【電子限定書き下ろしSSつき】【イラスト入り】
いやぁ、最高の夜明けが待ってました!
が、夜が長すぎて途中かなり辛かった…!
久史が独特すぎて全っ然理解できませんでしたw
もはやマイペースなんていう生やさしいものではなかった!
もちろん久史にもいろんな葛藤があってのことなんだけど、「ひどい!もうヤメテ!!」って何度思ったことか。
黄辺がやっと、やっと、久史を受け入れて、
久史を愛していたいという自分も受け入れて、
あれ?甘やか展開はナシか…?と思わせてからの
ラスト2エピソード。
悶絶しました♡
長すぎる夜からの朝のまぶしさよ。
すごい話だったなぁ。志波がこれだけ変わってるタイプの人間とは前に出てきた時は思わなかったが…。愛する事がわからない男とそんな彼を愛さずにはいられない男の長い長い物語。最後のあれ、もう愛の告白だよね。愛してるの気持ちが言えないだけでもう愛してるんだよ。黄辺はよく頑張った。期待する気持ちもうっすら持ちながら、期待しないようにして。ひたすら彼の事を愛して。ついに愛を教えたんだろと思った。この2人はもっと先が読みたいなぁ
ムシシリーズの「愛の本能に従え!」に登場した攻めの従兄弟と幼馴染のセフレ?カップル。前作ではめちゃくちゃ性格悪そうで軽そうな印象の2人でしたが、今作では激重な心理描写にビックリ。
読み始めたら涙が止まりません。
人を愛せない攻めに振り回される受け。
心理描写がていねいで深くて素晴らしいです。
中盤はバドエンだったら嫌だなあと不安になりましたが、予想の上をいく素晴らしいラストでした。
タイトルの「夜明けを待て!」も話にピッタリで凄く良かったです。
シリーズで兜のことを最も理解不能な男だと思っていましたが、違う方向性で理解不能な男が現れてしまいました。兜はお笑い枠として勝手に納得してたけど、志波…今回主役2人とも全く言葉を尽くそうとせず、とくに志波は電波系俺様のタチの悪さが本当にクズヤロー。黄辺がクズヤローと言ってくれた時にヨシっと思うほどだったのに、黄辺も黄辺で志波を好きでい続けるもんだから…幸せだそうなのでいいけれど。
主役2人に惹かれる点がないとBL小説は読んでいてまま苦痛だし、小説としても会話による説明で物語進行しすぎに感じて好みではなかった。
極め付けは電子限定SS「朝の終わり、日は真南」。自分は電子書籍を購入しているので読んだけど、限定収録やおまけペーパーの類で話の解釈が変わるほどの重要情報を出してくる商売の仕方は好きではない。
中立〜萌