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表題作蟷螂の檻 2

深山典彦,當間家に仕える使用人
當間育郎,若き當間家当主

その他の収録作品

  • 第6話 飯田行成
  • 第7話 松川さち子
  • 第8話 當間
  • 第9話 育郎と蘭蔵
  • 第10話 縋る

あらすじ

使用人は主をその腕に堕とした。父の遺言により、妾腹の兄・蘭蔵(らんぞう)が遺産を継ぎ、育郎(いくろう)はその権利を失った。表向きの当主として育郎は一族の娘・さち子を娶るが、半年が過ぎても夫婦の営みは始まらず、心は典彦(のりひこ)の快楽に依存したままだった。そしてある日、育郎は運命を迎える。父との辛い記憶が残る離れで泣き伏した育郎は、典彦と最後の一線を越えてしまう。結婚し、妻も家も守らなければならない……。しかし、もはや育郎の心も体も典彦を体の奥まで迎え入れることを求めていた―――。「指で探るでなくこの中の奥まで」

作品情報

作品名
蟷螂の檻 2
著者
彩景でりこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
シリーズ
蟷螂の檻
発売日
ISBN
9784396784003
4.3

(215)

(135)

萌々

(42)

(26)

中立

(9)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
20
得点
930
評価数
215
平均
4.3 / 5
神率
62.8%

レビュー投稿数20

幸せになれるのか

やっぱり典彦がヤバい奴ですよ。
坊ちゃんを支配したい、坊ちゃんが壊れるところが見たい、ということですよね。乱暴に言っちゃうと。
育郎が純真で尊いからこそ、壊したい。怖い。それも愛なのかもしれないけど。

典彦の何が怖いって、さち子に蘭蔵の子どもを生ませようとしたところ。
何を考えているのか。
跡継ぎをつくることが育郎のためになるからか。

さち子が性悪でなくてよかった。
でも彼女もこのままでは幸せにはなれないだろうから気の毒。
何とか育郎に縁切りしてもらわないと。

孤独な育郎は典彦に縋るしかない。
典彦がそう持っていったわけだけども。
育郎、典彦がそれで幸せならいいですが。
でもこの2人がこんなに早く体の関係を持つとは思わなかった。
まだ波乱がきますね。

で、蘭蔵が襲われた?!
健一がとばっちりを受けなければいいんだけど。
蘭蔵と健一には幸せになってもらいたい。

にしても、でりこ先生作品は受けの表情がエロい。
対して、攻めが無表情で受けを観察しているのがまたエロい。
もれなくつゆだくですしねw

0

どうしても欲しかったので

父酷い…_(:3 」∠)_

兄弟は、どっちも悪くないんだよなあ。ランゾウも、イクロウも、いっこも悪くないのに、周りを取り巻く大人たちが、彼らの未来を壊していく。ランゾウが喋れないのが痛い。

イクロウくん、当主(仮)としての役目は果たしていくタイプで、結婚したら子作りくらいは無表情でこなすのだと思っていたら、そこは地雷?なのか…?子が欲しくないのか、そもそも行為がダメなのか。そんな折、ランゾウをあてがわれそうになったりしてさち子がめちゃめちゃに不憫。さち子、涙は演技でなかった。今のところ唯一の希望

裏切ったカオってどエロいなあ…_(:3 」∠)_

萌では全然ないのですが、さち子が希望なので萌2にします。さち子…!

0

そこに愛はあるのか

2巻もますます昼ドラの様相。
最初に出てきた飯田の再登場はあるのでしょうか。
ただ育郎の学生時代を第三者から見た視点のために登場させたのではなさそうなので、キーマンになったりするんだろうか…気になります。

妻に迎えたさち子がそのうち闇堕ちするんじゃないかとハラハラしちゃいました。
育郎が幼少期からずっと不憫すぎるので、良心的な存在が側に居て欲しいなとは思うんだけど、状況的に難しいかな。

典彦の感情が読めなくて、育郎への愛情が確かなものなのか分からなくてモヤモヤする段階です。
育郎にとって縋るべき人物なのか、否か…まだ判断出来ず。

そして不穏なラスト。一体何なんだー。
萌えはほとんど無いのですが、作品としての面白さはかなり高いと思い、☆4つの意味で萌2にしました。

1

ますます怖いことに。

典彦、罪な男。

ますます恐ろしいことになって。
育郎は何も相続してないし子供を作る必要もなかったなんて。
ただ家を守り母の言いつけだけを守ろうと。

そして父はなぜ育郎をあそこまで蔑ろにしたのか、なんとなく分かってしまって。
誰か育郎に教えてあげたら良かったのに。母の行動を。
そしてさっさと逃げれば良かったのに。

あの時代で子供では無理だろうけど。
家という檻に閉じ込められたみんな。
大学時代に誰かにさらわれてくれていたら。

もし育郎の妻が蘭蔵の子供を宿したらますます怖いことになるよ!典彦!どうしたいの?

0

怖いもの見たさで…


1巻を読んでレビュー後、間を開けず2巻を読みました。

やっと動き出したか…と、思ったのもつかの間。
もう嫌な予感しかしません。

黒塗りのトーンが多いせいか、ずっと暗い雰囲気です。

1巻ではどちらの兄弟がメインか少し分かり辛かったのですが、今回のお話は育郎メイン。
考えてみれば表紙が育郎なのでそりゃそうか…と思うのですが、私はどうしても兄の蘭蔵が気になります。

今のところ誰も幸せになれてないし、過去やしがらみで苦しそう…。

途中、育郎がトントン拍子に結婚してしまってからは戸惑いました。
使用人である典彦の思惑も少しずつ解明されますが、まだ理解できず憶測しかできません。
腹黒なのかどうかもまだ判断がつきません。

ハピエン好きの私は耐えられるか分かりませんが、気になるところで2巻が終わるので、次巻も怖いもの見たさで購入します…。

0

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