特典

  • 離れていても、隣にいても  書き下ろしペーパー 特別なランチ

離れていても、隣にいても 書き下ろしペーパー 特別なランチ

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商品説明

文庫発刊記念・フェア対象店限定配布書き下ろしSSペーパー
B5版片面モノクロ印刷
久々に2人そろって休暇となった週末の出来事になります。

作品情報

作品名
離れていても、隣にいても 書き下ろしペーパー 特別なランチ
著者
椹野道流 
イラスト
鳴海ゆき 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
離れていても、隣にいても(フェア参加店のみ)
3.5

(2)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

嫁の篤臣が男性で、よかったです

本編での大阪出張から江南が戻って日が浅い、ある週末のこと。一人こもったキッチンで篤臣が作っていたのは、なんと江南のお母さん直伝のシチューでした。小さい頃からの好物に、江南は放っておかれた不満など吹き飛び、「ええ嫁もろた」としみじみ喜びます。

江南家のシチューの具は、ぶつ切りの鶏肉と大ぶりに切った野菜。バターと小麦粉でとろみをつけてあり、牛乳は入れないのだそうです。『シンプルだが滋味深いスープには、鶏肉と野菜の味が溶け出していて…』の描写に、なるほどと思いました。牛乳はレバーの臭み消しに使われるくらいなので、味成分もかなりマスキングされてしまうのでしょうね。シチューには牛乳を入れない方が、素材の味をダイレクトに味わえそうです。その分、素材の良さが求められ、江南のお母さんは鶏肉も野菜も良いものを使っていたに違いありません。ちゃんこ鍋屋のおかみですからね。

それにしても、篤臣はなんて優しくて気の利くお嫁さんでしょう。江南が実家に泊まったことで、お礼の電話をするなんて。そして「時間があったら息子に好物でも作りたかった」と言ったお母さんの気持ちを汲んで江南の好きなシチューを作り、自分もお前の思い出の味を食べてみたかったから、と江南に対してもさりげないのです。出来すぎです(笑)。
でも、ちっとも嫌な気持ちになりません。むしろ、江南への愛があふれてるな、と微笑ましくなります。微笑ましいのだけれど、もし篤臣が女性だったら…。途端にモヤモヤしてしまう気がします。篤臣が男性でよかったです。そんな想像は要らないことなのでしょうけれど、料理を作ったり、掃除洗濯をしたり、一生懸命江南の世話を焼く篤臣を微笑ましく見ていられるのは、やっぱり男同士のカップルだからだなあと、つい思ってしまったのでした。

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ゆったりした休日の過ごし方

本品は『離れていても、隣にいても』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
2人そろった週末の出来事になります。

とある週末、
珍しく2人ともに呼び出しがかからず
2人はこれは貴重な機会と
とことん自宅でことにします。

しかし、
篤臣はキッチンにこもってしまい
いちゃついて映画でも見たいと
江南にはいささか不満です。

しかも普段なら
江南に手伝いを命じる篤臣が
キッチンへの出入りを禁じてきたので
更に江南はつまらさを募らせます。

かれこれ1時間余り
リビングに放って置かれた江南は
ゴロゴロと寝ているしかするが
ありません。

ごねる江南にキッチンから
顔を出した篤臣は最後の"待て"を
言い渡し…

B5サイズ片面にて
2人の休日風景が描かれています。

篤臣が作っていたのは
江南の母親が良く作ってくれた
江南の大好物でした。

篤臣は江南の母から
レシピをきいてはいたものの
江南母の調味料は自分量といわれて
再現具合いに自信がないようですが

深皿にたっぷり盛られたシチューは
江南にはとても懐かしい味で
江南はウマイウマイとかき込みます。

篤臣は江南の大阪出張の折りの
お礼電話をしていたらしく、

その際に母がもっと時間があったら
江南の好物を作りたかったのにと
残念がっていたから
自分が作ってみたと言うのです♪

江南が「いい嫁もろた」と
しみじみする幕引きまで

夫夫の仲の良さを見せつけられた
ほのぼのラブリーなSSでした。

のんびりゆったり
素敵な休日の過ごし方ですね。

※他店舗特典(レビュー済)
コミコミ特典はチャリティーバザーの
準備中の出来事になります。

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