちや2人を取り巻く環境に不穏な空気が流れまくっていて、期待と同時に不安もムクムクと湧きあがってくるような読後感でした。
そんな予感も含めて、神な1巻でした。

0

はあぁぁぁぁ〜〜(言葉にならない)

上巻を読んだところですけれども、胸がいっぱいで言葉になりません。どうしよう。感想を書けないw

評判は知っておったんです。すごい作品だと。
なので1年近く積んでおりまして(長い)。
と言いますのも、先日、先生の初期作「答えはそこに海があるから」「楽園の非常口」「嫌いな先輩」「週末迷図」を読み、肩ならしと言いますか、予習と言いますか、心の準備をしました。
そして本作3巻と番外編、「神様なんか信じない僕らのエデン」も購入して、まとめ読みして一ノ瀬先生の世界にどっぷり浸ろうと心して上巻に臨んだわけです。

前置きが長くなりましたが、自分としては、万全の準備をして、満を持して読み始めたのですが、上巻を読んだ時点で胸がいっぱいです(2回目)

最初、これまでの作品より絵が見やすくなったな、なんて思いながら読んでいたんですが、勁の人となりがわかってきて、宥と自然に、理屈抜きに惹かれ合うさまを見ていたら…あーた!どんどん胸が苦しくなってしまって。

勁がキスの仕方を知らなくて、宥とキスしたがるとこめっちゃ萌え。

勁が宥に初めて頭を撫でられた時に、ちび勁たちが登場。
コントローラー握ったちび勁は驚いた表情で、ツノ生えたちび勁はうれしくて泣いてたのかな。

あーんを恐らくやったことなくて、すごい大口開ける勁がかわいいww

「宥さん」「勁くん」呼びだったのが、関係を持ったあと、しれっとお互いに呼び捨てになるのも萌え〜。

宥が勁の生い立ちを知ろうとしたり、本気で勁の家族について怒ったり、愛情深い。
勁は、そんな宥の良さを無意識に感じて、他の奴と違うと思ったんでしょうね。

その気持ちがどういうものかわからなくても
今まで通り、あんたとはSEXしたいけどどうすればいい?と素直に聞くのもいい。

きっと勁にしては、初めての欲求だろうし。
変に抑えたり誤魔化したりせず、ストレートに言うのが萌え〜。
照れる宥がかわいい。

勁が宥に触れたがったり、頭をなでてもらいたがるのが…切ないやら萌えるやら。たいへんです!!

勁の心の中のちび2人もかわいいし切ないし。
ゲームをするクールなちび勁(現在の表面的な勁)は自分を守るために必要に迫られて生まれたんですね。
「ゴミ箱」と呼ばれるツノを生やしたちび勁は、無邪気で子どもそのもので。成長と共に自分の中で捨てざるを得なかった部分。
それが、宥と出会い、一緒にいることで蘇ってきた(泣ける)

ツノ勁が出てきたからバグやノイズが発生して、シナリオ通りにゲームが進まない。
封印してきた感情の部分が、宥への欲求のためにじっとしていられなくなっているんだな。


ゲーム(人生)のコントローラーを握るちび勁の瞳には、呪、祝、無、の文字が。呪と無はわかるけど、祝という気持ちもあるのか。呪と祝は紙一重てことか。

宥も勁に惹かれてしまって…切ない切ない。
泣いちゃうのがかわいい。年上なのにかわいい。

泣いちゃう宥に、俺のせいか?痛いか?と聞く勁。表情には出ないけど、ちび勁2人が寄り添って食い入るようにモニターを見ていて、勁の心の中を物語っていると思うとまた胸が締め付けられる。

濡れ場や、瞳が…これまでの先生の作品でも艶っぽくて好きでしたが、本作では更に磨きがかかっていますね。プラス切なさマックスだから…たまらない。ドキドキ複雑な気持ちにさせられます(すごいと言いたい)

中、下巻、番外編と、表紙を見るだけでもうドキドキですけれども。大丈夫か私!?
これから引き続き読みますです。

0

恐れを知らない強さ

初一ノ瀬作品だった当時、読み終わった後すぐに他の著作を全購入しちゃうくらい読みごたえのあるシリーズだった。
プロットもさることながらネームもなかなか大胆で、シリアスな題材に応えるだけの力量を感じる。

小さなボクシングジムでトレーナーをしている宥が、街で喧嘩していた勁の才能を見越してジムに勧誘する所から物語が始まる。
外国の血が入った美しい外見に反し、勁は他人を脅迫することに何の躊躇いもみせないような危険な匂いがする青年だ。
一応主役は勁のトレーナーとなる宥であるものの、ボクシング生活を送る中で少しずつ見えてくる勁という人間が持つ深淵と無垢さがとにかく目を惹きつけてやまない。

勁には内なる子どもが(心象世界として描写されて)いるんだけど、理性的で無感情なのが天使、感情豊かなのが悪魔として登場する。
その皮肉な位置付けには、生きる手段としてそうせざるをえなかった勁の鬱屈が凝縮されていて、天使と悪魔の小さな背中の向こう側に、痛ましい背景が透けて見えてやるせない。

勁は強い。肉体的にもだけど何より精神的に強い。
でもその強さは、傷付くことや失うことへの恐れを知らないからこそ躊躇なく向かっていける無謀さと表裏一体のものだ。
勁を見てると可哀想で胸が痛くなる。と同時に、制御装置を失った武器を持て余しているような怖さも感じてしまった。

恐れを知らなかった勁が、初めて恐れを抱く。その瞬間が待ち遠しい一方で、何が起こるのか不安を抱かずにはいられない。

4

グッと引き込まれる

上中下、全部読んだ上でのネタバレ含むレビューです。直接的ネタバレはないと思いますが、気になる方はすみません、読まないでいただいて…

ボクシングジムを舞台とするお話です。ボクシングジムは流れモノ、はぐれモノとの相性が良いので、勁(けい)を主役とする作品が自然と受け入れられます。勁の未熟な内面の表現も、凝った作りで面白い!展開が濃いのにスピード感があって、世界にぐいぐい引き込まれる。

それはそうとして、中巻ははぐれモノレベルではないとんでも展開でして、ボクシングジムを舞台とする現代ものというか、恋愛ものというか、そんなのを念頭において楽しんでる方はびっくりするかもしれない。かなり先が気になる面白い展開だからこそ。突然ノワールの世界が始まってしまうので。一巻の段階ではそんな雰囲気なかったですよね…せいぜい重めの過去を持つ主人公だなっていう。ボクシングジム同士の攻防があるのだなぐらいの。それが次の巻からとんでもなく風呂敷を広げてきます。

0

すごく好き

一ノ瀬先生の作品を読み直し中
この作品は、上中下巻だったので後回しにしてました

試し読みで、すごく惹かれて気になっていた作品です

とにかくキャラクターが魅力的
宥が保守的過ぎるくらい常識人であろうとする姿と、頸の生きていくことはゲームと同じと言いきり実際コマンドを選びながら生きていく姿は対照的なのにお互いに惹かれ合う
読んでいてそれがピッタリとくるのが心地良いのに、どこか不安になってくる

この二人が幸せになってほしいと心から思える上巻です

0

不穏な予感が残る

初読みの作家さんです。すごく評価が高くて神率も高いですね。

いきなり攻めが受けを脅してレイプ?が受け付けなくて、一旦読むのを止めてしまいました。
しかし評価が高いのはきっとこの先に深いお話があるに違いないと思ってなんとか読了。

刺さりますね。受けがボクサーとして親から期待されてないと傷ついてるところ、ゲイだと親にだけはバレたくないところ。
攻めも生まれと育ちのせいで感情が育ってないところ。

攻めのボクサーとしての素質や成長やトレーニングに素直に励むところ、そこに受けが攻めを育てたい見守りたいと好きになって行くところ。
寄り添う平和な日々が続くも、荒川会長に攻めが目を付けられたりして嫌な予感がしてきます。

それに攻めが受けの言葉を誤解してそうで心配です。

攻めの脳内?無意識下でせめぎあってるのも辛いです。でも受けによって温かい気持ちを知っていくのが良かったです。

0

宥がエロ可愛い。さすがに絵が美麗。

昨年末にようやく完結したので、全巻まとめ買いして積んでいたのをやっと読んだ。


なんか、すっごい、既視感。
もしかして、
もしかして、
前に買って読んでたかも、、、、。

お話は、ボクシングのトレーナーの宥が、偶然出会った勁に、ボクシングの才能を見出します。
体から始まった関係に、ゲイを隠したかった宥の葛藤、そして、虚ろだった勁の心は、、、
みたいな、
既視感の原因はこの設定とか導入部のせいかしらとも思ったけど、あったし、同じ本、既に、、、

勁の生い立ちにある不穏な物が、今後どのように関わるのか、
そして、勁のボクシングは、
時間に、乞うご期待。

0

とにかく読んでみてほしい作品

神以外評価する気になれないですね。
マジでいい。
とにかく読んでみてほしいです(笑)

1

上中下巻の序章

誠実だけどクローゼットゲイの宥、ボクサーのジムを経営する父の元でトレーナーをしている。
そんな宥が、彼氏ともめているときに、街で偶然会った勁。白髪で長身、外人のような見た目だが、もめているところを助けられ、素質を感じてジムに誘う。

勁は最初、ボクシングには興味がないが、ジムの下宿が借りられるならと宥の元へやってくる。親身になる宥だが、ゲイであることを知られている勁から、ばらされたくなければと体の関係を強要される。
この辺は、勁に何のメリットが?という気もしますが、ラブシーンはセクシーです。

勁は小さい頃のトラウマで、感情を殺している。何事も言われたとおりで、自分がどうしたいかがない、という設定。
しかし、冒頭だけなぜ宿をほしがり、宥に体の関係を求めたのかが、後のキャラが定まってきてから考えるとちょっと解せない。

しかし、勁の心象風景を、二人の子供(感情と合理の象徴)、とりわけ冷静な合理主義の子供が人生をゲームととらえて設定、ミッションをこなしていく描写は新しく面白かった。

上巻では、だんだんと損得なしに接してくれる宥に依存する勁が描かれる。そして、試合に勝たないと捨てられると勘違いしてしまい、というところまで。

0

攻めの心を覗くのが辛過ぎる

 ボクシングにあまり詳しくなく、すごく興味があるわけでもないので話に浸れるかなとちょっと心配だったんですが、それがメインではありませんでした。攻めの勁が、壮絶な人生の先に辿り着いた、最後の希望である宥。勁は彼に救われることができるのか、失った感情を取り戻すことができるのかということが軸になった、非常に骨太なストーリーでした。勁の過去が痛々しく、衝撃的なシーンもいくつかあるので、そういった描写に抵抗感のある方はご注意ください。

 勁の中に住む、天使と悪魔を表したような小さな勁ジュニア達。この独特の表現がすごく良かったです。勁があまりにも辛い経験をし過ぎた結果、きっと自然と生み出したのが彼らだったのかな。一種の多重人格でもあると思います。自分に起きたことをすべてゲームだと捉え、何を選択するのが最善か天使と悪魔が話し合って決める。感情のぶつけ合いは彼らに託し、本体の心へのダメージを常に最小限に留めるように努めること。これを一瞬で当たり前のようにやってのける勁は、本当に悲しい子供だと感じました。今の彼は、捨てられるかもしれない不安も持ちながら、また誰かに依存し始めようとしている。彼がいつか依存することをやめて、宥と相手を大切にし合えるような関係になれるのか。今後の展開に期待しています。

0

調教師にしか懐かないホワイトライオンのようだ…

一ノ瀬さんの作品はこれまでに初コミックスしか読んだことがなかったのですが、この作品はそれとは随分雰囲気が違う印象でした。
この作品の1話目を随分前に読んで印象に残っていたので、今回まとめて読めて良かったです。

ボクシングの元オリンピック選手を父親に持つトレーナーの宥とそのトレーナーに見いだされてボクシングを始めた勁。
人を寄せ付けず美しく強かな勁、人はいいが他人には言えない秘密を抱えている宥がお互いに必要なものとしての存在になっていくのが分かります。
勁の育ってきた環境の事を考えると、このまま宥と離れずに頂点を目指してほしいと願わずにはおれないのですが、この巻はまだ序盤でこれからまだ色々な事が起こりそうな気がします。
勁は基本的には人を寄せ付けず、生きていくために利用できるものは利用するという強かな考えの持ち主だったのですが、宥にだけは徐々に心を許してきているのが感じられます。
時々甘えてくる大型の野獣みたいで可愛いです。
でもまだこの2人の関係は何かの拍子で崩れそうな危うさもあります。
それが今後どのように育っていくのか見ものですね。
殺伐として痛いところもある作品ですが、読みごたえはとてもある作品です。

0

掴みは上等

評判が高かったので気になっていたんですが、下巻が出てからセットで買おうと思っていたら、中巻が出たという・・。全3巻で朗報ですがw ボクシング界を舞台にした王道なBLですが、中々個性的で新しいエッセンスもあり、ポテンシャルの高い作品でした。いや〜〜ユタカとケイのカップリングに萌えたwwユタカ君が可愛くて、可愛くて。。
ケイの生い立ちから生じたトラウマにより、今後不穏になりそうな気配に胸が苦しくなります。ケイの心理的な葛藤に涙が出ました。ケイの人生ゲームはユタカとともにハッピーENDを迎えて欲しい。ビジュアルで魅せる作品で引きこまれました。続きが非常に気になります。

0

1、2を争うくらい好きな作品

今までに買った商業BLの中で1、2を争うくらい好きな作品です。
野獣のように獰猛でとても美しく、どこまでも純粋な攻め勁とボクシングのジムトレーナーを務めるゲイの受け宥(ゆたか)。
最初は勁に脅されて始まった身体の関係でしたが徐々にお互いに惹かれ始めていきます。しかし愛し合う二人とは逆に周りの雰囲気はどこまでも不穏で、これから何かしらの悪い出来事が起こるんじゃないかとハラハラさせられます。
また、攻め×モブやモブ×攻めのような描写も過去の回想で軽く出てくるので、苦手な方は気をつけた方が良いです。
個人的に萌えるのは情事の最中に思わず宥が勁に好きだと伝えてしまい、ハッとする宥に勁が「もっかい言って」「もっと言って」と強請るシーン。勁は今までの辛い境遇のせいで痛みを感じることができず、また愛された経験もありません。そのため好きという言葉を正しく理解できておらず、正確に受け取ることも出来ていません。ただ物珍しい言葉に興味を持っただけ。勁に伝わっていないことを悟り切なさに泣く宥。哀しく、しかしとても萌えるシーンだと思います。
絵の美麗さにも惚れ惚れさせられます。勁の格好良さには見惚れます。
純粋すぎて眩しく、子供のような一面を持ち合わせた勁と包容力に溢れた宥はとてもお似合いで幸せになっていってほしいと切に思います。しかし周りの境遇がそれを許さない。シリアスな雰囲気が好みの方にはとてもグッとくる話だと思います。
是非買っていただきたいと思います。

4

もっと評価されるべき作品、魂が震えた

小耳に挟み、絵がすごく好みだったため買おうと思い手に取ってみましたが、あらすじなどをよんでも最初はあまり甘々という感じではなくもともと甘々が好きなわたしは1度買うのを躊躇いました。でも、やはりどうしても気になってしまい腹を括って買いました。わたしはこのときの自分をものすごく褒め称えたいです。わたしはこの作品を読んで魂が震えました。『gift 赤い桎梏の、約束の場所の、望んだ十字架の (中)』を読んだ時なんて涙を流すくらい感動しました。この作品は切ない気持ちになりますがその中に純愛があると思います。最初は全くと言っていいほど愛を感じられないけれど段々と愛が生まれてくる、それは純愛だけれど歪でもあるところがいいです。そして、ただそこでパッピーエンドで終わるのではなく、お互いにすごく想いあってるいるのにお互いがお互いを大切に思い過ぎててすれ違ってしまうところがまたこの作品を良くしていると思います。
わたしてきに一番グッときたところは(中)の終盤、宥に手を出さない代わりに腹にナイフを刺せと言われ勁が「ありがとうございます」と喜んだところです。ここに勁の宥に対する愚直なまでの愛を感じました。ほんとうにここは胸が締め付けられました。
このお話は確かにハード系で心が痛くなることもあるけれど自分は腐女子でBLが好きだという人は1度でいいから読んでほしい作品です。今まで読んだ中で一番と言える作品です。一つの話のなかでこんなにも多くの感情が飛び交っているのは中々ないと思います。

長々と同じような話でめちゃくちゃな文を書いてしまったけれど、それでもこの作品を多くの人に読んでもらいたくて書かせてもらいました。

最後にわたし個人としては最後は宥と勁が幸せになってくれることを祈っています。

5

こんな凄い話初めて

凄く高評価なので読みたかったのですが、一巻しか出てないしって躊躇して、ずっと読まなかったんですけど。我慢できなくなって読んでみたら、ローラーコースターの様に私の感情が上がったり下がったり。こんなお話初めて読んだ!すっごく疲れるけど、すっごくハマります。キャラクターが上手に練り上げてあって、圧倒されます。でも、少女漫画的BLが好きな人には不向きかも?
この巻は、何度読み返したことか!そして何度心臓を鷲掴みにされたことか!今は2巻まで出たので、是非みなさんに読んで欲しいです。そして続きが気になって夜も眠れないって方は無料配信されるルチルsweetで追って欲しいですね。この方の前の作品 JITTERBUGも是非読んでほしいです。

3

緻密なストーリーに引き込まれます

続編にあたる『gift 赤い桎梏の、約束の場所の、望んだ十字架の、(中)』の発売に合わせて再読。という事で今更ながらにレビューしようと思います。


ボクシングジムの会長の息子でありながら、ボクサーとしては通用せず、そのことを父親に対して引け目に感じている宥。
人を傷つけることになんのためらいも感じていない、「人間らしさ」が欠如しているミステリアスな勁。

ゲイであることをカミングアウトできない宥には共感しつつ、勁のあまりの非道さにちょっとぞっとしつつ読み始めたのですが。

徐々に見えてくる勁の過去と孤独にぐっと引き付けられました。

銀色の髪。
青い眸。
白い肌。
たまたまそう生まれついただけなのに、母親に捨てられ、父親と兄からは虐待され、自分を守るために内面に「子ども」をつくった勁。
「子どもたち」は、現実をゲームのようにこなしていく。

けれど、「子どもたち」が見せる蓮っ葉な態度や孤独は勁自身のもので、過酷な子ども時代を過ごしたことが透けて見えてきます。
そんな「子ども」が、宥の愛情をひたすら求めるさまがなんとも切なかった。

宥も。
ゲイである自分に対する葛藤。
そして、将来性豊かな勁を縛り付けたくないと願う彼の優しい気持ち。
ゆえにすれ違ってしまう二人が悲しすぎました。

幼児虐待、暴力、レイプまがいのセックス。
もしかしたら読む人を選ぶ作品かもしれませんが、登場人物が多いのにごちゃごちゃにならないストーリー展開で、徐々に近づいていく二人の感情の機微に引き込まれました。

7

画力、ストーリー、キャラ作り…全てが最高な作品

まずは表紙の綺麗さで惹かれました。
この綺麗で丁寧な描き方は作品中でも途絶えることなく、その画力の高さに驚きしかありません。
内容がボクシング中心だと知ってそのマニアックさに買おうか買うまいか一瞬迷いましたが、買って正解でした!

ストーリーや構成が期待していたよりずっと素晴らしいものだったので…。


主人公二人の複雑な心境や、勁の過去と深い関係がある彼の今の性格なども本当に丁寧に描かれていて、すんなりと受け入れられるというか、単純ではないのにも関わらずすごく分かりやすいのです。

初めはセックス/暴力慣れしている勁の掴みどころのない雰囲気に圧倒されるのですが。少しずつ少しずつ、無感情に見えた彼の愛らしい面や甘えん坊な顔が現れてきて、間に散りばめられた悲しい過去を読むに連れ一人で耐えてきた彼に愛嬌が湧いてきてしょうもないです。もうキュンキュンしっぱなしです!

宥に「もっと撫でてあげて!」「ぎゅーっと抱きしめてあげて!」と心の中で叫びまくりでした。


だけど、上巻の時点では勁の心の闇はまだ消えていない感じです。本当に愛情や人の温もりに飢えているんだなと伝わって来ます。
宥がそれにどう応えてあげるのか、開きかけた心を完全に開いてあげることが出来るのかが見所です。

中巻が本当に楽しみです!

4

画力も構成もずば抜けている

230ページ超えの一ノ瀬さんの連載作品。
かなり厚いです、力作です。
そして本編には下巻へ続くとなっていますが、中巻も出ることとなっています。
ボクシングBLというのも珍しいのですが、とにかく一ノ瀬さんの画力と構成が素晴らしいです。
画力がなければ動きの多いお話は描けませんし、構成がうまくなければ薄っぺらくなってしまう。
両方を兼ね備えてらっしゃるからこそ、こういう難しいお話が描けるのだと思いますね。

受けの宥は、父親が会長を務めるボクシングジムのトレーナー。
そして攻めは、宥が拾ってボクサーとして育てることとなった勁、19歳です。
出会いも、その後の体の関係のスタートも最悪と言えます。
ただ勁は人とまともに付き合った経験がないので、彼の本質が悪いということではなくただ知らないだけ。
下心なしで褒められたり必要とされたりという、例えば親に与えられるようなことを経験せず、体を売り暴力を受けて育ち、体だけ大人になった彼は宥に関してはまるでヒヨコです。
これは雛の刷り込みのよう。
宥は掛け値なしに本当に良い人で、ジムのメンツもお人好しばかり。
彼には初めての暖かさであったと思うと、本当に切ない。
giftというタイトルはこの巻では勁の容姿や才能に対しての表現とされているのですが、そのgiftを勁が本当に欲していたかというとそれは違うのではないかと感じました。
そんなgiftよりも愛情を与えてくれるような家族がまず彼には必要であったと思うし、宥や他人の愛情を信じることのできる素地を与えてあげて欲しかった。

今後の展開は今巻よりも苦しくなりそうですが、宥と勁がなんとか二人でいられるような形に落ち着いて欲しいと切に願います。
ただキモ怖なサブキャラが出ていて、これが今後彼らに暗雲をもたらす展開になりそうで怖いんですが!

3

Giftとは、天性の才能

なぜこんなに惹き込まれるのでしょうか。。。
不幸や地雷などが散りばめられすぎてて、いろいろ拗らせてるギリギリな状況の中に、愛が育っていく情熱的な部分を垣間見せられるから?
万人が好きな設定の、不幸な子が唯一の才能を見出されて成長していくサクセスストーリーだから。。?

頭を撫でられたい子供のまま大きくなったケイの行動にいちいちキュンとしてしまいます。乙女な宥の服を脱いで欲しい発言も萌えたーー!

とにかく幸せになってくださいと応援したくなるストーリー。

最後の予告ページの一言
続きは2016年の冬・・ですと・・・・・・?
ガーン∑(゚□゚;)
待てないっす!早く読みたすぎるー 

という私たちのために、作者さんがpixivに泣ける番外編と、無料で続きが読める予告などを載せてくれていますよー^^ check it ~

4

次巻まで喜んで待機...!

ネットの広告で見つけて試し読み、宥が好み、評価も良かったので購入。読めてよかったです!

頸の見ている世界がゲームそのもの。淡々とゲームをこなす中に幼少期からの売春などの過去が見えます。後半、宥に絆されていき鎧が剥がれ、頸の弱さを見えてくるとこも見所です。

宥自身に少し弱さを感じます。それが魅力ですが、頸を支えきれるか心配です。
宥たちの優しさに早く気付いてほしいです。
この巻のラストで頚の感情に「違うよ頸‼︎」と心の中で叫びました(笑)

絵は最初細か過ぎるかなと思いましたが、目線の誘導やゲーム世界のエフェクト、心理描写の見せ方がとてもお上手な方なのだと感服しました。濡れ場の見せ方もエロく、切なくてとても良いです。
しかし少しキャラクターの表情の固さが気になりました。
痛い話が好きな人にオススメです!!次巻が楽しみでしょうがないです。

2

対照的すぎる二人が出会って

住む寮が目当てでやる気もなくボクシングを始めた頸、ボクシングに真面目に向き合うトレーナーの宥、頸は口うるさい宥を黙らせるために「ゲイだとバラす」と脅してレイプするが、宥はくじけず頸にボクシングを続けさせる。

道徳心も感情の起伏も無く、痛みにさえ鈍感でどこかロボットのような頸と、表情豊かで人間味あふれる宥、まったくの正反対の二人がぶつかり合っていく中で頸は少しずつ変わっていく、そんな頸を愛おしく思い始める宥。

二人の初めてのディープキスは頸のそれまでの生き様が浮かび上がってくるし、初めて合意でセックスする前の宥は妙にかわいらしく、積み上げてきたエピソードを台詞ひとつで昇華させる作者のトリックにはしびれます!
ただ頸の傷は深く、まっとうな宥には理解しきれてない部分もあり、2016年末?発売の下巻で、頸が自分の傷とどう向き合うのか、宥はどこまでサポートできるのか、二人の関係がどう変わっていくのか完結が楽しみで仕方ありません。(不思議と上巻だけでも十分な満足感がありますが)

そして絵も美麗。前コミックス『JITTER BUG』から格段に絵がうまくなっているのも見物です。一ノ瀬先生、どれだけ努力なさってるんだろう?
ebookjapan「あなたが選ぶ2015年ベストBLアンケート 」でランキング常連の名作と一緒にランクインしたのも納得です。
これから何度も繰り返し読み返すだろう大事な作品です。

9

360度見回しても崖っぷち

育った環境が特殊なため「常識」を知らない白石。
もちろん「人を愛する気持ち」も知るわけもなく。

ゲイであることを周りに隠して生きている御子柴。
そこに負い目を感じつつも面倒見がよく献身的…でも一歩引いている感じ。

そんな二人が出会うお話。
白石は究極の…ある意味純粋な存在。
獣的といいますか、本能といいますか。
アウトローな世界で生きてきたので、普通の常識では行動しないし。
感情も動かない。
でも心動かす存在と出会う。その存在が御子柴。
今まで生きてきて繰り返されてきたパターンと違う反応をする御子柴が、
最初は気になっただけ。
あまつさえ御子柴の秘密を握って脅して従わせるそんな関係から。

御子柴も今まで出会ったことない存在に最初は戸惑い、
逆らえない中でも反発しながらも、
少しずつ見えてきた白石という人間に惹かれていく。

でもでも決定的に何かがずれている二人。
土台とするモノが違うだけで、そのずれはどんどん広がっていくのかなと。
ただただお互いを守り、大切にしたい気持ちだけなのに…。

下巻はまだ先ですが…波乱の予感しかしない上巻でした。
惹かれあう二人が一歩踏み出そうとする先は…崖。
堕ちるしかないんじゃないか…というドキドキ感でいっぱいです。

早く下巻が読みたい気持ちでいっぱいです。

4

そわそわ

続きが気になってしかったない(ノД`)・゜・。
絶対続きが気になるから、上下そろってから読もうと思ていたのに
ちょっぴりフライング。
想像していたものとは違った作品になりましたが
これはこれで面白かった。
闇を抱える攻。なんだか過去がいろいろハードで
心にいろんなものを飼っているようですが、これが後半
どのように変化いていくのかというところが見どころ。
きっかけはどうあれ、体を合わせるようになって
そばにいるようになって、攻がどいういう男なのか知るようになって
少しずつ惹かれていく受も良かったです。
才能に魅了され、違う部分にも惹かれというのがいいよね。

積み上げたパズルを完成させるのか崩してしまうのか
時期が待ち遠しい作品になりました。
期待を裏切らない良作であることを祈るっ

6

下巻が楽しみ過ぎる!!

一ノ瀬ゆまさん初読み。
男臭いお話が好きなのと、ちるちるさんでの評判が良かったので手に取ってみたのですが、読み終わって後悔しました…

だって、下巻が出るまで1年以上も待てない><
待つのが辛すぎる!!
完全にお預けくらってる犬ですよ私…(泣)
と、読んだ皆様が感じているのではないでしょうか!!

冷酷で感情を持たない美しい獣のような勁。
それに対して、感情豊かで人間らしい宥。
半ば強制的な体の関係から始まった2人ですが、ボクサーとトレーナーとしての関係が深まっていく中で、見えなかった本来の姿が徐々に見えてきます。

辛い境遇で育ち、愛されることを知らずに生きてきた勁。
感情を押し殺し、まるでゲームのように無感情に人生をコントロールしてきた勁ですが、宥はそんな勁の中に初めて入りこんだ人なのだと思います。
勁のために喜び、泣き、悔しがってくれる宥。
今まで勁の近くにはそんな人はいなかったんでしょうね。
自分の感情を一方的にぶつけてきて、いいように自分を利用する人ばかり。
でも宥は違う。
勁の成功を自分のことのように喜び、褒めてくれる。
撫でてほしくて宥に頭を差し出す姿なんて、子供のように無垢で本当に可愛い!
宥のお蔭で、勁の人間らしい感情が少しずつ見えてくるようになるんです。

そんな宥も、勁の真っ直ぐな部分や無垢な一面を知るにつけ、少しずつ感情が傾いていきます。
もはやトレーナーとしての感情以上のものを勁に持ち始めているんですが、トレーナーとしての葛藤も垣間見えるところがなかなかストレートに進まないところで。。
その葛藤が、落ち着きを見せていた勁に混乱をもたらし、今後の展開の波乱を予感させるんですよね。
あぁスリリング!!

そんな不穏な空気を漂わせた状況で下巻に続くとなるのです。
このまま1年半待てというのか!(待つしかないんですけど笑)

2人のエロスな関係性もさることながら、斬新な表現方法は本当に魅力的!
BLというカテゴリーを超えた、スリリングで面白い作品となっています。
でもエロスな部分も色気があって思いっきり萌えられますよ☆
一ノ瀬ゆまさん、他の作品も読んでみたくなりました♪

4

読み応え、あります!

表紙で買うのを少し躊躇っていましたが、手に取って正解でした。
あまり読んだ事のない世界観でのめり込めたし、下巻でどう二人が変わって行くのかすごく楽しみですv
受けと攻めの心の思いがすれ違いを起こしててモドカシイけれど、どんな風にこの辺りが解決するのか…ここが萌えポイントにもなりそうですね(*^^*)ワクワク
購入を迷ってる方は是非読んでみる価値アリです!

4

あなたに触れて、熱を抱く

一ノ瀬ゆまさんの作品は
主に同人誌の方を拝読させていただいていて、
商業誌を手に取るのは実は初めてだったのですが
同人誌同様、プロットから細かい設定に至るまで
大変しっかりしており、読み応えが抜群でした。

熱を感じさせず、人生をゲームのように
淡々と選択して生きてきた19歳の美しき獣・勁くんと
彼にボクシングの才能を見出すと同時に
性的趣向の弱みを握られるボクシングトレーナー宥さんの、
ボクシングを通して、体だけではなく心の触れ合いを育んでいく
シリアスで切ない、愛がこもった再構築物語。

ボクサーとトレーナーという設定以上に魅力的で斬新なのが
勁くんの心の中でゲームのプログラミング設定を施し、
コントロールしている冷淡な存在で、白い羽を持つ子供の姿の勁くんと
同じ子供の姿で黒い羽を持ち、泣いたり怒ったり感情を表し、
白い羽の勁くんから”ゴミ箱”と称される勁くん。

この小さき存在が、現実に勁くんに起こる様々な状況の選択を
人生ゲームのように選択しコマを進めていく描写が、非常に巧い。
これは勁くんの幼い頃の劣悪な環境から
崩壊寸前の彼を守るための産物だと想像できますが、
宥さんという人間が”ゲーム(=人生)”に入り込んだことで
コントロールの制御がうまくできなくなり、
勁くん自身が、熱や温かさ、人間らしさを取り戻していく過程は
とても読ませられ、魅かれました。

勁くんが自分のために怒ったり一生懸命でいてくれる宥さんに
褒められたい、守りたい、何かをしてあげたい、
そんな感情を抱いていく様は
無垢な子供が大切な存在を求めるようでもあり
同時に、ふたりの関係に熱と色っぽさを深めます(萌え!必見です)。

また、はじめは強制的に体の関係を持たされた宥さんが
獣のような勁くんの中に、無垢で無自覚な部分を見つけ
彼に惹かれていく姿はとても可愛くて癒されますが、
トレーナーとしての葛藤や
好きという言葉が勁くんに享受されていないと不安を覚える
すれ違うようなセックスシーンは非常に切なくて。

ラスト、励ますつもりの宥さんの言葉が
無自覚に勁くんを追い込むところで終わっていて、
早く続きが読みたくて、居ても立ってもいられません!
悪人が如何にも悪人らしいところも、とても面白い本作。
希望と熱の溢れるラストを祈りながら下巻を待ちたいと思います。

11

うわっ…

シンプルにとても面白かったっす…‼︎
設定も好きだしエロイしカッコイイ…。

数ヶ月前に発売された同じボクシングを題材にした他作家様(ウ○ハナ様)の作品も面白くてハマりましたが、こちらも良いですね〜続きが気になります‼︎
本当予告は嬉しいのですが16年冬とか待ち遠しい限りですね
〜首を長ぁぁくして、次作が読める日を楽しみに待っています。

素敵な作品をありがとうございました‼︎

3

本気で下巻全裸待機な良作

前作まではちょっと自分の好みには入らないかなと思っていた作家様でしたが、こちらの作品は違う!なんだか前作とガラリと描き方が変わったと思ったのはわたしだけでしょうか。かなり面白かったし、続きがすごーーく気になる。

ボクサー×トレーナーです。
表紙もそうですが、扉絵が大変にカッコ良くて美しい。

攻の白石勁(しらいしけい)は、外国人のような美しい容姿をしていますが、幼い頃の家庭環境から感情を持たないようになり、常に無表情の冷酷な男です。

受の御子柴宥(みこしばゆたか)はプロではあるけど自分のボクサーとしての可能性に限界を感じ、ボクサーからトレーナーに転身。ゲイであることにも負い目を感じひた隠しにしています。

乱闘騒動がきっかけで軽い気持ちで宥が勁をスカウトしたのがふたりの出会いです。
そして、勁が成人するまでの住む場所の確保と行動の自由と、宥がゲイであることをバラさないのを交換条件に始まった身体の関係。
寮に住むついでに始めたボクシングですが、勁はメキメキと頭角を現していきます。
異色の新人ボクサーの勁と、トレーナーの宥。そして身体を重ねるのも併せてふたりの距離は縮まっていき…。

なにが面白いかというと、勁の生い立ちや行動をゲーム感覚で表現し、展開しているところ。コントローラーを握っているのは、勁のなかの冷酷な無感情のショタ勁。
幼い頃からロクでもない家族のせいでロクでもない生活をしてきた勁は、喜怒哀楽の感情を殺し、無為に人生を送ってましたが、そんな中で出会ったのが宥です。
宥は、真面目で優しいけどゲイである自分を卑屈に思っていて、それを勁は利用したのですが、宥は勁にとってはイレギュラーで特別でした。
勁とは真逆で感情豊かな宥(←ギャグではない)は、弱味を握られながらも、勁のボクシングの才能を磨き、勁の為に笑い、泣き、怒り、そんな宥により、勁は自分の押し殺した部分を思い出させるようになります。

キャラが魅力的なのも高ポイント。
勁は無感情なだけに、無垢で素直なところがあります。宥に褒められたくてボクシングに励んだり、ナデナデしてもらいたくて頭を差し出したり、セックスは老獪なくせにキスは初心者とか萌えた。
無感情だったため、思ったことをストレートに宥に伝えるとこもツボです。今まで「必要」だったからしてきたセックスも、宥とはしたいと思う。宥に無体を働いた宥の元カレに怒りで殺意がわいたとか。本当に宥に対して限定で一直線なところがあります。
そんなところに惹かれていく宥も可愛くて。さわやか短髪スポーツマン受ってだけでかなり萌えるのに、男前なくせに勁の言動に赤くなったり恥ずかしがったりするのとかたまらんです。そしてセックスではエロい身体とか最強。
でもゲイであるということで根っこがネガティブなのか、他のジムから引き抜きの話がある勁の未来と、自分の勁への恋心との葛藤に悩まされています。

宥との出会いで、追いやった感情が戻ってきて、冷徹な部分の自分との均衡が崩れつつある勁。
勁には“愛”という感情に縁がなかったので、好きと言っても伝わらない宥。
セックスはするし、ボクサーとトレーナーとしても良い関係と見えますが、勁の危ない部分と、宥の弱くて寂しい部分が、ふたりの関係の雲行きを怪しくしながら次巻に続くです。

下巻では一波乱ありそうな予感がヒシヒシしますね。
勁のなかで、勁は宥の側にいたくて何でもしてやりたい→宥は勁に勝ってほしい→負けたら終わり→勝ち必須のデスマッチという考え方が危うい方向に向かってますし、宥が最も恐れる周囲にゲイバレフラグがたちまくってますから…。
ほしいものはお互いだけなのに、それがうまく伝わらない伝えられない切ない上巻のラストでした。

美しい絵に、ふたりの距離が近づく様子がよく伝わる丁寧な描写。勁の不安定さをゲーム感覚で表現する独特で斬新な展開。エロも最初から最後まで散りばめられているので◎
とにかく下巻が待ち遠しい作品。おそらく我慢できずに連載を追っかけてしまうであろう面白さです。
下巻は来年冬とか。1〜2年待つのが当たり前のBL界ではまぁ我慢できますが、発売延期とかはヤメテネ。

13

うまく言えないけど

すごく良かった

見せ方が本当に上手いんですよね
魅せ方?

茶鬼様もおっしゃってますが、続きは2016年の冬...
読んで後悔しました、いい意味で!!!
周りの人たちの不穏な動きや、本人たちの内面の強さと弱さが
このあとどう変化していくのか...
辛い展開になるだろうけど、なんかもう単純に続きが読みたい!



一ノ瀬さん、好きな作家さんなので
もっともっとこの方の作品が読みたいです
楽しみにしています

7

2巻は来年冬です(涙)

前作『JITTER BUG』でその評価を新たにした作者さんの新刊!
いや、何これ!!
めっちゃ惹きこまれます。
ボクサー設定という男臭い世界を意識してか、白黒の使い方に変化が。
若干青年誌っぽい作風(?)も取り入れて表現しているような~
しかし少女漫画っぽい部分もかすかに残し、尚且つ、主人公の一人である脳内の表現がユニークで。
そういった表現方法の変化も注目ですが、設定と主人公たちの関係においても単純でない複雑さがあり、ただのボクサーとトレーナーの物語で済まない展開を見せて、またしても目が離せないものが。
この作家さんにはもう、やられた!としか。。。
まだ1巻なんですよ(涙)来年冬まで2巻をまたなくちゃいけないんですね~
この1巻の段階で神評価してもいいのか、悩むほどに気になる。
予想しうる一番安易で甘い結末にならないことを願わずにいられないのだが・・・

ボクサーの家に生まれ、ボクサーになったもののその力に早々に見切りをつけて父親が会長をしているジムのトレーナーをしている宥(ゆたか)
そうした親への負い目から、ゲイであるということをカムアウトできず秘密にし誰にも知られたくないと思っている。
彼が恋人ともめているところに出会ったのが銀髪に青灰の瞳に白い肌の美しい男、なのにとても獰猛な勁(けい)だった。
彼の反射神経と強さに思わずスカウトすると、彼はジムにやってくる。
それは宿を求める為のボクシングへの興味も何もないものだったが、宥の説得に勁はゲイであることを取引材料にし、身体を奪う強迫に出る。
そんな関係をつづけながら、勁はプロテストに合格しボクサーとして歩み始めるのだが

ざっと主人公の関係の始まりはそんな感じなのではあるが
勁という人間!彼が一体どういう人物であるのか。
彼の生い立ちからくる感情のない冷徹な姿は、彼の子供の姿を模した脳内のシーンでそれを推し量ることができます。
彼がおいやった”感情”の部分が宥によって揺さぶられ、無感情の彼と葛藤している姿が、彼の変化だと思うのです。
宥はなんてスれてない人なんだろう。
まっすぐでまっとうで、無理やりの関係だったはずなのに勁の過去を知ったことでほだされていく。
勁の才能にもだろうけど、人間としての庇護欲も掻き立てられたのかもしれない。
しかし、それは「好き」という感情になって声にするのだけど・・・

ボクシングの世界の弱小と大手の力の差という現実も突きつけられながら
二人の関係も、特に勁の心の動きに注目したい。
彼は生まれ変わるんだろうか?
宥も自分の殻を破れるのだろうか?

シリアスとドラマティックとハラハラを与えながら、実に絶妙なバランスで魅せる作品でした。
まだ1巻だけど期待を込めて神つけちゃう!

22

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