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小春も可愛いけど、そういうお前がもっと可愛い
いさしぶりにメス花シリーズを読みました。
最近は楢崎さんちや、いばきょーのシリーズばかりでご無沙汰していたので遅ればせながら読みました。
相変わらず熱くて甘い二人で読んでいてホッとします。
1巻目から追いかけてるとなんだか友人のカップルのようで近況が気になり、そうか怪我したんだ大したことなくてよかったなとか、文鳥の飼育で思わず子育てのことを考えたり、ヒナにヤキモチ焼いたりと、結局初めから最後まであっつい惚気を聞かされたようで一層仲良しで佳きかな佳きかなと独り言を言いたくなるお話でした。
まさに『病める時も健やかな時も』を守って伴侶を大切にする二人がうらやましくなります。
時系列的にはこの巻でもまだ楢崎さんや京橋さんたちは運命の出会い前なんですね。
お腹を空かせたヒナを見て語った言葉が楢崎先生のその後を暗示していて、あちらを読むとそういうことかと納得できます。
生い立ちからきているようですが、そんなことから人生を変える出会いが待っているとは分からないものです。
いつか時系列が追いついたら3カップル絡んでの展開もありかな、でも忙しすぎるかなと密かに心待ちにしています。
今巻の題名、乱入者とは文鳥の雛。
江南は患者の手術の同意を得る為、文鳥の雛を退院まで預かることになる。
飼い主から雛の名付け権を得て、「小春」と名付ける。
篤臣が主に面倒を観るのだけど、篤臣に懐いていく文鳥が可愛い。
文鳥を預かり、家族を失った人の気持ちを知る篤臣。
仕事中に篤臣が階段から落下、肩を脱臼。
ギブス着用の間、小田教授が江南の仕事を減らす配慮を下す。
家事が出来なくなった篤臣の代わりに、江南は奮闘。
江南は、篤臣が自分以外をかまうことが許せない、
文鳥の世話にもヤキモチを焼く江南、篤臣はペットを飼えない事に気付く。
人物のモデルが実在するのかと思うと、起きる一々が面白い。
シリーズを一冊ずつ読んで、忘れないうちに内容をメモして残したいけれど、
読書が先、書く暇が惜しいほど面白い。
11冊目となっていますが、
この本だけ読んでも大丈夫な内容でした。
初めて読む人、何もわからなくても読めるので安心してください。
内容は、あらすじのまんま。
レビューで詳しく書くと面白味が薄くなっちゃうため、ここはこの小説をじっくりと読んでもらったほうがきっと楽しめるでしょう。
今年の漢字は【安】でした。
この小説にぴったり。
・安らぎ
なんだかほのぼの癒される小説でした。
これは12冊目発売されると買ってしまいますね。
シリーズが続いている理由がなんとなくだけどわかったような☆☆☆
これからもずっと仲良く暮らしてほしいですね。江南くんと篤臣くん。
今回は、入院して手術する患者のたった一人?の家族になろうとしていた文鳥の雛を預かる、という珍事件から、篤臣がまたしても怪我をしてしまって江南があたふたする、という小ネタ回。
まぁ、今までのお話の中でも、ペットを飼ったら嫉妬すると豪語していた江南ですが、自分で厄介ごとを持ち込むとは(笑)
文鳥の雛の餌やりやお世話を篤臣がすることになるんですが、小動物にかける優しさや愛情は、江南に向けるそれとは違うようで、やっぱりヤキモキ焼いちゃいます。そのやりとりも、もう定番で安心して見守ることが出来ます。
そして、怪我をした篤臣のために、前に虫垂炎で入院した時には患者を優先した江南が、周囲にお願いして篤臣のサポートをするんですが、それが前回患者を優先した時の後悔?からの気持ちで、彼が何よりも篤臣を大事にしているというのがわかったエピソードでした。
疑似子育てのような文鳥との生活でしたが、彼らは文鳥を返した後、寂しくもあるものの、やはり二人でいいや、って結論づけます。
そんなやり取りが自然に出来るのは良いですね。
しかし何でだろ、表紙の二人は指輪してないんですね。本編でそういうエピソードがあるのかと(以前には落として無くしちゃうことあったし)思ったけど、何も無し。
うーん、ちょっと違和感。