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ときにはひとりで、やっぱりふたりで ~メス花歳時記~

toki niha hutari de yappari hutari de mesu hana saijiki

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表題作ときにはひとりで、やっぱりふたりで ~メス花歳時記~

江南耕介,K医科大学付属病院,消化器外科医
永福篤臣,K医科大学付属病院,法医学教室員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

嫁を世界一溺愛する男・江南と、可愛くも頼もしい嫁・篤臣。シャレード文庫のロングセラー「右手にメス、左手に花束」、通称「メス花」シリーズ、春夏秋冬・日常編。二人寄り添って積み重ねていく、かけがえのない日々をお届け!

作品情報

作品名
ときにはひとりで、やっぱりふたりで ~メス花歳時記~
著者
椹野道流 
イラスト
鳴海ゆき 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
右手にメス、左手に花束
発売日
電子発売日
ISBN
9784576220260
3.8

(6)

(2)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
23
評価数
6
平均
3.8 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数5

幸せ溢れる2人

実は本編読んでないんですが、どうしても気になって読んだら大当たりでした✧*。
篤臣と江南の小気味いい会話が心地よくて楽しい。真っ直ぐに篤臣を褒める江南はかっこいいし、不器用ながらも想いを言葉や態度にこめる篤臣は可愛い。仕事に誇りを持ち互いに尊敬してるのも素敵。そして共に生きていく中で、日々を大切に、同じ目線で過ごす2人がたまらなく愛しい。2人の幸せに泣きそうでした。
どのお話も良かったけど、「君と旅にでる」は愛が溢れていて大好きでした。本編も読みます!

4

13巻目は 分冊版「春夏秋冬の短編」の合本 

挿画担当:鳴海ゆき 
イラストのタッチが違うので、表紙で気付けなかった。あとがきを先に読んで気づいた。
2021年から2022年にかけて分冊版で出たSPメス花 春夏秋冬の短編の合本に書き下ろしを追加。
・・全く同じじゃないけど、今から買うなら、この本。
意図して「コロナ禍」は盛り込まなかったそう。

春夏秋冬の行事に因んだ短編と料理。二人は、ずっと仲良し。
篤臣は江南の好みをしっかり江南の母から聞いて パートナーの胃を掴んでいる。
ずっと仲良しの二人の様子から 同性婚について考えさせられた。

今現在発刊の「メス花」は、この巻が最終。
シリーズ内の関連作
 「お医者さんとガーベラ」
 「茨木さんと京橋君」
 「楢崎先生とまんじ君」
 「楢崎先生んちと京橋君ち」
・・をこれから読んでみたい。

0

メス花シリーズの短編集

長ーく続いている同棲バカップルのお話。医者(消化器科外科)×医者(法医学室)なのでめちゃくちゃ頭良いですけど。2人でお弁当持ってお花見に行ったり、冬至のご馳走は何にしよう、とか昔ケンカした場所に出かけてリベンジしよう、とか平和な日常のお話ばかりで、漫画の「きのう何食べた?」みたいな雰囲気です。

2人の上司や担当部署の教授は部下の惚気を延々と聴いてあげる優しい人達です。もちろん休憩時間にだけど。篤臣は相変わらず自覚無しで周りに惚気まくってます。べらんめえ口調でクールに見えて情は厚い。言葉がキツくても行動が甘い。人はそれをツンデレと言う。「宇宙一愛してる」とかぬかす攻めの江南といつまでもラブラブバカップルでいてほしい。

楢崎先生の登場回数が多いです。知的なクールビューティーですが、篤臣にとってロクなことを言わない悪友というポジション。命の恩人だから逆らえない所もある。リンク作で天然年下ワンコ攻めのまんじ君にトロトロな感じにされてる楢崎先生も再読したいと思いました。家のどこかをひっくり返せば出てくるはず。

しかし時系列順がよくわからない。とてもスカした感じの楢崎先生、まだまんじ君には出会っていないように見えます。篤臣達カップルもまだ二十代のようなので同期の楢崎先生も運命の出会いの数年前と思われます。

3

四季折々の2人の日常を楽しめます

本シリーズは
消化器外科医と法医学教室所属医師のお話です。

2人の四季折々の日常を描いた短編集になります。

春のお話を簡単にご紹介します。

受様と攻様は医大時代からの同級生です。

K医科大学付属病院に勤務し、
受様は法医学教室で鑑定意医として
攻様は消化器外科医として多忙な日々を送っていました

が、時を同じくして
2人の上司が部下の勤務体制について大きな進路変更をし、
「きちんとした休日」が設定されたのです。

今までは週末だろうと祝日だろうと午後一時までは
受様は司法解剖に即時対応するようにしなくてはならず
攻様も担当する患者の急変や急患でいつ呼び出されても
いいように常に身構えていたのです。

2人とっては就職して以来
ずっとそれが当たり前の状態でしたが
「よほどのことがない限り呼び出しがかからない休日」が
月に数日できただけで気分的にもずいぶん楽になりました。

そし今日は2人ともがそんな安らかな土曜日で
2人は惰眠を貪っていましたが
攻様の提案で花見をすることになります。

攻様は1泊で遠出もいいと思いますが
受様は遠くへ行くならちゃんと予定を立てたいと言い
今日は弁当を持って花見に出かけることになります。

はてさて2人はどんなお花見を楽しむのでしょうか!?

昨年電子書籍で先行配信されていた
四季それぞれをテーマにした短編「SPメス花」4話に
書き下ろしを加えての書籍化になります。

あまり電子書籍を読まない為
どうしようかと迷っているうちに1年が経ち
いつものように紙書籍で手にしました。

春は2人が目的地を決めずに花見に行くお話、
夏は攻様が読め自慢をしなくなるお話、
秋は「○○の秋」に絡めたお話、
冬は冬至のお話になります。

短編なので何かが起こってドタバタというよりも
2人が日々の暮らしの中で感じている事、
考えている事が溢れて見えるお話で

いつものお話よりは短いけれど
同人誌よりは長めで面白かったです (^O^)/

椹野先生は今年でデビュー25周年だそうです♡

色々なシリーズを書かれていて
脇キャラが次々とスピンオフ作の主役になって
それぞれの恋バナを楽しませて頂いていますが

出版社を超えて他作に登場して
メインシリーズ以外でのキャラの横顔なども楽しめ
新作が出るたびにワクワクさせて頂いています。

デビュー作のWHの続きもそろそろ読みたいです!!

4

安定の2人

もう、ほんとにパートナーというか、同性婚が認められてたら、安定の二人です。

なんのことは無い日常を過ごしつつ、ちょっとした出来事やハプニング、春夏秋冬を過ごす二人が羨ましい(苦笑)

篤臣、江南以外にも、サイドストーリーでは楢崎や京橋も同性CPとして活躍?しているのですが、K医大は素晴らしく働きやすい職場なんじゃないだろうか。

シリーズ最初からすると随分と変わってきたな、と思いますが、それも歴史なんでしょうね。イラストも今風になってきました。

ドラマCDを入手したので、これからそちらを聞いて行こうと思います!

1

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