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右手にメス、左手に花束(4) 夜空に月、我等にツキ

yozora ni tsuki wareta ni tsuki

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表題作右手にメス、左手に花束(4) 夜空に月、我等にツキ

江南耕介.消化器外科医
永福篤臣,法医学教室助手

その他の収録作品

  • 愛する人よ、その指で

あらすじ

シアトルに移り住んで一年が過ぎようとする年末。江南の実家に帰省することとなり、篤臣は勘当されたままの江南と家族を仲直りさせようと心を砕く。ところが、江南の母がギックリ腰でうごけなくなってしまい、二人は家業のちゃんこ鍋屋を手伝うことに。手際よく接客をこなし、客にも大人気の篤臣に対し、江南は無愛想で役立たず。篤臣に馴れ馴れしくした客にキレた江南は、父親に怒鳴られて店を飛び出し行方不明に!その行き先はナント!書き下ろしは、クリスマスイブに「初めての共同作業」をする二人の様子が垣間見られるラブラブ短編。

作品情報

作品名
右手にメス、左手に花束(4) 夜空に月、我等にツキ
著者
椹野道流 
イラスト
唯月一 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
右手にメス、左手に花束
発売日
ISBN
9784576041483
4.2

(10)

(5)

萌々

(2)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
42
評価数
10
平均
4.2 / 5
神率
50%

レビュー投稿数4

メス花シリーズ4作目

江南親子の問題も一区切り。篤臣は気になってたんだろうな〜江南が好きだから仲直りしてほしいし、蟠りを無くしたい。
最初は篤臣1人奮闘してて江南にイラッとしたけど、篤臣ママの助言もあって素直になれて良かった。篤臣の存在の大きさ、江南には感謝してほしい。篤臣が男前でかっこよかった。
親目線でみても、しみじみと良かったなぁと感動でした。新たな親子関係も上手くいきそうで何より。

2人のクリスマスは江南が浮かれてたな〜篤臣の為でもあるけど、ちゃんと付き合う篤臣がエラい!益々仲の深まった2人に拍手パチパチ(。>ω<ノノ゙

0

立派な嫁に

シリーズ4作目ですが、最初の大事件(江南が無理やりやらかしたヤツ)以外は二人の関係が深まりながら、お互いのことを思いやり、情を深めていくエピソードが主軸になっています。

前作で、江南の両親にもカミングアウトしたものの、勘当されてしまいました。けど、篤臣の機転?根性?で誠実な思いを江南両親にも伝えたことで、篤臣はパートナーとして認められた存在になったのでした。
この巻では、年末年始に日本に帰国して、お互いの実家に行くこと、江南家では関係修復をすることを目的に帰国しますが…

いやぁ、ホントに篤臣は江南には出来すぎたパートナーです!!
江南の勢いや思いの長さ、大きさにほだされた感がある篤臣でしたけど、今となっては篤臣の方も江南にぞっこんというか、本当に大切な伴侶、家族になってるんですよね。

ひとつひとつのエピソードは、そんなに凄い事ではないものの、どんどん読み進めてしまうのは椹野さんの筆力なんでしょうかね。

私は普段から続編を読みたい派なので、こういった長編は好きなんですよね〜

0

ラブラブ夫婦

シアトルに移り住んで一年がたった年末、篤臣は勘当されたままの江南と両親を仲直りさせるために帰省をもちかけた。
篤臣に説得され、年末実家に戻ることを決意する江南。
しかし江南の家であるちゃんこ屋について早々、江南の母親であるおかみさんがぎっくり腰で倒れてしまった。
急遽ちゃんこ屋を手伝うことになった二人。手際よく接客をこなす篤臣とは対称的に篤臣に絡む客にキレた江南と父親の大げんかに発展してしまい……
果たして江南は親と和解することができるのか?!

江南の両親との本当の意味での和解編。
とりあえず今回一番のヒット発言は名言「暴れん坊奥さま」です。
江南ったら!!

それはさておき旦那の実家でも篤臣はいい嫁っぷりを披露してくれます。
さりげなく旦那を立てつつ家事は万能で実家とのおつきあいも完璧だなんてお前!!
そして江南は篤臣ママと仲良し。

男のロマンに忠実な江南は今回もプチ裸エプロンを初め色々やらかしてくれています。
本当に紙一重だな!!色んな意味で(笑)

読み切りは二人のささやかなクリスマスパーティ編。相変わらずラブラブでした。
もうお腹いっぱいです。

0

『メス花』シリーズ4作目。

前巻に引き続いてシアトル留学中の2人。この2冊はもうすでに医者ものじゃなくてホームコメディですよ。いえ、それが悪いってわけではないんですけどね。

表題作のメインは、江南(攻)の両親との関係修復です。篤臣(受)が、勘当された江南と両親の仲を何とかしようと、江南を説得して2人で帰国して里帰りするんですね。

いろいろトラブルを乗り越えて、江南の親子関係も、そしてそれぞれの伴侶の親との関係も、なんとか一段落。

表題作も、クリスマスを描いた短編も、とにかく江南の『男のロマン(なのか!?)』がこれでもか、と詰まってました。コイツはいつもこんなこと考えてんのか・・・

しかし、江南が最初とはすでに別人になってます。もともと好きじゃないんですが、変わってもあんまり好きなタイプじゃないなあ、となんか残念です(でもこちらの方がず~っとマシですよ)。
篤臣は、口の悪さ以外は男前なところも含めて、結構好きなんですが。

これはホントに、私にとってなんとも評価に困るシリーズです。すごく好きな部分と、絶対ダメな部分が、分かちがたく絡み合ってて、トータルではなんとも言い難いんですよね。
私、シリーズものはたいてい『シリーズ通して評価させて欲しい!』と思う方なんですが、これに限っては1冊ごとでないと評価できません。

この巻は・・・バカップルぶりも家族とのあれこれも、ちょっとくどくて疲れました。

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